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4章
10。お詫びに質問させてください
突っ込まれたポイントも笑いのツボも理解できずに首を捻っていると、ひとしきり笑い終わったマヤさんがエリザを嗜めだした。
「ふふっ、ダメよぉエリザベス。そこはハッキリ説明してあげないと、ソフィアさんが混乱しちゃうでしょう?」
「そのようじゃな……ソフィアは変に想像力がたくましくていかんの」
そう言って今度はため息をつくエリザ。
……なんか微妙に貶された感じがするのは気のせいだろうか。
「身内と言っても血縁のことではない。ソフィア、お主のことじゃよ」
「え、私?」
まさか自分に話が振られると思ってなかったのでものすごく面食らう。
「そうじゃ。今回はお主にはほんに申し訳ないことをしたと思うとる。まさか仲良うなったばかりのお主にまで手が回るとは思わんかったのじゃ」
「えっ、え? いや、でもそれはーー別にエリザのせいじゃないわよね?」
普通に考えて悪いのは仕掛けてきたモーリタリア共和国の方で、エリザだって被害者だ。
「もちろんそうじゃが、わらわは女王じゃ。為政者として国の民を守る責任がある。いくらちょっかいを掛けられた側とはいえ、被害者面だけしていればいいわけではないのでの」
本当にすまなかったと言って、エリザはきっちりと頭を下げた。
スゴい……スゴいわエリザ……!
(見た目は)こんなに幼いのになんて出来た人間なんだろう。
国のトップとしての覚悟も素晴らしいうえに、過ちを素直に認めて謝まる謙虚な姿勢! なかなか真似できるものではないわ!
こんな人が治めているなんて、この国の民はきっと幸せね。
ーーまあ私は迷い子なので国民にカウントされないから、やっぱり謝罪なんてしなくていい相手だと思うけど。
「う、それでもお主も今はこの国に滞在しておるのだから、むしろ大事な客人であるからしてーー」
「うふふ、エリザベスったらカッコつけてマジメなこと言っちゃってぇ~。あのねえソフィアさん。エリザベスは、大好きな友達のあなたを怖い目にあわせちゃった自分に怒ってるのよ~」
「マヤ、余計なことを言うでない!」
エリザは慌ててマヤさんの口をちっちゃな手で押さえにかかり、マヤさんはその手をパッと握り込んで「照れなくてもいいじゃないの~」と笑っている。
へぇ、この二人仲良かったのね。全然知らなかった。
「と、とにかく、今回お主が巻き込まれたのはわらわの見立てが甘かったせいもあるから、しっかりと詫びを入れようと思ったのだ!」
「だから、何かしてほしい事とか欲しい物があったら何でも言えば良いらしいわよ~?」
「なっ、マヤお前っ!」
「あら、違うの?」
「……違わぬ、違わぬがっ!」
ヒトのセリフを取るなー! とポカポカ肩をたたくエリザ。
マヤさんは全然痛くなさそうで相変わらず笑いながら叩かれている。
自分の好きな人達が仲良くしているのを見るのは嬉しいものね。ちょっと妬けちゃうけど。
「妬く必要などないぞソフィア! わらわはお主の方がマヤよりも大好きじゃからな!」
「エリザベス酷いわ~。まあアタシもソフィアさんが大好きだけどねぇ~」
面と向かって言われて、びっくりするとともに照れてしまった。
二人とも、何のてらいもなく好意を全面に出してくれるんだもの。
疑う余地もなく好かれているという状況がこそばゆくて、でも心から嬉しくて顔が勝手に緩んでしまう。
本当に、二人とも大好きだ。ーーもっとずっと、みんなと居られたら良いのに。
「ねぇエリザ。だったら、ひとつ教えてほしいことがあるの」
「おお良いぞ。何でも好きに聞くがよい!」
「じゃ、お言葉に甘えて。ーー迷い子がこの世界に残れることってあるの?」
その言葉を聞いたエリザとマヤさんは、何故だかお互いに顔を見合わせて固まってしまった。
「ふふっ、ダメよぉエリザベス。そこはハッキリ説明してあげないと、ソフィアさんが混乱しちゃうでしょう?」
「そのようじゃな……ソフィアは変に想像力がたくましくていかんの」
そう言って今度はため息をつくエリザ。
……なんか微妙に貶された感じがするのは気のせいだろうか。
「身内と言っても血縁のことではない。ソフィア、お主のことじゃよ」
「え、私?」
まさか自分に話が振られると思ってなかったのでものすごく面食らう。
「そうじゃ。今回はお主にはほんに申し訳ないことをしたと思うとる。まさか仲良うなったばかりのお主にまで手が回るとは思わんかったのじゃ」
「えっ、え? いや、でもそれはーー別にエリザのせいじゃないわよね?」
普通に考えて悪いのは仕掛けてきたモーリタリア共和国の方で、エリザだって被害者だ。
「もちろんそうじゃが、わらわは女王じゃ。為政者として国の民を守る責任がある。いくらちょっかいを掛けられた側とはいえ、被害者面だけしていればいいわけではないのでの」
本当にすまなかったと言って、エリザはきっちりと頭を下げた。
スゴい……スゴいわエリザ……!
(見た目は)こんなに幼いのになんて出来た人間なんだろう。
国のトップとしての覚悟も素晴らしいうえに、過ちを素直に認めて謝まる謙虚な姿勢! なかなか真似できるものではないわ!
こんな人が治めているなんて、この国の民はきっと幸せね。
ーーまあ私は迷い子なので国民にカウントされないから、やっぱり謝罪なんてしなくていい相手だと思うけど。
「う、それでもお主も今はこの国に滞在しておるのだから、むしろ大事な客人であるからしてーー」
「うふふ、エリザベスったらカッコつけてマジメなこと言っちゃってぇ~。あのねえソフィアさん。エリザベスは、大好きな友達のあなたを怖い目にあわせちゃった自分に怒ってるのよ~」
「マヤ、余計なことを言うでない!」
エリザは慌ててマヤさんの口をちっちゃな手で押さえにかかり、マヤさんはその手をパッと握り込んで「照れなくてもいいじゃないの~」と笑っている。
へぇ、この二人仲良かったのね。全然知らなかった。
「と、とにかく、今回お主が巻き込まれたのはわらわの見立てが甘かったせいもあるから、しっかりと詫びを入れようと思ったのだ!」
「だから、何かしてほしい事とか欲しい物があったら何でも言えば良いらしいわよ~?」
「なっ、マヤお前っ!」
「あら、違うの?」
「……違わぬ、違わぬがっ!」
ヒトのセリフを取るなー! とポカポカ肩をたたくエリザ。
マヤさんは全然痛くなさそうで相変わらず笑いながら叩かれている。
自分の好きな人達が仲良くしているのを見るのは嬉しいものね。ちょっと妬けちゃうけど。
「妬く必要などないぞソフィア! わらわはお主の方がマヤよりも大好きじゃからな!」
「エリザベス酷いわ~。まあアタシもソフィアさんが大好きだけどねぇ~」
面と向かって言われて、びっくりするとともに照れてしまった。
二人とも、何のてらいもなく好意を全面に出してくれるんだもの。
疑う余地もなく好かれているという状況がこそばゆくて、でも心から嬉しくて顔が勝手に緩んでしまう。
本当に、二人とも大好きだ。ーーもっとずっと、みんなと居られたら良いのに。
「ねぇエリザ。だったら、ひとつ教えてほしいことがあるの」
「おお良いぞ。何でも好きに聞くがよい!」
「じゃ、お言葉に甘えて。ーー迷い子がこの世界に残れることってあるの?」
その言葉を聞いたエリザとマヤさんは、何故だかお互いに顔を見合わせて固まってしまった。
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