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7.呪われしアルストメリー
前途多難なキス
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(ちょっ……ちょっと待っ……!?)
いきなりのエディ王子からのキスは、破壊力が強すぎる。
ちゅっちゅと音が出るような、唇だけ合わせる軽いものではなく、いきなり唇の中から舌を入れて、ネチャネチャと音をたてるような、ディープな方だったから、余計に動揺してしまう。
(いや、ここで……?このタイミングで……?)
TPOとしては……背徳で耽美な世界を描くダークファンタジーロマンスの乙女ゲームやシチュエーションCDであれば全然オッケーと笑顔でいいたくはなるが……。
「待って……!王子……!!」
どうにか、唇が離れた瞬間をついて、私は物申す。
唇は軽く触れた状態のままではあるから、しゃべるたびに王子の柔らかい唇の触感を受け止める形になってしまう。
こんなところで男女差別を謳うつもりもないけれども。
なんで男の人……しかもこんな可哀想な扱いを受けてるのに唇がツヤツヤでプルプルなんだろう……と、私のみじんこのようなみみっちい心は、嫉妬してしまった。
(って、それどころじゃなくて……)
「どうしてこんな時にキスするんですか!?」
「キスできる距離に顔を近づけるからだろう」
(はい?何を言ってるんだ?)
「…………いやぁ……キスできる距離と、キスしたいは意味がちが……んっ!!」
どうしてエディ王子は、人の話を聞かないのか。
空気を読まないのか。
天然か?
わざとか?
わざとの方がまだいい。
空気を読まないと死ぬ場面が来たら、例えプライドがズタズタにされようとも空気を読むという選択肢も選ぶ可能性があるから。
問題は天然の場合だ。
天然には、教えてどうにかできるものではない。
そんなことを考えている間に、エディ王子がもっとと言いたげな目で、私の唇の中に舌を入れようとしてくる。
「待って……!」
と言う代わりに、私はエディ王子の唇を歯で噛んでしまった。
「……っ!!」
血が出ないぎりぎりを狙ったつもりだったが、やっぱり痛みはあったのだろう。
エディ王子が口を開けた瞬間に私は自分の舌をエディ王子の口の中から救い出す。
それからが、ちょっと問題だった。
人はパニックに陥ると、やっぱり慣れた言葉言ってしまうものなのだろう。
「それセクハラです!」
とつい、言ってしまった。
そしてすぐ後悔をした
「せく……何だって?」
「え?」
「それは……どういう意味の言葉だ?」
(ああ……そうだ……この世界にセクハラなんて概念ないじゃん……)
前途多難すぎて頭が痛くなった。
いきなりのエディ王子からのキスは、破壊力が強すぎる。
ちゅっちゅと音が出るような、唇だけ合わせる軽いものではなく、いきなり唇の中から舌を入れて、ネチャネチャと音をたてるような、ディープな方だったから、余計に動揺してしまう。
(いや、ここで……?このタイミングで……?)
TPOとしては……背徳で耽美な世界を描くダークファンタジーロマンスの乙女ゲームやシチュエーションCDであれば全然オッケーと笑顔でいいたくはなるが……。
「待って……!王子……!!」
どうにか、唇が離れた瞬間をついて、私は物申す。
唇は軽く触れた状態のままではあるから、しゃべるたびに王子の柔らかい唇の触感を受け止める形になってしまう。
こんなところで男女差別を謳うつもりもないけれども。
なんで男の人……しかもこんな可哀想な扱いを受けてるのに唇がツヤツヤでプルプルなんだろう……と、私のみじんこのようなみみっちい心は、嫉妬してしまった。
(って、それどころじゃなくて……)
「どうしてこんな時にキスするんですか!?」
「キスできる距離に顔を近づけるからだろう」
(はい?何を言ってるんだ?)
「…………いやぁ……キスできる距離と、キスしたいは意味がちが……んっ!!」
どうしてエディ王子は、人の話を聞かないのか。
空気を読まないのか。
天然か?
わざとか?
わざとの方がまだいい。
空気を読まないと死ぬ場面が来たら、例えプライドがズタズタにされようとも空気を読むという選択肢も選ぶ可能性があるから。
問題は天然の場合だ。
天然には、教えてどうにかできるものではない。
そんなことを考えている間に、エディ王子がもっとと言いたげな目で、私の唇の中に舌を入れようとしてくる。
「待って……!」
と言う代わりに、私はエディ王子の唇を歯で噛んでしまった。
「……っ!!」
血が出ないぎりぎりを狙ったつもりだったが、やっぱり痛みはあったのだろう。
エディ王子が口を開けた瞬間に私は自分の舌をエディ王子の口の中から救い出す。
それからが、ちょっと問題だった。
人はパニックに陥ると、やっぱり慣れた言葉言ってしまうものなのだろう。
「それセクハラです!」
とつい、言ってしまった。
そしてすぐ後悔をした
「せく……何だって?」
「え?」
「それは……どういう意味の言葉だ?」
(ああ……そうだ……この世界にセクハラなんて概念ないじゃん……)
前途多難すぎて頭が痛くなった。
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