東京ネクロマンサー -ゾンビのふーこは愛を集めたい-

神夜帳

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第4章 主人公

第41話 ママ

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 ネクロ野郎と呼ばれる男が、左手にククリナイフを構え、右手で跨ったバイクのアクセルを捻る。
 オフロードバイクのエンジンが唸り声をあげ、一気に加速し目標に向かって風のように駆ける。

 目の前には、ゾンビに追われている若い女の子が二人。

「いやぁああ! なんでこんなところに!」
「こないでよぉ!」

 場所は、天国にほど近い安全回廊内、人的資源の差だろう。
 拠点としているマンション周辺は、車や瓦礫で塞いだだけの簡易的なバリケードなのが、天国に近づけば近づくほど、溶接された鉄板などが見て取れて、堅牢に安全なエリアを確保していた。
 だからこそ、若い女の子が二人、こんなんところでゾンビに追いかけられているのが不思議でしかたない。
 しかも、死にかけのヨタヨタしたゾンビではなく、それなりに走れる元気なゾンビ、よく目をこらせば男のゾンビも混じっている。

 バイクのけたたましいエンジン音に気が付いた女の子達が、ネクロ野郎と呼ばれる男に向かって助けを求めて手を振っている。


 夜が明けてから、恵を運ぶのは無理と判断した俺は、医者を連れてこようと天国に向かってバイクを走らせた。
 後ろには、カッパを着させたふーこが座っている。
 景色が天国に近づくにつれ、段々とバリケードが堅牢になっていく様に、俺は国力といえばいいのか、数のそろった人間の力をまざまざと見せつけられているように感じた。
 俺の拠点としているマンション周辺より、ずっと安全なはずの道の中、ゆらっと動く何かが目に映ってバイクを止める。
 スマホのカメラを向けて、思いっきりズームしてみれば、生きている若い女の子が二人、ゾンビに追いかけられていた。しかも、追いかけているゾンビ達は、死にかけほどではない。全盛期ほどでもないが、普通に走れる程度には元気なようだ。今となってはレアキャラとなったはずの男のゾンビも混じっている。

 ふぅ

 ため息一つと共に、腹に力を入れ、左手にククリナイフを構える。
 右手でアクセルを捻って、バイクを加速させる。
 やがて、こちらに気が付いたのか走りながら、助けを求めて手を必死に振る女の子達。
 デコボコとしていた道は整えられ、大きな瓦礫も撤去された平和だったときを思い出させられる道を、これでもかと加速させたバイクで駆け抜ける。

 そのまま女の子達の脇を一気に通り過ぎて、後ろに迫っていたゾンビの首を左手のククリナイフで斬り落としていく。
 何匹かのゾンビの首を落としたところで、バイクを急停止させてふーこと共に飛び降りる。

「ふーこ。人間の女の子は攻撃するなよ」

 俺の命令にじっと無表情のまま見つめてくるふーこ。

「いや、浮気しないからっ!」

 そう言うと、しぶしぶといった感じでゾンビに近づいていって、赤子の手をひねるかのように、簡単にゾンビ達をバラバラにしていく。
 ふーこが、左足を軸に右足を回し蹴りのように振り回せば、何匹ものゾンビが上半身を吹き飛ばされ血の雨を降らし、右手を不格好に突き出せば、若い男のゾンビの胸を貫通して、手を引っこ抜いたときには、ふ―この手には脈動する心臓が握られていた。

 ふーこが暴れ散らかす脇で、するりと群れを抜けて女の子達を追いかけようとするゾンビを、俺が後ろから首をはねていく。
 ちらりと女の子を目の端でとらえると、二人とも軽装でリュックサックを背負っていて、ところどころにバイクのプロテクターらしきものを身に着けているが、武器らしきものは何も持っていない。

「逃げるなら早く逃げろ!」

 俺が叫ぶと、ハッと我に返った顔をして女の子達は、天国の方向へ逃げていった。
 自分を囲んでくるゾンビを斬って、斬って、斬りまくる。
 腕が飛び、首が飛び、はらわたを垂れ流しながらも襲いかかってくるゾンビ達。
 動きは、全盛期に比べるまでもないが、普段金森地区で相手にしているような瀕死のゾンビではなく、皆、人間以上には力があった。
 知性がないせいで、連携することはないのが助かる。
 こちらの攻撃を、さっと紙一重で避けて、俺にのしかかろうとしてくるゾンビ、後ろから俺をはがいじめしようとするゾンビ、伸びてくる腕、手、腕、手。

「くそが」

 腹に、脚に力を入れ、肺いっぱいに息を吸う。
 あの時、血の雨を降らした時、その時をイメージして、ぐっと足で地面を蹴ると、自分でも驚くくらい素早く、そして、空を駆けた。
 自分を囲っていたゾンビの群れの後ろに転がりながら、さっと立ち上がる。
 目標を見失って、立ち尽くしているゾンビ達を、後ろから斬って斬って斬りまくった。

 自分でも驚くこの力はなんだろう?
 火事場の馬鹿力を制御できるようになったのだろうか?

 数十匹はいたであろうゾンビの群れを粗方バラバラにしたところで、ふーこを振り返ると、雨合羽を血で真っ赤にそめたふーこが、バリバリと腸を貪り食っているところだった。

「今日はふーこのご飯いらないかも……」

 夜寝るようになって必要カロリーが大幅に減ったふーこは、今となっては普通の人間の食事程度で十分に身体を維持できている。今のように戦闘でカロリーを消費すると、相手を捕食して補填しているので、本当に食費が助かる。

 ドォオォォオオンン!!

 そんな呑気なことを考えていたら、空から何か振ってきた。

 細部は違うし、そもそも顔が違う。
 だが、なんとなく見覚えのあるシルエット。

 頭はスキンヘッド、身体はあの時より大きい3メートルは超える巨体。
 腕がそもそも人間の胴体よりずっと大きく、血の気の無い白い肌のせいだろうか、大きなギリシャの彫刻を魅せつけられているそんな巨大な男のゾンビが目の前に現れた。

「はっ?」

 タカクラデパートで見かけたあのゾンビが再生して現れたのか、いや、そんな馬鹿な。顔は違う。
 そんなことが一瞬だと思うが、頭をぐるぐると駆け巡ったところで、その男ゾンビはニヤリと笑ったような表情を見せて、首をトントンと自分の右手でたたくふりをした。

『ハ……ハ……ハハハ……イタカッタゾ……イタカッタ……』

 そして、喋った。
 声も違う。
 間違いなくあの時のデパートの男ゾンビではない。
 しかし、首を示した仕草、そして、イタカッタという言葉。

「はぁ? 喋った? はぁ? デパートの……!?」

 一致するのは、あの時の男ゾンビだ。

「どういうことだ?! 復活した? そんなんありか!?」

 驚き攻撃の機を見いだせないでいる俺を横目に、地面に倒れて蠢いているゾンビを掴むとバリバリと食べ始めた。
 男も女もないらしい。
 自分の近くにあるゾンビ達をかたっぱしから食べていく。

「なんなんだお前は!」

 アキレス腱でも斬ってやろうかと、地面を蹴って接近を試みるが、スキンヘッドの巨大ゾンビは餌としてつかんでいたゾンビを放り投げる。
 剛速球のように飛んでくるソレを、間一髪躱すが、すれ違った時の風圧が俺の髪をバタバタと揺らす。
 そのまま、大きな手が俺を掴もうと目の前まで迫ってくるから、必死に指を斬り裂く。

 バラバラと何本かの太い指が地面に落ちて、土を赤黒く染めていく。

 だが、止まらない。

 右手がせまり、斬っても、左手も一緒に迫ってくる。
 巨体だから動きが遅いなんてゲームの中だけの話で、必死に後ろに跳んで距離を稼いでも、一呼吸の間であの巨体が追い付いて迫ってくる。

 背筋がゾッとしたものが駆け抜けたとき、ふーこがスキンヘッドの首に腕を絡ませてしがみつくと、そのまま首筋を噛みちぎった。

 ぴゅーっと血が噴き出し、だらだらと巨体を赤く染め、血しぶきが辺りに散っていくが、スキンヘッドはお構いなしといった様子で、しがみつくふーこを捕まえると、そのまま地面に叩きつけた。

 パキッ

 そんな嫌な音が聞こえた気がする。
 地面にめり込みながら、じわじわと頭から血があふれて周りを染めていく、そんなふーこの様を見て何かがプチっと切れた。

「きたねぇ手で、俺の大事なもんに触ってんじゃねーよ」

 脚に力を入れて跳ねる。

 目の前に伸びてくる大きな手と太い腕、右手のククリナイフでそっと触れるように刃を当てれば、俺の身体の横を風のように通り抜けていった腕から血が噴き出す。そのまま、腕を蹴り飛ばして、足元を走り抜ける。
 すれ抜き様に、アキレス腱を斬り裂くが、見ている目の前で血は止まり、傷はすぐさま回復していく。
 背後にいる俺を吹き飛ばすつもりだったであろうバックハンドで飛んできた手や腕が、豪風と共に俺をミンチにしようと暴れ散らかすが、何かを狙ったわけでもない小さな子供の駄々のような動きは、簡単に見切ることができ、躱したところで、左膝を柄で何度も叩いて皿を割ってやった。

 数秒も満たない間に、一度に色々な箇所に深手を負ったためか、あっさりと膝をつくスキンヘッド。

「これにこりたらもう二度と現れるな」

 頭を垂れたその首を、一気に斬り落とした。

『ハハハハハ……イタイ……イタイ……ママ……』

 地面を転げていったソレは、妙に嬉しそうにそう言うと、しばらく口をぱくつかせた後動かなくなった。

「ふーこ」

 地面にめりこんでいるふーこを引っ張り上げる。
 頭はやはり一度割れたのか、前髪に血がべったりとついて、ぐしゃぐしゃになった髪が固まっていた。
 ふーこの髪をかきあげながら、傷をよくよく確認してみるが、特段目立った傷はなかったことから、もうすでに回復したようだ。
 しかし、ふーこは不機嫌そうな顔をしたまま、何度も何度も前髪を触っていた。
 やはり、髪にはなにか思い入れが強くあるらしい。

 助けた二人の女の子が駆け寄ってきて、何度も何度も感謝を伝えてきた。

 天国の二人の女の子を助けたこと、巨大ゾンビをまた討伐したおかげで、その後の話は早かった。
 天国に入るなり、御子柴がやってきて用件を聞いて来たので伝えたら、今は医者をここから動かすわけにはいかないので、看護師を向かわせると言ってきた。
 看護師といっても、医者から指導を受けながら、もう普通に手術とかもやっていて、医師免許がないだけで医師と呼んでも遜色のない程度の実力があるらしい。

「色々悪いわね。こっちの住人の保護をしてくれただけでなく、あの子たちも助けてくれて。まさかあんなでかいゾンビも退治してくれるなんて」

 色々と話がついて一段落したとき、朝から出かけたというのに、既に時刻は13時。
 昼飯時ということで、タカクラデパート内のフードコートでご飯をご馳走になる。
 俺がきょろきょろと辺りの様子を窺っていると、察した御子柴がラーメンをすすりながら教えてくれた。

「あれから、こっちはこのデパートを中心に500人程住んでいるわ。その窓から見える高層マンションに多くは住んでいるけど、このデパートに居を構えている人達もいるわね」
「ふーん」
「悪いわね」
「なにが?」
「平野たちはここを放棄して、あんたにここの資材をあげたんでしょ? なのに勝手に使って」
「別に。俺の拠点が奪われたわけじゃないし」
「そう。ありがとう」
「いや」
「ねぇ。なんかあんた、話しやすくなったわね。何かあった?」
「そんなことがわかるほど俺達話してないと思うけど」
「まぁ、そうね。でも、平野達から聞いてた話とはイメージが違うわ」
「そう?」
「そういえば」
「うん?」
「多田さんは、この前出発したわよ。静岡の方へ」

 御子柴の発言に一瞬驚きで喉がつまった。

「リーダー自身がここを置いて、自分で行ったのか? 静岡へ?」
「えぇ。もちろん一人じゃないわよ。部下を何人か連れて行ったけどね」
「自分で行く必要はないだろうに」
「たぶんね。期待に応えたかったんじゃない?」
「え?」
「あんたの期待に応えたら、こっちの味方になってくれるかも? そしたら、その強力なゾンビも味方になるわけでしょ?」
「だからといって、リーダーがそんな危険を犯す必要があるのか?」
「そうね。たぶんだけど。本当のところで仲間を信用していないのよ多田さんは」
「ふむ?」
「こんな終末世界を生き抜いた人たちの集まりですもの。血の気が多い連中が多いのも確かよ。ろくに交渉せずに拉致してくる可能性を恐れたのかもね」
「あー」

 なんとなく言葉がつまって、窓から外をぼーっと眺める。
 下界では、ちょろちょろと数匹のゾンビが歩いていて、それを見つけた天国の連中が始末していた。
 俺の視線で察したのか御子柴が説明する。

「このところ、またゾンビが増えてきたわ。多くは北から流れてくるみたい」
「北から……」
「澪って言うゾンビの叫び、ゾンビを引き寄せるみたいね」
「あぁ」
「どれくらいの範囲効くのかしら。宮本が死んだとき、随分と大きな叫びが遠くからも聞こえたけど」
「わからない。だけど、北から来ているのなら……」
「たまに見知った顔があるわ」

 御子柴はなんでもないことのように、いや、そう装っているのだろう。
 少し間をあけて言う。

「山梨の天国のゾンビが到着したんでしょうね」
「そうか」

 千鶴が発生させたゾンビの集団が、澪の叫びに引き寄せられたのか……本当のところはわからないが、新しい天国に迫っているようだ。だから、医者は外せないといったのだろう。

「北だけじゃないかも」

 御子柴がぽつりと言う。

「山梨からここまで引き寄せるくらいの力なら……」

 御子柴が言いたいことが手に取るように分かった気がする。

「東京……」

 俺のつぶやきに、御子柴は静かに首を縦に振った。

「東京に近づけば近づくほどゾンビの数は増えていって、未だに大量のゾンビが東京にはいるのでしょうね」
「ネットに繋がった時は、東京からの書き込みもあったな。人間も確かに生きていて、ということは、ゾンビもたくさんいるのだろう」
「あんたたちのところには現れないかもしれないけどね」
「うん?」
「楽園」
「へ?」

 御子柴は少し髪をかきむしってから言った。

「楽園という存在が東京にあることが無線とかでわかっているわ」
「楽園……?」
「烏の使徒というのを教祖とした宗教的な集団みたいね」
「また、宗教か! もううんざりだ!」
「こういう世界だから、心の拠り所が必要なのはわかるわ。でも……」
「なんだ?」
「ちょっと、危ない集団みたいだから、気を付けて。まだ接触してないからわからないんだけど……」
「そうか。あとで、ログを漁ってみるよ」
「ログ?」
「定期的にSNSの書き込みとかダウンロードしたデータがあるんだ。読み直してみる」
「そう」

 御子柴と昼食を摂りながらそんなやりとりをした後、連れて行く看護師の準備が整うまでの間、ぶらぶらと天国内を歩いてみる。
 正確に、ここからここまでが天国とテリトリーが決まっているわけではないが、歩いてみて色々わかった。

 とりあえず、タカクラデパートが全ての中心で、ここが商業と行政を司っているらしい、住居はほとんどが高層マンションの低層階に住んでいるみたいで、理由は、タカクラデパートとそのマンションは電気や水道などのライフラインが通っているからとのことだった。
 タカクラデパート周辺の家々は、前に来た時より取り壊されたものが多く、いつの間にか畑が出来ていた。
 山羊がうろついている区画もあり、酪農にも挑戦しているようだ。
 他所へ物資を調達するチームも結成されていて、平野を中心に、人的資源を含めあらゆる有用なものを取って帰ってきているみたいだ。

「もう一つの国だな」

 やはり、生まれたてのそれなりに元気なゾンビでは、今作っているバリケードでは超えてきてしまうこともあるようで、警ら隊のようなものが巡視して警戒している。
 そのためか、あっちこっちでビスをうちこんだり、溶接したりする工事の音が聞こえている。

「ふぅ。やはり、集団となった人の力は……。あいつらの生活を守っていくためには、やはり……迎合も必要か……」

 自分ひとりが好きに生きるには十分だった。
 しかし、大切な者を背負いながら生きていくには、もはや限界は目に見えている。

「問題は、どのタイミングで、そして、千鶴の件をどうするかだな……」

 ぶつぶつと呟きながら歩いて行くそばを、ふーこが無表情でてくてくとついてくる。
 歩いて、歩き続けていると、安全エリアの果てに来てしまったのか、武骨なバリケードの塊が見えてきた。
 ここが果てかと、引き返そうとしたとき、歳にしては80代くらいだろうか、背筋はぴんとしてすたすたと歩いてはいるが、随分と年齢を感じさせる男が、普通の普段着で鞄一つ持たずにバリケードをよじ登って行くのが見えた。

「おい……」

 声をかけようと駆け寄っていく頃には、するするとバリケードを登り切ってその姿を壁の向こうへ消していた。
 思わず、ふーこと目を見合わせる。
 しかし、当然ながらふーこはキョトンとした様子でじっと見返してくるだけだ。

「誰かに……」

 誰かに知らせようと辺りを見るが、こんなときに限って誰も見当たらない。
 そうこうしているうちに、あの老人がどこかへと行ってしまうのを見過ごすのもバツが悪い心持がした。

「あーあぁ! もう、俺もヘタレたものだ!」

 バリケードに手を、足をかけて、よじ登る。
 見捨てるわけにもいかない。
 なんだか、そう思ってしまった。
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