あいうえおぼえうた

なるし温泉卿

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あいうえおほしさまのちいさなおはなし

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 さあ、おやすみの時間じかんだよ。

 ゆっくり、ゆっくりめをとじて、
 いっしょに「ねんねのくに」へいこう。
 
きょうの「ねんねのくに」はおそらにあるよ。

 
 
 あいうえ「お」のおほしさま、

 かきくけ「こ」ろりん、ころりんと

 さしすせ「そ」らから

 たちつて「と」んでった。



 いったいどこへいったかな?


 ほら、くものスキマからしたのほうをみてごらん。



 なにぬね「の」はらが、ひかってみえるでしょう


 きらきら ぴかぴか きらきら ぴかぴか

 あれはぜーんぶ、おほしさま。

 はひふへ「ほ」したちは、

 まみむめ「も」りのなかでも

 やいゆえよの「や」まのおくでも

 まっくらくらなところでも

 やさしい 「ゆ」めになって

「よ」るをてらしてくれているの。

 
 あいうえ「お」ほしさまも 

あの「の」はらに いったのよ。



 おほしさまは、どこを、てらしているのかって?

 ほら、すぐちかく。


 らりるれ「ろ」うそくが 「わ」たし「を」

そして◯◯ちゃん「を」てらしているよ。

 やさしく きらきら ぴかぴか と

 やさしく きらきら ぴかぴか と

 じつはね、あの「ろうそくのひかり」は、おほしさまのひかりなの

よるがこわくないように みまもってくれているんだよ。

 ら「ん」らん・らん・らん•らん・らん……。


 さあ、おやすみ。よい、ゆめを。






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