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九つの尾を持つ少女
九尾の狐 5
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「当たれー!」
リリスが放ったファイアーボールは、サリアへ一直線に飛んでいった。
その状況にサリアは驚く事なく、九つある尻尾のうちの一つで、リリスが放ったファイアーボールを弾いた。弾いたファイアーボールは何と、エリーシアの前居た犬耳の兵士に直撃した。
「ぎゃあああ!!!」
犬耳の兵士は、エリーシアの襟を離し、床に転げ回った。
次第に犬耳の兵士は、動きが止まり、周囲に焦げた匂いが漂った。
「・・・小娘・・・。よくも僕の可愛らしい兵士を殺してくれたな!」
「いや、あんたがそっちにはじき返さなければ良かっただけじゃん!」
「・・・・・。兎に角、君の攻撃であの子は死んだ。故に、君には死んでもらう事にするよ。さあ、僕の可愛い部下達。あの女を殺しなさい」
サリアの命令に、うさ耳の女兵士や二本の角の生えた兵士など、この部屋にいた全てのヒース軍の兵士が、リリスに武器を向けた。
「この数は少しヤバイかもだけど・・・こっちもそう簡単には倒されないつーの!」
するとリリスは懐から杖を取り出し、呪文を唱えた。
「上級魔法、電撃の聖槍!」
呪文を唱え終わったと同時に杖を上に向けたリリスの頭上に、複数の電気で出来た槍が、浮遊した状態で現れた。そして、リリスはピュンという杖が空気を斬った音と共に、電気で出来た槍は、ヒース軍の兵士に次々と直撃していった。
凄まじい電撃音と悲鳴と共に、ヒース軍の兵士達は次々と倒れていき、サリアだけが残った。
「あらら。僕の可愛い兵士がやられちゃった。後で鍛え直さないと。其れは兎も角、君強いね。僕の兵士を一瞬で倒しちゃうなんて」
「次は貴方もそうなるのよ」
「僕に火の玉を弾かれたのに?」
「・・・・・」
「言っとくけど僕、今めちゃくちゃムカついているんだよねー」
サリアは不敵な笑みを浮かべて、リリスを見た。が、
「覚悟はいい?」
一瞬にして表情が変わり、目は鋭く、口から八重歯が見え、まるで獲物を狙うライオンのようになり、九つの尾は一気に逆立ち、孔雀のように広げ、四肢は全て地につき、攻撃体制の構えを見せた。
其れを確認したリリスは、ギュッと杖を握り締めた。
今度は最上級魔法で攻撃してやる。
リリスは呪文を唱え出した。其れと同時に、サリアが動き出した。
やばいかも、など考える暇なく、一瞬にしてリリスの前にまで詰めたサリアは、右手でリリスの持っている杖を叩き折った。
「・・・・・うそ・・・」
リリスは無惨にも、真っ二つに折れた杖を目で追った。その隙に、サリアは右足でリリスの左腕辺りを蹴った。
ゴキっと骨が折れる音がしたのをリリスはすぐにわかり、そして左腕に激痛が走った。
「ぎゃあああ!」
リリスは咄嗟に右手で左腕を抑えた。
このままじゃ、ヤバイ。
リリスは左腕を抑えながら、サリアを見た。サリアはニヤリと微笑みながら、言った。
「いいねー。僕はそう言う目をしている人が好きなんだ。負けるのが分かっているにも関わらず、まだ勝とうとしているその目。いいよ、いいよ。ゾクゾクとしちゃう。いい悲鳴も聞けたしね。けど、もういいかな。僕にはまだやらないといけない事があるからね」
サリアはそう言うと、リリスの目の前に立ち、「じゃあね」とリリスに向かっていった。直後、サリアは九つの尾でリリスを殴り出した。
ドドドドドという凄まじい音と共に、顔や胸や足などを隈なく殴っていき、最後にリリスの腹部にサリアの蹴りが炸裂し、リリスは天井に叩きつけられた。
「リリス様!」
バタンと上から降ってきたリリスの体は、骨は砕け、あちこちから血が出り、下半身からは排泄物が出ていた。
「あらら、死んじゃった?」
エリーシア含め、この場にいるアルハイドの者は絶望した。
私が七色の宝石を渡していれば、こんな事にはならなかった。
エリーシアは、悔やんだ。悔やんだところで、この状況、この状態が変わる訳はない。
エリーシアの目からは、大粒の涙がポロポロと溢れ出ていた。そんな時、玉座の間の扉が開いた。
「サリア様!大変です!」
そう言って、フードを被った男が入ってきた。
「一体そんなに慌ててどうしたの?」
「実は、この街と魔界に居た兵士が全員、何者かにやられてしまいました!」
「どんな奴なの?」
「そいつは、頭に猫耳をつけて物凄い勢いで大勢の味方を攻撃したと聞いております!」
「へー。一体誰なんだろう?」
「サリア様、どうすれば」
「分かった。僕がその男の相手をするよ。君は、このお姫様の服を脱がせて、七色の宝石を探し出してくれるかな?」
「了解致しました!」
そう言うと、フードを被った男はエリーシアに近づいた。そしてフードの男は、エリーシアの服を掴んだ。その時フードの男は、「あっ!」と何かを思い出したかの様な声を出した。
「一つ言い忘れていた事がありました」
「なにかな?」
「先程話に出ていた男なのですが・・・俺でしたわ!」
フードの男はそう言うと、フードを外し、顔を見せた。
その男の姿に、サリア以外のこの場にいる全員が驚いた。
「た、泰斗様!」
リリスが放ったファイアーボールは、サリアへ一直線に飛んでいった。
その状況にサリアは驚く事なく、九つある尻尾のうちの一つで、リリスが放ったファイアーボールを弾いた。弾いたファイアーボールは何と、エリーシアの前居た犬耳の兵士に直撃した。
「ぎゃあああ!!!」
犬耳の兵士は、エリーシアの襟を離し、床に転げ回った。
次第に犬耳の兵士は、動きが止まり、周囲に焦げた匂いが漂った。
「・・・小娘・・・。よくも僕の可愛らしい兵士を殺してくれたな!」
「いや、あんたがそっちにはじき返さなければ良かっただけじゃん!」
「・・・・・。兎に角、君の攻撃であの子は死んだ。故に、君には死んでもらう事にするよ。さあ、僕の可愛い部下達。あの女を殺しなさい」
サリアの命令に、うさ耳の女兵士や二本の角の生えた兵士など、この部屋にいた全てのヒース軍の兵士が、リリスに武器を向けた。
「この数は少しヤバイかもだけど・・・こっちもそう簡単には倒されないつーの!」
するとリリスは懐から杖を取り出し、呪文を唱えた。
「上級魔法、電撃の聖槍!」
呪文を唱え終わったと同時に杖を上に向けたリリスの頭上に、複数の電気で出来た槍が、浮遊した状態で現れた。そして、リリスはピュンという杖が空気を斬った音と共に、電気で出来た槍は、ヒース軍の兵士に次々と直撃していった。
凄まじい電撃音と悲鳴と共に、ヒース軍の兵士達は次々と倒れていき、サリアだけが残った。
「あらら。僕の可愛い兵士がやられちゃった。後で鍛え直さないと。其れは兎も角、君強いね。僕の兵士を一瞬で倒しちゃうなんて」
「次は貴方もそうなるのよ」
「僕に火の玉を弾かれたのに?」
「・・・・・」
「言っとくけど僕、今めちゃくちゃムカついているんだよねー」
サリアは不敵な笑みを浮かべて、リリスを見た。が、
「覚悟はいい?」
一瞬にして表情が変わり、目は鋭く、口から八重歯が見え、まるで獲物を狙うライオンのようになり、九つの尾は一気に逆立ち、孔雀のように広げ、四肢は全て地につき、攻撃体制の構えを見せた。
其れを確認したリリスは、ギュッと杖を握り締めた。
今度は最上級魔法で攻撃してやる。
リリスは呪文を唱え出した。其れと同時に、サリアが動き出した。
やばいかも、など考える暇なく、一瞬にしてリリスの前にまで詰めたサリアは、右手でリリスの持っている杖を叩き折った。
「・・・・・うそ・・・」
リリスは無惨にも、真っ二つに折れた杖を目で追った。その隙に、サリアは右足でリリスの左腕辺りを蹴った。
ゴキっと骨が折れる音がしたのをリリスはすぐにわかり、そして左腕に激痛が走った。
「ぎゃあああ!」
リリスは咄嗟に右手で左腕を抑えた。
このままじゃ、ヤバイ。
リリスは左腕を抑えながら、サリアを見た。サリアはニヤリと微笑みながら、言った。
「いいねー。僕はそう言う目をしている人が好きなんだ。負けるのが分かっているにも関わらず、まだ勝とうとしているその目。いいよ、いいよ。ゾクゾクとしちゃう。いい悲鳴も聞けたしね。けど、もういいかな。僕にはまだやらないといけない事があるからね」
サリアはそう言うと、リリスの目の前に立ち、「じゃあね」とリリスに向かっていった。直後、サリアは九つの尾でリリスを殴り出した。
ドドドドドという凄まじい音と共に、顔や胸や足などを隈なく殴っていき、最後にリリスの腹部にサリアの蹴りが炸裂し、リリスは天井に叩きつけられた。
「リリス様!」
バタンと上から降ってきたリリスの体は、骨は砕け、あちこちから血が出り、下半身からは排泄物が出ていた。
「あらら、死んじゃった?」
エリーシア含め、この場にいるアルハイドの者は絶望した。
私が七色の宝石を渡していれば、こんな事にはならなかった。
エリーシアは、悔やんだ。悔やんだところで、この状況、この状態が変わる訳はない。
エリーシアの目からは、大粒の涙がポロポロと溢れ出ていた。そんな時、玉座の間の扉が開いた。
「サリア様!大変です!」
そう言って、フードを被った男が入ってきた。
「一体そんなに慌ててどうしたの?」
「実は、この街と魔界に居た兵士が全員、何者かにやられてしまいました!」
「どんな奴なの?」
「そいつは、頭に猫耳をつけて物凄い勢いで大勢の味方を攻撃したと聞いております!」
「へー。一体誰なんだろう?」
「サリア様、どうすれば」
「分かった。僕がその男の相手をするよ。君は、このお姫様の服を脱がせて、七色の宝石を探し出してくれるかな?」
「了解致しました!」
そう言うと、フードを被った男はエリーシアに近づいた。そしてフードの男は、エリーシアの服を掴んだ。その時フードの男は、「あっ!」と何かを思い出したかの様な声を出した。
「一つ言い忘れていた事がありました」
「なにかな?」
「先程話に出ていた男なのですが・・・俺でしたわ!」
フードの男はそう言うと、フードを外し、顔を見せた。
その男の姿に、サリア以外のこの場にいる全員が驚いた。
「た、泰斗様!」
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