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74話、気が利く触り心地の良いウェアウルフ
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「お~っす」
「ヴェルインさんっ!」
私がちょうど朝食を食べ終えた頃、見計らっていたかのようにヴェルインが入って来たものの。扉の前でずっと待ち構えていたサニーが、ヴェルインを呼び止めた。
その可愛げのある呼び声に誘われ、ヴェルインの顔が下に垂れるや否や。その場にしゃがみ込み、尻尾を揺らしながらサニーの頭を撫で始めた。
「よう、サニーちゃん。朝から元気だな」
普段であれば、サニーは嬉しくなって微笑むだろう。が、今日はヴェルインの前足を両手で持ち上げ、そっと下へ置いた。
「頭をなでなでされるのは嬉しいけど、それどころじゃないの!」
「ん? なんかあったのかい?」
「ヴェルインさんも、お母さんをイジメたらダメだからねっ!」
「レディを、イジメる? 俺があ?」
よもやという言葉を発し、私にキョトンとさせている顔を合わせるヴェルイン。
たぶん、あいつは状況をまったく理解していないだろう。その証拠に、ヴェルインが鼻で小さく笑った。
「サニーちゃん、そりゃあ無理な話だぜ。いいかい? サニーちゃんのお母さんは、ああ見えてかなり強いんだぞ?」
「そんなことないもん! お母さんは弱いもん! だから私が勇者になって、お母さんを守るの! だから、お母さんをイジメたら許さないからねっ!」
サニーの宣言により、朧気ながらも状況を理解したようで。再び私に顔を移してきたヴェルインが、いやらしいねっとりとした笑みを浮かべる。
私が弱い、か。まあ今は、そう思われるのも無理はない。サニーの前で攻撃魔法を使った事はないし、大泣きまでしてしまったからな。
「へぇ~。サニーちゃん、勇者になったのか。すげえじゃねえか。なら、これからお母さんをちゃんと守ってやらねえとな」
「うんっ!」
柔らかい激励を送ったヴェルインが、サニーの頭をポンポンと叩き、立ち上がる。
そのままサニーの横を通り過ぎると、私の隣まで来てはドカッと椅子に座り込み、何か企んでいる顔を私に顔を寄せてきた。
「つー事だレディ。ちょっと俺に攻撃されて、やられたフリをしろ」
「なんでそんな事をしなくちゃいけないんだ? サニーに言われたばかりだろ? ふざけた行動はやめておけ」
「なんでって、お前。サニーちゃんがお前を守ってくれる姿、見たくねえのか?」
「……あ、見たいっ」
警告したばかりなのに、ヴェルインの悪魔の囁きに即答する私。だが、後悔はしていない。サニーが私を守ってくれる姿だぞ? 見たいに決まっている、今すぐにでもだ。
その姿は、絶対に勇敢だろう。勇者そのものに違いない。ヴェルインめ、なんとも魅力的な提案をしてきたじゃないか。あとで最高の料理を振る舞ってやらねば。
「お前よお、こういう時だけは良い返事するよなあ。よーし、決まり! そんじゃ準備をするから~……。アルビス、ちょっと俺と一緒に外に来てくれ」
「む?」
意気揚々にヴェルインが誘うと、私の対面に座り直し、三杯目のシチューを口にしていたアルビスが、不愉快そうに眉をひそめる。
「なぜだ?」
「この姿でレディを攻撃したら、サニーちゃんが怒って、俺の相手をしてくれなくなっちまうだろ? だからよ、俺に変身魔法をかけてほしいんだ」
「変身魔法、か。……なるほど?」
なんだ、このアルビスの閃いたような反応は? あわよくば自分も、とか思っていないだろうな?
紫色の龍眼が右にズレた所を察するに、私の予想は当たっていそうだ。
本当は外れてほしかったのだが……。アルビスは静かに立ち上がり、何も言わぬまま顎でヴェルインに指示を出し、共に外へ出ていってしまった。
まあ、これで私は最低でも、サニーに二回助けられる事になるだろう。それはそれで非常に楽しみだ。二人に感謝しておかねばな。
二人を待つべく、サニーが絵を描いている姿を眺めていると、アルビスだけが戻って来て、私の対面の席に腰を下ろした。
そして、何事も無かったかのように木の匙を手に取り、シチューをすする。
「よし、アカシック・ファーストレディよ。余が小娘の気を引いてやるから、今度は貴様が外へ行け」
「準備が整ったんだな?」
「ああ。ヴェルインが外で待ってるから倒されてこい。小娘、『ふわふわ』と『ぶうーん』をかけてやろう」
「ほんとっ!? わーいっ!」
大好物の魔法を耳にして、即座にアルビスの元へ駆けて行くサニー。冷静に考えると、これはサニーの弱点にもなってしまうな。
もし、知性のある魔物にこの事を知られた場合、簡単に連れ攫われてしまうだろう。なるべく頭に留めておき、用心しておかないと。
空中でグルングルン回っているサニーに目を配りつつ、音を出さずに扉を開け、純白の花びらが舞う外へと出る。
今日は、ゴーレム達の姿が見えないな。クロフライムも不在のようだ。花畑地帯に居るのだろうか?
「レディー! こっちこっち!」
「む」
花の香りが漂う白の景色の眺めていると、左側からずいぶんと水っぽいヴェルインの声が聞こえてきたので、顔をそちら側に向ける。
やや離れた場所に、元気よく飛び跳ねている黄土色のスライムが見えた。顔はヴェルインのままだが、楕円に近い体をしているので、横にのっぺりとしている。
大きさは、約四十cmといった所か。あのスライムをヴェルインだと確信しつつ近寄り、見下せる距離まで来ると、その場にしゃがみ込んだ。
「ものの見事にスライムだな」
「すげえぜ、この体! 手足がねえから跳ねる事しか出来ねえんだ!」
こいつ、スライムの姿を存分に楽しんでいるな。跳ねる度に、ヴェルインの顔がプルプルと波を打っている。そういえば、スライムをここまで観察するのは初めてだ。
黄土色ながらも、透き通った体。内蔵がどこにも見当たらないけど、透明なのだろうか? ……やはり、引っ張ったら伸びるのか? そことなく触り心地も良さそうだ。
ダメだ、探求心が膨らんできてしまった。一回だけなら、ヴェルインも怒らないだろう。
そう勝手に決めつけた私は、ヴェルインの頬だと思われる部分を両手で鷲掴み、そのまま引っ張ってみた。
「おおっ、思いのほか伸びる」
「なーにじでんだよー、でめぇー」
両手を限界まで広げても、まだまだ余裕がある。触り心地も思っていた以上に良い。水が入った布袋を握っている感触に近い。それに手を押し返してくる程よい弾力よ、クセになりそうだ。
が、結構重いな。ずっと伸ばしたり握ったりしていたいが、三分ぐらいが限界だろう。仕方ない、そろそろやめるか。
断腸の思いで諦め、両手を伸ばし切ってからパッと離す。すると戻る力が働き、パチンと気持ちのいい音が鳴り、一瞬だけヴェルインの顔が見るも無残にシワクチャになるも、元ののっぺり顔へと戻った。
「てめえ、俺の体……、いや、顔か? どっちにしろ遊んでんじゃねえよ!」
「ヴェルイン、一生の頼みがある。聞いてくれ」
「もう引っ張らせねえよ!? 割と痛かったんだからな!」
「ああ、痛覚はあるのか。残念だ……」
「おい、そんな悲しそうな声を出すんじゃねえよ。心がちょっと痛むだろうが」
「ならっ」
「でもやらせねえぞ?」
「むう……」
あわよくば半日ぐらい触っていたかったのだが……。先に釘を刺されてしまった。しかし、変身魔法は私も使える。後日、ちゃんと許可を取ってから触り倒してやろう。
「あまり外に居過ぎると、サニーちゃんが気になって家から出てきちまうだろうから、さっさと始めようぜ」
「そうだった」
危ない、忘れかけていた。本来の目的は、サニーに守られる事だ。スライム化したヴェルインの体を触る事じゃない。それは後ででいい、ヴェルインが居る時ならいつでも出来る。
まだ気持ちが揺らいでいるものの。早くサニーに守られたい私は、「で」と続け、風で体を波立たせているヴェルインを視界に入れた。
「ヴェルインさんっ!」
私がちょうど朝食を食べ終えた頃、見計らっていたかのようにヴェルインが入って来たものの。扉の前でずっと待ち構えていたサニーが、ヴェルインを呼び止めた。
その可愛げのある呼び声に誘われ、ヴェルインの顔が下に垂れるや否や。その場にしゃがみ込み、尻尾を揺らしながらサニーの頭を撫で始めた。
「よう、サニーちゃん。朝から元気だな」
普段であれば、サニーは嬉しくなって微笑むだろう。が、今日はヴェルインの前足を両手で持ち上げ、そっと下へ置いた。
「頭をなでなでされるのは嬉しいけど、それどころじゃないの!」
「ん? なんかあったのかい?」
「ヴェルインさんも、お母さんをイジメたらダメだからねっ!」
「レディを、イジメる? 俺があ?」
よもやという言葉を発し、私にキョトンとさせている顔を合わせるヴェルイン。
たぶん、あいつは状況をまったく理解していないだろう。その証拠に、ヴェルインが鼻で小さく笑った。
「サニーちゃん、そりゃあ無理な話だぜ。いいかい? サニーちゃんのお母さんは、ああ見えてかなり強いんだぞ?」
「そんなことないもん! お母さんは弱いもん! だから私が勇者になって、お母さんを守るの! だから、お母さんをイジメたら許さないからねっ!」
サニーの宣言により、朧気ながらも状況を理解したようで。再び私に顔を移してきたヴェルインが、いやらしいねっとりとした笑みを浮かべる。
私が弱い、か。まあ今は、そう思われるのも無理はない。サニーの前で攻撃魔法を使った事はないし、大泣きまでしてしまったからな。
「へぇ~。サニーちゃん、勇者になったのか。すげえじゃねえか。なら、これからお母さんをちゃんと守ってやらねえとな」
「うんっ!」
柔らかい激励を送ったヴェルインが、サニーの頭をポンポンと叩き、立ち上がる。
そのままサニーの横を通り過ぎると、私の隣まで来てはドカッと椅子に座り込み、何か企んでいる顔を私に顔を寄せてきた。
「つー事だレディ。ちょっと俺に攻撃されて、やられたフリをしろ」
「なんでそんな事をしなくちゃいけないんだ? サニーに言われたばかりだろ? ふざけた行動はやめておけ」
「なんでって、お前。サニーちゃんがお前を守ってくれる姿、見たくねえのか?」
「……あ、見たいっ」
警告したばかりなのに、ヴェルインの悪魔の囁きに即答する私。だが、後悔はしていない。サニーが私を守ってくれる姿だぞ? 見たいに決まっている、今すぐにでもだ。
その姿は、絶対に勇敢だろう。勇者そのものに違いない。ヴェルインめ、なんとも魅力的な提案をしてきたじゃないか。あとで最高の料理を振る舞ってやらねば。
「お前よお、こういう時だけは良い返事するよなあ。よーし、決まり! そんじゃ準備をするから~……。アルビス、ちょっと俺と一緒に外に来てくれ」
「む?」
意気揚々にヴェルインが誘うと、私の対面に座り直し、三杯目のシチューを口にしていたアルビスが、不愉快そうに眉をひそめる。
「なぜだ?」
「この姿でレディを攻撃したら、サニーちゃんが怒って、俺の相手をしてくれなくなっちまうだろ? だからよ、俺に変身魔法をかけてほしいんだ」
「変身魔法、か。……なるほど?」
なんだ、このアルビスの閃いたような反応は? あわよくば自分も、とか思っていないだろうな?
紫色の龍眼が右にズレた所を察するに、私の予想は当たっていそうだ。
本当は外れてほしかったのだが……。アルビスは静かに立ち上がり、何も言わぬまま顎でヴェルインに指示を出し、共に外へ出ていってしまった。
まあ、これで私は最低でも、サニーに二回助けられる事になるだろう。それはそれで非常に楽しみだ。二人に感謝しておかねばな。
二人を待つべく、サニーが絵を描いている姿を眺めていると、アルビスだけが戻って来て、私の対面の席に腰を下ろした。
そして、何事も無かったかのように木の匙を手に取り、シチューをすする。
「よし、アカシック・ファーストレディよ。余が小娘の気を引いてやるから、今度は貴様が外へ行け」
「準備が整ったんだな?」
「ああ。ヴェルインが外で待ってるから倒されてこい。小娘、『ふわふわ』と『ぶうーん』をかけてやろう」
「ほんとっ!? わーいっ!」
大好物の魔法を耳にして、即座にアルビスの元へ駆けて行くサニー。冷静に考えると、これはサニーの弱点にもなってしまうな。
もし、知性のある魔物にこの事を知られた場合、簡単に連れ攫われてしまうだろう。なるべく頭に留めておき、用心しておかないと。
空中でグルングルン回っているサニーに目を配りつつ、音を出さずに扉を開け、純白の花びらが舞う外へと出る。
今日は、ゴーレム達の姿が見えないな。クロフライムも不在のようだ。花畑地帯に居るのだろうか?
「レディー! こっちこっち!」
「む」
花の香りが漂う白の景色の眺めていると、左側からずいぶんと水っぽいヴェルインの声が聞こえてきたので、顔をそちら側に向ける。
やや離れた場所に、元気よく飛び跳ねている黄土色のスライムが見えた。顔はヴェルインのままだが、楕円に近い体をしているので、横にのっぺりとしている。
大きさは、約四十cmといった所か。あのスライムをヴェルインだと確信しつつ近寄り、見下せる距離まで来ると、その場にしゃがみ込んだ。
「ものの見事にスライムだな」
「すげえぜ、この体! 手足がねえから跳ねる事しか出来ねえんだ!」
こいつ、スライムの姿を存分に楽しんでいるな。跳ねる度に、ヴェルインの顔がプルプルと波を打っている。そういえば、スライムをここまで観察するのは初めてだ。
黄土色ながらも、透き通った体。内蔵がどこにも見当たらないけど、透明なのだろうか? ……やはり、引っ張ったら伸びるのか? そことなく触り心地も良さそうだ。
ダメだ、探求心が膨らんできてしまった。一回だけなら、ヴェルインも怒らないだろう。
そう勝手に決めつけた私は、ヴェルインの頬だと思われる部分を両手で鷲掴み、そのまま引っ張ってみた。
「おおっ、思いのほか伸びる」
「なーにじでんだよー、でめぇー」
両手を限界まで広げても、まだまだ余裕がある。触り心地も思っていた以上に良い。水が入った布袋を握っている感触に近い。それに手を押し返してくる程よい弾力よ、クセになりそうだ。
が、結構重いな。ずっと伸ばしたり握ったりしていたいが、三分ぐらいが限界だろう。仕方ない、そろそろやめるか。
断腸の思いで諦め、両手を伸ばし切ってからパッと離す。すると戻る力が働き、パチンと気持ちのいい音が鳴り、一瞬だけヴェルインの顔が見るも無残にシワクチャになるも、元ののっぺり顔へと戻った。
「てめえ、俺の体……、いや、顔か? どっちにしろ遊んでんじゃねえよ!」
「ヴェルイン、一生の頼みがある。聞いてくれ」
「もう引っ張らせねえよ!? 割と痛かったんだからな!」
「ああ、痛覚はあるのか。残念だ……」
「おい、そんな悲しそうな声を出すんじゃねえよ。心がちょっと痛むだろうが」
「ならっ」
「でもやらせねえぞ?」
「むう……」
あわよくば半日ぐらい触っていたかったのだが……。先に釘を刺されてしまった。しかし、変身魔法は私も使える。後日、ちゃんと許可を取ってから触り倒してやろう。
「あまり外に居過ぎると、サニーちゃんが気になって家から出てきちまうだろうから、さっさと始めようぜ」
「そうだった」
危ない、忘れかけていた。本来の目的は、サニーに守られる事だ。スライム化したヴェルインの体を触る事じゃない。それは後ででいい、ヴェルインが居る時ならいつでも出来る。
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