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外伝 レオンハルト編
ルシオの独白1
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竜達と百足の集合体が大混戦している砂漠の隅に、マティアスを見付けた。
「兄上、マティアスを拾ってやって」
さっきは死ぬかもという緊急事態で、とにかく先を急いでいたからお礼どころではなかったけれど、目覚めた時、兄上とフローラ、そしてマティアスがいた。
俺とフローラが居なくなって、心配して後を追って来たに違いない。
戦いが始まって、立ち往生しているのだろうと思った。
『ああ、そうだな。俺もあの男には聞きたい事がある』
マティアスは、竜に乗るのを頑なに固辞していたけど、最終的には兄上が無理矢理乗せた。
俺はこれまでのいきさつをかいつまんでマティアスに説明する。
隊長には、竜族の存在、つまり王宮より街を守るために遣わされた護衛の魔法使いが竜族であるとの知らせが入っていたけど、隊員には他国の援軍の魔法使いとしか紹介されていなかった。
生まれて初めて、しかもこんなに多くの竜を見たのだから、肝が潰れるほど驚いたに違いない。
竜が襲って来たと勘違いしてもおかしくない状況なのだ。
「俺は竜族なんだ。驚いたか?」
「ああ、驚いたよ」
ところが、マティアスは驚いたと口では言うものの、全く驚いた様子が無かった。
それどころか、状況が分からず狼狽しているだろうと思って説明してやっているのに、心ここにあらずで、下を睨みつけて何かを必死に探しているようだった。
『決着がついたようだ。母上は無事だ』
前方を見ると、母上とおぼしき人物が空の上から浄化魔法を展開しているところだった。
母上の浄化魔法に気付いた他の竜達も次々に浄化魔法を展開する。
あちらこちらで光の粒が散乱すると同時に、俺の時と同様、百足の大群はさーっと潮が引くようにどこかに消え去った。
「兄上、俺達の母上はやっぱりすごいな。不可能な事をやってのけた。番いを奪われた竜族の恨みは到底魔族一匹の死で贖えるものではないが、それでも少しは晴れるというものだ。マティアス、喜べ。お前達ポルトの人間がずっと腫れもののように恐れていた魔物の神は母上が退治したぞ」
今まで説明をしていても上の空だったマティアスの目が、驚愕に開かれる。
と、マティアスが尋常でない形相で俺に詰め寄ってきた。
「ま、まさか! どうやって!? 不死の魔族をどうやって殺すというのだ!? 言え! 教えてくれ! ハル、頼む!」
「マティアス、ちょっ、待てよ、分かったから手を離せ」
「あ、ああ、済まない。だが、先ほどの話は本当か? 魔族は本当に死んだのか? 竜族の世界には、魔族を殺す魔法が存在するのか? 教えてくれ、ハル、頼む!」
「マティアス、お前は一体・・・何者なんだ」
「ハル! 俺が何者でもいい! 頼むから教えてくれ! どうなんだ、魔族を殺す魔法が存在するのか、しないのか、どっちなんだ?!」
「分かったから、落ち着け。不死の魔族を殺す魔法は存在する」
「そ、そう・・・か、存在するのか・・・」
「だが、俺達には使えん。使えるのは、我らが母上ただ一人だ」
マティアスは思い詰めた表情をして、頭を下げる。
「ハル、頼みがある。お母上に会わせてくれないか」
俺は、いいだろうとだけ答えた。
それからは、誰も口を聞かなかった。
一番親しいフローラでさえ、マティアスの尋常でない様子に、不安に瞳を揺らしながらも何も聞けないでいる。
聞けば、何か、恐ろしい現実を突き付けられそうで、怖いのだろう。
俺にしがみつく手が震えている。
俺は安心させるようにしっかりとフローラを抱き寄せ、これから何が起ころうとも、俺だけはいつだってフローラの味方だという気持ちを込めて、こめかみにキスを落とした。
母上に会えば、何もかもがはっきりする。
母上を乗せた父上の後を追って、ポルトの国境壁に降り立つと、わらわらと兄弟達が寄ってきて、俺とフローラは皆に囲まれてしまった。
心配をかけた身の上としては、姉上達のこの熱い抱擁も黙って受け入れるべきだろう。
「母上、この者です」
良かった。事情を知っているルカウス兄上が、気を利かせて母上を呼んで来てくれたみたいだ。
マティアスは母上を前にして、驚き、硬直する。
まぁ、魔族を倒すような強者が、こんな可憐な少女だとは誰も思わないよな。
勿論、可憐なのは見た目だけだけど。
硬直してしまったマティアスを見かねて、兄上が助け船を出した。
「母上、レオンとフローラを奪還出来たのは、このマティアスのお蔭かと思われます。俺が、レオンの共鳴石の波動を追って森に着いた時、神殿が剥き出しになってました。マティアス、閉じられた空間の結界を解いたのは、お前なんだろう?」
兄上に問われて、ようやくハッとしたマティアスは、一歩前に出ると片膝を付き頭を垂れて、母上に懇願する。
「竜族のお母君様、お願いがございます。私をどうか殺して下さい。この身体の中には、魔族が眠っております。魔族が目覚めてしまう前に、どうか私を魔族ごと葬って下さい」
予感があったルカウス兄上と俺を除いて、懇願された母上は勿論の事、父上や周りにいた兄弟達、フローラはマティアスが話した内容に驚き、凍りついた。
「・・・・・・どういう事かしら? もう少し、詳しく説明して下さる?」
周りがざわめく中、母上はいち早く衝撃から立ち直り、冷静にマティアスに尋ねる。
「はい。私の中には、レフティという名の女の魔族が眠っております。先ほど問われたように、魔族の結界を解いたのは確かに私です。しかし、それは私が魔族を宿しているから成し得たこと、私は、魔族の力と記憶を受け継ぎました。魔物の神は、男女の双子神なのです」
「ええ、知ってるわ。だから、女の魔族が出て来ないかと、男の方を挑発したり、揺さぶりを掛けてみたけど、結局気配すら感じ取れなかった。眠っているのかもと思って諦めていたのだけど、・・・そうなの、あなたの中に・・・」
母上は、身体の中にいるという魔族の女を見いだそうとするかのように、マティアスを鋭い眼差しでじっと観察しながら、答える。
「どうしてそういう状況になったのか、聞いても?」
「それは構いませんが、ここではちょっと」
マティアスがフローラをチラリと見て、言った。
「そう。なら、向こうで話をしましょう」
母上が踵を返そうとするのを、俺は呼び止める。
「母上、ちょっと待って下さい。マティアス、ここで話せよ。フローラには真実を知る権利がある。黙ったまま、死なせはしないぞ」
俺は思い出した。
約束を果たさなければならない。
「小さなフローはな、お前が戻って来てくれるとずっと信じて、藪の中で凍えながらひたすらお前が自分を見付けてくれるのを待ち続けていた。俺は小さなフローと約束したんだ。お父さまを一緒に捜してやるってな!!」
「兄上、マティアスを拾ってやって」
さっきは死ぬかもという緊急事態で、とにかく先を急いでいたからお礼どころではなかったけれど、目覚めた時、兄上とフローラ、そしてマティアスがいた。
俺とフローラが居なくなって、心配して後を追って来たに違いない。
戦いが始まって、立ち往生しているのだろうと思った。
『ああ、そうだな。俺もあの男には聞きたい事がある』
マティアスは、竜に乗るのを頑なに固辞していたけど、最終的には兄上が無理矢理乗せた。
俺はこれまでのいきさつをかいつまんでマティアスに説明する。
隊長には、竜族の存在、つまり王宮より街を守るために遣わされた護衛の魔法使いが竜族であるとの知らせが入っていたけど、隊員には他国の援軍の魔法使いとしか紹介されていなかった。
生まれて初めて、しかもこんなに多くの竜を見たのだから、肝が潰れるほど驚いたに違いない。
竜が襲って来たと勘違いしてもおかしくない状況なのだ。
「俺は竜族なんだ。驚いたか?」
「ああ、驚いたよ」
ところが、マティアスは驚いたと口では言うものの、全く驚いた様子が無かった。
それどころか、状況が分からず狼狽しているだろうと思って説明してやっているのに、心ここにあらずで、下を睨みつけて何かを必死に探しているようだった。
『決着がついたようだ。母上は無事だ』
前方を見ると、母上とおぼしき人物が空の上から浄化魔法を展開しているところだった。
母上の浄化魔法に気付いた他の竜達も次々に浄化魔法を展開する。
あちらこちらで光の粒が散乱すると同時に、俺の時と同様、百足の大群はさーっと潮が引くようにどこかに消え去った。
「兄上、俺達の母上はやっぱりすごいな。不可能な事をやってのけた。番いを奪われた竜族の恨みは到底魔族一匹の死で贖えるものではないが、それでも少しは晴れるというものだ。マティアス、喜べ。お前達ポルトの人間がずっと腫れもののように恐れていた魔物の神は母上が退治したぞ」
今まで説明をしていても上の空だったマティアスの目が、驚愕に開かれる。
と、マティアスが尋常でない形相で俺に詰め寄ってきた。
「ま、まさか! どうやって!? 不死の魔族をどうやって殺すというのだ!? 言え! 教えてくれ! ハル、頼む!」
「マティアス、ちょっ、待てよ、分かったから手を離せ」
「あ、ああ、済まない。だが、先ほどの話は本当か? 魔族は本当に死んだのか? 竜族の世界には、魔族を殺す魔法が存在するのか? 教えてくれ、ハル、頼む!」
「マティアス、お前は一体・・・何者なんだ」
「ハル! 俺が何者でもいい! 頼むから教えてくれ! どうなんだ、魔族を殺す魔法が存在するのか、しないのか、どっちなんだ?!」
「分かったから、落ち着け。不死の魔族を殺す魔法は存在する」
「そ、そう・・・か、存在するのか・・・」
「だが、俺達には使えん。使えるのは、我らが母上ただ一人だ」
マティアスは思い詰めた表情をして、頭を下げる。
「ハル、頼みがある。お母上に会わせてくれないか」
俺は、いいだろうとだけ答えた。
それからは、誰も口を聞かなかった。
一番親しいフローラでさえ、マティアスの尋常でない様子に、不安に瞳を揺らしながらも何も聞けないでいる。
聞けば、何か、恐ろしい現実を突き付けられそうで、怖いのだろう。
俺にしがみつく手が震えている。
俺は安心させるようにしっかりとフローラを抱き寄せ、これから何が起ころうとも、俺だけはいつだってフローラの味方だという気持ちを込めて、こめかみにキスを落とした。
母上に会えば、何もかもがはっきりする。
母上を乗せた父上の後を追って、ポルトの国境壁に降り立つと、わらわらと兄弟達が寄ってきて、俺とフローラは皆に囲まれてしまった。
心配をかけた身の上としては、姉上達のこの熱い抱擁も黙って受け入れるべきだろう。
「母上、この者です」
良かった。事情を知っているルカウス兄上が、気を利かせて母上を呼んで来てくれたみたいだ。
マティアスは母上を前にして、驚き、硬直する。
まぁ、魔族を倒すような強者が、こんな可憐な少女だとは誰も思わないよな。
勿論、可憐なのは見た目だけだけど。
硬直してしまったマティアスを見かねて、兄上が助け船を出した。
「母上、レオンとフローラを奪還出来たのは、このマティアスのお蔭かと思われます。俺が、レオンの共鳴石の波動を追って森に着いた時、神殿が剥き出しになってました。マティアス、閉じられた空間の結界を解いたのは、お前なんだろう?」
兄上に問われて、ようやくハッとしたマティアスは、一歩前に出ると片膝を付き頭を垂れて、母上に懇願する。
「竜族のお母君様、お願いがございます。私をどうか殺して下さい。この身体の中には、魔族が眠っております。魔族が目覚めてしまう前に、どうか私を魔族ごと葬って下さい」
予感があったルカウス兄上と俺を除いて、懇願された母上は勿論の事、父上や周りにいた兄弟達、フローラはマティアスが話した内容に驚き、凍りついた。
「・・・・・・どういう事かしら? もう少し、詳しく説明して下さる?」
周りがざわめく中、母上はいち早く衝撃から立ち直り、冷静にマティアスに尋ねる。
「はい。私の中には、レフティという名の女の魔族が眠っております。先ほど問われたように、魔族の結界を解いたのは確かに私です。しかし、それは私が魔族を宿しているから成し得たこと、私は、魔族の力と記憶を受け継ぎました。魔物の神は、男女の双子神なのです」
「ええ、知ってるわ。だから、女の魔族が出て来ないかと、男の方を挑発したり、揺さぶりを掛けてみたけど、結局気配すら感じ取れなかった。眠っているのかもと思って諦めていたのだけど、・・・そうなの、あなたの中に・・・」
母上は、身体の中にいるという魔族の女を見いだそうとするかのように、マティアスを鋭い眼差しでじっと観察しながら、答える。
「どうしてそういう状況になったのか、聞いても?」
「それは構いませんが、ここではちょっと」
マティアスがフローラをチラリと見て、言った。
「そう。なら、向こうで話をしましょう」
母上が踵を返そうとするのを、俺は呼び止める。
「母上、ちょっと待って下さい。マティアス、ここで話せよ。フローラには真実を知る権利がある。黙ったまま、死なせはしないぞ」
俺は思い出した。
約束を果たさなければならない。
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