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第七章:古都の影、解き放たれた言霊(ことだま)
第68話:届かない声、守るための沈黙
しおりを挟む冷たい秋雨が、いつしか本降りとなっていた。玄武寺(げんぶじ)の広大な庭園は、濡れた紅葉が地面に張り付き、灯篭(とうろう)の頼りない明かりが、降りしきる雨の筋をぼんやりと照らし出している。その庭の隅、雨露(あめつゆ)に濡れるのも構わず、小夜(さよ)と月白(つきしろ)は、互いに言葉もなく立ち尽くしていた。十数年という歳月が生んだ距離は、あまりに重く、冷たく、二人の間に横たわっていた。
先に沈黙を破ったのは、月白だった。彼は、雨に濡れて額(ひたい)に張り付いた小夜の髪を、そっと指で払いのけようとして…寸前でその手を止めた。まるで、触れることすら躊躇(ためら)うかのように。
「すまない、こんなところに呼び出してしまって」 月白の声は、雨音に掻き消されそうなほど弱々しかった。 「…月白、さん。どうして、このお寺に?」 小夜が、ようやく絞り出した声も、雨音に濡れて震えていた。
月白は、視線を彷徨(さまよ)わせ、すぐには答えなかった。彼は師である玄心(げんしん)の恐ろしい計画――「災厄の欠片(さいやくのかけら)」の力を使い、言霊(ことだま)の呪いで都(みやこ)を混乱に陥(おとしい)れ、自らが支配者(しはいしゃ)となろうとしていること――に気づいていた。そして、その災厄の欠片の反応を追って、小夜たちがこの都に来ていることも。
伝えなければならない。警告しなければ。しかし、目の前にいる小夜は、彼の記憶の中の、あの儀式の日から時が止まったかのように、あまりにも儚(はかな)く、脆(もろ)く見えた。彼女の持つ、あまりに強大で、そして制御の難しい力。それが、再び彼女自身を、そして周りの人間を傷つけるのではないか。その恐れが、彼の口から出る言葉を歪(ゆが)めてしまう。彼女を守りたい。その一心(彼なりの慈悲)が、結果的に最も残酷(ざんこく)な形をとってしまうことを、彼はまだ知らない 。
「小夜ちゃん…君が心配で来たんだ。この都は、今、とても危険な場所になっている。君のような…その…特別な力を持った子が、巻き込まれていい騒ぎじゃない」 月白は、言葉を選びながら、必死に穏やかに語りかけようとした。しかし、その言葉の端々(はしばし)に滲(にじ)む恐れの色を、小夜は敏感に感じ取ってしまう。
「頼むから、この街から去ってくれ。ここはもう、君のような優しい子がいていい場所じゃないんだ。君のその力は…あまりに強大で、人を惹きつけ、そして…危険を呼び寄せる」
(やはり…)
その言葉は、小夜の心に深く突き刺さった。十数年前、父に言われた言葉。「お前の力は、呪われた力だ」。信頼していた月白にすら向けられた、恐れの瞳 。それらが、鮮明に蘇(よみがえ)る。
(私の力は、やっぱり、人を不幸にするんだ…) (月白さんだって、本当は、私のこと、怖いんだ…)
せっかく仲間たちとの旅の中で、少しずつ取り戻しかけていた自信と、自分の力への肯定感(こうていかん)が、ガラガラと音を立てて崩れていく。彼女の瞳から、再び光が失われ、固く閉ざされた貝(かい)のように、自分の殻(から)に閉じこもりそうになる 。言葉は、時として刃(やいば)よりも深く、人の心を傷つける。たとえ、そこに悪意がなかったとしても。正語(しょうご)――相手を思いやり、真実を伝える言葉――の難しさが、二人の間に悲しい溝(みぞ)を作っていた。
その時だった。
寺の本堂の方角から、突如として激しい破壊音と、人々の怒号が響き渡ってきた。大地が微かに震え、禍々(まがまが)しい紫色の光が、雨雲を照らし出すのが見えた。
「まさか、もう動き出したのか!?」 月白が、険しい表情で本堂を見やる。駿たちが、玄心の計画を阻止(そし)するために乗り込んだに違いない。しかし、相手は言霊の呪いを使う僧兵たちだ。ただの力押しでは勝てない。
*
月白の予感は的中していた。
玄武寺の本堂。そこは既に、駿たちと、禍津霊(まがつひ)の力を得た僧兵たちとの激しい戦場と化していた。僧兵たちの数は多く、統率(とうそつ)も取れている。しかし、それ以上に厄介(やっかい)だったのは、彼らが武器と共に放ってくる「言霊」による精神攻撃だった。それは、物理的な防御(ぼうぎょ)では防(ふせ)ぎようのない、魂(たましい)への直接攻撃(ちょくせつこうげき)だった 。
「お前は力に溺(おぼ)れたただの人殺(ひとごろ)しだ! あの女(…美咲)も、本当はお前のその暴力(ぼうりょく)に怯(おび)えていたぞ!」
僧兵の一人が吐(は)き捨(す)てるように言った瞬間、源(げん)の渾身(こんしん)の拳(こぶし)が、敵(てき)の寸前(すんぜん)でぴたりと止(と)まった。彼の脳裏(のうり)に、血錆鉱(ちさびこう)に蝕(むしば)まれながらも、怯(おび)えたような目(め)で自分(じぶん)を見(み)ていた恋人(こいびと)・美咲(みさき)の最後(さいご)の顔(かお)が過(よぎ)る。(俺(おれ)は、ただ…守(まも)りたかっただけなのに…)。過去(かこ)の罪悪感(ざいあくかん)が、鉛(なまり)のように彼の腕(うで)を重(おも)くする 。
「お前は誰(だれ)にも信(しん)じられず、誰(だれ)のことも信(しん)じられない、孤独(こどく)な影(かげ)だ! あの男(…時雨)も、結局(けっきょく)はお前(まえ)のような役立(やくた)たずを見捨(みす)てたのだ!」
影(かげ)から影(かげ)へと音(おと)もなく移動(いどう)していた桔梗(ききょう)の足(あし)が、一瞬(いっしゅん)だけ止(と)まる。脳裏(のうり)に蘇(よみがえ)るのは、燃(も)え盛(さか)る屋敷(やしき)の中(なか)、自分(じぶん)に「生(い)きろ」と命(めい)じた上官(じょうかん)・時雨(しぐれ)の背中(せなか)。(私(わたし)は、本当(ほんとう)に信(しん)じていたのか? それとも、ただ依存(いぞん)していただけなのか?)。せっかく掴(つか)みかけた仲間(なかま)への信頼(しんらい)が、過去(かこ)の裏切(うらぎ)りの記憶(きおく)によって揺(ゆ)らぎ、無意識(むいしき)のうちに仲間(なかま)たちから距離(きょり)を取(と)ろうとしてしまう 。
「復讐(ふくしゅう)に取(と)り憑(つ)かれた哀(あわ)れな女(おんな)! その剣(けん)には憎(にく)しみしか宿(やど)らない! お前(まえ)の父(ちち)も、そんな姿(すがた)を見(み)て嘆(なげ)いているぞ!」
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栞(しおり)の目(め)から、大粒(おおつぶ)の涙(なみだ)が溢(あふ)れ出(だ)す。父(ちち)は、彼女(かのじょ)の唯一(ゆいいつ)の誇(ほこ)りであり、道標(みちしるべ)だった。その父(ちち)にまで否定(ひてい)された(かのように感(かん)じた)ことで、彼女(かのじょ)は完全(かんぜん)に戦意(せんい)を喪失(そうしつ)し、その場(ば)にうずくまってしまう 。
「お前(まえ)のせいで一族(いちぞく)は滅(ほろ)んだ! その気味(きみ)の悪(わる)い犬(いぬ)ころも、いつか必(かなら)ずお前(まえ)に牙(きば)を剥(む)くぞ!」
鈴(すず)は、悲鳴(ひめい)を上(あ)げてシロをかばうように抱(だ)きしめる。シロもまた、主(あるじ)を侮辱(ぶじょく)された怒(いか)りで唸(うな)り声(ごえ)を上(あ)げるが、言霊(ことだま)の呪(のろ)いは、その霊体(れいたい)にまで影響(えいきょう)を及(およ)ぼし、力(ちから)を抑(おさ)え込(こ)まれていた 。
仲間(なかま)たちは、それぞれの最(もっと)も触(ふ)れられたくない過去(かこ)や弱(よわ)さ、すなわち**執着(しゅうちゃく)やトラウマ(集諦 じったい)**を、言葉(ことば)の刃(やいば)で的確(てきかく)に抉(えぐ)られ、身(み)も心(こころ)も傷(きず)つき、苦戦(くせん)を強(し)いられていた。
駿(しゅん)もまた、「お前(まえ)のような役立(やくた)たずが英雄(えいゆう)気取(きど)りか! お前(まえ)がいるから皆(みな)が不幸(ふこう)になる!」という言葉(ことば)に、内心(ないしん)を図星(ずぼし)を突(つ)かれた気(き)がして、動揺(どうよう)していた。その精神的(せいしんてき)な動揺(どうよう)は、彼(かれ)の空間操作(くうかんそうさ)能力(のうりょく)の精度(せいど)を狂(くる)わせ、決定打(けっていだ)を与(あた)えられずにいた。
*
「…聞(き)こえる」 雨(あめ)の中(なか)、小夜(さよ)が呟(つぶや)いた。仲間(なかま)たちの苦(くる)しむ声(こえ)、悲鳴(ひめい)。そして、月白(つきしろ)の悲壮(ひそう)な覚悟(かくご)。それら全(すべ)てが、彼女(かのじょ)の鋭敏(えいびん)な霊的感覚(れいてきかんかく)に、痛(いた)いほど伝(つた)わってきていた。
(行(い)かなきゃ…でも、私(わたし)が行(い)っても、また…)
彼女(かのじょ)は、月白(つきしろ)の言葉(ことば)によって掘(ほ)り起(お)こされた過去(かこ)のトラウマと、仲間(なかま)を助(たす)けたいという現在(げんざい)の想(おも)いとの間(あいだ)で、激(はげ)しく揺(ゆ)れ動(うご)いていた。
その時(とき)、月白(つきしろ)が彼女(かのじょ)の肩(かた)を掴(つか)んだ手(て)に、力(ちから)を込(こ)めた。 「すまない、小夜(さよ)ちゃん。僕(ぼく)は、また君(きみ)を傷(きず)つけた。君(きみ)の力(ちから)を恐(おそ)れた。昔(むかし)と、何(なに)も変(か)わっていなかった」。彼は、自嘲気味(じちょうぎみ)に笑(わら)うと、懐(ふところ)から一枚(まい)の古(ふる)びた護符(ごふ)を取(と)り出(だ)した。それは、陰陽師(おんみょうじ)の力(ちから)を失(うしな)った彼(かれ)が、今(いま)、唯一(ゆいいつ)使(つか)える、身(み)を守(まも)るための、ささやかな力(ちから)しか持(も)たない護符(ごふ)だった。
「でも、もう迷(まよ)わない。僕(ぼく)は行(い)くよ。力(ちから)がなくとも、僕(ぼく)にできるやり方(かた)で。彼(かれ)らを、そして、君(きみ)を守(まも)るために」
彼は、そう言(い)い切(き)ると、小夜(さよ)の返事(へんじ)も待(ま)たずに、雨(あめ)の中(なか)を本堂(ほんどう)へと駆(か)け出(だ)した。その背中(せなか)には、かつて小夜(さよ)が憧(あこが)れた優(やさ)しさとは違(ちが)う、自(みずか)らの無力(むりょく)さを噛(か)み締(し)めながらも、それでもなお立(た)ち向(む)かおうとする、悲壮(ひそう)な覚悟(かくご)が宿(やど)っていた。
小夜(さよ)は、雨(あめ)に打(う)たれながら、遠(とお)ざかっていく月白(つきしろ)の背中(せなか)を、ただ呆然(ぼうぜん)と見送(みおく)ることしかできなかった。耳(みみ)には、仲間(なかま)たちの苦(くる)しむ声(こえ)と、雨音(あまおと)。心(こころ)には、月白(つきしろ)の決意(けつい)と、自分(じぶん)にかけられた「呪(のろ)い」。
彼女(かのじょ)は、人生(じんせい)で最(もっと)も重要(じゅうよう)な岐路(きろ)に立(た)たされていた。
再(ふたた)び、過去(かこ)の沈黙(ちんもく)の中(なか)に逃(に)げ込(こ)むのか。 それとも、仲間(なかま)たちの声(こえ)に応(こた)え、自(みずか)らの力(ちから)を信(しん)じて、立(た)ち上(あ)がるのか。
冷(つめ)たい夜風(よかぜ)が、まるで彼女(かのじょ)の決断(けつだん)を急(せ)かすかのように、雨(あめ)を含(ふく)んで、強(つよ)く吹(ふ)き抜(ぬ)けた。
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