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リカルドさんからいい匂いがしてきて、深く吸い込むと頭の芯がくらくらする。匂いが発生するところを探して鼻を押しつけた。ぐりぐり鼻を埋め込めば匂いがもっと立ち上る。この匂い、たまらない。
「くっ、君……股に鼻を突っ込むなんて悪い子だな……っ」
「はっ、はっ……(んっんっ、いい匂いがする)」
リカルドさんが何か言ってるけど、いい匂いと撫でられる心地よさで何も考えられない。
僕の両親は共働きで妹の面倒を見るのは僕だったから、いつもしっかり者のお兄ちゃんとして頑張っていた。だから、こんな風に心も身体もとろとろに甘やかされるのは初めての経験。
僕はだらしなく舌を出し、リカルドさんに身を委ねた。
──目の前が白く光る。
身体が伸びる感覚がして、僕は人間に戻っていた。
「えっ、あっ……!」
全裸でいることに気づいて慌てる僕の後ろをリカルドさんが素早く陣取り、後ろから優しく抱きしめられる。先ほどまでの行為でゆるく勃ち上がった僕のものをリカルドさんに触れられて、腰が跳ねた。
「んっ」
竿を優しく手で包むように握り、僕の反応を見るようにゆっくり上下に動かされるとたまらずに声が漏れる。
「人間に戻れて偉かったね。君、名前は?」
「あっ、あの……悠真ですけど、あの、そこ……」
「ユーマ、いい名前だね」
「……あっ、はっ、んん……っ、だ、だめ……っ」
「どうして? ユーマのここ、気持ちよくなりたいって言ってるよ。ポメガバースはね、人間に戻ったときに興奮してるから鎮めてあげないといけないんだ」
初対面のリカルドさんに触られているのが恥ずかしいのに気持ちいい。素直なそこは、どんどん硬くなってしまう。リカルドさんの上下に擦り上げる速さも力加減も絶妙で、耳元へ囁く声も掠れて色っぽくて、僕の理性もどんどん溶けていく。
「っ、んんっ……ポメガ、バースだと、みんな、なるの? し、仕方ない……?」
「ああ、仕方ない。みんな誰かに甘やかしてもらうんだよ。ユーマは俺に甘やかされたらいい──それとも他の人にお願いする?」
「……やっ……やだあ、リカルドさんが、いい……っ」
「ああ、可愛いねユーマ。いっぱい甘やかしてあげる」
リカルドさんが僕の顎を掬い上げ、後ろへ向かせると唇を塞がれた。深く口づけられて甘い吐息しか出てこない。
「あっ、あん……っ、んん……っ」
キスにも興奮した僕のものが大きく膨らんで張りを増していく。もう気持ちよくなることしか考えられなくて、僕の腰が浅ましく勝手に動いてしまう。
「んっ、……もう、だめ、イク……っ」
「ユーマ、見ててあげる。イクところ見せて」
「リカルドさ、ん……っ、ああ…………っ!」
頭が真っ白になる快感が身体を駆け巡る。怒涛のような時間を過ごし、限界を迎えた僕の意識はぷつりと途切れた──
「くっ、君……股に鼻を突っ込むなんて悪い子だな……っ」
「はっ、はっ……(んっんっ、いい匂いがする)」
リカルドさんが何か言ってるけど、いい匂いと撫でられる心地よさで何も考えられない。
僕の両親は共働きで妹の面倒を見るのは僕だったから、いつもしっかり者のお兄ちゃんとして頑張っていた。だから、こんな風に心も身体もとろとろに甘やかされるのは初めての経験。
僕はだらしなく舌を出し、リカルドさんに身を委ねた。
──目の前が白く光る。
身体が伸びる感覚がして、僕は人間に戻っていた。
「えっ、あっ……!」
全裸でいることに気づいて慌てる僕の後ろをリカルドさんが素早く陣取り、後ろから優しく抱きしめられる。先ほどまでの行為でゆるく勃ち上がった僕のものをリカルドさんに触れられて、腰が跳ねた。
「んっ」
竿を優しく手で包むように握り、僕の反応を見るようにゆっくり上下に動かされるとたまらずに声が漏れる。
「人間に戻れて偉かったね。君、名前は?」
「あっ、あの……悠真ですけど、あの、そこ……」
「ユーマ、いい名前だね」
「……あっ、はっ、んん……っ、だ、だめ……っ」
「どうして? ユーマのここ、気持ちよくなりたいって言ってるよ。ポメガバースはね、人間に戻ったときに興奮してるから鎮めてあげないといけないんだ」
初対面のリカルドさんに触られているのが恥ずかしいのに気持ちいい。素直なそこは、どんどん硬くなってしまう。リカルドさんの上下に擦り上げる速さも力加減も絶妙で、耳元へ囁く声も掠れて色っぽくて、僕の理性もどんどん溶けていく。
「っ、んんっ……ポメガ、バースだと、みんな、なるの? し、仕方ない……?」
「ああ、仕方ない。みんな誰かに甘やかしてもらうんだよ。ユーマは俺に甘やかされたらいい──それとも他の人にお願いする?」
「……やっ……やだあ、リカルドさんが、いい……っ」
「ああ、可愛いねユーマ。いっぱい甘やかしてあげる」
リカルドさんが僕の顎を掬い上げ、後ろへ向かせると唇を塞がれた。深く口づけられて甘い吐息しか出てこない。
「あっ、あん……っ、んん……っ」
キスにも興奮した僕のものが大きく膨らんで張りを増していく。もう気持ちよくなることしか考えられなくて、僕の腰が浅ましく勝手に動いてしまう。
「んっ、……もう、だめ、イク……っ」
「ユーマ、見ててあげる。イクところ見せて」
「リカルドさ、ん……っ、ああ…………っ!」
頭が真っ白になる快感が身体を駆け巡る。怒涛のような時間を過ごし、限界を迎えた僕の意識はぷつりと途切れた──
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