【R18】処女だったのに、異世界転生したら俺様王子の伽の相手として調教されていました

3.聖女に会おう、まずはそれから

奴らの到来

それは、町外れにある孤児院。
住民たちから、不用品を寄付してもらい、必要な人に分け与えるという活動をしている場所。
そしてそこには、あの聖女が生活をしている。

（まだ物語が動くには早いけど……）

最初の状況整理として、そこまではやりすぎかもしれないが、一旦目標の1つは決めた。

聖女に会おう、まずはそれから考えよう。

そう思った時だった。


「おっ、やべえ女がいるぞ！！」
がさり、と木々の間から、中年男が３人出てきた。
薄汚い格好に、下衆な笑い方が、気持ち悪い。
そして常に酒に酔ってる赤ら顔に、錆びついた剣……。

（やばい……こいつら……）

この特徴は、小説で1度だけ、重要なシーンで使われた。
彼らは、街を騒がす不良集団。
そして、そのシーンというのが、聖女とエディ王子が最初に出会うきっかけでもある、聖女が襲われかける……という箇所。

奴らは、良い女だと思ったら、見境なく犯してきた男達……と、小説には解説されていた。
そして今、私……が入っている体は、極上の体、カサブランカだ。

（まずい、犯られる……！！！）

男達は、舌なめずりをしながら、近寄ってきた。
彼らの体臭が、私の鼻腔に届いてしまう。

（はっ……吐きそう……）