155 / 310
野薔薇怪異談集全100話
11話「メンチ喝!」
しおりを挟む
「1」
ーー「独霊商店街」ーー
この商店街は唯一死者が集う商店街であるため、商店街には数多くの幽霊達が集まってくる。そんな友紀達もこの商店街に訪れてこの商店街に売られてる絶品のメンチカツを購入しにきた。
「……」
「ん?どうした。みんな?」
正夢は平然としたまま、メンチカツを人数分を購入する。
そんなツッコミ担当である高井昭子が先生に申し開きする。
「……北山先生たしかに奢りだとついてきたんですけと!なんでよりによってここなんですか!?」
その迫る昭子に友紀達もうなずく。
「えー?だってここの売られてる商店街は隠れた絶品グルメがあふれてるからな」
「先生、絶叫の間違いじゃなくて」
友紀のツッコミに一同うなずく。
「ま、いいじゃねーかよ?なんならついてこなくてもいいだぞ?その空き腹をしてる高井もな」
昭子は思わず赤面してしまったので大人しく渋々従った。
彼女の家は借金を抱えるほどの財政は火の車であったため、もっとも生活全般貧しい暮らしを余儀なくされている。
そして正夢は人数分を購入した後、皆に配っていく。そしてその絶品メンチカツを堪能するとき友紀がとある怪異談を思いついたのでその場で披露することになった。
「2」
ーー「とある商店街」ーー
俺の名は麺地勝。ようはメンチカツである。
あらゆるモノをメンチを切ることができる。
と、そこにチャラチャラしたヤンキーチャラ男が俺に対してメンチを切る。
奴から激しいメンチビームを放つが俺の敵じゃない。
なぜなら俺のメンチはガドリングレーザーである。
その圧倒的なメンチレーザーにたじろぐチャラ男。
そこで俺は「喝!!!!」と叫んでチャラ男はそのまま存在ごと消失した。
そこでやりきった俺はメンチカツを購入して食べた。
ーー「とある中華街」ーー
俺は麺地勝。また会ったな。
今度は中華街にやってきた。
そこに丁度グラサンかけてる獅子舞やっていた青年がメンチを切られる。
ふむ。なかなかやるようだが俺の敵ではない。
さらに俺がメンチを切ると相手は虎のような猛獣だしたが、俺の飼ってるモノは違うぜ。
なぜなら龍だからな。その圧倒的なチカラより、その青年はたじろぐ。俺はそこですかさず「喝!!!!」と叫ぶとその青年の身体は一気に燃え上がり焼失した。
ひと仕事終えた俺はそこで売られている焼売を買って食べた。
ーー「とあるゲームアーケード街」ーー
ここではゲーム好きなオタク達が集っている。
丁度、彼女も会ったのもここである。
そして運命の相手が現れた。
一目惚れだった。
あんなメンチを切られたのは初めてだった。
だから激しいメンチ切り合いに俺は彼女に告白した。
「俺と付き合ってください」
「はい♡」と彼女は言うが生者の彼女はお呼びではない。その背後にいる彼女がそうだから。
そして俺は背後にいた彼女と付き合って数年後、とあるこのゲームアーケード街でメンチを当たり構わず女性がいると噂が立っていた。
「3」
怪異談を披露した後、私はこの後用事があるのでこの商店街に居残る。
そう、先生の奢りはついでである。
私は指定の場所に向かった。
ーー「????」ーー
そこにぽつんと佇む幼い少女。
彼女は死ぬ間際に思念として地縛霊として残った。
しばらくしてからだんだんと強くなっていく。
このままでいけば悪霊となって生者に害をもたらすことになる。
「あなた」
そっとさまよう幽霊少女に声をかけた友紀。
友紀は少女の思いを応えるために話をかけてみた。
しかし、それがきっかけで彼女が新たな怪異談に導かれることにまだ友紀は知らないのだから。
メンチ喝! 完
ーー「独霊商店街」ーー
この商店街は唯一死者が集う商店街であるため、商店街には数多くの幽霊達が集まってくる。そんな友紀達もこの商店街に訪れてこの商店街に売られてる絶品のメンチカツを購入しにきた。
「……」
「ん?どうした。みんな?」
正夢は平然としたまま、メンチカツを人数分を購入する。
そんなツッコミ担当である高井昭子が先生に申し開きする。
「……北山先生たしかに奢りだとついてきたんですけと!なんでよりによってここなんですか!?」
その迫る昭子に友紀達もうなずく。
「えー?だってここの売られてる商店街は隠れた絶品グルメがあふれてるからな」
「先生、絶叫の間違いじゃなくて」
友紀のツッコミに一同うなずく。
「ま、いいじゃねーかよ?なんならついてこなくてもいいだぞ?その空き腹をしてる高井もな」
昭子は思わず赤面してしまったので大人しく渋々従った。
彼女の家は借金を抱えるほどの財政は火の車であったため、もっとも生活全般貧しい暮らしを余儀なくされている。
そして正夢は人数分を購入した後、皆に配っていく。そしてその絶品メンチカツを堪能するとき友紀がとある怪異談を思いついたのでその場で披露することになった。
「2」
ーー「とある商店街」ーー
俺の名は麺地勝。ようはメンチカツである。
あらゆるモノをメンチを切ることができる。
と、そこにチャラチャラしたヤンキーチャラ男が俺に対してメンチを切る。
奴から激しいメンチビームを放つが俺の敵じゃない。
なぜなら俺のメンチはガドリングレーザーである。
その圧倒的なメンチレーザーにたじろぐチャラ男。
そこで俺は「喝!!!!」と叫んでチャラ男はそのまま存在ごと消失した。
そこでやりきった俺はメンチカツを購入して食べた。
ーー「とある中華街」ーー
俺は麺地勝。また会ったな。
今度は中華街にやってきた。
そこに丁度グラサンかけてる獅子舞やっていた青年がメンチを切られる。
ふむ。なかなかやるようだが俺の敵ではない。
さらに俺がメンチを切ると相手は虎のような猛獣だしたが、俺の飼ってるモノは違うぜ。
なぜなら龍だからな。その圧倒的なチカラより、その青年はたじろぐ。俺はそこですかさず「喝!!!!」と叫ぶとその青年の身体は一気に燃え上がり焼失した。
ひと仕事終えた俺はそこで売られている焼売を買って食べた。
ーー「とあるゲームアーケード街」ーー
ここではゲーム好きなオタク達が集っている。
丁度、彼女も会ったのもここである。
そして運命の相手が現れた。
一目惚れだった。
あんなメンチを切られたのは初めてだった。
だから激しいメンチ切り合いに俺は彼女に告白した。
「俺と付き合ってください」
「はい♡」と彼女は言うが生者の彼女はお呼びではない。その背後にいる彼女がそうだから。
そして俺は背後にいた彼女と付き合って数年後、とあるこのゲームアーケード街でメンチを当たり構わず女性がいると噂が立っていた。
「3」
怪異談を披露した後、私はこの後用事があるのでこの商店街に居残る。
そう、先生の奢りはついでである。
私は指定の場所に向かった。
ーー「????」ーー
そこにぽつんと佇む幼い少女。
彼女は死ぬ間際に思念として地縛霊として残った。
しばらくしてからだんだんと強くなっていく。
このままでいけば悪霊となって生者に害をもたらすことになる。
「あなた」
そっとさまよう幽霊少女に声をかけた友紀。
友紀は少女の思いを応えるために話をかけてみた。
しかし、それがきっかけで彼女が新たな怪異談に導かれることにまだ友紀は知らないのだから。
メンチ喝! 完
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
静かに壊れていく日常
井浦
ホラー
──違和感から始まる十二の恐怖──
いつも通りの朝。
いつも通りの夜。
けれど、ほんの少しだけ、何かがおかしい。
鳴るはずのないインターホン。
いつもと違う帰り道。
知らない誰かの声。
そんな「違和感」に気づいたとき、もう“元の日常”には戻れない。
現実と幻想の境界が曖昧になる、全十二話の短編集。
一話完結で読める、静かな恐怖をあなたへ。
※表紙は生成AIで作成しております。
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる