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2章
35。無色透明はトラップです
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「ねっ!ソフィアさんって、シアンとマゼンタとどこまでいってるのぉ~?」
油断していたところに落とされたマヤさんの特大の爆弾発言を聞いて。
タイミング悪く山盛りクリームチーズを挟み込んだクラッカーを口いっぱいに頬張っていた私は、その塊をものの見事に喉に詰まらせた。
ーーー!?!?!?
「ん“ん!?ーーーーーンンーーッーー~~~~!!!」
くるっーー苦しっ…!ーーーみッ、水どこ?!
私はマヤさんの前に置かれていたコップを引ったくって、中身を一気に流し込む。
「ーーーー‼︎ぐっ、ゴホッ…げほっ………はあ、はあ……し、死ぬかと思った…」
ヒリヒリする喉を上から押さえて、私は何度か咳を繰り返した。…はあ、助かった…。
死因がクラッカーによる窒息死とか嫌すぎる。お正月にお餅を詰まらせて救急車と同レベルで、つまりは完全に話のネタじゃないの。
「だ、大丈夫ソフィアさん!?」
先程の恋人は居ないのか発言の時よりも激しく咳き込む私の背中を、マヤさんが慌ててさすってくれる。
「ゲホッ…あ、はい……何とか流し込めました……」
「ご、ごめんなさいっ、まさかそんなに吃驚されるとは思わなかったのよ!」
「いやいや、びっくりするに決まってますよ……」
何故にさっきの話の流れからそっちに飛ぶんですか。
意味が分かりません!と、元気があればマヤさんの肩をつかんで揺すぶっているところだ。
「え?だって~~。二人とも、完全にソフィアさん狙いでしょお?ウチに来た時もあんだけベッタリくっついていたんだし!」
「あーあれは……お気に入りのオモチャを取られそうになって威嚇していただけかと」
確かに二人とも常に接触過剰ではあるし、勘違いしそうなことも山のように言われはするけども。
例えばシアンはかなりのヤキモチ焼きだし嫉妬深いけれど、自分のものを取られるのを嫌がっているだけって感じがするし。
マゼンタからは…ちょっと好意を寄せてもらっている気がしなくもない、けど。
最終的には、きっと揶揄われて遊ばれるだけだーーだって、猫って飽きっぽいし。
寄ってきたと思って、構いすぎたらーーー逃げちゃうもの。
……ダメだ、なんだか頭がぐらぐらする。変なことを考えすぎたかしら?
勝手に胸が詰まって心臓がドキドキいって、ついでに喉の奥もカラカラだ。
私は手に持ったままのコップから、少しだけ残った水に口をつけようとする。
それを見て、さっきまでニマニマ笑っていたマヤさんが血相を変えた。
「ソ、ソフィアさん!?え、まさかさっきそれを飲んじゃったの?!」
「??…え、これってーーお水、ですよね?」
「ち、違うわ。それは焼酎の水割りなの…アタシが自分で飲むつもりだったから、かなり濃い目の」
「ーーふぇ?」
ショウチュ、ウ?…ってなんだっけ?
ーーあ。なん、か…あたま、ガンガンし…て……ーーー
ーーーそこで、フツリ、と意識が途切れた。
*====================*
お冷が入ってたはずのグラスに焼酎、は実体験。
閑話をひとつ挟んでから、次章になります。
油断していたところに落とされたマヤさんの特大の爆弾発言を聞いて。
タイミング悪く山盛りクリームチーズを挟み込んだクラッカーを口いっぱいに頬張っていた私は、その塊をものの見事に喉に詰まらせた。
ーーー!?!?!?
「ん“ん!?ーーーーーンンーーッーー~~~~!!!」
くるっーー苦しっ…!ーーーみッ、水どこ?!
私はマヤさんの前に置かれていたコップを引ったくって、中身を一気に流し込む。
「ーーーー‼︎ぐっ、ゴホッ…げほっ………はあ、はあ……し、死ぬかと思った…」
ヒリヒリする喉を上から押さえて、私は何度か咳を繰り返した。…はあ、助かった…。
死因がクラッカーによる窒息死とか嫌すぎる。お正月にお餅を詰まらせて救急車と同レベルで、つまりは完全に話のネタじゃないの。
「だ、大丈夫ソフィアさん!?」
先程の恋人は居ないのか発言の時よりも激しく咳き込む私の背中を、マヤさんが慌ててさすってくれる。
「ゲホッ…あ、はい……何とか流し込めました……」
「ご、ごめんなさいっ、まさかそんなに吃驚されるとは思わなかったのよ!」
「いやいや、びっくりするに決まってますよ……」
何故にさっきの話の流れからそっちに飛ぶんですか。
意味が分かりません!と、元気があればマヤさんの肩をつかんで揺すぶっているところだ。
「え?だって~~。二人とも、完全にソフィアさん狙いでしょお?ウチに来た時もあんだけベッタリくっついていたんだし!」
「あーあれは……お気に入りのオモチャを取られそうになって威嚇していただけかと」
確かに二人とも常に接触過剰ではあるし、勘違いしそうなことも山のように言われはするけども。
例えばシアンはかなりのヤキモチ焼きだし嫉妬深いけれど、自分のものを取られるのを嫌がっているだけって感じがするし。
マゼンタからは…ちょっと好意を寄せてもらっている気がしなくもない、けど。
最終的には、きっと揶揄われて遊ばれるだけだーーだって、猫って飽きっぽいし。
寄ってきたと思って、構いすぎたらーーー逃げちゃうもの。
……ダメだ、なんだか頭がぐらぐらする。変なことを考えすぎたかしら?
勝手に胸が詰まって心臓がドキドキいって、ついでに喉の奥もカラカラだ。
私は手に持ったままのコップから、少しだけ残った水に口をつけようとする。
それを見て、さっきまでニマニマ笑っていたマヤさんが血相を変えた。
「ソ、ソフィアさん!?え、まさかさっきそれを飲んじゃったの?!」
「??…え、これってーーお水、ですよね?」
「ち、違うわ。それは焼酎の水割りなの…アタシが自分で飲むつもりだったから、かなり濃い目の」
「ーーふぇ?」
ショウチュ、ウ?…ってなんだっけ?
ーーあ。なん、か…あたま、ガンガンし…て……ーーー
ーーーそこで、フツリ、と意識が途切れた。
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お冷が入ってたはずのグラスに焼酎、は実体験。
閑話をひとつ挟んでから、次章になります。
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