異世界に来たって楽じゃない

コウ

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第百十八話

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 団長命令は絶対だ。上官に逆らうことは規律の乱れ。ついては団の崩壊に繋がる。
 
 
 「急ですが一度コアトテミテスに戻り、サンドリーヌ大森林を抜けてロースファー経由でハルモニアに向かいます」
 
 三十分ほどしか寝てない寝不足の僕は朝食の時に白百合団に宣言した。力強く威厳に満ち溢れ、声高らかに言った団長である僕の言葉。
 
 「面倒くせぇ、何で戻るんだよ。ケイベックに行ってからじゃねえのか?   ロースファーが軍備を集めてるんだろ」
 
 てめぇ、団長に逆らうのか!?   そんなヤツはバスターソードで失神させて馬車に積み込むぞ!   その後の馬車で拒否出来ないように調教してやろうか!?    ……僕はちょっと寝不足かな。
 
 流石に昨日の夜、三人を相手に戦った僕は寝不足では部が悪かった。ヴァンパイアと戦い、戦時報酬を払い、街まで歩き、やっと寝れるかと思えばダークエルフの出迎え。
 
 楽しかったかと聞かれれば、楽しかったと答えよう。あっちを向いても、こっちを向いても、同じ顔、同じ身体が僕を待っている。
 
 途中で誰に体液の補充をしたか分からなくなるぐらいだったが、きっと補充は終わったのだろう。皆が満足げに眠っていたのが証拠だ。いつかは解放してあげるからね。
 
 「ハルモニアに行くのに早いからです。影さんからの情報とハスハント商会からの話で、ハルモニアで大きな仕事がありそうなんです」
 
 「なんだ?    そのデカい仕事って?   まさかハルモニアとロースファーが殺り合うのか!?」
 
 それだったらボロ儲けが出来るよ。相手は人間だしね。今ならオーガの大軍が来たって平気だよ。人間なら簡単に斬れるもの。
 
 「そうでは無いんですけど……    ハルモニアからは魔石を取りにノルトランドまで行きますが、その取りに行ってる冒険者の帰還率が落ちているそうです。もしかしてコアトテミテスの様に同じ事があるのではないかと……」
 
 コアトテミテスと聞いて一同が静まり返る。無理もない。あんなに組織だって魔物が襲ってくるのは初めての事だ。オーガの数、魔法を使うリッチ、重装甲の黒炎竜、大型のトロール。これだけでも凄い事なのにサンドドラゴンまで出てきた。
 
 街は半壊で冒険者にも多数の死傷者が出ている。ここまで圧倒的に強い相手と殺り合う事は今までに有っただろうか?   この静まり返った雰囲気をどうし……
 
 「いいじゃねぇか!   稼ぎ時だぜ。今度こそ「二つ名」を手に入れてやる。コアトテミテスであんだけやっても付かなかった二つ名を、今度は手に入れるチャンスだぜ」
 
 ……圧倒的に強いとか関係無いのでしょうか。今回は率いる魔族が居なくなったから勝てた様なものだけど、気にした僕が間違いか。
 
 「プリシラさん、二つ名の事は気にしていたんですか?    僕も付いてないですよ」
 
 「てめぇの事は知らねぇ。オリエッタには「ドラゴンスレイヤー」なんて付いているのに何で、あたいには付かないんだよ」
 
 確かに普通だったら僕とプリシラさんにも付いてもおかしくない。街の外で中であれだけの活躍をしたのだから。
 
 ただオリエッタが倒したサンドドラゴンのインパクトが強すぎる。あれだけデカいのを一人で倒した様に見えるものだから他の活躍が色褪せてしまう。
 
 正直に言えば「色褪せて良かった」だ。街を焦土に変えたのは作戦の一部だが、作戦以外でも容赦もなく壊している。証人が居ないからいいものの、知られたら罰金じゃ済まないし、証人を殺し兼ねない。
 
 「プ、プリシラさんには、も、もっと似合ったのがあると思いますよ。「戦場の華」とか「美しきヴァルキリー」とか……」
 
 「……そうだな!   それがいい!」
 
 こいつチョロいな。
 
 皆も納得してくれた様で一人は「さあ行こう、早く行こう」と浮き足立ってるのが気になる。意思の統一と言うのは組織には大切なコトだ。白百合団はわずか七人の傭兵だけど一つの固まる事でその力は神速のチート持ちも凌駕する。    ……たまにバラした方がいいな。
 
 行き先は決まった。また戻る事に損をした気分になるけど、僕には白い浜辺と青い海が待っている。行って、殺って、ヤる。これを糧に僕は進もう魔王のいる所まで。
 
 「それで昨日は三人食ったんか?」
 
 「ええ、美味しく頂き……」
 
 こんな不意を付かれると神速って出ないんですよね。頭に飛んできたプラチナレーザーを避けた自分を誉めてあげたい。僕の足は椅子ごと蔦が絡まり全身まで覆って身動きが取れなくなってしまった。
 
 「ソフィア、頭にそれが当たると死ぬであるか?」
 
 「死にますね。フフフッ」
 
 「死んだらゾンビにしてくれるである。我の元で時の果てるまで腐らせるのである」
 
 怖えぇよ。殺してどうすんだよ。僕だって仕方がなく三人を頂いたんですよ。体が腐るのは嫌でしょ。体液の注入が必要なのはルフィナのせいでしょ。
 
 ちなみにレイナちゃんは左手に指環、右胸に黒子が一つ、アイナちゃんは右手に指環、右肩に黒子が二つ、ミイナちゃんはネックレス、右の首筋に黒子が一つ。
 
 言えないけどね。
 
 「どうする?   この腐れ団長は……」
 
 「刺すッス」
 痛いの嫌いです。
 
 「撃ちましょうか?」
 もっと嫌です。
 
 「このまま締め上げて血を一滴残らず搾り取るのはどうであるか」
 かなり嫌です。
 
 「三角木馬あります~」
 まだ持ってたのかよ。
 
 「……ロースファーまで監禁」
 さすがクリスティンさん。それが一番優しいね。監禁されましょう。馬車は操車しなくていいし、トイレにも慣れてきた。何より美女、美少女がいつも隣にいるんだもの。
 
 「……をする前に手足をもぐ」
 えっ!?
 
 骨が折れる音ってポキッてイメージだったけど、手足を何ヵ所も同時に折られるとバキッて音がするんだね。勉強になったよ。
 
 「うっっっ……」
 
 ルフィナてめぇ、人の話を聞いてからだろ。蔦が猿ぐつわになって叫び声をあげる事も出来なかった。手足を二ヶ所づつ、計八ヶ所の骨折。戦場に行ったってこんな大ケガした事ねぇよ。
 
 「腐れ団長、安心しな。ロースファーまでは六日とかからねぇよ。その間は楽しませてもらうぜ、一方的にな」
 
 僕は何か酷いことをしたのでしょうか。僕が悪者なんですか。悪者だって拷問はジュネーブ条約で禁止されてるんですよ。
 
 

 ロースファーまでの六日間の地獄の日々。今回ばかりは自由の有り難みを改めて知る事が出来た。特に手が自由になるのがいい!   
 
 食事の時は食べさせてもらい、「あ~ん」とかしてもらってラブラブな感じを出していたら、コアトテミテスの食堂で茶化してきた冒険者と食堂が半壊するまで暴れたのはいい思い出で。
 
 もちろん約二名が「あ~ん」をして鼻に突っ込んだり、熱々の汁の滴った野菜を無理矢理に食べさそうとしたのもいい思い出で。
 
 そうそう、手が自由になる話は、やっぱりトイレだね。こればかりは出さない訳にはいかないので、「小」の時には折れた足なのに立たされ握られ出させてもらった。
 
 「大?」 この話は墓場まで持って行きます。誰にも話しません。僕のプライドに賭けて死んでも話しませんよ……
 
 「なに、ぶつぶつ言ってんだ」
 
 「何でもないですよ。自由はいいなって話です」
 
 「で、ここは何処だ?」
 
 ロースファーに入ったんだよ。そうじゃなければ僕の手足はバラバラのままだ。
 
 「ここは国境の街、ブリスです。コアトテミテスと対になるようにロースファー側の「魔石の街」ですね」
 
 「ロースファーが集めていた軍備ってのは、ここじゃないんだな」
 
 さすがプリシラさん、覚えていたか。お酒と一緒に吐いてしまったかと思ったよ。ロースファーが軍備を集めているのは王都での事だが派兵先が今だに分からない。
 
 サンドリーヌの魔物が暴れだしたらこのブリスの街に派兵させられくるだろうけど、ここは平和で女性も暖かさからか露出はコアトテミテスに比べて少し多いかな。いい街だ。
 
 いい街だが長居をするつもりは無い。僕の目的はハルモニアの海で遊ぶ事だ。ロースファーの軍がどこに向かおうとも、僕とは無関係の方に進んでくれ。
 
 「今日は宿屋に泊まるんだろ」
 
 「そうですね。柔らかいベッドでぐっすりと眠りたいですね。サンドリーヌの道をあんまり広げたりしたら管理が大変ですよ」
 
 この白百合団の団則の中に「邪魔する者は殲滅する」と言うのがあるが、サンドリーヌ大森林を通過している間に、どれほど道を広げたか……
 
 サンドリーヌ大森林には馬車が二台、ギリギリすれ違うだけの広さのある立派な道がある。昔の高名な土魔法使いが森を南北に貫く様に造り、アシュタール帝国とロースファー王国を繋いでいる。
 
 コアトテミテスからブリスまでのサンドリーヌ大森林を抜ける間、昼夜関わらず魔物に襲われ、たかがゴブリン相手にフルパワーでレーザーをぶっ放したり、滅ぼす様な風を出したり、木々を斬り倒したりで森林破壊が進み、場所によっては道幅が広がってる。
 
 まあ白百合団を襲う方が悪い。お前らのせいで……    お前らのせいで輪番なんて関係なくなり、ヤりまくり、ヤられまくり。昼夜を問わず一方的にヤられまくり、何度も殺されそうになったか……   
 
 もうオリエッタが催淫剤を使ったんじゃないかと思うぐらいの乱れっぷり。確かに人は通らないけど昼日中に馬車の荷台でヤられまくりだぞ。羨ましいだろ、くそっ!   
 
 「どうした?   また、ぶつぶつ言ってっと聞こえねぇよ」
 
 「何でもないですよ。生きてるっていいなって話です」
 
 「?」
 
 とにかく無事に着いた。今は五体満足だ。手が動く、足が動く、僕は自由だ!   トイレにだって一人で行ける。
 
 
 ブリスの街は「魔石の街」とも言われている。僕はオリエッタに大きめの武器を頼んでいる。プリシラさんのハルバートの様に魔石を組み込んだのもいいが、出来れば軽くなる様な魔力を流す方が欲しい。
 
 宿屋を決め僕とアラナは物資の補給をルフィナは血の研究の為に残り、ソフィアさんとオリエッタは魔石を買いに行った。酒飲みとお目付け役のクリスティンさんも居残り組。
 
 ブリスの街はいい。歩いているだけで活気に満ち溢れているのが分かる。今頃、コアトテミテスは復興で大変なのに、同じ「魔石の街」でも平和なほうがいい。戦争って嫌なものだね。
 
 お陰で僕達の懐具合は暖かい。まだお金になってないだろうけど、今までで一番稼いだんじゃないかな。戦争っていいもんだね。
 
 「アラナ、何か食べて行きましょうか。買い物は終わったけれど、まだ戻るのには早いからね」
 
 「それならお願いがあるッス。付き合ってもらってもいいッスか」
 
 いいよ。いいよ。アラナのお願いなら何でも聞いちゃうよ。僕は元々、猫派だ。犬もいいけど、やっぱり猫だね。それが人の言葉を話して同じご飯を食べて同じベットで寝る。こうして一緒に歩いているだけでも至福の時だ。何より襲われないのがいい。
 
 僕はアラナに連れられて城壁の内側の回りからは見れない所に来た。もしかして……   アラナって以外と大胆ね。
 
 「僕は分かったッス。コアトテミテスとこの前のヴァンパイアで」
 
 先を歩いて行ったアラナが立ち止まり、振り向きながら言った。
 
 「な、何が分かったのかな……」
 
 もう不穏な空気しか流れてない。これはキスをして押し倒してラブラブって雰囲気じゃない。
 
 「何でプリ姉ぇが団長との輪番の時に殺り合うのかが分かったッス」
 
 アラナのソードガントレットからガチリと音がして二本の剣が飛び出す。毛が逆立ち目も獲物を狙う猫目に変わった。
 
 「アラナ、落ち着いて。何か勘違いしてますよ。プリシラさんは、ちょっと変わってるんです」 
 
 僕もショートソードを抜いた。アラナのスピードをぼんやり構えるほど余裕はない。
 
 「あぁ、分かるッス……   これが大人の恋なんッスね」
 
 お前、今まででどんな恋愛してきたんだよ!?   言い終わると同時に竜巻の様に斬りかかって来るアラナ。 
 
 速い!   一対一でまともに組み合うのは初めての事だ。アラナの速さはライカンスロープになった時のプリシラに匹敵する。プリシラさんだって人型からライカンスロープに順を追って速くなるのに、いきなりの速さ。剣を抜いておいて良かった。
 
 左右から時間差での二撃、防がれるのを分かっての打ち込みに「不用意だ」と思った瞬間に下から蹴りが顎を目掛けて飛んできた。
 
 少しかすりながらも避けた僕は、上がった足の勢いに一回転しているアラナの方へ一歩踏み込み超振動の盾で殴り付ける。これで決まったと、思った僕を嘲笑うかの様に下がって避けた。
 
 やっぱり速い。あの態勢からまだ動けるなんて思わなかった。伊達に白百合団の最速じゃないねぇ。だけど僕はチート持ちの最速なのよ。
 
 神速!   モード・ツー!
 
 プリシラさん相手でもここまではしない。神速を使えば僕が優位で進むから。だけどアラナを怪我させずに圧倒するならモード・ツーまで使わないと。
 
 
 勝負?    僕が勝ったよ。怪我もさせずに勝つにはモード・ツーまで使わないと。だけど問題はプリシラさんの様にアラナがなってしまった事。
 
 この恋の誤解をどうやって解こうか。
 
  
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