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7.呪われしアルストメリー
アザレアの体
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「王子!!?」
私は、王子に纏わりつく髑髏達を振り払おうとした。
しかし、私がどんなに手を伸ばそうしても、髑髏達は私の手をすり抜けていく。
(どういうこと……?)
もちろん、私が髑髏に取り憑かれるなんて、真っ平ごめんだ。
だけど、王子には明らかに影響を及ぼしているのに、私には全く影響がない。
せいぜい、髑髏が通り過ぎると、風が吹いたと感じるくらいだ。
(この違いは、一体何?)
「ううっ……」
考えている間に、エディ王子は苦しげな声をあげている。
顔中、汗がつたっている。
水も滴る良い男という表現がよく似合う。
が、そんな呑気なことを言っている場合じゃない。
「ちょっと!やめてください!!」
私はアルフィー……というより、アザレアにの体に近づき、そして触れた。
違和感は、すぐに起きた。
(な、何……!?)
どう言えば良いのだろう。
こんな感覚、前世で生きていた時には全くなかった。
体は確かに、その場にいる。
でも、視覚だけがアザレアに吸い込まれそうになっている、そんな感覚。
自分が入っている体から見える景色はズレているという説明の方が正しいのだろうか?
どうしてそんなことが起きているのか、という事を考えている余裕はない。
ただ、これが、私にとって良くないことというのだけは、分かる。
しかも。
自分1人だけでも、相当まずい状況だと言うのに。
「カシー……!カシー!!!」
王子は、まるで悪夢でも見ているかのように、苦しげな表情で私……ではなく、カサブランカの名を叫んでいる。
ただ叫んでいるだけではない。
まるで、目の前でカサブランカに何かが起きている時に発するような……助けたいのに助けられない、悔しさから出てくる、そんな腹の底からの叫び。
ちなみに王子は目を瞑ったままなので、彼が叫んでいる対象のカサブランカは、おそらく私ではないだろう。
どちらにしても。
私もエディ王子もピンチであることに変わりはない。
ここに、誰かが来ない限り。
「誰か……!!!助けて……!!!」
その瞬間、私の意思はするりとカサブランカの体から抜けた。
かと思ったら、驚くことが起きた。
私は、王子に纏わりつく髑髏達を振り払おうとした。
しかし、私がどんなに手を伸ばそうしても、髑髏達は私の手をすり抜けていく。
(どういうこと……?)
もちろん、私が髑髏に取り憑かれるなんて、真っ平ごめんだ。
だけど、王子には明らかに影響を及ぼしているのに、私には全く影響がない。
せいぜい、髑髏が通り過ぎると、風が吹いたと感じるくらいだ。
(この違いは、一体何?)
「ううっ……」
考えている間に、エディ王子は苦しげな声をあげている。
顔中、汗がつたっている。
水も滴る良い男という表現がよく似合う。
が、そんな呑気なことを言っている場合じゃない。
「ちょっと!やめてください!!」
私はアルフィー……というより、アザレアにの体に近づき、そして触れた。
違和感は、すぐに起きた。
(な、何……!?)
どう言えば良いのだろう。
こんな感覚、前世で生きていた時には全くなかった。
体は確かに、その場にいる。
でも、視覚だけがアザレアに吸い込まれそうになっている、そんな感覚。
自分が入っている体から見える景色はズレているという説明の方が正しいのだろうか?
どうしてそんなことが起きているのか、という事を考えている余裕はない。
ただ、これが、私にとって良くないことというのだけは、分かる。
しかも。
自分1人だけでも、相当まずい状況だと言うのに。
「カシー……!カシー!!!」
王子は、まるで悪夢でも見ているかのように、苦しげな表情で私……ではなく、カサブランカの名を叫んでいる。
ただ叫んでいるだけではない。
まるで、目の前でカサブランカに何かが起きている時に発するような……助けたいのに助けられない、悔しさから出てくる、そんな腹の底からの叫び。
ちなみに王子は目を瞑ったままなので、彼が叫んでいる対象のカサブランカは、おそらく私ではないだろう。
どちらにしても。
私もエディ王子もピンチであることに変わりはない。
ここに、誰かが来ない限り。
「誰か……!!!助けて……!!!」
その瞬間、私の意思はするりとカサブランカの体から抜けた。
かと思ったら、驚くことが起きた。
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