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5.私の本当のミッション
ちゃんといい子で聞いてくださいね
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(私は、何かまずいことを言ったのだろうか……)
ノアの回答を待ってみるが、なかなか言葉としては返ってこない。
これは……意図はあれか。
察しろ、という、そういう系か?
だとしても、無言が続くのは……正直辛い。
居た堪れない。
「あの……やっぱり大丈夫で」
「カサブランカ様は」
(あ、言うんだ)
「稀代の魔女とも言える、強い魔力をお持ちの方です」
「……そうなんですか?」
王子の魔力を高めるためにエッチをしないといけない体だから、それなりに何かあるんだろうな、とは思っていたけど……。
悪役令嬢に、稀代の魔女。
設定盛り盛りだな。
この小説、公募用に作ってたら……設定の詰め込みすぎって予選落ちしたんじゃないか……?
まあ……綺麗に編集された小説より、作家の性癖がここぞとばかりに詰め込まれている、投稿サイトのTL小説の方が、私の性癖には刺さるから、それはそれでありだ、が……。
(小説には、カサブランカが魔女だっていう表現、一言も無かったなぁ……)
「こういう話、退屈ですか?別の話題に変えましょうか」
「いいえ、滅相もございません」
たぶん、この稀代の魔女、というフレーズはカサブランカを知る上で知っておかないといけない。
「すみません、続きをお願いします」
「分かりました。ではきちんとお話ししますので」
ノアは私の耳元に唇を寄せて
「ちゃんといい子で聞いてくださいね。…………様」
すっごい、いい声で、突然中の人としての私の名を囁いたノア。
何だこれ、腰砕けるかと思った。
そのままノアは、私の首筋、鎖骨を撫で始めた。
「……んっ……」
この体は、ノアのそういう触り方を覚えているのだろう。
つい、変な声が漏れてしまう。
「この体は、ただ艶かしくて、美しいだけの体ではないんです」
そう言うと、今度はノアは、服の裾から手を中に入れてきた。
ノアの回答を待ってみるが、なかなか言葉としては返ってこない。
これは……意図はあれか。
察しろ、という、そういう系か?
だとしても、無言が続くのは……正直辛い。
居た堪れない。
「あの……やっぱり大丈夫で」
「カサブランカ様は」
(あ、言うんだ)
「稀代の魔女とも言える、強い魔力をお持ちの方です」
「……そうなんですか?」
王子の魔力を高めるためにエッチをしないといけない体だから、それなりに何かあるんだろうな、とは思っていたけど……。
悪役令嬢に、稀代の魔女。
設定盛り盛りだな。
この小説、公募用に作ってたら……設定の詰め込みすぎって予選落ちしたんじゃないか……?
まあ……綺麗に編集された小説より、作家の性癖がここぞとばかりに詰め込まれている、投稿サイトのTL小説の方が、私の性癖には刺さるから、それはそれでありだ、が……。
(小説には、カサブランカが魔女だっていう表現、一言も無かったなぁ……)
「こういう話、退屈ですか?別の話題に変えましょうか」
「いいえ、滅相もございません」
たぶん、この稀代の魔女、というフレーズはカサブランカを知る上で知っておかないといけない。
「すみません、続きをお願いします」
「分かりました。ではきちんとお話ししますので」
ノアは私の耳元に唇を寄せて
「ちゃんといい子で聞いてくださいね。…………様」
すっごい、いい声で、突然中の人としての私の名を囁いたノア。
何だこれ、腰砕けるかと思った。
そのままノアは、私の首筋、鎖骨を撫で始めた。
「……んっ……」
この体は、ノアのそういう触り方を覚えているのだろう。
つい、変な声が漏れてしまう。
「この体は、ただ艶かしくて、美しいだけの体ではないんです」
そう言うと、今度はノアは、服の裾から手を中に入れてきた。
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