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親の承諾
しおりを挟む17日からは、部活は2学期まで休みになっていた。
10日ちょっとだったが、昔のバイト先に連絡をして雇ってもらった。
まぁ、15日働けば。
12万くらいになったので、楽しみだった。
家族は、麗奈が歌ってたのを見たことは内緒にしていた。
麗奈は、知ってるのは茉莉子だけだと思っていた。
バイトを始めて、3日目くらいだろか。
茉莉子が、ドアをノックしていた。
「はーい だれ?」
「私よ、入るわよ。」
「なんだ、おねえちゃんか。なんか用事?」
「あんた、またバイトしてるでしょ?お父さんとお母さんに言わないの?」
「どうせ反対するでしょ? もう、お小遣いも無いし、ちょっと欲しいものもでると困るから。」
「ほら、言い訳はいいから。リビングに行って話しなさいよ。ついてってやるから。」
茉莉子に連れられて渋々リビングに行った。
「お父さん、お母さん。麗奈が話しがあるんだってさぁ~」
「なんだ、手短にしてくれよな。明日も会社なんだから。」
「えっと えっとね 実はね・・・・・・・・・」
「なに言いたいかわからないな。ちゃんと話しをしたらどうなんだ?」
「ほら、言っちゃいなさいよ。また、バイトしてますって。」
「小遣いならやってるだろ? 月3000円じゃ足りないのか?」
「色々と買うものあって、ごめんなさい。」
「お前、昔から貯金してたよな? 今、いくらあるんだ?」
「・・・・・・・・・・・・」
「どうしたんだ? まさか、なにもないのか?」
「はい、ごめんなさい」
「全部ギターに化けてんだろ。もう、知ってるから。それでも、まだバイトしなきゃならないのか?」
「はい。学校のアンプだと音が悪いから、これから高校でもやるので買おうかと思ってます。ごめんなさい。」
「それで、いくらするんだ? そのアンプってのは。」
「えっと、多分40万くらいだから。まだまだ買えないですけど、夏休みに12万貯まるから、来年もやればお小遣いとかで少しは近づくかなって思ってました。」
「自分のやりたいことをやるなら、バイトして稼ぎなさい。来年は受験もあるんだぞ。わかってるのか?」
「はい、偏差値は問題ないので。大丈夫です。でも、私立なので迷惑かけちゃいます。公立だと、部が無いので。学校ではできなくなっちゃうので・・・・・」
「どこの高校なんだ? 一回も聞いてないけど。」
「桜花学園です。女子校だし、いいかなって、みんなと相談して決めてました。」
「私立だろうと、公立だろうと、どうでもいいけど。親にもっと相談しなさい。バイトもな。続けていいから、迷惑かけないように働きなさい。」
「はい、ありがとうございます 失礼します。」
麗奈は自室に行き、0時を過ぎたのでそのまま寝ていた。
「おい、母さん。麗奈はなにも知らないと思ってるんだな。」
「そりゃ、そうですよ。幸平にすら口止めしてたんですからね。幸平なんて、興奮しちゃって、お姉ちゃんに抱きつきに行こうとしてたんだから。まぁ、あれだけの姉を持って幸平も見る目が変わったでしょうけどね。真面目な茉莉子と観客の前で暴れる麗奈。」
「そうよ、お母さん。私だって目を疑ったんだからね。友達なんてびっくりしてたしね。あれ、妹さんって言われちゃってね。ちょっと自慢だったけどね。」
「ハンドル持つと人が変わる。マイク持つと人が変わる麗奈だな。マイクか? ギターか?」
「お父さん、多分ステージだと思うわよ。ステージの雰囲気って独特だからね。麗奈みたいに、思いっきり楽しむ娘と。緊張してなにもできない娘といますからね。」
「麗奈は、不思議な娘がよな。小さな頃は茉莉子の後ばかり追いかけていたのに、今は自分の道を1人で歩き始めたのか。そっとしておくか。」
両親と茉莉子は話しを終えて、それぞれ寝てしまった。
麗奈は、朝6時にはいつも起きて。
朝シャンをして、着替えていた。
今度は、学園祭だった。
夏休みが終わったら、学園祭の準備で大忙しだった。
まぁ、バイトをしているので。
練習は、1日に2時間しかできてなかったが・・・・
暑いので、Tシャツとホットパンツでバイトには通っていた。
毎日往復1時間の電車だけが、嫌だったが。
通勤ラッシュの時間ではないので、いつも座って30分過ごしていた。
まぁ、友達も少なく携帯もいらないので。
親も、持たせていなかった。
姉の茉莉子は、中2には携帯を与えられていたが。
それは、長女の特権だと思っていた。
こうして、休みもなく無事15日間のバイトも終わり。
それと同時に、夏休みも終わっていた。
新学期に入り、ストラトを背中に背負って登校していた。
クラスでも、静かで大人しく。
友達もいなかったが、気にしてなかった。
しかし、新学期になると。
麗奈の周りに、人が集まってきていた。
女子ばかりではなく、男子もであって。
驚いて麗奈は、逃げ出しそうになっていた。
「ねえ、凄かったわよ。あの夏祭り。最高だったわよ。」
「俺も彼女と行ってたけど、見とれちゃってたな。聞き惚れてたのかもな。」
「なんで、そんな大人しいのに。あんなことできるんだ? 普通緊張するだろ?」
「ああ た たの たのしいから かな」
「なんで普通に話すとしゃべれないのかわからないよ。あんな大勢の前では話せるのにな。」
「えっと、ステージだからかしら。ステージだと、多分緊張して興奮してると思うの。」
「まぁ、これで学祭も楽しみになったよな。もっと時間貰えよ。前回よりも多くな。」
「田中の貧乳の写メ撮ったけどな。」
「け けして・・・・・・」
もう、お姉ちゃんがあんなことするから・・・・・・・
この時は、心から姉の茉莉子を恨んでいた。
「ギターいいよな? 俺もやろうかな? あれっていくらするんだ?」
「25万です」
「2本で25万かよ、高いなぁ~」
「いいえ、1本25万で 1本は26万です」
「田中、パパでも見つけて援交してるのか?」
「してないですよ、貯金ですから。」
「だろうな。貧乳じゃ、パパもできないよな。俺の待受貧乳田中な。」
麗奈は泣きそうになって、机に顔を伏せてしまっていた。
これなら、声などかけずに放っておいてほしかった。
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