PrettyGirls(可愛い少女達)ーレディースバンドの物語ー【学生時代とセミプロ時代】

本庄 太鳳

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家族と焼き肉パーティー

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学祭も終わり、器材も片付け。
クタクタの部員は、それぞれ帰宅していた・
勿論、麗奈も例外では無く。
ギターを背負って、家路についていた。
そういえば、寄付金のは箱回収したけど。
中見てなかったと・・・・・・
1万ちょっとの出費は痛かったが、それでもやって後悔はしてなかった。
家に帰り、そのまま部屋に行くと。
そのまま、風呂に入っていた。
そう言えば、両親も家族全員が応援しに来てくれたことに気が付き感謝していた。

風呂から上がり、ルームウエアーでリビングに行くと。
みんなが座って待っていた。 
麗奈は不思議そうに、みんなの顔を眺めていた。
麗奈がキョトンっとしてると、みんなはお腹を抱えて笑っていた。
あの堅物の父すらも、メガネを取って笑い涙を拭いていた。

「あのー なにか、笑われることした?」

「思い出すと、笑っちゃってね。友達と見てても感動したわよ。麗奈。」

「お姉ちゃんも、お父さんもお母さんも、幸平も来てくれてありがとう。知ってました。」

「でも、お父さん。私達の娘があんな活発で派手だとは思わなかったわよね。」

「ああ、ちゃんと気遣いもできていたしな。祭りも2日間みんなで見てたんだぞ。」

「お姉ちゃん、かっこよかったよ。ペットやろうか、ギターか迷っちゃうもの。」

「みんな、お祭りにも来てくれてたのね。ありがとうございます。」

「しかし、全部オリジナルだろ? 誰が作ってて、何曲あるんだ?」

「多分、40くらいあると思います。作詞は殆ど私で、作曲は私が大半で後ちょっとはシンセの葉月さんです。あの無茶苦茶、高音なのはいっつも葉月さんです。嫌がらせですね。」

「最後なんて、5出てたじゃないの?プロの歌手でも4くらいだよ。凄くないか?」

「裏声ですよ。そんな4オクターブ半が限界だから・・・・」

「鬼の葉月さんだね。でも、綺麗な曲だったわよ。」

その日は打ち上げと称して、家族で焼き肉を食べていた。
デザートにケーキもあった。  
明日は、振替休日だったが。
疲れたので、すぐに寝ていた。
ライブが終わった日は興奮して、ベッドに入っても1時間は寝れなかった。
まぁ、最後にはぐっすり寝てしまうのだったが。

毎朝、起床時間は代わりはなかった。
いつも、6時前に起きて。
シャワーをしてから、リビングにいた。
姉の茉莉子が起きてきて、挨拶をすると。
隣で、携帯で連絡したりしていた。
麗奈は、物珍しそうに携帯を眺めていた。

「あら、こんなものが麗奈は珍しいのかしら?」

「うん。持ってないし、使う必要も無いから要らないかなって思ってるよ。」

「なんで、こんな便利なものがいらないのかしら? 不思議よね?」

「友達、居ないし。家にかけてくればいいでしょ?たまに葉月ちゃんとか掛けてくるけど。」

「友達いないんだぁ~。もしかして、イジメられてる?」

「まぁ、祭り終わってから。携帯の写メ見せてイジメてくるけどね。大したことじゃないし。貧乳とか言われて、事実だから仕方ないかなって。」

「麗奈はちょっと成長期が遅いだけなんだよ。ちゃんと成長してきてるしね。そんな身体の欠点とかでイジメるのは1番恥ずかしい行為なのにね。土曜日も、揉めてたわよね。」

「ええ、でも喧嘩とかして欲しくないから。やめてもらったけど。」

「あの時、麗奈の味方たくさんいたでしょ?メンバーや部員・そして、お客さんもね。普段から、もう少し。話しができればいいのにね。ところでバンドのリーダーは?」

「決まってないです。音楽的な事は葉月さんが注意するし、その他はあすかさんが注意したりしてるから。」

「ちゃんと、リーダー決めといた方がいいわよ。」

「そうですね。みんな3人はお金持ちだから、ちょっと羨ましいかも。でも、私立も合格すれば行っていいってお父さんも言ったから、それでいいかなって。」

「浅井さんって、あの有名な会社の社長さんの娘さんじゃないの?」

「わからないですけど、お金持ちだなっては思ってましたよ。幼稚園からピアノ習ってたなんて普通の家庭ではないものね。」

「そうだね。上を見ればキリがないしね。それでも私達は恵まれてるのかもしれないわよ。私も、来年は音大の受験だしね。近くても、遠くても。多分一人暮らしになると思うから。今年で麗奈とこうしていられるのも、最後かもね。」

「なんか、寂しいな。いっつも、お姉ちゃん側にいたから。」

「今じゃ、私の代わりにギターが側にいるでしょ?もっと楽しみなよ。」

5人で朝食を済ませると、片付けをして自室に戻っていた。
そろそろメンテの時期かなっと。
1個は背中に、1個は手に持って楽器屋に来ていた。

「すいません。ギターのメンテってどれくらいかかりますか?時間とか。」

「見ないとわからないけど、そんなに年数経ってないよね?1年前買ったのでしょ?それに、ちゃんと手入れしてあるから、すぐだと思うよ。」

見れば色々な種類のギターが並んでいた。
1万の物はそのまま置かれていたが、30万以上の物はガラスケースの中に入れられていた。
まだまだ、練習をしないとこんなギターは自分には合わないとわかっていた。
ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンやジミー・ペイジのCDを2枚ずつ買っていた。
ピックと弦も、2種類3セットずつ買い揃えた。
修理を頼んだ場所まで行くと、2本は既に修理が終わっていた。

「調子はどうか。ちょっと弾いてから引き渡そうかな?」

店長は意地悪げに、麗奈に言い1本ずつアンプに繋いでいた。
ストロークから速弾き・チョーキングをして確かめていた。

「ありがとうございます おいくらですか?」

特別にまけてもらって2本で7000円だった。
艶出しや弦高・ネック調整などもしてもらった。
余ったお金で、弦を後3セット買っていた。

「おい。そんなに弦ばかり買って、楽器屋でも始めるのか?」

「大体、1週間に1回は張り替えているから。それでもすぐですよ。」

「1週間でどれだけ弾いてるの?   興味でてきたな。」

「大体、1週間で今少なくなって50時間ちょっとですよ。一応、勉強もしないと、高校も行けないから。」

「そんなに弾いてるのはプロくらいだよ、1番楽しい時だからな。ほれ、これもサービスするよ。これからも練習頑張ってな。」

4セットの弦を店長は麗奈にくれていた。
お礼を言って、店を後にしていた。
ギターも新品同様になり、買い物もしたし。

「店長、甘いですね。あの娘には、特別なんですか?」

「ああ 特別だよ。さっき弾かせたけど、ありゃ、1年で身につくものじゃないからな。上手くて、練習してても5年はかかるよ。チューニングもチューナー使わずピッタリ決めてるしな。多分、CDとか聞いて。楽譜無しでコピーしてるんだろうな。」

「それって、もしかして絶対音感ってやつですか?」

「ああ そこらにはいないね。音大生になっても半数くらいだからね。一般人では3%以下だって言われてるよ。」

麗奈はそれから近所のクリーニング屋に寄って、制服を受け取っていた。
昨日の夕方、汗でビッショリの制服を出してあったからだった。
1年も、楽しかったのかなと麗奈は思っていた。

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