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32.偉央の泣き言と結葉の内緒ごと
捕まえたりしないから、どうかもう一度だけ
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最初は離婚届と小切手だけを入れて山波想宛に送るつもりだった偉央だ。
だけど結局、未練がましく結葉宛の手紙まで添えてしまった。
「結葉……」
結葉がマンションを出て行ってからずっと、偉央は家で眠れなくなってしまった。
あれから何度か自宅に着替えを取りに行ったりしたけれど、本当にそれだけ。
マンションの玄関扉を開けた時、
「お帰りなさい、偉央さん」
そう言って、ぎこちなく微笑んでくれる結葉が家にいないことが、こんなにも堪えるとは思わなかった偉央だ。
足枷で無理矢理家に繋いでいた時でさえ、結葉は偉央が戻れば今にも消えてしまいそうなギリギリの淡い笑顔を一生懸命作って……それでも震える声で「お帰りなさい、偉央さん。お仕事お疲れ様でした」と労ってくれた。
玄関を開けた時に香る暖かな夕餉のにおいと、華奢な体躯を抱き寄せた時、結葉自身から仄かに薫る甘やかな芳香。
それは彼女が使っていたボディソープやシャンプー由来のものだったのかもしれないけれど、偉央は結葉から立ち昇る、女性らしいその香りが大好きだった。
本来ならば、偉央自身、家事をするのは嫌いではなかったはずだ。
なのにどうだろう。
――家に結葉がいない。
ただそれだけのことで、こんなにも何もする気になれなくなるなんて、思いもしなかった。
結葉が望んだように、子供でももうけておけば、良かったのだろうか。
〝子は鎹〟とよく言うけれど、もしかしたら子供を作っていれば、足枷なんかより強力な枷になって、偉央の元へ結葉を繋ぎとめてくれたんじゃないかと、今更のように思ってしまう。
愛する女性との二人きりの生活を乱されるのが嫌で、結葉からの〝子供が欲しい〟という願いを、再三に渡って無下にし続けてきた偉央だったけれど。
こんな風に結葉を失って一人きりにされてしまうくらいなら、子供に乱されながらも彼女がそばに居てくれる生活の方が何百倍も何億倍も〝マシ〟だったんじゃないかと思ってしまった。
(――ま、今更考えても詮無いことだ……)
そう思いはするのだけれど、気が付けば一人悶々とそんなことばかり考えてしまっている。
薄暗がりの中。
最近ずっと、寝泊まりに利用している『みしょう動物病院』待合室の長椅子に一人ぼんやり横たわって、偉央はあれこれと物思いに耽る。
朝と昼だけは辛うじて何とか口に出来ている偉央だけれど、夜は何も食べる気になれなくて、結葉が出て行ってからというもの、まともに夕飯を摂っていない。
なのに夜も別に空腹に悩まされることもないし、朝だって殆ど義務のように身体を動かすための〝燃料〟として食事をしているだけの偉央だ。
仕事に支障が出ない程度に、と惰性で食べているに過ぎない〝食べるという行為〟は、当然何の味も感じさせなかった。
気が付けば、無性に結葉が作ってくれたご飯が恋しくなって。
別れる前にもう一度だけ。
彼女の手作り料理を味わいたいなと思ってしまった偉央だ。
そんなことを考えていたからだろうか。
まるで泣き言みたいに結葉へ手紙を書いてしまっていたのは。
最初は書くだけで満足しようと思ったそれを、気が付けば離婚届などと一緒に送付してしまっていて。
(結葉はあの手紙を読んだだろうか)
「読まれたい」という気持ちと、「あんな恥ずかしいもの、読まずに捨てて欲しい」という気持ちが、偉央の中でグルグルと無限ループを繰り返している。
そこへ、「結葉なら捨てずに読んでくれるはず」という願望と、「逃げるほど嫌われたんだから希望を抱くだけ野暮だろ?」という諦観までもが入り乱れて錯綜するから、眠らねばならないのに目が冴えるばかり。
ブラインド越し。
外から建物の外観を――と言うより壁面に描かれた文字を――照らすように灯しているライトの灯りが待合室を仄明るく照らしていて。
真っ暗ではないから余計に眠れないのだろうかと、偉央は小さく吐息を落とした。
「結葉……」
(捕まえたりしないから、どうかもう一度だけ)
(あの控えめな優しい声音で、「偉央さん」と名前を呼んで、僕に触れてくれないだろうか)
***
「想ちゃん。私、今日はちょっとだけ街へお買い物に出てみようかなって思ってるの」
朝。
いつものように想にお弁当を手渡しながら結葉が言って。
想は思わず「……平気なのかっ?」と差し出された弁当の包みごと結葉の手を握ってしまっていた。
そのことにハッと気づいて慌てて想が手を離したら、結葉も驚いたように手を引いて。
――ゴトッ!
鈍い音を立てて二人のちょうどド真ん中。支えを失った弁当が垂直落下した。
「お弁当っ」
「俺のっ」
二人同じように言って、慌てて手を伸ばしてかがみ込んだら、額同士をゴチンッとぶつけてしまう。
結果、今度こそ二人同時に「痛っ!」「痛っ!」と声が出た想と結葉だ。
結局弁当は想が拾い上げて、結葉は髪の毛の下、ほんのり赤くなった額をさすりながら「想ちゃん、ごめんね」と眉根を寄せた。
「バーカ、お互い様だろ」
前髪が短めだからだろうか。
想の額がほんのり赤くなっているのが見えて、結葉は自分も見えないだけで同じだろうなぁと思って。
「うん、頭もなんだけど……お弁当も」
想の手にした包みを指差したら「ああ、中身の心配?」とククッと笑われた。
「多分大丈夫だろ」
想がそう太鼓判を押すのには、ちゃんと根拠がある。
結葉が作る想のお弁当は、想にたくさん食べさせたいという思いが一緒に入れてあるみたいに、中身が結構みっちり詰まっているから。
恐らく垂直落下したぐらいでは寄り弁になんてなっていないだろう。
それでもやっぱり作り手としては、中の様子が気になるらしい。
「でも……一応どうだったか教えてね」
言い募るように眉根を寄せる結葉に、想は「了解」と言ってもう一度ククッと笑った。
だけど結局、未練がましく結葉宛の手紙まで添えてしまった。
「結葉……」
結葉がマンションを出て行ってからずっと、偉央は家で眠れなくなってしまった。
あれから何度か自宅に着替えを取りに行ったりしたけれど、本当にそれだけ。
マンションの玄関扉を開けた時、
「お帰りなさい、偉央さん」
そう言って、ぎこちなく微笑んでくれる結葉が家にいないことが、こんなにも堪えるとは思わなかった偉央だ。
足枷で無理矢理家に繋いでいた時でさえ、結葉は偉央が戻れば今にも消えてしまいそうなギリギリの淡い笑顔を一生懸命作って……それでも震える声で「お帰りなさい、偉央さん。お仕事お疲れ様でした」と労ってくれた。
玄関を開けた時に香る暖かな夕餉のにおいと、華奢な体躯を抱き寄せた時、結葉自身から仄かに薫る甘やかな芳香。
それは彼女が使っていたボディソープやシャンプー由来のものだったのかもしれないけれど、偉央は結葉から立ち昇る、女性らしいその香りが大好きだった。
本来ならば、偉央自身、家事をするのは嫌いではなかったはずだ。
なのにどうだろう。
――家に結葉がいない。
ただそれだけのことで、こんなにも何もする気になれなくなるなんて、思いもしなかった。
結葉が望んだように、子供でももうけておけば、良かったのだろうか。
〝子は鎹〟とよく言うけれど、もしかしたら子供を作っていれば、足枷なんかより強力な枷になって、偉央の元へ結葉を繋ぎとめてくれたんじゃないかと、今更のように思ってしまう。
愛する女性との二人きりの生活を乱されるのが嫌で、結葉からの〝子供が欲しい〟という願いを、再三に渡って無下にし続けてきた偉央だったけれど。
こんな風に結葉を失って一人きりにされてしまうくらいなら、子供に乱されながらも彼女がそばに居てくれる生活の方が何百倍も何億倍も〝マシ〟だったんじゃないかと思ってしまった。
(――ま、今更考えても詮無いことだ……)
そう思いはするのだけれど、気が付けば一人悶々とそんなことばかり考えてしまっている。
薄暗がりの中。
最近ずっと、寝泊まりに利用している『みしょう動物病院』待合室の長椅子に一人ぼんやり横たわって、偉央はあれこれと物思いに耽る。
朝と昼だけは辛うじて何とか口に出来ている偉央だけれど、夜は何も食べる気になれなくて、結葉が出て行ってからというもの、まともに夕飯を摂っていない。
なのに夜も別に空腹に悩まされることもないし、朝だって殆ど義務のように身体を動かすための〝燃料〟として食事をしているだけの偉央だ。
仕事に支障が出ない程度に、と惰性で食べているに過ぎない〝食べるという行為〟は、当然何の味も感じさせなかった。
気が付けば、無性に結葉が作ってくれたご飯が恋しくなって。
別れる前にもう一度だけ。
彼女の手作り料理を味わいたいなと思ってしまった偉央だ。
そんなことを考えていたからだろうか。
まるで泣き言みたいに結葉へ手紙を書いてしまっていたのは。
最初は書くだけで満足しようと思ったそれを、気が付けば離婚届などと一緒に送付してしまっていて。
(結葉はあの手紙を読んだだろうか)
「読まれたい」という気持ちと、「あんな恥ずかしいもの、読まずに捨てて欲しい」という気持ちが、偉央の中でグルグルと無限ループを繰り返している。
そこへ、「結葉なら捨てずに読んでくれるはず」という願望と、「逃げるほど嫌われたんだから希望を抱くだけ野暮だろ?」という諦観までもが入り乱れて錯綜するから、眠らねばならないのに目が冴えるばかり。
ブラインド越し。
外から建物の外観を――と言うより壁面に描かれた文字を――照らすように灯しているライトの灯りが待合室を仄明るく照らしていて。
真っ暗ではないから余計に眠れないのだろうかと、偉央は小さく吐息を落とした。
「結葉……」
(捕まえたりしないから、どうかもう一度だけ)
(あの控えめな優しい声音で、「偉央さん」と名前を呼んで、僕に触れてくれないだろうか)
***
「想ちゃん。私、今日はちょっとだけ街へお買い物に出てみようかなって思ってるの」
朝。
いつものように想にお弁当を手渡しながら結葉が言って。
想は思わず「……平気なのかっ?」と差し出された弁当の包みごと結葉の手を握ってしまっていた。
そのことにハッと気づいて慌てて想が手を離したら、結葉も驚いたように手を引いて。
――ゴトッ!
鈍い音を立てて二人のちょうどド真ん中。支えを失った弁当が垂直落下した。
「お弁当っ」
「俺のっ」
二人同じように言って、慌てて手を伸ばしてかがみ込んだら、額同士をゴチンッとぶつけてしまう。
結果、今度こそ二人同時に「痛っ!」「痛っ!」と声が出た想と結葉だ。
結局弁当は想が拾い上げて、結葉は髪の毛の下、ほんのり赤くなった額をさすりながら「想ちゃん、ごめんね」と眉根を寄せた。
「バーカ、お互い様だろ」
前髪が短めだからだろうか。
想の額がほんのり赤くなっているのが見えて、結葉は自分も見えないだけで同じだろうなぁと思って。
「うん、頭もなんだけど……お弁当も」
想の手にした包みを指差したら「ああ、中身の心配?」とククッと笑われた。
「多分大丈夫だろ」
想がそう太鼓判を押すのには、ちゃんと根拠がある。
結葉が作る想のお弁当は、想にたくさん食べさせたいという思いが一緒に入れてあるみたいに、中身が結構みっちり詰まっているから。
恐らく垂直落下したぐらいでは寄り弁になんてなっていないだろう。
それでもやっぱり作り手としては、中の様子が気になるらしい。
「でも……一応どうだったか教えてね」
言い募るように眉根を寄せる結葉に、想は「了解」と言ってもう一度ククッと笑った。
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