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4章
39。妹さんをください?
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ずっとずっと会いたいと願っていた二人。
その姿に私は胸を高鳴らせーーることはなく、むしろ非常に困惑していた。
「……えっと……シアンとマゼンタ、よね?」
「はあ? 他の誰に見えるって言うのさ」
「いや、だって……あなた達、こんなだったっけ?」
目の前にいるのは二人に間違いない。間違いはないのだけどーー
なんというか、若すぎるのだ。
歳を聞いたことはなかったけど、前は完全に大人の男性ーーお姉ちゃんやマヤさんと同じくらいの見た目だったはずなのに。
今は私と同じくらい……下手したら年下なんじゃないか? って感じにしか見えない。
声だってよく聞けば前より気持ち高いし、身長もほんの少し低くなったような?
「……仕方ないじゃないですか。子供になるしか手がなかったんですから」
「いやいや、なろうと思ってなれるもんじゃないわよね子供って?!」
「んー、でもなれちゃったんだなこれが! いやぁ、悪あがきってしてみるもんだなー」
そんな会話をしながら、気づけばポロポロ、というかボロボロと涙が溢れていた。
見た目は子供になってるけどーーやっぱりこれはシアンとマゼンタだ。遅ればせながらそう実感できたから。
「あーあー、そんな泣くなよ! ひでー顔になってるじゃん」
「ふっ……ぐっ……う、勝手に出てくるんだからしょうがないじゃないっ。二度と会えないと思ってたんだから、ちょっとくらい浸らせてくれてもいいでしょ!?」
「大丈夫ですよ、ソフィーは泣いてても可愛いです。なんなら僕の胸をお貸ししますが?」
「あ、それは遠慮しとくわ」
「ぶはっ、シアン、フラれてやんの!」
「……マゼンタは黙っててくれますか?」
ああもう、この感じ。
懐かしい遣り取りに、泣きながら笑ってしまう。
ーーこれがずっと続けばいいのに。
そうやって夢中になって話していたが、後ろからのクスクスという笑い声にハッと我に返る。
あ、マズい。私ったら、お姉ちゃんのことほったらかしにしちゃってた!?
「本当に仲良しねぇ、ちょっと妬けちゃうわ」
「ご、ごめんお姉ちゃん。放置するつもりじゃ……」
「あら、気にしなくていいのよ? ーーこの子達が、ソフィーの話していた猫ちゃん達なのね」
一瞬三人の間にピリッとした空気が流れた気がして、緩んでいた涙腺も口元もピタリと閉じる。
あれ……やっぱりお姉ちゃん機嫌悪い?
焦る私の横で、姉は完璧な笑顔で優雅に一礼してみせた。
「初めまして、私はソフィーの姉のスカーレットよ。まずは、あなた達にお礼を言わないとね。ーー妹のこと、色々助けてくれたみたいでありがとう」
「感謝は必要ないので、妹さんをもらえませんか?」
「なっ、おいシアン!?」
オマエ突っ走りすぎだろ?! とマゼンタが慌てて止めに入っている。
変わらず笑みを浮かべながら二人の様子を見ているお姉ちゃんに逆に血の気が引いて、私も慌ててシアンを嗜めた。
「あのねシアン、そういう紛らわしい言い方は止めてくれる? 言葉だけ聞いたらプロポーズみたいじゃないの」
「そう取ってもらって構いませんよ? まずはあなたを僕らの世界に連れ帰るつもりですが、攫った後の責任は取らせていただきますから」
「ちょっ、堂々と抜け駆けすんじゃねーよ! フィアはオレら二人の飼い主なんだからな!? 独り占め禁止!」
「ーーだそうよ? どうするのソフィー?」
ウフフ、と笑いながらこちらを見つめるお姉ちゃんの目が若干怖い。
ええと……これは何か誤解されているような?
「もちろんソフィーは僕らと一生添い遂げると約束した仲ですので。断りませんよね?」
「待って、火に油を注がないでっ! そもそもそんな約束してないでしょ?!」
「してなくないだろー。飼い主になるってそういうことなんだからさ?」
うっ……まあ普通は動物を飼うってことはその子の一生に責任を持つってことだけど……
でもあなた達、猫とはいえほとんど人間と変わらないじゃないの!?
「アンタ達のどこが普通のペットだって言うのよ!」
「えー、どっからどう見ても可愛ーい猫だろ?」
「猫の要素なんて耳としっぽくらいしかないじゃないっ」
「そりゃまぁ、普段はヒト型の姿にしてるから……そういえば、フィアの姉ちゃん、猫耳を見ても動じないのな?」
隠すの忘れてたけど、これってこっちじゃ普通じゃないって聞いてたんだけどな、と首を捻るマゼンタに苦笑いを返す。
「あー……狂人扱い覚悟でお姉ちゃんに異世界の話をしたら、普通に受け入れられちゃったのよね……」
「そりゃあ、可愛い妹が言うことは信じるに決まってるわ! それに、同じような話を母からも聞いていたのよね」
寝物語でね、母が子供の頃に別の世界に迷い込んで、そこでヒト型の猫や犬をたくさん助けるっていうのがあったのよーー昔聞いたときはてっきり母の創作話かと思っていたのだけれど、と姉は少し遠くを見るような顔で微笑んだ。
「どの話も臨場感たっぷりだったけど、本当の話だったとはね。そうそう、水色とピンクの猫の兄弟を助けた話もあったのよ? 水色の猫の方には飼い主になってくれって頼まれたとかで。ーーひょっとしたらあなた達のおじいさんかもしれないわね?」
それを聞いたシアンが、何とも言えない表情をしていたが、気にせずお姉ちゃんは私の方に向き直った。
「さ、行くならもう行った方が良いわ。長引くと離れ難くなっちゃうでしょ?」
「! お姉ちゃん、それってーー」
「だって、もう決めてるんでしょう? 説得なら、この半年で飽きるほど試したわ」
「……ごめんなさい……」
「謝ることじゃないわ。いいから幸せになってきなさい。条件はそれだけよ」
まあ本音では手放したくはなかったけどね、とお姉ちゃんは優しく私の頭を撫でてくれた。
「大事にしなかったら承知しないわよ?」
「……言われなくても」
頭の上では、バチバチと火花が飛んでいたけど。
お姉ちゃんには最後まで頭が上がらない。
最愛の姉で、私を慈しんで育ててくれた親のような人でーー女神様のような人。
「お姉ちゃん、お姉ちゃんってやっぱり女神様でしょ?」
「ふふ、ソフィーは昔っからそればかりね。私はあなたのお姉ちゃんよ? それ以外の者になんてなるつもりないわ」
だからあなたがどこに居たって、私の妹であることに変わりはないのよ? と言われ、しっかりと抱きしめられる。
「いってらっしゃい、ソフィー。元気でね」
「……お姉ちゃん……大好き……愛してる……」
「ふふ、ありがと。私もよ」
結局、また泣いてしまった。
ぐすぐすと鼻をすすっていると、「そろそろいいですか?」と声を掛けられる。
「ごめんな? ゆっくりさせてやりたいけど、時間的にそろそろギリでさ」
「では、最終確認ということで。ーー僕らのこと、これからも飼ってくれますか?」
「……いいわ。どうせ逃してくれる気もないんでしょ?」
そう言えば、揃ってニヤリと笑い返された。
そのまま二匹の腕の中に囲まれる。
自分たちの周りの地面が光を帯び、ふわりと風が吹き上がった。
今度こそ本当にタイムリミットらしい。
「お姉ちゃん! お姉ちゃんも絶対幸せになってね! あとーーありがとう、本当に……」
それ以上は胸が詰まって、言葉にならなかった。
滲んだ視界の中で、風景がぐにゃりと歪む。
「ーーあなたがどこに居ても愛してるわ」
その声が聞こえたのを最後に、景色が消えた。
**************************
あ、あれ……微妙にエピローグが収まらなかった……。
作者にコンパクトに纏める能力は皆無でした(汗
すみません、次で本当に最後にします!
その姿に私は胸を高鳴らせーーることはなく、むしろ非常に困惑していた。
「……えっと……シアンとマゼンタ、よね?」
「はあ? 他の誰に見えるって言うのさ」
「いや、だって……あなた達、こんなだったっけ?」
目の前にいるのは二人に間違いない。間違いはないのだけどーー
なんというか、若すぎるのだ。
歳を聞いたことはなかったけど、前は完全に大人の男性ーーお姉ちゃんやマヤさんと同じくらいの見た目だったはずなのに。
今は私と同じくらい……下手したら年下なんじゃないか? って感じにしか見えない。
声だってよく聞けば前より気持ち高いし、身長もほんの少し低くなったような?
「……仕方ないじゃないですか。子供になるしか手がなかったんですから」
「いやいや、なろうと思ってなれるもんじゃないわよね子供って?!」
「んー、でもなれちゃったんだなこれが! いやぁ、悪あがきってしてみるもんだなー」
そんな会話をしながら、気づけばポロポロ、というかボロボロと涙が溢れていた。
見た目は子供になってるけどーーやっぱりこれはシアンとマゼンタだ。遅ればせながらそう実感できたから。
「あーあー、そんな泣くなよ! ひでー顔になってるじゃん」
「ふっ……ぐっ……う、勝手に出てくるんだからしょうがないじゃないっ。二度と会えないと思ってたんだから、ちょっとくらい浸らせてくれてもいいでしょ!?」
「大丈夫ですよ、ソフィーは泣いてても可愛いです。なんなら僕の胸をお貸ししますが?」
「あ、それは遠慮しとくわ」
「ぶはっ、シアン、フラれてやんの!」
「……マゼンタは黙っててくれますか?」
ああもう、この感じ。
懐かしい遣り取りに、泣きながら笑ってしまう。
ーーこれがずっと続けばいいのに。
そうやって夢中になって話していたが、後ろからのクスクスという笑い声にハッと我に返る。
あ、マズい。私ったら、お姉ちゃんのことほったらかしにしちゃってた!?
「本当に仲良しねぇ、ちょっと妬けちゃうわ」
「ご、ごめんお姉ちゃん。放置するつもりじゃ……」
「あら、気にしなくていいのよ? ーーこの子達が、ソフィーの話していた猫ちゃん達なのね」
一瞬三人の間にピリッとした空気が流れた気がして、緩んでいた涙腺も口元もピタリと閉じる。
あれ……やっぱりお姉ちゃん機嫌悪い?
焦る私の横で、姉は完璧な笑顔で優雅に一礼してみせた。
「初めまして、私はソフィーの姉のスカーレットよ。まずは、あなた達にお礼を言わないとね。ーー妹のこと、色々助けてくれたみたいでありがとう」
「感謝は必要ないので、妹さんをもらえませんか?」
「なっ、おいシアン!?」
オマエ突っ走りすぎだろ?! とマゼンタが慌てて止めに入っている。
変わらず笑みを浮かべながら二人の様子を見ているお姉ちゃんに逆に血の気が引いて、私も慌ててシアンを嗜めた。
「あのねシアン、そういう紛らわしい言い方は止めてくれる? 言葉だけ聞いたらプロポーズみたいじゃないの」
「そう取ってもらって構いませんよ? まずはあなたを僕らの世界に連れ帰るつもりですが、攫った後の責任は取らせていただきますから」
「ちょっ、堂々と抜け駆けすんじゃねーよ! フィアはオレら二人の飼い主なんだからな!? 独り占め禁止!」
「ーーだそうよ? どうするのソフィー?」
ウフフ、と笑いながらこちらを見つめるお姉ちゃんの目が若干怖い。
ええと……これは何か誤解されているような?
「もちろんソフィーは僕らと一生添い遂げると約束した仲ですので。断りませんよね?」
「待って、火に油を注がないでっ! そもそもそんな約束してないでしょ?!」
「してなくないだろー。飼い主になるってそういうことなんだからさ?」
うっ……まあ普通は動物を飼うってことはその子の一生に責任を持つってことだけど……
でもあなた達、猫とはいえほとんど人間と変わらないじゃないの!?
「アンタ達のどこが普通のペットだって言うのよ!」
「えー、どっからどう見ても可愛ーい猫だろ?」
「猫の要素なんて耳としっぽくらいしかないじゃないっ」
「そりゃまぁ、普段はヒト型の姿にしてるから……そういえば、フィアの姉ちゃん、猫耳を見ても動じないのな?」
隠すの忘れてたけど、これってこっちじゃ普通じゃないって聞いてたんだけどな、と首を捻るマゼンタに苦笑いを返す。
「あー……狂人扱い覚悟でお姉ちゃんに異世界の話をしたら、普通に受け入れられちゃったのよね……」
「そりゃあ、可愛い妹が言うことは信じるに決まってるわ! それに、同じような話を母からも聞いていたのよね」
寝物語でね、母が子供の頃に別の世界に迷い込んで、そこでヒト型の猫や犬をたくさん助けるっていうのがあったのよーー昔聞いたときはてっきり母の創作話かと思っていたのだけれど、と姉は少し遠くを見るような顔で微笑んだ。
「どの話も臨場感たっぷりだったけど、本当の話だったとはね。そうそう、水色とピンクの猫の兄弟を助けた話もあったのよ? 水色の猫の方には飼い主になってくれって頼まれたとかで。ーーひょっとしたらあなた達のおじいさんかもしれないわね?」
それを聞いたシアンが、何とも言えない表情をしていたが、気にせずお姉ちゃんは私の方に向き直った。
「さ、行くならもう行った方が良いわ。長引くと離れ難くなっちゃうでしょ?」
「! お姉ちゃん、それってーー」
「だって、もう決めてるんでしょう? 説得なら、この半年で飽きるほど試したわ」
「……ごめんなさい……」
「謝ることじゃないわ。いいから幸せになってきなさい。条件はそれだけよ」
まあ本音では手放したくはなかったけどね、とお姉ちゃんは優しく私の頭を撫でてくれた。
「大事にしなかったら承知しないわよ?」
「……言われなくても」
頭の上では、バチバチと火花が飛んでいたけど。
お姉ちゃんには最後まで頭が上がらない。
最愛の姉で、私を慈しんで育ててくれた親のような人でーー女神様のような人。
「お姉ちゃん、お姉ちゃんってやっぱり女神様でしょ?」
「ふふ、ソフィーは昔っからそればかりね。私はあなたのお姉ちゃんよ? それ以外の者になんてなるつもりないわ」
だからあなたがどこに居たって、私の妹であることに変わりはないのよ? と言われ、しっかりと抱きしめられる。
「いってらっしゃい、ソフィー。元気でね」
「……お姉ちゃん……大好き……愛してる……」
「ふふ、ありがと。私もよ」
結局、また泣いてしまった。
ぐすぐすと鼻をすすっていると、「そろそろいいですか?」と声を掛けられる。
「ごめんな? ゆっくりさせてやりたいけど、時間的にそろそろギリでさ」
「では、最終確認ということで。ーー僕らのこと、これからも飼ってくれますか?」
「……いいわ。どうせ逃してくれる気もないんでしょ?」
そう言えば、揃ってニヤリと笑い返された。
そのまま二匹の腕の中に囲まれる。
自分たちの周りの地面が光を帯び、ふわりと風が吹き上がった。
今度こそ本当にタイムリミットらしい。
「お姉ちゃん! お姉ちゃんも絶対幸せになってね! あとーーありがとう、本当に……」
それ以上は胸が詰まって、言葉にならなかった。
滲んだ視界の中で、風景がぐにゃりと歪む。
「ーーあなたがどこに居ても愛してるわ」
その声が聞こえたのを最後に、景色が消えた。
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