64 / 85
第七章:古都の影、解き放たれた言霊(ことだま)
第64話:【回想】月詠の天才、独りの影
しおりを挟む綾杜(あやのもり)の都の門をくぐり、馬車が石畳(いしだたみ)を進む。規則的(きそくてき)に響く車輪の音と、次第に濃(こま)やかになる街の喧騒(けんそう)。その全てが、小夜(さよ)の閉じた瞼(まぶた)の裏で、色褪(いろあ)せた古い記憶の扉を軋(きし)ませながら開いていく。まるでセピア色の古い写真が、次々と脳裏(のうり)に映し出されるかのように、彼女の意識は過去へと沈んでいった――。
(――あれは、いつのことだっただろうか)
綾杜の中でも、ひときわ広大な敷地(しきち)を占める屋敷があった。月詠(つくよみ)。古(いにしえ)より都を守護(しゅご)する陰陽師(おんみょうじ)の名家として、その名は畏敬(いけい)と共に知られている。その屋敷の庭は、まるで一分の隙(すき)も許さぬという主(あるじ)の意志を体現するかのように、完璧(かんぺき)に手入れされていた。白砂(しらすな)には、寸分(すんぶん)の狂(くる)いもなく美しい砂紋(さもん)が描かれ、苔(こけ)むした灯篭(とうろう)や、計算され尽(つ)くした配置の庭石(にわいし)が、静謐(せいひつ)な、しかしどこか人を寄せ付けない冷たさを漂わせていた。
季節は、秋の深まり始めた頃。庭の隅(すみ)に植えられた、屋敷で最も大きな銀杏(いちょう)の木が、その葉を鮮やかな黄金色(こがねいろ)に染め上げていた。風が吹くたびに、扇(おうぎ)の形をした葉が、まるで金色の雨のように、はらはらと降り注いでくる。
その、降りしきる黄金色の雨の下で、まだ五歳(ごさい)になるかならないかの小さな少女が、一人、ぽつんと座り込んでいた。上等な絹(きぬ)で仕立てられた、しかし少しだけ汚れた着物を着たその少女――幼い日の小夜は、膝(ひざ)を抱え、ただじっと足元の白砂を見つめている。その小さな顔に、子供らしい笑顔はない。時折、風に乗って、屋敷の塀(へい)の向こうから、同じ年頃の子供たちが鞠(まり)つきをして遊ぶ楽しげな声が聞こえてくる。しかし、その声が聞こえるたびに、少女の肩は一層(いっそう)小さく縮(ちぢ)こまるだけだった。その輪の中に、彼女が入ることは決してなかったからだ。
月詠の家は、古都でも指折(ゆびおり)の名家中の名家。その跡取り娘(あととりむすめ)として生を受けた小夜は、物心(ものごころ)ついた頃から、他の誰とも比較(ひかく)にならないほどの、規格外(きかくがい)な霊力(れいりょく)をその身に秘(ひ)めていた。
一族の大人たちが、何年も厳しい修行を積んでようやく習得(しゅうとく)するような高等な術式(じゅつしき)を、彼女は一度見ただけで完璧(かんぺき)に模倣(もほう)してみせた。それどころか、時にはその術の本質を瞬時(しゅんじ)に見抜き、大人たちですら思いもよらないような応用(おうよう)を加えて、さらに強力なものへと変えてしまうことすらあった。複雑怪奇(ふくざつかいき)な星読(ほしよ)みの盤(ばん)を見れば、未来の天候(てんこう)や吉凶(きっきょう)を正確に言い当て、庭の片隅(かたすみ)で無心(むしん)に土をいじれば、そこに小さな精霊(せいれい)たちが集まってきて彼女と戯(たわむ)れた。
一族の者たちは、そのあまりの才能に舌を巻き、畏敬(いけい)と、そしてほんの少しの恐れの念を込めて、彼女をこう呼んだ。「月詠の麒麟児(きりんじ)」と 。
麒麟(きりん)とは、泰平(たいへい)の世に現れるという伝説上の瑞獣(ずいじゅう)。その名を冠(かん)せられることは、最大級の賛辞(さんじ)であり、期待の表れであったはずだった。
ある日のこと。庭には、一族の誰も動かすことができなかった「封印(ふういん)の岩」と呼ばれる巨大な岩があった 。それは古代の呪物(じゅぶつ)を封(ふう)じているとされ、屈強(くっきょう)な男が五人がかりで押しても引いても、びくともしない。その岩に、幼い小夜が興味を示した。「これ、なあに?」。彼女が、遊び半分でその岩肌(いわはだ)に、小さな紅葉(もみじ)のような手をそっと触れた、ただそれだけで。重さという概念(がいねん)が存在しないかのように、巨大な岩がいとも簡単に宙(ちゅう)に浮き上がり、ふわりと地面から数センチ離れたのだ。周囲で見ていた大人たちは、唖然(あぜん)として声も出なかった。
またある時は、父である月詠の当主(とうしゅ)が、遠方から訪れた大切な客人(きゃくじん)に、一族の技(わざ)を見せるために、夜空を読み解(と)き、未来を占(うらな)う複雑な星読(ほしよ)みの術を披露(ひろう)していた 。皆が固唾(かたず)を飲んで見守る中、部屋の隅(すみ)で見ていた小夜が、無邪気(むじゃき)に口を開いた。「お父様、そこの星の配置(はいち)、一つ違(ちが)います」。当主は一瞬、顔を赤らめて娘を睨(にら)んだが、慌(あわ)てて術式を確認すると、本当に娘の指摘(してき)通りに星の位置が一箇所(いっかしょ)間違っていた。客人の前で大恥(おおはじ)をかいた当主は、その日からしばらく娘と口を利(き)かなかった。
彼女にとって、強大な力は呼吸(こきゅう)をするのと同じくらい自然なことだった。しかし、そのあまりにも規格外(きかくがい)な力は、同年代の子供たちにとっては、理解不能な恐怖(きょうふ)の対象でしかなかった。
「ねえ、一緒に鞠(まり)つきしない?」
勇気を出して声をかけても、子供たちは蜘蛛(くも)の子を散(ち)らすように逃げていく 。
「化け物(ばけもの)だ!」
「あいつの力、呪(のろ)われてるんだって!」
そんな心ない言葉が、遠巻きに聞こえてくる。そのたびに、小夜の心には、小さな、しかし鋭(するど)い棘(とげ)が突き刺さった。
大人たちもまた、彼女の類稀(たぐいまれ)なる才能を認め、月詠の家の未来を担(にな)う存在として期待はしていた。しかし、同時に、その底知れない力をどこかで持て余(あま)し、腫(は)れ物(もの)に触(さわ)るように接(せっ)した 。誰も、彼女の持つ「力」ではなく、彼女自身――ただの、少し人見知りな、寂(さび)しがり屋の女の子――を見てはくれなかった。
彼女は、いつも独(ひと)りだった 。
屋敷という名の鳥籠(とりかご)の中で、ただ、その規格外(きかくがい)な力を持て余(あま)しながら。
(どうして…? 私は、ただ、みんなと遊びたいだけなのに…)
自分の力が、なぜ人を遠ざけるのか、彼女にはどうしても理解できなかった。大人たちは「お前は特別(とくべつ)なのだから」と言う。しかし、特別であることは、孤独であることと同義(どうぎ)だった。強すぎる力は、彼女にとって祝福(しゅくふく)ではなく、他者(たしゃ)との間に分厚い壁(かべ)を作る、忌(い)まわしい呪(のろ)いのように感じられた 。
そんな孤独に耐(た)えかねた、ある月の美しい夜のことだった。
小夜は、自室に閉じこもり、震(ふる)える手で初めて、自分の力を使って何かを「創造(そうぞう)」しようと試(こころ)みた。それは、完璧(かんぺき)な術式(じゅつしき)を組むのとは全く違(ちが)う、もっと切実(せつじつ)な動機(どうき)からだった。
(友達が、ほしい…)
ただ、自分の寂(さび)しさを分かち合ってくれる、自分を怖(こわ)がらない、たった一人の友達が欲しい。その純粋(じゅんすい)な、しかしあまりに強い祈(いの)りが、彼女の霊力(れいりょく)を動かした。
彼女は、硯(すずり)で丁寧に墨(すみ)をすり、真新しい和紙(わし)に、震(ふる)える筆(ふで)で、ただ一心(いっしん)にカラスの絵を描(えが)いた。お世辞(せじ)にも上手いとは言えない、子供の拙(つたな)い絵だった。しかし、彼女はその絵に、自分の持てる限りの霊力(れいりょく)と、そして何よりも「友達がほしい」という、魂からの願いを込めて、そっと息を吹きかけた。
すると、奇跡(きせき)が起きた。
紙に描(えが)かれたカラスの絵が、淡(あわ)い墨色(すみいろ)の光を放ち始めたのだ。光は次第(しだい)に強くなり、やがて和紙から実体(じったい)を持って飛び出した 。
それは、まだ形はおぼつかない、普通のカラスよりも一回りも二回りも小さい、インクが滲(にじ)んだような、不格好(ぶかっこう)なカラスの式神(しきがみ)だった。しかし、その式神は、生まれたばかりだというのに、真っ直ぐに小夜の方へと飛んでくると、彼女の足元(あしもと)にちょこんと降り立ち、その小さな頭を彼女の膝(ひざ)に擦(す)り寄せてきたのだ。「クゥ?」とでも言うかのように、小さく喉(のど)を鳴らして。
その式神だけが、彼女の強大すぎる力を恐れなかった。彼女の孤独な魂に、ただ寄り添ってくれた。
「君が…ヤタ?」
小夜は、自分の口から自然とこぼれ出た名前に、自分でも少し驚(おどろ)いた。ヤタ――八咫烏(やたがらす)。神話(しんわ)の中で、神武天皇(じんむてんのう)を導(みちび)いたとされる、三本足の聖(せい)なるカラスの名前。なぜ、そんな名前が浮かんだのか、彼女には分からなかった。
式神のヤタは、言葉の代わりに、こくこくと頷(うなず)くように頭を動かした。そして、もう一度、彼女の頬(ほほ)にその小さな頭を優しく擦(す)り寄せてきた。
その瞬間(しゅんかん)、小夜の顔に、生まれて初めてと言っていいほどの、心の底からの、一点の曇(くも)りもない笑顔が浮かんだ 。温かい涙が、ぽろぽろと頬(ほほ)を伝(つた)い落ち、小さな式神の黒い羽根(はね)を濡(ぬ)らした。
この日から、ヤタだけが、彼女の唯一無二(ゆいいつむに)の親友(しんゆう)であり、心を許せる話し相手となった。彼女は、ヤタにだけは、自分の本当の気持ちを、言葉にならない想(おも)いを、打ち明けることができた。
ヤタは、他の術者(じゅつしゃ)が使うどんな式神とも、明らかに異(こと)なっていた。それは、小夜の強大な霊力(れいりょく)だけではなく、彼女の「孤独」や「寂(さび)しさ」、「誰かと繋がりたい」という切実(せつじつ)な願い、いわば彼女の魂の一部(いちぶ)を分け与えられて生まれた、彼女の半身(はんしん)とも呼べる特別な存在だったからだ 。だからこそ、ヤタは成長(せいちょう)するにつれて、小夜の心を映(うつ)し出し、彼女の言葉を代弁(だいべん)する能力(のうりょく)を持つに至(いた)ったのかもしれない。
(――そして、時は流れて)
再び、銀杏(いちょう)の葉が黄金色(こがねいろ)に降り積(つ)もる、あの日の庭。少しだけ成長(せいちょう)した小夜は、やはり一人で、しかし今度は隣にヤタを連れて、銀杏の木の下に座っていた。
「ねえ、ヤタ。どうしてみんな、私を怖(こわ)がるのかな…? 私の力は、そんなに、いけないものなのかな…?」
ヤタは、言葉を返す代わりに、その小さな黒い翼(つばさ)で、そっと彼女の頬(ほほ)を伝(つた)う涙を拭(ぬぐ)う 。その仕草(しぐさ)は、どんな慰(なぐさ)めの言葉よりも、彼女の心に深く沁(し)みた。
天才と呼ばれた少女の、誰にも理解されない、深く、そして静かな孤独。それが、やがて訪れることになる悲劇(ひげき)へと繋(つな)がる、静かな、静かな序章(じょしょう)だったことを、この時の彼女は、まだ知る由(よし)もなかった。
0
あなたにおすすめの小説
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる