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第三章 巡り会い
103.情けなさ
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「ふふ……本当に旦那様のことを好いているのですね。緊張した様子で、少しおどおどしながらも懸命に贈り物を探していた方が、まさかあなたの旦那様だったとは……本当に巡りあわせとは不思議なものですね」
目を細めてマリオンが語る。
「……ジェスが僕のために竪琴を探してくれたから、こうしてマリオン兄さんに会うこともできました。ジェスは僕の大切な、大切な旦那様です」
もし、アデルジェスが竪琴を探してくれていなかったら、マリオンがこれほど近くにいたというのに素通りしてしまっていたかもしれない。
アデルジェスがミゼアスのことを考えてくれていたからこそ、七年ぶりの再会が果たせたのだ。
「あなたの旦那様と聞いて、少し複雑な思いもあったのですけれどね。でも、これほど幸せそうな姿を目の当たりにして、余計なことを言うのも野暮でしょう。ところで、どれくらいの頻度で営んでいるのですか?」
「ほとんど毎日です。昨日はちょっと激しくて、五回目くらいまでは数えられたんですけれど……」
もじもじと俯きながらも、しっかりとミゼアスは答える。
昨日は激しかったので、途中から何も考えられなくなってしまった。思い出せば、身体が疼いてくるようだ。
「ほとんど毎日、五回……」
かすれた声で呟き、マリオンは呆然とした様子で立ち尽くす。自らの世界に飛んでいってしまったようで、ミゼアスが小さく声をかけても反応がない。
どうしたのかとミゼアスが不安になっていると、鈴の音が鳴り響いてイーノスとアデルジェスが荷物を抱えて戻ってきた。
「竪琴を持ってきたよ。……おや、マリオン? どうかしたのかな?」
「……いえね、それほどの頻度に回数だと、さすがにうっとうしいなとは思うのですよ。でもね、でも……」
誰に向けるともなくぶつぶつと呟くマリオンに首を傾げ、イーノスは荷物を置いてマリオンに近付く。
「マリオン? 何かあったのか?」
不安そうなイーノスの声に、ようやくマリオンは反応する。じっとりとした視線をイーノスに送ると、深く、深く息を吐いた。
「……あなたの情けなさを思い知らされていたところですよ」
目を細めてマリオンが語る。
「……ジェスが僕のために竪琴を探してくれたから、こうしてマリオン兄さんに会うこともできました。ジェスは僕の大切な、大切な旦那様です」
もし、アデルジェスが竪琴を探してくれていなかったら、マリオンがこれほど近くにいたというのに素通りしてしまっていたかもしれない。
アデルジェスがミゼアスのことを考えてくれていたからこそ、七年ぶりの再会が果たせたのだ。
「あなたの旦那様と聞いて、少し複雑な思いもあったのですけれどね。でも、これほど幸せそうな姿を目の当たりにして、余計なことを言うのも野暮でしょう。ところで、どれくらいの頻度で営んでいるのですか?」
「ほとんど毎日です。昨日はちょっと激しくて、五回目くらいまでは数えられたんですけれど……」
もじもじと俯きながらも、しっかりとミゼアスは答える。
昨日は激しかったので、途中から何も考えられなくなってしまった。思い出せば、身体が疼いてくるようだ。
「ほとんど毎日、五回……」
かすれた声で呟き、マリオンは呆然とした様子で立ち尽くす。自らの世界に飛んでいってしまったようで、ミゼアスが小さく声をかけても反応がない。
どうしたのかとミゼアスが不安になっていると、鈴の音が鳴り響いてイーノスとアデルジェスが荷物を抱えて戻ってきた。
「竪琴を持ってきたよ。……おや、マリオン? どうかしたのかな?」
「……いえね、それほどの頻度に回数だと、さすがにうっとうしいなとは思うのですよ。でもね、でも……」
誰に向けるともなくぶつぶつと呟くマリオンに首を傾げ、イーノスは荷物を置いてマリオンに近付く。
「マリオン? 何かあったのか?」
不安そうなイーノスの声に、ようやくマリオンは反応する。じっとりとした視線をイーノスに送ると、深く、深く息を吐いた。
「……あなたの情けなさを思い知らされていたところですよ」
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