PrettyGirls(可愛い少女達)ーレディースバンドの物語ー【学生時代とセミプロ時代】

本庄 太鳳

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学祭前夜祭

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落選したメンバーも、気落ちせずに練習に励んでいた。
まぁ、商店街ではかなり有名になっていた麗奈達だった。
ただ、毎日の様に撮った写メを見せにくる男子が多かった。
多分、1人が撮って送ったのだろう。 
まぁ、見えてないからいいけどと思うことにした。

麗奈達4人は、職員室に昼休み呼ばれていた。

「中学生が、あんな格好で人前で歌ってるなんて問題だぞ。」

まぁ、こんな時は、あすかの出番だった。

「先生、どこが問題なんですか?近隣住民とのふれあいとか学校としても重要ですよね?それに、学祭に来てくださいって呼びかけてましたよ。今年の学祭は華やかになるんじゃないんですか? あの服装って、今の中学生なら普段着ですよ。先生。」

「しかし、透けてるじゃないか?」

「先生、見てたんですね。どんな顔して見てたんですか?教え子を。」

「そんな不謹慎な顔ではみておらんわい。」

「あの演奏・歓声と拍手聞きましたよね?感動しませんでしたか?自分の教え子がこんなにみんなに温かい拍手と歓声に包まれて。最高の音楽だったでしょ?」

「今年の軽音部の学祭は体育館の使用を禁止するからな。わかったな。」

「はい、わかりました。運動場ならOKですよね? あそこで活動します。失礼します。」

顧問の美羽に学祭は運動場だと言って、生徒会へも提出していた。
うるさい教頭を人泡噴かせようと、4人は思った。
放課後になり、部活の前にみんなに今日の事を報告した。

「ごめんなさいね。私達が夏の祭典にでたばかりに、体育館の許可が剥奪されて。その代わり、教頭や教師に人泡噴かせてあげましょうね。教室や、体育館の生徒やお客さんを全員グランドに集めちゃいましょうね。」

これ以後、みんなは目の色を変えて練習に励んでいた。
4人は、あんなにみんな喜んでたのになんでだろうと思った。
1年は、あんなに先輩が頑張って練習して。
お客さんも喜んでいたのに、今、打破しないと自分達が3年の時も同じになると考えていた。
これで3ステージは1日にできると、考えて喜んでいた。
10時・12時半・15時の開催予定だった。
重いものは、アンプくらいで。
体育館ではないので、ボーカル用アンプも持っていかないと行けなかった。
ボーカル用アンプは楽器屋でレンタルすることにした。
話しをしていると、今のギターアンプでは音量が無いと言われた。
ギター用のアンプも、ついでに借りることにしていた。
幸い、運動部の部室に電源があるのでそこから、持ってくることにした。
なるべくアンプまでの距離を短くしようとして、20メートル以内で収めていた。
ここまで来ると、ミキサーも必要になりそれも無理を言って店長の知り合いから借りた。

まぁ、麗奈達はある程度ミキサーはセッティングすればなんとかなった。
問題は、ホコリ対策だった。  
器材は使うまで、ビニール袋を被せていた。
特に、借り物のミキサーやアンプ類は。
ドラムは後から拭くとして、シンセやキーボー・ベースやギターは。
出番が終わったら急いでケースに入れて、とりあえずのメンテをするようにした。

1年に、イヤモニの使い方とミキサーの使い方を教えていた。
アンプも、ギターとベースが間違わないようにセッティングするように言った。
流石、葉月。自分のアンプは既に用意してあった。 
信じられないお金持ち。
器材リースとか諸経費で10万くらいかかっていた。
あすかのアイデアで、10箇所に寄付の箱を設置して。
【10円でも、演奏が良いと思ったら入れてください。器材リース分です】
と書いた箱を作っていた。
体育館とか、校舎の入り口には立て看板を掲げる予定だった。
軽音部はこちらの運動場と立て札も多く設置する予定だった。
商店街の人達がその日は、休憩用のテントを1個張ってくれることになった。

練習をしながらの準備だった。 
もう、軽音部の戦争だった。
校庭内に、彩香の家のワンボックスも置かれるようになり着替えとかもできた。
もちろん、見えないように。
後部座席は、シールドとカーテンが貼られていた。
運転席と後部座席の間も、カーテンで覆われていた。

後一週間に迫った時、5人の演奏を聞いた。
何個か指摘をして注意しながら、演奏をさせていた。
3曲の演奏で、2時間以上かかっていた。  
それが、学祭前日まで繰り広げられていた。
麗奈達は、それが終わってから音合わせをしていた。
みんな家で練習してるし、息も合ってるので問題はなかった。

今回は、運動場に客席を設置して、校舎側がステージだった。
同一目線だと、できないので。
1メートル程高い場所からだった。
前日の練習が終わると、みんなで手を重ねて。
あすかの声で。

「軽音!! ファイト!! 」

掛け声と共に、みんなは高々と、1本の人差し指をあげていた。
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