色々言ってるけど俺だってお前のこと好きなんだからな!!

サム

文字の大きさ
1 / 6

1

しおりを挟む
今日で付き合って3ヶ月たったからそろそろかなっては思ってた。

ちゃんと準備もしてきた。
ものすごく恥ずかしかったけど口で言えないかわりに態度で示せばいいって友達に聞いたから頑張ろうって思ったんだ。

でも、でも。

「ごめん。頑張ったけど俺やっぱ乳首感じねえわ」

「、え?」

「だから、俺頑張ったんだよ。でもどうしても乳首だけはわかんねぇ」

準備のためにそりゃ沢山のサイトも見たし動画も見た。今の俺は正直、下のことのプロだと思う。あんまり自慢出来ないけど。

「え、待って。じゃあ準備したってこと?」

「だからさっきからそう言ってんだろ」

「じゃあなに、自分で触ったってこと?
    それで乳首だけ感じなかったの?」

「そうだよ。だから、ごめんって」

どのサイトみても大方男性も乳首で気持ちよくなることが出来ますって書いてあった。

だから俺も気持ちよくなれるかなって思ったけど無理だったみたいだ。

「えーーーなにそれ。えっちじゃん」

「お前何言ってんの」

「だって俺のためにしてくれたんでしょ?えっちじゃん」

「別にお前のためじゃねぇし、俺はえっちでもない」

「そっかそっか」

そんな嬉しそうにすんなよ!!さっきから
ニヤニヤしやがって

「てめえ顔がうるさいんだよ」

「ごめんごめん」

だって、そうでもしないと

「、、お前初めてじゃないんだろ」

「それはそうだけど、何も気にしなくていいよ。未練とか全くないし、ハル一筋」

「知ってるけど!」

「じゃあそれこそ前のこととか気にしなくてもいいんじゃない?」

「それとこれとは違うだろ。お前昔は女と付き合ってただろ」

「だから女の子みたいに感じて女の子みたいになりたかったの?」

「うるさい。別に女になりたいわけじゃない。お前こそやっぱり女がいいのかよ」

「そんなわけないでしょ。俺は男の子のハルが好きなんだよ?」

「そうかよ。じゃあいい」

「なぁに?さっきからかわいいじゃん」

どさっと、押し倒された
やっぱりこいつ慣れてる

「にらんでも可愛いだけだよ」

「だまれ。さっさとしろよ」

口蓋をなぞっていた舌が入ってくる

「んぅ」

ぞわぞわ、する

「ほら、逃げないで」

ユウの舌が俺の舌を追いかけてくる

「やあ、待って、、息、できな」

「さっきまでの勢いはどうしちゃったの」

くっそ。笑ってんなよ

ユウの唇が横に滑ると同時に息が耳朶を擽る

「ふぅ、あ、や」

「耳で感じてるの?かわいー」

その手が俺の着衣を乱していく。もうパンツだけだ

鎖骨をなぞる指先が胸の尖りを掠めていく

「あぅ、だから!感じねぇって言ってんだろ」

「だから触るんだよ。大丈夫。俺が開発してあげるから」

「そんなん頼んでねぇよ!」

「して欲しくないなら自分から言っちゃだめだよ。して下さいと同義だよ」

「んなの、知らねぇ」

ユウの手が腰に手をかける

「腰あげて?」

脱がされるなんて、こんなの恥ずかしすぎる、けど

「ほら!はやくしろよ!」

「えーもうえっちすぎる。ハルかわいい」

そうやって脱がせるともう既に蜜を滲ませる俺のを触ってくる

「あ、あ、あ
やだあへんな声でる」

「ちゃんと聞かせて?」

「待って」

いやいやするように首を振ると何が楽しいのか笑いながら口付けてくる

「ねえ、もう無理だから、まって」

「何が無理なの?」

「やぁ、だから、もう、いっちゃうから!」

「ほら、いきなよ。気持ちよくなって?」


「やああああああ、あ、あ」

俺だけ気持ちよくても意味ないのに。一緒に気持ちよくなりたいのに。

しかも脱いでるの俺だけだし。

「はあ、あ、なんで、俺だけ、お前も脱げ」

「そうだね、ごめんね。ハルが脱がせてくれる?」

「はあ?赤ちゃん、かよ」

でもそうやって俺から触れさせてくれるところは正直好きだと思う

両手を上げさせてスルスルと洋服を抜いていくと綺麗に割れた腹筋が目に入った

「俺と全然違う」

「鍛えてるからね」

「あっそう」

「惚れ直した?」

「調子にのんな」

パンツに手をかける前から見えてしまう盛り上がりが目に毒だ。これを俺が脱がせるなんてなんという羞恥プレイ

「ほ、ほら早く腰上げろよ」

「恥ずかしいの?これ」

「別に恥ずかしいわけじゃない」

「そうだよね。だってハルに反応してるんだもん。ハルのもこんなんなってるし」

なんだよこいつ。さっきから恥ずかしいことばっか言いやがって

「ちょっとは静かにしろ」

「はいはい。じゃあパンツ早く脱がせてください」

この余裕な態度が気に入らない。俺はこんなにドキドキしてんのに、

脱がせ終わるとまたベットに押し倒された

「後ろ、触るよ?」

「どうぞ」

こうやっていちいち気を使ってきて絶対俺の許可が無いと踏み込んでこない。こいつに対する安心感はここからくると思うけど、でもそんなに気にしなくてもいいのにとも思う

だって俺たち付き合ってんだろ?

「なあ、別にいちいち俺の許可取んなくてもいい」

「そんなこと言われても・・・嫌だったらどうするの」

「別にお前なら嫌じゃない。嫌だったらちゃんと自分から言う」

「えーもうそんなん殺し文句じゃん
ハル可愛すぎて俺暴走しそう」

「別にしてもいい。ユウは俺の彼氏なんだろ。それに俺準備してきたって言った」

「っ、じゃあ後ろ触るね」

自分から言ったとしても恥ずかしいもんは恥ずかしい。尻を人様に触られるなんてユウと付き合うまでは知らなかった

「っう、はあ」

それに準備してるときに気づいたんだが、俺は多分尻で感じやすい。人より敏感に

「はあ、あう、、ん、や」

「気持ちいいの?もう2本も入ってるけど」

「あ、んんんう、きも、ちい」

「っ、そっかよかった。じゃあもう一本増やすね」

「ふぅ、っん、んう」

自分の指よりユウにしてもらった方が気持ちいい。

「っはあ、もう、いいから、入れ、て、ユウの」

「もうちょっと」

なんで、こっちはこんなにもどかしいのに

「いいから、もう痛くないから、早く」

「でも俺優しくしたい」

「もう、十分してもらってるから
お前俺に、入れたく、ねえの」

こっちは息も絶え絶えなんだぞ、そんな喋らせるんじゃねえ

「入れたいに決まってる」

「じゃあ、ほら」

そうやって自分で開いて見せると一瞬硬直したあと怒張をあててきた

もうゴム着いてるし。こいついつの間に、

「あ、ああ」

ゆっくり、ゆっくり入ってくる

味わうかのように、ゆっくり
それこそこちらがおかしくなるみたいに

そうやってゆっくり入ってきたあと暫くは動かないでいてくれる

「大丈夫?」

「ん、大丈夫、だから、早く」

ユウがゆっくり抽挿をはじめる

「あっあっあっあっ、」

どうしよう。声が、出る。抑えられない

「っあ、なんで、こんなんじゃ、ないのに」

「1人えっちの時よりも気持ちいいってこと?」

「あん、なんで、こんなの、知らない」

「もうほんとたまんない」

抽挿がより激しくなるとすぐ高みへ連れていかれてしまう

「やあああああ、まって、いくいく」

「うんうん一緒にいこう?」

「っうん、一緒、に、ああああああ」

一瞬頭が真っ白になる

「はあ、お前、激し、」

「ごめん、可愛くてつい」

「別に、謝れとは言って、ない」

「そっかあ」

そうやって破顔する顔が可愛くてなんでも許してしまう

「お前、こんなんで満足なの」

「こんなのって何、最高だけど
ハルがその細い腰ゆらしてよがってんの見るとたまんない気持ちになる」

「そんな恥ずかしいこと、」

よくもまあぺらぺらと

「だってハルが俺を受け入れてくれたって考えたらもうどうしようもなく愛しい」

「お、俺だってお前が気使ってくれるのは、まあ、悪い気はしないけど」

「そっか。ありがとうね、受け入れてくれて」

「別にお前のためじゃない」

「じゃあハルが俺とセックスしたかったってことになるけどいいの」

「別に俺だって・・・ユウとしたかったし」

お前だけだと思うなよ

「かっわい。ビックリするぐらい可愛いな、ハルは」

「ううううるさい可愛くなんかない」

「あとね、俺気づいたよ」

「え、何に、ひっ」

え、

「ほらね?ハルは背中も感じるんだよ。知らなかったでしょ」

「なんで、そんなとこ、やあっ離せ」

「ここなぞったらね、ナカがきゅって締まるんだよ。全身感じやすくて困っちゃうね。可愛いね」

俺の体なのに、なんでこいつばっかり知ってんの

「しかもハルが背中感じるって俺しか知らないでしょ?最高」

次はもっと背中も触ってあげるね、という声を聞きながらまたベットに埋もれていくのだった


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

同居人の距離感がなんかおかしい

さくら優
BL
ひょんなことから会社の同期の家に居候することになった昂輝。でも待って!こいつなんか、距離感がおかしい!

平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)

優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。 本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。

ノリで付き合っただけなのに、別れてくれなくて詰んでる

cheeery
BL
告白23連敗中の高校二年生・浅海凪。失恋のショックと友人たちの悪ノリから、クラス一のモテ男で親友、久遠碧斗に勢いで「付き合うか」と言ってしまう。冗談で済むと思いきや、碧斗は「いいよ」とあっさり承諾し本気で付き合うことになってしまった。 「付き合おうって言ったのは凪だよね」 あの流れで本気だとは思わないだろおおお。 凪はなんとか碧斗に愛想を尽かされようと、嫌われよう大作戦を実行するが……?

結婚間近だったのに、殿下の皇太子妃に選ばれたのは僕だった

BL
皇太子妃を輩出する家系に産まれた主人公は半ば政略的な結婚を控えていた。 にも関わらず、皇太子が皇妃に選んだのは皇太子妃争いに参加していない見目のよくない五男の主人公だった、というお話。

偽物勇者は愛を乞う

きっせつ
BL
ある日。異世界から本物の勇者が召喚された。 六年間、左目を失いながらも勇者として戦い続けたニルは偽物の烙印を押され、勇者パーティから追い出されてしまう。 偽物勇者として逃げるように人里離れた森の奥の小屋で隠遁生活をし始めたニル。悲嘆に暮れる…事はなく、勇者の重圧から解放された彼は没落人生を楽しもうとして居た矢先、何故か勇者パーティとして今も戦っている筈の騎士が彼の前に現れて……。

借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます

なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。 そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。 「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」 脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……! 高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!? 借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。 冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!? 短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

姫ポジ幼馴染の貞操を全力で守っていたのに、いつの間にか立場が逆転して伸し掛かられた件

イセヤ レキ
BL
タイトル通りのお話しです。 ※全七話、完結済。

処理中です...