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第4話 はじける光
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レオンの目の前には、儚くも優しい月の光に照らされたベルの艶めかしい身体。
開かれた足、ひくつく花弁の奥からあふれる蜜。
ベルは獣耳をぴんと立てて、切なそうに涙ぐむその瞳は次を求めている。
部屋に満たされた頭をくらくらさせる淫靡な女がメスとなった香りは、興奮に細かく震えるレオンの指先をベルの胸の柔肉に沈み込ませる。
「あっ……うんっ……」
マシュマロのように柔らかく、それでいて、ある程度沈み込んだところで確かな弾力を返す膨らみ。その頂に花咲く桃色のふくらみを指の腹で優しく撫で、時に指の間ではさみこみ、その無垢で敏感なつぼみを愛し続けた。
「はぅ……んっ!」
そのたびに、ベルの身体はビクリビクリと体を短く震わせ、シーツをつかむ手に力が入る。
ベルの身体をよじる愛おしい反応と、その安心感すら覚える優しい弾力は、いくらか残っていた緊張感を解きほぐした。
むくむくと大きくなっていた太いレオンの肉棒は、やがて、痛みを覚えるまでに怒張しきって、その赤黒くも固い獣は、早く中を味わわせろとカウパーという名のよだれを垂らしている。
レオンは本能のおもむくままに、自分の固く太い陰茎を、ベルの湿りきった股に押し当てる。
「はっ……! あぅぅ……」
ねっとりとした愛液に濡れたクリトリスに固い陰茎が押し当てられて、一度イかされて敏感になっていたベルはたまらず嬌声を漏らす。
レオンの巨竿は、そのまま何度も膣の花びらを、ぷっくり膨らんだクリトリスを、ねっとりとこすりつけ、そのたびに、溢れ出る淫靡な花液をたっぷりとその身にまとう。
こすりつけられるたびに、ベルは胸を弾ませ、仰け反らせ、悩まし気に左右に振り乱れる。
こらえきれないとばかりに、レオンの右手をとったベルの表情は、口をだらしなく開きながらも許しを乞うていた。
ぬちゅぬちゅと愛液から音が色めき立つころ、レオンは熱くたぎった陰茎をベルの膣口に入れるべく腰を前につきだす。
亀頭は、大きな花びらのふわりとした感触を潜り抜け、小さな花びらの繊細な感触の先、そして、恥ずかしがるベルの理性とは別に、男のものを咥えこもうと開いた女の淫口に押し当てられる。
くちゅ
小さく歓びの音がわく。
そして……。
ぬるんっ
十分すぎるほどに湿り、あふれた甘美な誘い水のために、レオンのペニスは一息でベルの最奥へと深く突き進んだ。
「あっ! あぁぁあああ!!」
可愛い口から獣のような淫らな声が響き渡り、身体は小さく跳ね、背中を一瞬大きく反り返す。
火照り切ったポルチオに固く押し当てられた男のモノは、今のベルにはあまりに快楽がすぎたようだ。
レオンは一息で入れきった後、まだ、一度も動かしていないというのに、ベルは全身に電気が走ったかのように、びくびくと体を小さく痙攣させたり、手足に力を入れて身体をこわばらせたりしたかと思うと、だらんとベッドに脱力した。
「んっんんん……!」
ベルの息ははずみ、目はぼんやりと虚空を見つめ、耳の先を真っ赤にほてらせ、白く透き通るようだった肌は巡る血潮によってうっすらと汗ばんでいた。
あれだけ凛としていたベルが、あれだけはしたなさを嘆いていた女性が、だらしなくも快楽にとろけきった姿を見て、レオンの中で興奮と愛おしさがあふれる。
自然と手はベルのカラスの濡れ羽色のように綺麗な髪にすいよせられ、手櫛をするようにさらさらと髪をといていく。
「やさしい……あぁ……んっ!」
とろけきったベルの身体には、こんな些細な感触ですら乱れるに十分らしい。
レオンの優しい撫で方に目じりを緩ませたが、髪をなでられるというなんでもない刺激にも、時折、びくりと身体を歓びに震わせる。
不意にレオンがベルの耳元にささやいた。
「ベル。可愛いよ」
言われたベルは切なそうに瞳を細めながらも、その口は喜びに緩ませる。
「耳……だめです……いまは……」
耳をふさごうと伸ばしたベルの手を優しく包んで続ける。
「ベル、可愛い。愛おしい。好きだ。愛してる」
「あっ、あっ、ううぅん……だめぇ……だめぇ……!」
ベルが恥ずかしがるたび、しかし、女の身体は喜びに満ちて中に咥えこんでいるレオンの陰茎をきゅうきゅうと締め付ける。
レオンの雁首、裏筋は、搾り取ろうとするメスの本能のままにうねる肉のひだひだに刺激されつくして、思わずうめき声を漏らすほど快楽の波に包まれていく。
もう我慢などできない。
「ベル、動くよ」
レオンの声かけにベルは応えなかった。いや、応えられなかった。
自分のいやらしい淫靡な声を少しでも抑えようと必死に口を結んで、それでも漏れ出てしまうがゆえに、両手で口元を覆っている。
しかし、その目は、これ以上どうなってしまうのだろうという少しの不安、それ以上に次への期待に満ちているように見えた。
少しずつゆっくりと腰を前後に動かす。
ぬちゅ、ぬちゅ
レオンのペニスがベルの中で動き回るたび、女の秘口からあふれ出た蜜が淫らな音を立てる。
きしんだベッドの音、徐々に弾んで早くなっていく自分の息の音は、ベルから漏れ出る快楽に耐える甘い吐息と混じる。
「うぅぅん! あぁぁっ!!! うっ! あっあっあんっ!!」
陰茎を奥に押し込むたび、ベルは手で押さえていても漏れてしまう淫靡な声に、こんなのは自分じゃないと言わんばかりに時折顔を横に振り、再び押し込むために腰を引くと、ペニスの快楽のつぼがつまった裏筋を、ベルの繊細な肉壁がぎゅっと締め付け、そして丁寧にこすり上げる。
想像を超える強烈な摩擦的快感。
(聞いていたよりしっかり包まれる……獣人だからだろうか)
ネットで読みかじった女性の身体の知識の印象とは違い、ベルのそこは、程よく、しかし、しっかりと締めつけて、レオンの白濁とした欲望の液を吐かせようと脈動する。
ぬるま湯につかっているかのように、ほどよい温かさにすべてを包まれている、なんともいえない抱擁感があり、安心感すらある温もりの中を、腰を前後するたびに、しびれるように駆け巡る鋭い快楽の刺激。
こみあげるすべてを吐き出したくなる衝動。
腰を振るたびに、震えそうなくらい気持ちが良い。
長く味わっていたいという想いと、早くすべてを中に吐き出したいという矛盾した想い。
熱いぽかぽかとした熱が腰からじわじわと広がって、背中全体へと広がっていく。
それに伴い、射精しようと縮み上がっていくレオンの陰嚢。
「あぁ……! 旦那さまっっ!! 違うんです! 私、こんなんじゃないんですっ!」
こらえきれなくなったベルが救いを求めるようにレオンに手を伸ばす。
レオンはベルの腰に当てていた手を放して、その手を握った。
両手の指一本一本が、それもセックスのように絡み合い、密着する。
途端に、幸せという感情が脳いっぱいにあふれて、レオンの表情をとろけさせる。
「ワインが……! 満月が……いけないん……ですっ! あっ、あっああああ!」
力の入るベルの指。
それに応えるレオンの指。
ストロークのたびに股に押しあたるベルの太ももの柔肉の感触。
ペニスから感じる引いては寄せる快楽の波。
「あっあっ! いやっいやっ! あぁぁぁ!! イクっイクっ!! またイっちゃう!!」
ベルの乱れに乱れたとけきった表情はレオンの官能を昂らせて、優しくしたいのに、徐々に激しくなっていくストローク。
揺れるベルの胸の双丘。
精を吐き出したくて仕方のない激しい衝動。
甘く脳をとろけさせるメスの香りに、重なり合う甘い吐息。
重なる熱。
たたきつけるたびいやらしく音を立てる愛液。
いったん腰の動きをとめようとしても、極限まで昂った肉悦はそれを許さない。
ベルの乱れた姿と甘い吐息以外は世界がかすみ、きしむベッドの音すら意識の向こうへと追いやられていく。
世界はにじみ、意識の中で広がっていく光。
快感は極まった。
最後の理性が決壊し、堰を切ってあふれる暴力的なまでの射精感。
歯を食いしばっても腰に力をこめても止めきれない肉悦極まった快楽の奔流。
本能のままに腰を前に突き出し、ペニスは子宮口にぐっと押し当たる。
ベルが一瞬目を見開いたのち、ぎゅっと目をつぶった。
ポルチオからのあふれんばかりの肉悦に耐えようとしているかのように見えた。
「あぁ、ぐっ、ベル! 出る!」
「あっ! あっ! ああぁああっ! イくっ! イきますぅぅうううっ!!!」
光がはじけた。
全身を駆け巡り、身体中を麻痺させるように満たしていく愉悦。
一瞬、音が消えて、視界が白くにじむ。
レオンの獣の口からびゅびゅうと白濁したものが吐き出され、尿道口から勢いよく流れ出るたびに、なんともいえない多幸感に包まれると共に鋭い快感の刺激が駆け巡る。
中に欲望の塊をたたきつけられたベルの身体もまた、びくんびくんと体を震わせながら淫靡に蕩けていく。全身の隅々を広がっていく快楽の波に、ベルの歓喜に染まった瞳からは、涙が一粒。
そして、レオンの顔をぼうっと見つめながら、ゆったりとそれを味わっているようだった。
やがて、ベルの中で小さくなっていくレオンのペニス。
夢をみているかのように麻痺している頭。
目の前には脱力していきながら、甘い吐息を必死に整えるベルの姿。
いつまでも中につかっていたい思いをひきずりながらも、弾んでいる息を整えながらそれを抜く。
「あんっ……」
にゅるっと抜けたときに、ベルの短い媚声が囁くように漏れる。恥裂からは、ゆっくりと白濁した欲望のそれを滴らせて、やがてシーツを汚した。
その様を見て、レオンの中の達成感や支配欲に似た何かが満たされていく。
レオンがベルの顔に視線を移すと、ベルは物欲しげに眉尻を下げてレオンを見つめている。
だらしなく開いていた小さな口は結ばれて、しかし、まだなお何かを欲しがって、囁くように時折口を薄く開いた。
「ベル、愛している」
レオンはそう囁きながら、ベルの唇に自分のものを重ねた。
唇の感触と熱を楽しみながらゆっくりと体を重ねる。
欲望のためにではなく、心地よい幸せのために。
ベルは、すっと瞳を閉じて、レオンにされるがままにしながらも、眉は幸せそうにアーチを描く。
そっと、ベルの腕がレオンの背中にまわって、優しくつつんだ。
互いの身体がぴったりと心地よくくっつき、レオンの胸にはベルの豊かな胸の弾力。
「ふふ……。旦那様の匂い、とっても優しい香り」
ベルが静かに微笑む。
快楽の余韻に二人でひたり、やがて幸福感に包まれながら二人で眠った。
レオンは、夢を見た。
深みのある青い空間に、散りばめられた無限の星々の輝き。
目の前には、3つの縦長の銀色の枠が浮かんでいて、一番左の枠には何もなく、真ん中には真っ黒い暗殺者のような恰好をした少年が、そして、一番右端は対照的に真っ白い聖女が身に着けるような上等なローブに身を包んだ美しい女が枠に収まっていた。
二人ともその双眸は静かに閉じられていて、直立不動でぴくりとも動かない。
3つの枠の上には、それぞれネームプレートが浮かんでいて、レオンは、それがレーヴァテインのキャラクター選択画面であることに気がついた。
一番左の空白の枠には、「レオン」というネームプレート。
通常、キャラクターの左横には、レベルや攻撃力など主要なステータスが小さく表示されているが、今は文字化けしたかのように読み取れないランダムな記号が並んでいるだけだ。
続いて、真ん中の暗殺者のような少年は「ジュダ」というネームプレートがあり、サブキャラクターで一応レベルはカンストしてるものの、レオンほどには装備は充実していないキャラクターだった。
戦闘スタイルは、殲滅力に特化したスピードと攻撃力重視のエレメンタルブレイバーというクラスのレオンとは対照的に、見た目通りの暗殺者スタイル、気配を殺し、姿を擬態したり、背後から致命的な一撃「バックスタブ」を叩き込むテクニカルなクラス「アサシン」である。
最後の一番右の女性は、キャラクターのスクリーンショットをネットにアップする文化に触発されて作った女性キャラクターの「エリス」で、普段だったら選ばない回復役の「クレリック」というクラスであるが、これはいろいろあってゲームシステム的にヒーラーが廃止されてしまい、システムな都合でレベルも50で止まっている。それもあって、写真撮影以外にほとんど使ってこなかった。
「俺の持ちキャラクターたちか……」
ぼんやりと二人を見つめるレオン。
ぴくりとも動かない二人。
「キャラクターチェンジができたりするんだろうか」
自分以外誰もいない空間では、ぽつりとつぶやいてもただの独り言。
誰も返事は返してくれない……。
「ベル。早く明日にならないかな。ベルを外に連れ出したい……」
早くベルの顔を見たくて、静かに瞳を閉じる。
そうしたほうが、早く夢から覚めると思ったからだ。
実際にそれは有効だったようで、だんだんと意識が遠のいていく。
瞼ごしに感じる光がだんだんと強くなっていく気がする。
夜が明けたのだろう。
目覚めは近い。
だから、レオンは気づかなかった。
ジュダの瞳が静かに開いたことを。
開かれた足、ひくつく花弁の奥からあふれる蜜。
ベルは獣耳をぴんと立てて、切なそうに涙ぐむその瞳は次を求めている。
部屋に満たされた頭をくらくらさせる淫靡な女がメスとなった香りは、興奮に細かく震えるレオンの指先をベルの胸の柔肉に沈み込ませる。
「あっ……うんっ……」
マシュマロのように柔らかく、それでいて、ある程度沈み込んだところで確かな弾力を返す膨らみ。その頂に花咲く桃色のふくらみを指の腹で優しく撫で、時に指の間ではさみこみ、その無垢で敏感なつぼみを愛し続けた。
「はぅ……んっ!」
そのたびに、ベルの身体はビクリビクリと体を短く震わせ、シーツをつかむ手に力が入る。
ベルの身体をよじる愛おしい反応と、その安心感すら覚える優しい弾力は、いくらか残っていた緊張感を解きほぐした。
むくむくと大きくなっていた太いレオンの肉棒は、やがて、痛みを覚えるまでに怒張しきって、その赤黒くも固い獣は、早く中を味わわせろとカウパーという名のよだれを垂らしている。
レオンは本能のおもむくままに、自分の固く太い陰茎を、ベルの湿りきった股に押し当てる。
「はっ……! あぅぅ……」
ねっとりとした愛液に濡れたクリトリスに固い陰茎が押し当てられて、一度イかされて敏感になっていたベルはたまらず嬌声を漏らす。
レオンの巨竿は、そのまま何度も膣の花びらを、ぷっくり膨らんだクリトリスを、ねっとりとこすりつけ、そのたびに、溢れ出る淫靡な花液をたっぷりとその身にまとう。
こすりつけられるたびに、ベルは胸を弾ませ、仰け反らせ、悩まし気に左右に振り乱れる。
こらえきれないとばかりに、レオンの右手をとったベルの表情は、口をだらしなく開きながらも許しを乞うていた。
ぬちゅぬちゅと愛液から音が色めき立つころ、レオンは熱くたぎった陰茎をベルの膣口に入れるべく腰を前につきだす。
亀頭は、大きな花びらのふわりとした感触を潜り抜け、小さな花びらの繊細な感触の先、そして、恥ずかしがるベルの理性とは別に、男のものを咥えこもうと開いた女の淫口に押し当てられる。
くちゅ
小さく歓びの音がわく。
そして……。
ぬるんっ
十分すぎるほどに湿り、あふれた甘美な誘い水のために、レオンのペニスは一息でベルの最奥へと深く突き進んだ。
「あっ! あぁぁあああ!!」
可愛い口から獣のような淫らな声が響き渡り、身体は小さく跳ね、背中を一瞬大きく反り返す。
火照り切ったポルチオに固く押し当てられた男のモノは、今のベルにはあまりに快楽がすぎたようだ。
レオンは一息で入れきった後、まだ、一度も動かしていないというのに、ベルは全身に電気が走ったかのように、びくびくと体を小さく痙攣させたり、手足に力を入れて身体をこわばらせたりしたかと思うと、だらんとベッドに脱力した。
「んっんんん……!」
ベルの息ははずみ、目はぼんやりと虚空を見つめ、耳の先を真っ赤にほてらせ、白く透き通るようだった肌は巡る血潮によってうっすらと汗ばんでいた。
あれだけ凛としていたベルが、あれだけはしたなさを嘆いていた女性が、だらしなくも快楽にとろけきった姿を見て、レオンの中で興奮と愛おしさがあふれる。
自然と手はベルのカラスの濡れ羽色のように綺麗な髪にすいよせられ、手櫛をするようにさらさらと髪をといていく。
「やさしい……あぁ……んっ!」
とろけきったベルの身体には、こんな些細な感触ですら乱れるに十分らしい。
レオンの優しい撫で方に目じりを緩ませたが、髪をなでられるというなんでもない刺激にも、時折、びくりと身体を歓びに震わせる。
不意にレオンがベルの耳元にささやいた。
「ベル。可愛いよ」
言われたベルは切なそうに瞳を細めながらも、その口は喜びに緩ませる。
「耳……だめです……いまは……」
耳をふさごうと伸ばしたベルの手を優しく包んで続ける。
「ベル、可愛い。愛おしい。好きだ。愛してる」
「あっ、あっ、ううぅん……だめぇ……だめぇ……!」
ベルが恥ずかしがるたび、しかし、女の身体は喜びに満ちて中に咥えこんでいるレオンの陰茎をきゅうきゅうと締め付ける。
レオンの雁首、裏筋は、搾り取ろうとするメスの本能のままにうねる肉のひだひだに刺激されつくして、思わずうめき声を漏らすほど快楽の波に包まれていく。
もう我慢などできない。
「ベル、動くよ」
レオンの声かけにベルは応えなかった。いや、応えられなかった。
自分のいやらしい淫靡な声を少しでも抑えようと必死に口を結んで、それでも漏れ出てしまうがゆえに、両手で口元を覆っている。
しかし、その目は、これ以上どうなってしまうのだろうという少しの不安、それ以上に次への期待に満ちているように見えた。
少しずつゆっくりと腰を前後に動かす。
ぬちゅ、ぬちゅ
レオンのペニスがベルの中で動き回るたび、女の秘口からあふれ出た蜜が淫らな音を立てる。
きしんだベッドの音、徐々に弾んで早くなっていく自分の息の音は、ベルから漏れ出る快楽に耐える甘い吐息と混じる。
「うぅぅん! あぁぁっ!!! うっ! あっあっあんっ!!」
陰茎を奥に押し込むたび、ベルは手で押さえていても漏れてしまう淫靡な声に、こんなのは自分じゃないと言わんばかりに時折顔を横に振り、再び押し込むために腰を引くと、ペニスの快楽のつぼがつまった裏筋を、ベルの繊細な肉壁がぎゅっと締め付け、そして丁寧にこすり上げる。
想像を超える強烈な摩擦的快感。
(聞いていたよりしっかり包まれる……獣人だからだろうか)
ネットで読みかじった女性の身体の知識の印象とは違い、ベルのそこは、程よく、しかし、しっかりと締めつけて、レオンの白濁とした欲望の液を吐かせようと脈動する。
ぬるま湯につかっているかのように、ほどよい温かさにすべてを包まれている、なんともいえない抱擁感があり、安心感すらある温もりの中を、腰を前後するたびに、しびれるように駆け巡る鋭い快楽の刺激。
こみあげるすべてを吐き出したくなる衝動。
腰を振るたびに、震えそうなくらい気持ちが良い。
長く味わっていたいという想いと、早くすべてを中に吐き出したいという矛盾した想い。
熱いぽかぽかとした熱が腰からじわじわと広がって、背中全体へと広がっていく。
それに伴い、射精しようと縮み上がっていくレオンの陰嚢。
「あぁ……! 旦那さまっっ!! 違うんです! 私、こんなんじゃないんですっ!」
こらえきれなくなったベルが救いを求めるようにレオンに手を伸ばす。
レオンはベルの腰に当てていた手を放して、その手を握った。
両手の指一本一本が、それもセックスのように絡み合い、密着する。
途端に、幸せという感情が脳いっぱいにあふれて、レオンの表情をとろけさせる。
「ワインが……! 満月が……いけないん……ですっ! あっ、あっああああ!」
力の入るベルの指。
それに応えるレオンの指。
ストロークのたびに股に押しあたるベルの太ももの柔肉の感触。
ペニスから感じる引いては寄せる快楽の波。
「あっあっ! いやっいやっ! あぁぁぁ!! イクっイクっ!! またイっちゃう!!」
ベルの乱れに乱れたとけきった表情はレオンの官能を昂らせて、優しくしたいのに、徐々に激しくなっていくストローク。
揺れるベルの胸の双丘。
精を吐き出したくて仕方のない激しい衝動。
甘く脳をとろけさせるメスの香りに、重なり合う甘い吐息。
重なる熱。
たたきつけるたびいやらしく音を立てる愛液。
いったん腰の動きをとめようとしても、極限まで昂った肉悦はそれを許さない。
ベルの乱れた姿と甘い吐息以外は世界がかすみ、きしむベッドの音すら意識の向こうへと追いやられていく。
世界はにじみ、意識の中で広がっていく光。
快感は極まった。
最後の理性が決壊し、堰を切ってあふれる暴力的なまでの射精感。
歯を食いしばっても腰に力をこめても止めきれない肉悦極まった快楽の奔流。
本能のままに腰を前に突き出し、ペニスは子宮口にぐっと押し当たる。
ベルが一瞬目を見開いたのち、ぎゅっと目をつぶった。
ポルチオからのあふれんばかりの肉悦に耐えようとしているかのように見えた。
「あぁ、ぐっ、ベル! 出る!」
「あっ! あっ! ああぁああっ! イくっ! イきますぅぅうううっ!!!」
光がはじけた。
全身を駆け巡り、身体中を麻痺させるように満たしていく愉悦。
一瞬、音が消えて、視界が白くにじむ。
レオンの獣の口からびゅびゅうと白濁したものが吐き出され、尿道口から勢いよく流れ出るたびに、なんともいえない多幸感に包まれると共に鋭い快感の刺激が駆け巡る。
中に欲望の塊をたたきつけられたベルの身体もまた、びくんびくんと体を震わせながら淫靡に蕩けていく。全身の隅々を広がっていく快楽の波に、ベルの歓喜に染まった瞳からは、涙が一粒。
そして、レオンの顔をぼうっと見つめながら、ゆったりとそれを味わっているようだった。
やがて、ベルの中で小さくなっていくレオンのペニス。
夢をみているかのように麻痺している頭。
目の前には脱力していきながら、甘い吐息を必死に整えるベルの姿。
いつまでも中につかっていたい思いをひきずりながらも、弾んでいる息を整えながらそれを抜く。
「あんっ……」
にゅるっと抜けたときに、ベルの短い媚声が囁くように漏れる。恥裂からは、ゆっくりと白濁した欲望のそれを滴らせて、やがてシーツを汚した。
その様を見て、レオンの中の達成感や支配欲に似た何かが満たされていく。
レオンがベルの顔に視線を移すと、ベルは物欲しげに眉尻を下げてレオンを見つめている。
だらしなく開いていた小さな口は結ばれて、しかし、まだなお何かを欲しがって、囁くように時折口を薄く開いた。
「ベル、愛している」
レオンはそう囁きながら、ベルの唇に自分のものを重ねた。
唇の感触と熱を楽しみながらゆっくりと体を重ねる。
欲望のためにではなく、心地よい幸せのために。
ベルは、すっと瞳を閉じて、レオンにされるがままにしながらも、眉は幸せそうにアーチを描く。
そっと、ベルの腕がレオンの背中にまわって、優しくつつんだ。
互いの身体がぴったりと心地よくくっつき、レオンの胸にはベルの豊かな胸の弾力。
「ふふ……。旦那様の匂い、とっても優しい香り」
ベルが静かに微笑む。
快楽の余韻に二人でひたり、やがて幸福感に包まれながら二人で眠った。
レオンは、夢を見た。
深みのある青い空間に、散りばめられた無限の星々の輝き。
目の前には、3つの縦長の銀色の枠が浮かんでいて、一番左の枠には何もなく、真ん中には真っ黒い暗殺者のような恰好をした少年が、そして、一番右端は対照的に真っ白い聖女が身に着けるような上等なローブに身を包んだ美しい女が枠に収まっていた。
二人ともその双眸は静かに閉じられていて、直立不動でぴくりとも動かない。
3つの枠の上には、それぞれネームプレートが浮かんでいて、レオンは、それがレーヴァテインのキャラクター選択画面であることに気がついた。
一番左の空白の枠には、「レオン」というネームプレート。
通常、キャラクターの左横には、レベルや攻撃力など主要なステータスが小さく表示されているが、今は文字化けしたかのように読み取れないランダムな記号が並んでいるだけだ。
続いて、真ん中の暗殺者のような少年は「ジュダ」というネームプレートがあり、サブキャラクターで一応レベルはカンストしてるものの、レオンほどには装備は充実していないキャラクターだった。
戦闘スタイルは、殲滅力に特化したスピードと攻撃力重視のエレメンタルブレイバーというクラスのレオンとは対照的に、見た目通りの暗殺者スタイル、気配を殺し、姿を擬態したり、背後から致命的な一撃「バックスタブ」を叩き込むテクニカルなクラス「アサシン」である。
最後の一番右の女性は、キャラクターのスクリーンショットをネットにアップする文化に触発されて作った女性キャラクターの「エリス」で、普段だったら選ばない回復役の「クレリック」というクラスであるが、これはいろいろあってゲームシステム的にヒーラーが廃止されてしまい、システムな都合でレベルも50で止まっている。それもあって、写真撮影以外にほとんど使ってこなかった。
「俺の持ちキャラクターたちか……」
ぼんやりと二人を見つめるレオン。
ぴくりとも動かない二人。
「キャラクターチェンジができたりするんだろうか」
自分以外誰もいない空間では、ぽつりとつぶやいてもただの独り言。
誰も返事は返してくれない……。
「ベル。早く明日にならないかな。ベルを外に連れ出したい……」
早くベルの顔を見たくて、静かに瞳を閉じる。
そうしたほうが、早く夢から覚めると思ったからだ。
実際にそれは有効だったようで、だんだんと意識が遠のいていく。
瞼ごしに感じる光がだんだんと強くなっていく気がする。
夜が明けたのだろう。
目覚めは近い。
だから、レオンは気づかなかった。
ジュダの瞳が静かに開いたことを。
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――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
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