【R18】処女だったのに、異世界転生したら俺様王子の伽の相手として調教されていました

8.神から与えられたのは、罰と……

魔が強くなった時期

そんなルカの言葉に……というよりは、ルカが間近にいることに、メルキオールとステラは驚いたようで

「うわっ！！！」
「きゃあああ！！！」

と、2人はソファから飛び上がり、急いで服を身につけ始めた。

「な、なななんだよルカ……！！と……アルフィーもいたのか……」

メルキオールは、ステラの裸をルカとアルフィーから隠しながら、恨めしそうにアルフィーを見た。
アルフィーにも、蜜事を覗いた罪悪感はそれなりにあるので、そっと目を伏せるしかできなかった。
ルカは、そんなメルキオールやアルフィーのことなど気にも止めず、ちょうど服を身に付けたばかりのステラに走り寄った。
ステラは、今すぐにでも隠れたいという表情をしてはいるが、ルカががっしりとステラの手首を掴んでしまったので、観念した様子だった。

「ステラ、聞いて」

ルカはステラの反応を待たずに、ステラのお腹の部分に手を当てた。

「ステラのお腹、魔人の力を増やしちゃう力があるんだって」
「え……？」

ステラは、意味がわからないと言いたげな表情でお腹に手を当てる。

「どういうことです……？」
「ステラって、空間の魔人でしょ？それでね、お腹の中も空間でしょ？だから……ええと……なんかね、特別な力があるんだって」
「特別な力……ですか？」
「そう。ステラのお腹の中だと……魔の力がぶわーって膨れあがっちゃうんだーって、神様が言ってるんだよね」

ルカの言葉に、ステラとメルキオールは混乱をしている様子あったが、アルフィーには1つ心当たりがあった。

「メルキオール。お前、言ってたな。最近急に魔が強くなった気がするって」
「あ、ああ……今までやろうと思ってもできなかった、木を操ることもできるようになったんだ」

こいつは一体何の目的で、木を操ろうとしたのか……とアルフィーは気にはなったが、一旦それは聞かなかったことにして、話を続けた。

「その時期って……ステラと……その……」

これ以上、言葉にするのは憚られたので、お願い察してくれ！！とアルフィーは念じた。
メルキオールは

「んー……」

と考えむ様子だったが、ステラの方が気づいたのか

「あの、メルキオール様、もしかして……」

と、メルキオールに耳打ちをした。
それから、みるみる内に顔を真っ赤にしたメルキオールは

「…………確かに…………その時期だ…………」


と、ボソリとつぶやいた。