性癖短編集

くろ

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ガソリンスタンド妄想女

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『今からガソリンを入れに行く』これだけで私は胸が高鳴った。
ガソリンスタンドの入り口に近付くにつれて、あの独特な香りも強くなっていく。この時点で、私の固く結ばれた理性の糸が、鼻腔から脳へと浸透していくアロマによって、綻び始める。
ライトが明るく輝き、その先には数本のポンプが整然と並んでいる。店員のお兄さんが車に近づいてきた。今日は初めての子だわ。
赤い鍔のキャップに、青のポロシャツとグレーのカーゴパンツ。見慣れたユニフォームが彼にしっくりと馴染んでいる。
中肉中背で、髪は短く整えられ、清潔感がある。
活気に満ち、元気で明るい親しみやすい笑顔が特徴的な青年。
全身を使って誘導する姿勢から、仕事のプロフェッショナルとして、信頼と安心をお客さんに提供することに誇りを持っている様子が伺える。

誘導されるがままに、私は彼に身を委ねるようにして車を移動させた。ブレーキを踏み、エンジンを切る。運転席のドアガラスを開けると、忠実な犬のようにお兄さんが駆けつけ、溌溂とした発声で接客を行う。
いつも通り「レギュラー満タン」を頼んで、給油口を自らの手で開ける。これから身に降り掛かる被虐を、受け入れるために……

ガコガコ!
アッ!急に!そんな無理矢理しちゃダメ!まだ準備が!

前技無しで、無情にも根元までぶち込まれてしまう私。そして……

ウィーーーーーーーーー

ちょ!ダメダメダメダメダメー!中はダメ!出来ちゃう!それもそんな大量に!ずっと出てる!どこまで出すの!ダメ!液体が膣に擦れてイッちゃう!

フッとミラーを見ると、給油口附近には誰も居ない。私はこんな、液体の摩擦だけでイクまで責め立てられるという、酷い凌辱行為を受けているというのに、更に放置プレイまでされてしまっている。なんて可哀そうで、なんてみじめな私。

気が付いたら、大股開きでオナニーに耽っていた。フロントガラスを拭く店員のお兄さんと目が遭った。お兄さんは恥ずかしそうに目を剃らした。

この可愛い反応を見せるお兄さんが、私のまだ未開発の後ろの穴に、いきなり「ガコガコ!」と、若いアレを奥まで捩じ込んできて、「ウィーーーーーー」と、オシッコ満タンを流し込んできてしまった場面を想像した。
きっと、S状結腸に浴びせ掛けられる温かな尿圧の刺激に、泣きながら絶頂してしまっている………
私は、フロントガラスに向かって潮の水滴を飛ばしてしまった。
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