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8.神から与えられたのは、罰と……
私のお腹にあるもの
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「え?」
私は思わず、お腹を見た。
前世の私からは考えられない、しっかり凹んだモデルのようなスレンダーなお腹であること以外、特に何の特徴もない。
もし例えば、何かしら光ったりとかすればイメージはつくのだが……。
「ステラ……というか、時間と空間を司る魔人の胎内がどんなものか、もう知っているな?」
「まあ、それは……ねえ……」
エディ王子に同意を求めるように顔を向けるが、エディ王子にそっぽ向かれてしまう。
その仕草こそが、同じことを考えていることの証拠だろうな……と、確信はあった。
このお腹の中には、魔人の力を蓄える能力がある。
それは、これまでのエディ王子とカサブランカの伽からだけでなく、過去のステラとメルキオールの関係性から見ても明らかだった。
だが、そのことと全ての源の世界が、一体どう繋がるというのだろうか。
「俺も、確かなことは言えないが……ステラからこんな話を聞いたことがある」
「どんな?」
「ステラ自身は、その魔を使えばあちらこちら移動することが出来たと言っていたんだが、その魔が作り出すのはあくまで、時も空間も越えられるとある場所に行くための入口に過ぎないらしい」
「ほう?」
やっぱり意味不明。
エディ王子も、顔をポカ~ンとさせていたので、仲間意識が芽生えた。
「1度尋ねたことがあった。一体この空間はどこにあるんだって」
「それで、ステラは何て?」
「自分のお腹を指差してこう言った。外は色々なものに影響されるから、コントロールが難しいけど、自分の体内だったら影響させることができるのは自分だけだから、ここに作ったんだって」
「作ったって、一体何を…………」
「どの時代にも、どの場所にでも行ける、そんな特別な空間を、だ」
私は思わず、お腹を見た。
前世の私からは考えられない、しっかり凹んだモデルのようなスレンダーなお腹であること以外、特に何の特徴もない。
もし例えば、何かしら光ったりとかすればイメージはつくのだが……。
「ステラ……というか、時間と空間を司る魔人の胎内がどんなものか、もう知っているな?」
「まあ、それは……ねえ……」
エディ王子に同意を求めるように顔を向けるが、エディ王子にそっぽ向かれてしまう。
その仕草こそが、同じことを考えていることの証拠だろうな……と、確信はあった。
このお腹の中には、魔人の力を蓄える能力がある。
それは、これまでのエディ王子とカサブランカの伽からだけでなく、過去のステラとメルキオールの関係性から見ても明らかだった。
だが、そのことと全ての源の世界が、一体どう繋がるというのだろうか。
「俺も、確かなことは言えないが……ステラからこんな話を聞いたことがある」
「どんな?」
「ステラ自身は、その魔を使えばあちらこちら移動することが出来たと言っていたんだが、その魔が作り出すのはあくまで、時も空間も越えられるとある場所に行くための入口に過ぎないらしい」
「ほう?」
やっぱり意味不明。
エディ王子も、顔をポカ~ンとさせていたので、仲間意識が芽生えた。
「1度尋ねたことがあった。一体この空間はどこにあるんだって」
「それで、ステラは何て?」
「自分のお腹を指差してこう言った。外は色々なものに影響されるから、コントロールが難しいけど、自分の体内だったら影響させることができるのは自分だけだから、ここに作ったんだって」
「作ったって、一体何を…………」
「どの時代にも、どの場所にでも行ける、そんな特別な空間を、だ」
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