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8.神から与えられたのは、罰と……
まだ解決してなかったこと
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「それは、俺のことか?」
「エディ王子……」
いつの間にか目が覚めていたエディ王子が、こちらを睨みつけていた。
ノアさんと繋がっている紐を強く引っ張りながら。
「おや、何か心当たりでも?」
「……違うのか……?」
(違うの……?)
私が、エディ王子の魔を見たのは、たぶん手で数えられるくらいだ。
計画ありかなしか聞かれれば、良くわからない。
(そもそも、魔を計画的に使うって、一体……)
「王子も、計画なしに使っていた可能性はなきにしもあらずですが、王子の場合は例えそうだとしても問題ないですよ」
「問題?」
「魔の暴走。それを防ぐためにこの体があると、もうあなたはご存知のはず」
「…………なるほど?」
(良くわからん)
「だ、だとしてもノアさん」
「はい」
「今の言い方だと、ノアさんが言ったのはエディ王子のことではない……ということであってます?」
「どうしてそう思う」
「毎回クイズ形式で聞いてくるの、いい加減やめてくれませんか」
「君の馬車酔いを治してやった恩人に向かってその言い草はないんじゃない?もう一回苦しむ」
「申し訳ございませんでした」
私は、悔しいが、ノアさんの膝の上でノアさんに心からの謝罪をする羽目になった。
「とはいえ、このやりとりもいい加減飽きたしな……」
(飽きる飽きないの問題じゃねえよ)
「それに、この件は君にはもしかするとものすごーく関係あるかもしれないから」
「私に?」
「俺には関係ないのか?」
エディ王子もすかさず聞いてくる。
「んー…………もしかするとあるかも?」
「どう言うことだ」
「それは、追々話すとして……」
そう言うと、ノアさんはまた私の方を向いてこう話した。
「霊を司る魔人。あの身体は間も無く壊れると、聞いていたのではないですか?」
……そうだ。
それ、まだ解決してない。
でも、その話とこの話、何が関係あるんだろう。
「エディ王子……」
いつの間にか目が覚めていたエディ王子が、こちらを睨みつけていた。
ノアさんと繋がっている紐を強く引っ張りながら。
「おや、何か心当たりでも?」
「……違うのか……?」
(違うの……?)
私が、エディ王子の魔を見たのは、たぶん手で数えられるくらいだ。
計画ありかなしか聞かれれば、良くわからない。
(そもそも、魔を計画的に使うって、一体……)
「王子も、計画なしに使っていた可能性はなきにしもあらずですが、王子の場合は例えそうだとしても問題ないですよ」
「問題?」
「魔の暴走。それを防ぐためにこの体があると、もうあなたはご存知のはず」
「…………なるほど?」
(良くわからん)
「だ、だとしてもノアさん」
「はい」
「今の言い方だと、ノアさんが言ったのはエディ王子のことではない……ということであってます?」
「どうしてそう思う」
「毎回クイズ形式で聞いてくるの、いい加減やめてくれませんか」
「君の馬車酔いを治してやった恩人に向かってその言い草はないんじゃない?もう一回苦しむ」
「申し訳ございませんでした」
私は、悔しいが、ノアさんの膝の上でノアさんに心からの謝罪をする羽目になった。
「とはいえ、このやりとりもいい加減飽きたしな……」
(飽きる飽きないの問題じゃねえよ)
「それに、この件は君にはもしかするとものすごーく関係あるかもしれないから」
「私に?」
「俺には関係ないのか?」
エディ王子もすかさず聞いてくる。
「んー…………もしかするとあるかも?」
「どう言うことだ」
「それは、追々話すとして……」
そう言うと、ノアさんはまた私の方を向いてこう話した。
「霊を司る魔人。あの身体は間も無く壊れると、聞いていたのではないですか?」
……そうだ。
それ、まだ解決してない。
でも、その話とこの話、何が関係あるんだろう。
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