異世界に来たって楽じゃない

コウ

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第八十三話

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 明日には第六騎士団が帝都に凱旋する。僕達はそれを見ずに帝都を離れる事にした。イザベル嬢との別れの挨拶も無しに離れるのは寂しいが帝都に居てもロクな事が無い……   ような気がする。
 
 
 ダークエルフの六姉妹の一人に黒刀を渡し部族の待つ所へ持って帰る様に指示を出し、他の五人には北に向かってもらった。行き先はロースファー王国とハルモニア王国だ。
 
 ハスハント商会のマノンさんに別れの挨拶と北の三か国の事を聞いて決めた事だ。僕の前世の記憶は、もう当てにはならない事が話を聞いて良く分かった。
 
 魔王のいる国、というかハルモニアの上の地方をノルトランドと言う。これはいい、前世と同じだから。問題はハルモニアとノルトランドは地続きのはずが海を境に一本の大きな橋があるらしい。
 
 その橋は昔々のその昔、大変に高名な魔術師様が作り上げた物で今までの壊そうとして成功した人がいないくらい頑丈だ。橋のハルモニア側には城が建てられ魔物達がこちら側に入らないよう厳重な警戒がされている。
 
 これを聞いた時、思わず喜びそうになった。ハルモニアだって馬鹿じゃない。橋さえ押さえれば魔物はこちらに来る事は出来ない。魔物が海に入れないのは、こちらでは常識で警戒さえしておけば橋を渡る魔物なんていい的だ。
 
 それともう一つ、ハルモニアからノルトランドには冒険者が魔石を取りに行っている様だ。魔石は金になるから城の防御にも回せるだろうし、魔王の進撃も簡単には出来ないだろう。
 
 最後に僕の前世の記憶が当てにならない決定的な事。それは……
 
 「僕達は北に行こうかと思ってるんです。ロースファーかケイベック、ハルモニアはちょっと遠いですかね。そちら方面の仕事はありませんか」
 
 「そこまでは今の所無いのですが帝国の北のコアトテミテスまでの護衛の仕事ならありますよ」
 
 「それをお願いします。コアトテミテスはどんな所なんですか」
 
 「コアトテミテスはコーネリアス・リマー辺境伯の二番目に大きな街です。ロースファーの国境をまたいだサンドリーヌ大森林の近くですね。冒険者も多くて魔石の収集も盛んですよ」
 
 「かなり北の方まで行けるんですね。暖かい服を買っておかないとダメですね」
 
 「ん?   北に行くなら涼しいのが動きやすくていいですよ」
 
 北に行くなら暖かい服の方がいいでしょ。北と言えば北海道札幌雪まつり。前世でのロースファーは雪が降るよ。
 
 「この辺りに比べたら北は暖かくて過ごしやすいかもしれませんね。海に行けばきっと泳げますよ」
 
 なぜに北が暖かいのか。普通なら北は寒くて南は暖かい。前世の異世界でも日本にいた時でもそれが常識だった。そこまで考えた時に衝撃が走る程の閃きを感じたんだ。ここは、ここは南半球だ。
 
 北半球に居れば北が寒い。だけど南半球で北を目指せば赤道だ。それなら北が暑いのにも納得なんだけど、前世の異世界で北半球にあった大陸を南半球に持って来るなんて、どんだけ神なんだよ。なんでもありか!?
 
 ここに至って僕の記憶が役に立たないと思われ、本当に魔王の進撃も、魔王の存在さえも疑わしく思えてくる。それを確認する為にもハルモニアに行ってみたい。
 
 行きたい理由がもう一つ、ノルトランドの魔王が動くとしたら一年以内だと思う。そうじゃないと時間が合わない。ハルモニアに行った時にはもう魔族に攻められ王家は他国に逃げる算段を付けていた。
 
 何にせよ、変に記憶があるから訳が分からなくなる。思い出せる記憶も改ざんされてるかもしれない。地道に情報収集をしていくしかないよね。幸いにも美人の六姉妹が手に入ったから。
 
 
 話が終わり、マノンさんの谷間に別れを告げ、ハスハントからの帰り道で僕は待ち伏せにあってしまった。ここは帝都の安全な場所で気が緩んでいたのか、見とれてしまったのか。
 
 「待っていたぞ」
 
 闇討ちもデートの約束もしていない。しかも、貴女はイザベル嬢の側にいるのが仕事でしたよね、ミラベルさん。
 
 「お約束してましたっけ?    第六騎士団が凱旋するのは明日ではなかったですか?」
 
 「明日だ。その前にやっておかないといけない事がある!」
 
 不気味な「やって」    出来れば「ヤって」がいいけど「殺って」じゃないよね。感謝される事はあっても殺られる思いは……    無くも無い。
 
 「着いてきてもらおう」
 
 有無を言わさぬ物言いに、僕は諦めてミラベルさんの後に続いて行く。着いて行きながらも考えた。何か怒らせていないかと。
 
 ミラベルさんとの直接的な面識は無い。二人だけで会った事なんて無いし、まともに話し掛けた事も無い。
 
 ……一度だけあったか。一度だけ軽い大人のウィットに飛んだ冗談を言ったくらいで、誰でも冗談と分かってくれるほどの冗談を言った。
 
 「一緒にしますか?」
 
 これはイザベル嬢が大声を出し、後ろからヤってる時に入って来た時に言った言葉だ。イザベル嬢が対応してくれれば、問題が無かったのだろうけど忙しかったのか声も掛けれなかったので、仕方が無く僕が言った言葉だ。
 
 もう、あれから数日経ってるし時効だろ、冗談だろ。あの時、剣に手を掛けたのを僕は見ていたけどね。
 
 「ここだ」
 
 考え事をしている間に着いたのは大きな屋敷と見慣れた白い鎧姿の衛兵達。もしかしてサムナー家の屋敷か。武骨な門に、大きく存在感を惜し気も無く出す屋敷。
 
 「あの~。ここで何を……」
 
 招待された割には案内が「来い!」の一言とは、さすが武門のサムナー家。もしかして拉致監禁されるのかな?    左手の義手は無いし、あばら骨も折れているし、黒刀も持ってないしで、ヤバくなったら速攻で逃げる。
 
 おそらくミラベルさんの個室と思われる所まで静寂に案内され、入った途端に「座れ」と言う。もう少しコミュニケーションを楽しむとか無いのだろうか。
 
 部屋には机と椅子、ベッドとクローゼットがあるだけで、ヌイグルミもアイドルのポスターも何も無い、女っ気一つとして感じられない部屋だった。
 
 そして座れと言われても、勉強でもするのかな?    もしかして教導団としての勉強会か?
 
 「そちらでは無い。こっちだ」
 
 僕が窓際の椅子に座ろうとすると、ミラベルさんは自身の足元を指して言った。床ですか!?    正座ですか!?    怒られるんですか!?
 
 無実の僕は胸に手を当てて考えた……    思い当たる事は無くは無いが、一介の騎士に怒られる謂れは無い。これでも帝国男爵様で有らせられるぞよ。でも怒ってる人に通じるとも思えず、僕はミラベルさんの足元に正座をして座ろうとした。
 
 「何をしている。ベッドだ、ベッドに座れ」
 
 へっ!?    ベッドに座る理由は益々無いが、座れと言うなら座りましょう。一緒にどうですか?    出来れば服なんか脱いじゃって。
 
 えっ!?    本当に脱ぎ出すミラベルさん。心の声が届いたのか!?    こんな時に限って届くなんて、いいのやら、悪いのやら。
 
 「何をしてるんですかミラベルさん!」
 
 黙々と服を脱ぎ、下着姿にまでなるミラベルさん。心の声は届いても、口からの言葉は届かないのか。黙って待っていても仕方がない。最初に決めたように逃げよう。
 
 神速!
 
 は、出す前に捕まれ、胸の痛みで止められた。この人はいったい何を考えているんだ。いきなり呼び止められ、部屋に連れ込まれ服を脱ぐ。「お持ち帰り」ってこんな風にやるのだろうか。
 
 「ミ、ミラベルさん、何をするんですか!」
 
 必要以上に痛がった僕に驚き手は離してくれたが、押し倒されて馬乗り状態。あばら骨さえ折れてなかったら簡単に逃げれたものを!
 
 「ミカエル殿は知っているか?    イザベル様が毎夜、泣いている事を……」
 
 「えっ!?」
 
 イザベル嬢とは、あの泣かれた日から二人きりで会ったりしていない。それ以来、イザベル嬢は騎士団長として第六騎士団を率い演習やリザードマンの掃討に勤しんでいた。
 
 「イザベル様はミカエル殿の事が忘れられないのだよ。いくら強がっても女は女だ……」
 
 サムナー家を背負い、今度は帝国の教導団として帝国騎士団を支える華奢な身体のイザベル嬢。その重圧に一人で持つには重すぎるのか。
 
 だけど、下着姿で僕の上に乗っているミラベルさんとの、この状況が分からんです。何故に乗る、何故に下着。
 
 「私はイザベル様が幼い頃から使えている。不遜ながら妹の様にも思っている。そのイザベル様を泣かせる貴様は許せん」
 
 それなら剣を取り合って戦うとかが話の流れだろ。どんなコーナーを曲がったら下着姿のゴールに着くんだよ。
 
 「私ではイザベル様の涙は止められん。貴様はサムナー家に仕える気は無い様だしな」
 
 「え~、はい。僕にはやらなければならない事がありますので」
 
 「やはりな……    私なりに考えもしたんだよ。考えもしたんだが、こんな結論しか思い付かなかった……」
 
 結論を早く!    普通に押さえているだけだろうが、折れたあばら骨がかなり痛い。額に浮かぶ汗が見えませんか?    下着姿の女性に緊張してるからでは無いですよ。
 
 「私がミカエル殿の代わりとなる。今後は私がミカエル殿の代わりに茵に入る」
 
 それは僕の代わりにイザベル嬢の相手をするって事か!?    なんて羨ましい!    いや、羨ましがってはいけないね。百合の世界だなんて頑張って下さい。
 
 頑張れよ。早く行って来い。襲って来い。下を向いて見下ろしても見えるのは僕の下半身くらいだぞ。男の下半身は関係ないだろ。
 
 「ミカエル殿には実験台になってもらう。イザベル様を射止めたくらいだ、相手にとって不足無し」
 
 ……分からんです、この流れが。イザベル嬢と茵を一緒にしたいなら、他の女の子を探してくれ。僕に百合の世界は分からんのですよ。貴女には付いて無いでしょ。僕に教えられるのはバスターソードの扱い方くらいだ。
 
 「ミラベルさん、落ち着いて!    落ち着いて話をしましょ。僕に女性同士の事は分かりませんよ」
 
 「構わん。私も男を知らんのでな。男も知らずにイザベル様を抱けはせん」
 
 ……ラフティングだな、この流れ。急すぎて、二、三人落ちるくらいの。どうしろって!?    イザベル嬢を抱く為の練習台になるうえに、ヤり方を教えろと……    わ~い、ラッキー。なんて、思わねぇよ。
 
 「ミラベルさん、イザベル様の事を思っての事でしょうが、いき過ぎではないですか!?」
 
 「ミカエル殿はここを離れるのであろう。時間が惜しい!」
 
 時間が惜しいと言われても、僕も命が惜しい。こんな事が白百合団に知られたら、どうなると思ってるんだ!    
 
 でも……    まあ……    知られなければいいんだし、手取り足取り教えなくても机と椅子があるなら、そこで教えればいいだけか。
 
 「わかりました、わかりましたから。ちょっと離れて下さい。教えますから」
 
 とりあえず服を着ろ、椅子に座れ。話はそれからだ。僕は何とか説得をしてミラベルさんをベッドに座らせた。これから授業になるのだが「雌しべ」や「雄しべ」の話からしていこう。
 
 「ミラベルさん、男女の営みは……」
 
 僕は持てる知識をフル動員して伝えた。改めて口に出して説明するのも恥ずかしいが、聞いてるミラベルさんも恥ずかしい様だ。
 
 エッチと言うのは口で言うのは簡単だ。要は相手の敏感な所を攻めればいい。「開発」すると言う、新しい敏感な所を見付けるのもあるが初心者にはこれくらいでいいだろう。
 
 後はそこに至るまでのプロセスが大事だ。無理矢理なんてご法度だ。穏やかな流れに乗るように、たまには急流があっても良い。
 
 「は…ぁあ…ん…っ!あ…ぁ  入って……き…いぃたぁ…   あんっ」
 
 おかしい?    いつの間に二人で裸になってしまったのだろう。さっきまでベッドに座っていたのに……
 
 「もっとぉ…おぉ……    あああんん!    もおぉっとぉ!」
 
 おかしい?    ミラベルさんの方から腰を振って来ている。経験が無いと言っていたのに、いつの間にこんなになった?
 
 「イぐぅ…    ミカエルの……    中が掻き回されるぅぅ…」
 
 授業の最後は仲良く二人でイった。これでイザベル嬢との仲も良くなるだろう。今度は三人で勉強しようね。
 
 
      
 「おまえ、何か忘れてねぇか」
 
 出発の準備を整えて不意にプリシラさんに声をかけられた。午後にはイザベル嬢の凱旋が始まるから午前の早めに出る事にしていた。
 
 「義手ですか?   プリシラさんに折られたあばら骨の治療ですか?」
 
 言ってやったぞ、プリシラさんめ。義手はソフィアさんに腕ごと切られ修理が間に合わないので馬車でオリエッタが直してくれる。骨折の方は今だにソフィアさんが治してくれない。
 
 この世界で骨折して放置する人などいない。魔法使いの所に行けばたちまち治してくれる。放置する人なんてよほどの貧乏人か僕くらいだ。
 
 今の僕は貧乏です。黒刀のお金を払ったら個人資産は殆ど無くなってしまった。貧乏ですが治療費はあります。それほど回復の魔法は格安なのですがソフィアさんを差し置いて他の魔法使いに治してもらうなんて浮気みたいな危険な事はしないよ。じっと我慢してソフィアさんの機嫌が良くなるのを待つ!
 
 「おまえ、あの六姉妹を愛人にしたんだよな」
 
 「い、今その話をするんですか?   ルフィナかオリエッタに聞いて下さい、ちゃんと説明してくれますから。彼女達は影です。奴隷です」
 
 「それで愛人です……か」
 
 速い!   プリシラさんの部分ライカンスロープで放った手刀は僕の右の鎖骨を砕いた。
 
 「てめぇには、少しばかりバツが必要だな。六品も喰らったバツだ」
 
 鎖骨を砕かれるとどうなるか?   答え、腕が上がらなくなります。右手が上がらず左手は前腕から無く僕は傭兵で仕事はハスハント商会の護衛です。……出来るか!
 
 どうするんですかプリシラさん。今回のは本当に洒落になりませんよ。両手が使えないのと同じですよ。剣が振るえなくて護衛なんて出来ません。ご飯はどうするんですか、右手は上がらないし義手は無いんですよ。
 
 「心配すんな。気が向いたら治してやんよ。それに飯も食わしてやるし、下の世話もな……」
 
 
 僕の少ないプライドは魔王を倒す前には無くなっているだろう。
 
 あっ!   三角木馬、売るの忘れた。
 

 
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