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外伝 レオンハルト編
ばれる1
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目覚めれば、薄暗い部屋の中俺はベッドの中で、脇には思い詰めた顔で身体を丸めているフローラがいた。
やっちまったなー。
やむを得なかったとはいえ、番いに心配をかけるなんてサイテーだ。
フローラには随分心配を掛けた事だろう。
魔力の使い過ぎで命を落とす魔法使いは山ほどいるのだから。
まぁ、竜族の生命力は強いからそうそう簡単に死んだりはしないのだけど、俺が竜族だってフローラは知らないわけだし。
フローラの様子がなんだかヘンだ。
誤魔化そうとして明るく振る舞ったりしてるけど、表情は硬いし、ソワソワ落ち着きもない。
先ほどの思い詰めた顔も気にかかる。
でも、どうしたんだ?と聞いたところで、フローラが簡単に話すとは思えない。
そもそもからして、フローラは他人とコミュニケーションをとるのが得意ではないのだ。
生い立ちを思えばそれも当然のような気もするけど、自分の意思や感情を表現したりする事が特に苦手だし、怖がっているようにも感じる。
俺との会話だって、フローラが饒舌に話すのはカメレオンの俺の話ばかりで、フローラ自身についての話なんてほとんどした事がない。
フローラが心を許している唯一の例外がカメレオンの俺だけど、この状況で入れ替わるにはさすがに無理がある。
カメレオンじゃなくて、人間の俺を頼りにしてくれるといいと思うけど、まぁ、人間不信に陥っているフローラからしてみれば、人間じゃないから逆に安心して話せるのかも知れない。
とにかく、今のところはフローラにとって俺は初恋の相手(これは間違いない!)ではあるものの、心を任せられるほどの信頼に足る人間ではないという事だ。
番いなのに、全く不甲斐ないことこの上ないが、精進するしかないだろう。
となれば、本人が話さずにはいられないようにしてやればよい。
竜族の番いの繋がりは強固で、生涯にわたって最高の悦びを得られる反面、番いを失えば絶望のあまり生きる意味を見い出せなくなってしまうほど。
それ故に、竜族にとって番いの身の安全は何よりも優先させるべき事項となる。
そして、その呪縛は竜族に番いとして選ばれた人間にも同様に降りかかる。
俺はわざと挑発するように、フローラに話し掛けた。
フローラが堪えきれずに感情を爆発させるのは、番いである俺の命が危機に晒されるような状況のみ。
フローラは、俺が倒れて、きっと死ぬほど心配していたはずだ。
案の定フローラは激高した。
レノルドに帰れと言われた時には、自分でまいた種とはいえ、番いとして失格だと烙印を押されたようで、少々落ち込む。
だが、よくよくフローラの言葉を聞いていると、フローラが酷い妄執にとらわれている事に気付く。
フローラは、俺が想像していたよりも、ずっと過酷な環境の中で生きてきたのだ。
フローラを腕の中に囲い込み、抱き締める。
フローラの哀れな心をすくい上げて、守ってやるにはどうすればいい?
落ち着かせるには、魔力の口移しが効果てきめんだ。でも今はその魔力が欠乏している。
仕方が無いので、子供をあやすように頭を撫でた。
落ち着いてきたところで、いつものようにおでこをくっ付けて、気持ちが伝わるように話す。
俺達は番いだ、共にいるのが自然なのだと番いの繋がりを信じて、心を込めて訴えた。
気持ちが通じたのか、フローラの強ばっていた身体から力が抜ける。
そして、拗ねたように文句を言った。
「いいわけないよ。私だって、レオンくんと一緒にいたら、不幸じゃなくなっちゃうもん」
それは、フローラが初めて贈ってくれた愛の言葉だった。
「フローラ・・・」
感動のあまり声が出なかった。
愛しくて、ただぎゅっとフローラを抱き締める。
しばらくして、フローラが小さな声で何か呟く。
「レオンくんはあったかいね。さっきまですごく寒かったのに、不思議、氷も溶けちゃったみたい」
「え?」
「レオンもね、レオンくんと同じで温かいのよ」
一体何の話だ?
フローラが何を言いたいのか、さっぱり分からない。
「・・・レオンくん、レオンがまだ帰って来ないの」
「ああ・・・」
フローラはカメレオンの方の俺を心配してるのか。
今のところは、人間の俺よりもカメレオンの俺との方が繋がりは強いから、それも無理はないとは思うけど、でも今は俺といるのに。
俺の腕の中で他の奴の事なんて考えるなよという気分になった。
他の奴じゃなくて、それも俺だけどさ!
「私、すごくゲンキンだね。さっきまでは、レオンくんが心配で心配で堪らなかったのに、レオンくんが元気になったと思ったら、今度はレオンの方が心配になってきちゃった。ね、レオンくん、レオンは無事かな?」
「ああ、絶対に無事だよ。心配しなくても、そのうち帰って来るよ」
「・・・・・・でもね、レオンはいつも私を守ってくれてたの。私、レオンは賢いから、ポルトが危険な状況だと判断して逃げたんだって、ずっと思い込もうとしてたけど、やっぱり無理! 戻って来ないのは、戻って来れない状態だからなのよ! レオンは逃げたんじゃなくて、私を守るために魔獣と戦っていたに決まってるもの! どうしよう、レオン、酷い怪我をして倒れてるのかも!」
「フローラ、落ち着いて!」
そわそわして今にも飛び出して行きそうなフローラをがっしりと捕まえて、言い聞かせる。
「落ち着いてなんていられないよ、相棒の危機なんだもん! いつだってレオンは私を助けてくれた。今度は私がレオンを助ける番よ! 私、レオンを探しに行ってくる!」
悪い想像にどんどん正気を失っていくフローラを必死に説得する。
「え、ちょ、ちょっと待って。こんな真っ暗な中、探したって見付からないよ」
「じゃあ、寄宿舎の周りだけでも探してみる。だって、近くまで来て、力尽きてるかも知れないでしょう?」
ああ言えばこう言う。
強情に探しに行くと言い張るフローラを、なんとか宥めようとするけど、ちっとも言う事を聞かない。
「フローラ!! とにかく、もう少し待ってみよう? ひょっこり戻って来るかも知れないよ?」
「でも、」
なかなか折れないフローラに、根負けしたのは俺だった。
つい口が滑ってしまったのだ。
「そうだ、フローラの部屋に戻ってるかも! いや、きっと、戻ってるよ! まず、部屋を見に行った方がいい!」
やっちまったなー。
やむを得なかったとはいえ、番いに心配をかけるなんてサイテーだ。
フローラには随分心配を掛けた事だろう。
魔力の使い過ぎで命を落とす魔法使いは山ほどいるのだから。
まぁ、竜族の生命力は強いからそうそう簡単に死んだりはしないのだけど、俺が竜族だってフローラは知らないわけだし。
フローラの様子がなんだかヘンだ。
誤魔化そうとして明るく振る舞ったりしてるけど、表情は硬いし、ソワソワ落ち着きもない。
先ほどの思い詰めた顔も気にかかる。
でも、どうしたんだ?と聞いたところで、フローラが簡単に話すとは思えない。
そもそもからして、フローラは他人とコミュニケーションをとるのが得意ではないのだ。
生い立ちを思えばそれも当然のような気もするけど、自分の意思や感情を表現したりする事が特に苦手だし、怖がっているようにも感じる。
俺との会話だって、フローラが饒舌に話すのはカメレオンの俺の話ばかりで、フローラ自身についての話なんてほとんどした事がない。
フローラが心を許している唯一の例外がカメレオンの俺だけど、この状況で入れ替わるにはさすがに無理がある。
カメレオンじゃなくて、人間の俺を頼りにしてくれるといいと思うけど、まぁ、人間不信に陥っているフローラからしてみれば、人間じゃないから逆に安心して話せるのかも知れない。
とにかく、今のところはフローラにとって俺は初恋の相手(これは間違いない!)ではあるものの、心を任せられるほどの信頼に足る人間ではないという事だ。
番いなのに、全く不甲斐ないことこの上ないが、精進するしかないだろう。
となれば、本人が話さずにはいられないようにしてやればよい。
竜族の番いの繋がりは強固で、生涯にわたって最高の悦びを得られる反面、番いを失えば絶望のあまり生きる意味を見い出せなくなってしまうほど。
それ故に、竜族にとって番いの身の安全は何よりも優先させるべき事項となる。
そして、その呪縛は竜族に番いとして選ばれた人間にも同様に降りかかる。
俺はわざと挑発するように、フローラに話し掛けた。
フローラが堪えきれずに感情を爆発させるのは、番いである俺の命が危機に晒されるような状況のみ。
フローラは、俺が倒れて、きっと死ぬほど心配していたはずだ。
案の定フローラは激高した。
レノルドに帰れと言われた時には、自分でまいた種とはいえ、番いとして失格だと烙印を押されたようで、少々落ち込む。
だが、よくよくフローラの言葉を聞いていると、フローラが酷い妄執にとらわれている事に気付く。
フローラは、俺が想像していたよりも、ずっと過酷な環境の中で生きてきたのだ。
フローラを腕の中に囲い込み、抱き締める。
フローラの哀れな心をすくい上げて、守ってやるにはどうすればいい?
落ち着かせるには、魔力の口移しが効果てきめんだ。でも今はその魔力が欠乏している。
仕方が無いので、子供をあやすように頭を撫でた。
落ち着いてきたところで、いつものようにおでこをくっ付けて、気持ちが伝わるように話す。
俺達は番いだ、共にいるのが自然なのだと番いの繋がりを信じて、心を込めて訴えた。
気持ちが通じたのか、フローラの強ばっていた身体から力が抜ける。
そして、拗ねたように文句を言った。
「いいわけないよ。私だって、レオンくんと一緒にいたら、不幸じゃなくなっちゃうもん」
それは、フローラが初めて贈ってくれた愛の言葉だった。
「フローラ・・・」
感動のあまり声が出なかった。
愛しくて、ただぎゅっとフローラを抱き締める。
しばらくして、フローラが小さな声で何か呟く。
「レオンくんはあったかいね。さっきまですごく寒かったのに、不思議、氷も溶けちゃったみたい」
「え?」
「レオンもね、レオンくんと同じで温かいのよ」
一体何の話だ?
フローラが何を言いたいのか、さっぱり分からない。
「・・・レオンくん、レオンがまだ帰って来ないの」
「ああ・・・」
フローラはカメレオンの方の俺を心配してるのか。
今のところは、人間の俺よりもカメレオンの俺との方が繋がりは強いから、それも無理はないとは思うけど、でも今は俺といるのに。
俺の腕の中で他の奴の事なんて考えるなよという気分になった。
他の奴じゃなくて、それも俺だけどさ!
「私、すごくゲンキンだね。さっきまでは、レオンくんが心配で心配で堪らなかったのに、レオンくんが元気になったと思ったら、今度はレオンの方が心配になってきちゃった。ね、レオンくん、レオンは無事かな?」
「ああ、絶対に無事だよ。心配しなくても、そのうち帰って来るよ」
「・・・・・・でもね、レオンはいつも私を守ってくれてたの。私、レオンは賢いから、ポルトが危険な状況だと判断して逃げたんだって、ずっと思い込もうとしてたけど、やっぱり無理! 戻って来ないのは、戻って来れない状態だからなのよ! レオンは逃げたんじゃなくて、私を守るために魔獣と戦っていたに決まってるもの! どうしよう、レオン、酷い怪我をして倒れてるのかも!」
「フローラ、落ち着いて!」
そわそわして今にも飛び出して行きそうなフローラをがっしりと捕まえて、言い聞かせる。
「落ち着いてなんていられないよ、相棒の危機なんだもん! いつだってレオンは私を助けてくれた。今度は私がレオンを助ける番よ! 私、レオンを探しに行ってくる!」
悪い想像にどんどん正気を失っていくフローラを必死に説得する。
「え、ちょ、ちょっと待って。こんな真っ暗な中、探したって見付からないよ」
「じゃあ、寄宿舎の周りだけでも探してみる。だって、近くまで来て、力尽きてるかも知れないでしょう?」
ああ言えばこう言う。
強情に探しに行くと言い張るフローラを、なんとか宥めようとするけど、ちっとも言う事を聞かない。
「フローラ!! とにかく、もう少し待ってみよう? ひょっこり戻って来るかも知れないよ?」
「でも、」
なかなか折れないフローラに、根負けしたのは俺だった。
つい口が滑ってしまったのだ。
「そうだ、フローラの部屋に戻ってるかも! いや、きっと、戻ってるよ! まず、部屋を見に行った方がいい!」
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