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8.神から与えられたのは、罰と……
それは、お前だけだろうが、クソが
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(何それ、聞いてない)
全ヲタがそうなのか、それとも私だけなのか。
今すぐSNSの投票機能を使って確認したい。
例え、自分がどれだけ酷い目に遭わされようとも、その怒りや苦しさ、もどかしさを上回る萌え話が出てきたとしたら、一気に心を持っていかれてしまうのは。
「ど、どうしたランカ」
「見たかった」
「は?」
「あ、いや、何でもない」
これが、液晶の中、もしくは紙の中の出来事であり、自分の反応がストーリーに何の影響もない状態であれば
「美形同士のキスとか最高か、めしうま」
と言いながら、涎を垂らしまくったことだろう。
だが、残念ながら、今私の反応はダイレクトに当事者に伝わる。
エディ王子の表情だけでも分かる。
これは、彼なりの、勇気を振り絞った末のカミングアウトであることを。
(落ち着け、落ち着け私……)
急なハプニングによりアソコが準備満々になってしまった男は、こんな気持ちで自らの気持ちを鎮めようとしているのだろうか、と、とてもどうでもいいことを知識として得てしまった。
「ふー……はー……」
「ら、ランカ?急に深呼吸したりして、具合悪くなったのか?」
「気にしないで、今心を浄化しているだけだから」
「じょ、浄化?」
「大丈夫王子。これは、分からなくても問題ないから」
分かり合える同士に出会いたい、という欲は膨れ上がってしまった私だったが、それはまた別の話。
「よし。準備できたから続きをどうぞ」
「だ、大丈夫か?」
「もう平気。ノアがエディ王子にき、きききキスをしてどうなったって?」
(いけない、ついキスのワードを言うだけなのに過剰に反応してしまった)
「あいつは……」
「うんうん」
「キスをすると、カシーが喜ぶかもしれないって言って……」
「うんうん」
(人と状況によるがな)
「もし、カシーが俺のことが好きだったら、キスさえすれば喜ぶって言って」
「……ほう?」
(それは、お前だけだろうが、クソが)
この発言を聞きながら、私はノアさんの前世を思い出しながら、軽く殺意を覚えていた。
何故なら、奴は人に「仕事ができない」「愚鈍」などと馬鹿にしたくせに、やってることはヲタクで人畜無害な私に比べて遥かにクズなことをしていたから。
「女と認識した相手は、挨拶がわりにキスをする」
これが、ノアさんの前世クソ上司に関するヤバい噂の内の1つだったのだ。
「だから、カシーに拒絶されて、俺は……何か間違えたんじゃ」
「思いっきり間違えてる」
「やっぱり」
「いや、エディ王子がと言うより、あの顔と下半身だけ元気なクソ上司の方。エディ王子もカシーも、その年齢であればどちらも間違ってない。うん」
(いっそ今すぐその場面に飛ばしてくれないだろうか。そしたらエディ王子とカシーにちゃんとキスから性教育をして、清く正しく美しいファンタジー溺愛小説のような恋愛を指南できたのに……)
そんなことを考えたところで、世の中都合のいいことなどそう簡単に転がっているはずがないと、私はこの異世界に連れてこられたことで、嫌でも思い知ったわけだが。
全ヲタがそうなのか、それとも私だけなのか。
今すぐSNSの投票機能を使って確認したい。
例え、自分がどれだけ酷い目に遭わされようとも、その怒りや苦しさ、もどかしさを上回る萌え話が出てきたとしたら、一気に心を持っていかれてしまうのは。
「ど、どうしたランカ」
「見たかった」
「は?」
「あ、いや、何でもない」
これが、液晶の中、もしくは紙の中の出来事であり、自分の反応がストーリーに何の影響もない状態であれば
「美形同士のキスとか最高か、めしうま」
と言いながら、涎を垂らしまくったことだろう。
だが、残念ながら、今私の反応はダイレクトに当事者に伝わる。
エディ王子の表情だけでも分かる。
これは、彼なりの、勇気を振り絞った末のカミングアウトであることを。
(落ち着け、落ち着け私……)
急なハプニングによりアソコが準備満々になってしまった男は、こんな気持ちで自らの気持ちを鎮めようとしているのだろうか、と、とてもどうでもいいことを知識として得てしまった。
「ふー……はー……」
「ら、ランカ?急に深呼吸したりして、具合悪くなったのか?」
「気にしないで、今心を浄化しているだけだから」
「じょ、浄化?」
「大丈夫王子。これは、分からなくても問題ないから」
分かり合える同士に出会いたい、という欲は膨れ上がってしまった私だったが、それはまた別の話。
「よし。準備できたから続きをどうぞ」
「だ、大丈夫か?」
「もう平気。ノアがエディ王子にき、きききキスをしてどうなったって?」
(いけない、ついキスのワードを言うだけなのに過剰に反応してしまった)
「あいつは……」
「うんうん」
「キスをすると、カシーが喜ぶかもしれないって言って……」
「うんうん」
(人と状況によるがな)
「もし、カシーが俺のことが好きだったら、キスさえすれば喜ぶって言って」
「……ほう?」
(それは、お前だけだろうが、クソが)
この発言を聞きながら、私はノアさんの前世を思い出しながら、軽く殺意を覚えていた。
何故なら、奴は人に「仕事ができない」「愚鈍」などと馬鹿にしたくせに、やってることはヲタクで人畜無害な私に比べて遥かにクズなことをしていたから。
「女と認識した相手は、挨拶がわりにキスをする」
これが、ノアさんの前世クソ上司に関するヤバい噂の内の1つだったのだ。
「だから、カシーに拒絶されて、俺は……何か間違えたんじゃ」
「思いっきり間違えてる」
「やっぱり」
「いや、エディ王子がと言うより、あの顔と下半身だけ元気なクソ上司の方。エディ王子もカシーも、その年齢であればどちらも間違ってない。うん」
(いっそ今すぐその場面に飛ばしてくれないだろうか。そしたらエディ王子とカシーにちゃんとキスから性教育をして、清く正しく美しいファンタジー溺愛小説のような恋愛を指南できたのに……)
そんなことを考えたところで、世の中都合のいいことなどそう簡単に転がっているはずがないと、私はこの異世界に連れてこられたことで、嫌でも思い知ったわけだが。
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