寄せ集めの英雄と、涙を隠した君の笑顔。この世界の結末は俺たちが決める!

Gaku

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第七章:古都の影、解き放たれた言霊(ことだま)

第70話:災厄の名は

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小夜(さよ)が放った浄化(じょうか)の光(ひかり)は、まるで夜明(よあ)けの陽光(ようこう)のように、玄武寺(げんぶじ)の本堂(ほんどう)を満(み)たしていた邪気(じゃき)と呪詛(じゅそ)を払(はら)い清(きよ)めた。言霊(ことだま)の呪(のろ)いから解放(かいほう)された仲間(なかま)たちは、安堵(あんど)の息(いき)をつき、倒(たお)れた月白(つきしろ)と、彼(かれ)を抱(だ)きしめて涙(なみだ)を流(なが)す小夜(さよ)の元(もと)へと駆(か)け寄(よ)ろうとしていた。

しかし、その束の間(つかのま)の安寧(あんねい)は、本堂(ほんどう)の奥(おく)、巨大(きょだい)な仏像(ぶつぞう)が安置(あんち)されているはずの祭壇(さいだん)から響(ひび)いてきた、甲高(かんだか)い哄笑(こうしょう)によって破(やぶ)られた。

「フハハハハ! 見事(みごと)! 実(じつ)に見事(みごと)なり、月詠(つくよみ)の末裔(まつえい)よ! その清浄(せいじょう)なる力(ちから)、まさに我(わ)が望(のぞ)んだ通(とお)り!」

声(こえ)の主(ぬし)は、大僧正(だいそうじょう)・玄心(げんしん)だった。彼(かれ)は、小夜(さよ)の浄化(じょうか)の力(ちから)によって配下(はいか)の僧兵(そうへい)たちが無力化(むりょくか)されたにも関(かか)わらず、焦(あせ)るどころか、恍惚(こうこつ)とした、歪(ゆが)んだ歓喜(かんき)の表情(ひょうじょう)を浮(う)かべていた。その手(て)には、禍々(まがまが)しい紫(むらさき)の光(ひかり)を脈打(みゃくう)つように放(はな)つ錫杖(しゃくじょう)――「災厄(さいやく)の欠片(かけら)」が宿(やど)る禍津霊(まがつひ)――が握(にぎ)られている。

「小娘(こむすめ)が…よくも、ここまでの力(ちから)を…。だが、遅(おそ)かったな。お前(まえ)の浄化(じょうか)の力(ちから)すらも、今(いま)となっては、この儀式(ぎしき)を完成(かんせい)させるため(ため)の、最後(さいご)の贄(にえ)に過(す)ぎんわ!」

玄心(げんしん)は、高(たか)らかに笑(わら)いながら、懐(ふところ)から取(と)り出(だ)した、血(ち)のように赤黒(あかぐろ)く輝(かがや)く血錆鉱(ちさびこう)の塊(かまり)を、祭壇(さいだん)の中央(ちゅうおう)に力任(ちからまか)せに叩(たた)きつけた 。

「何(なに)をする気(き)だ!?」 源(げん)が怒号(どごう)を飛(と)ばすが、玄心(げんしん)は聞(き)く耳(みみ)を持(も)たない。彼(かれ)は自(みずか)らの指(ゆび)を噛(か)み切(き)り、祭壇(さいだん)に描(えが)かれた複雑(ふくざつ)な紋様(もんよう)――それは、彼(かれ)が崇拝(すうはい)する「闇の住人(やみのじゅうにん)」の印(しるし)でもあった――に、自(みずか)らの血(ち)を滴(したた)らせる。

「追(お)い詰(つ)められたと思(おも)ったか? 愚(おろ)か者(もの)どもめ! これこそが我(わ)が最終目的(さいしゅうもくてき)! この都(みやこ)に満(み)ちた負(ふ)の感情(かんじょう)、血錆鉱(ちさびこう)の邪気(じゃき)、そして先(さき)ほどの浄化(じょうか)の光(ひかり)! 全(すべ)てを触媒(しょくばい)とし、我が身(み)すらも生贄(いけにえ)に捧(ささ)げ、真(まこと)の神(かみ)をこの世(よ)に降臨(こうりん)させるのだ!」

玄心(げんしん)の体(からだ)から、凄(すさ)まじい量(りょう)の生命力(せいめいりょく)が吸(す)い上(あ)げられ、祭壇(さいだん)へと注(そそ)ぎ込(こ)まれていく。彼(かれ)の肉体(にくたい)は急速(きゅうそく)に萎(しぼ)み、白髪(はくはつ)と化(か)していくが、その瞳(ひとみ)だけは狂信(きょうしん)の炎(ほのお)に爛々(らんらん)と輝(かがや)いている。

祭壇(さいだん)を中心(ちゅうしん)に、空間(くうかん)が激(はげ)しく歪(ゆが)み始(はじ)める。空気(くうき)が悲鳴(ひめい)を上(あ)げ、紫(むらさき)の光(ひかり)と深淵(しんえん)のような闇(やみ)が渦(うず)を巻(ま)く。それは、北(きた)の海(うみ)で駿(しゅん)が開(ひら)いたワームホールとも、王都(おうと)で目撃(もくげき)した「災厄(さいやく)」の腕(うで)が出現(しゅつげん)した時(とき)の亀裂(きれつ)とも異(こと)なる、もっと粘(ねば)り気(け)のある、生物的(せいぶつてき)ですらある歪(ゆが)みだった。

「見(み)よ! これぞ、乱(みだ)れた世(よ)を正(ただ)す神(かみ)の威光(いこう)なり! 愚(おろ)かなる者(もの)どもよ、ひれ伏(ふ)すがいい!」

玄心(げんしん)の体(からだ)が、まるで操(あやつ)り人形(にんぎょう)の糸(いと)が切(き)れたかのように、ぐにゃりと崩(くず)れ落(お)ちる。同時(どうじ)に、彼(かれ)の最後(さいご)の生命力(せいめいりょく)を吸(す)い尽(つ)くした祭壇(さいだん)の歪(ゆが)みが、最大(さいだい)に達(たっ)した。

しかし、その歪(ゆが)みの中心(ちゅうしん)から現(あらわ)れたのは、玄心(げんしん)が期待(きたい)したような神々(こうごう)しい存在(そんざい)では、断(だん)じてなかった。

それは、定(さだ)まった形(かたち)を持(も)たない、黒(くろ)い霧(きり)のような不定形(ふていけい)の塊(かたまり)だった 。まるで、墨汁(ぼくじゅう)を水(みず)に落(お)としたかのように、ゆらゆらと輪郭(りんかく)を変(か)え続(つづ)けている。大きさは、人(ひと)が両手(りょうて)を広(ひろ)げたくらいだろうか。しかし、その存在(そんざい)が放(はな)つ圧(あつ)は、先(さき)ほどまで戦(たたか)っていた僧兵(そうへい)たちとは比較(ひかく)にならないほど重(おも)く、濃密(のうみつ)で、邪悪(じゃあく)だった。

よく見(み)ると、その黒(くろ)い霧(きり)の中(なか)には、無数(むすう)の…人間(にんげん)の「口(くち)」が、蠢(うごめ)くように浮(う)かび上(あ)がっていた 。老人(ろうじん)の皺(しわ)だらけの口(くち)、若者(わかもの)の引(ひ)き締(し)まった口(くち)、紅(べに)を差(さ)した女(おんな)の口(くち)、歯(は)も生(は)えそろわぬ赤(あか)ん坊(ぼう)の口(くち)。あらゆる種類(しゅるい)の口(くち)が、まるで生(い)き物(もの)のように開閉(かいへい)し、それぞれ別々(べつべつ)の言葉(ことば)を、しかし一(ひと)つの悪意(あくい)を持(も)って囁(ささや)き続(つづ)けている 。

「偽(いつわ)り…」「裏切(うらぎ)り…」「無駄(むだ)…」「絶望(ぜつぼう)…」「死(し)…」

その囁(ささや)きは、直接(ちょくせつ)耳(みみ)に聞(き)こえるのではない。聞(き)く者(もの)の心(こころ)の奥底(おくそこ)に直接(ちょくせつ)響(ひび)き、最(もっと)も触(ふ)れられたくない傷(きず)や、忘(わす)れてしまいたい記憶(きおく)、隠(かく)し持(も)つ罪悪感(ざいあくかん)といった、最(もっと)も聞(き)きたくない言葉(ことば)を呼(よ)び覚(さま)ます、不快(ふかい)で、冒涜的(ぼうとくてき)な響(ひび)きを持(も)っていた。

それは、神(かみ)などではなかった。それは、言葉(ことば)という概念(がいねん)そのものが、悪意(あくい)によって具現化(ぐげんか)したかのような、異質(いしつ)で、冒涜的(ぼうとくてき)な「何(なに)か」だった 。

仲間(なかま)たちが、その未知(みち)なる存在(そんざい)の、魂(たましい)を直接(ちょくせつ)鷲掴(わしづか)みにするような異様(いよう)なプレッシャーに、息(いき)を呑(の)む。彩葉(いろは)や龍之介(りゅうのすけ)のような手練(てだ)れですら、無意識(むいしき)のうちに刀(かたな)の柄(つか)に手(て)をかけ、警戒(けいかい)を露(あらわ)にしている。

しかし、駿(しゅん)だけは、その存在(そんざい)を知(し)っていた。いや、知(し)りすぎている、と言(い)うべきだった。彼(かれ)は、血(ち)の気(け)が引(ひ)くのを感(かん)じながら、まるで悪夢(あくむ)でも見(み)ているかのように、震(ふる)える声(こえ)で、その名(な)を呟(つぶや)いた。


「嘘(うそ)だろ…第七(だいなな)の災厄(さいやく)…『コトダマ』!」 

それは、彼(かれ)がこの世界(せかい)に来(く)る直前(ちょくぜん)まで読(よ)んでいた、愛読書(あいどくしょ)であるライトノベル、『終焉(しゅうえん)の勇者(ゆうしゃ)と七(なな)つの災厄(さいやく)』に登場(とうじょう)する、七(なな)つの大(おお)いなる災厄(さいやく)の一(ひと)つ 。言葉(ことば)を操(あやつ)り、存在(そんざい)そのものを定義(ていぎ)し、物語(ものがたり)の登場人物(とうじょうじんぶつ)たちの心(こころ)をへし折(お)った、最悪(さいあく)の敵(てき)の名前(なまえ)だった 。





これまでにも、兆候(ちょうこう)はあった。「七(なな)つの災厄(さいやく)」という言葉(ことば) 。「災厄(さいやく)を呼(よ)び出(だ)す祭壇(さいだん)」 。敵(てき)の組織(そしき)の名(な)「紅(あか)い刃(やいば)」 。そして、「天(あま)つ鏡(かがみ)」の指導者(しどうしゃ)『ウツロ』の名(な) 。それらが、自分(じぶん)の読(よ)んでいた物語(ものがたり)と奇妙(きみょう)に一致(いっち)していることに、駿(しゅん)は薄々(うすうす)気(き)づいてはいた。しかし、それはどこかで、ただの偶然(ぐうぜん)か、あるいは何(なに)かの模倣(もほう)だろうと思(おも)い込(こ)もうとしていた。




だが、今(いま)、目の前(めのまえ)に現(あらわ)れた存在(そんざい)は、違(ちが)う。北(きた)の海(うみ)で戦(たたか)ったリヴァイアサンは、物語(ものがたり)には登場(とうじょう)しない、名(な)もなき「しもべ」に過(す)ぎなかったのかもしれない 。しかし、この『コトダマ』は、明確(めいかく)な「名前(なまえ)」と「役割(やくわり)」を持(も)ち、物語(ものがたり)の根幹(こんかん)に関(かか)わる、「災厄(さいやく)」そのものだったのだ 。

自分(じぶん)の愛読書(あいどくしょ)が、ただの偶然(ぐうぜん)の一致(いっち)や類似(るいじ)などではない。この世界(せかい)の法則(ほうそく)、あるいは起(お)こるべき出来事(できごと)を記(しる)した、「予言書(よげんしょ)」あるいは「設計図(せっけいず)」のようなものであるという、信(しん)じ難(がた)く、そして恐(おそ)ろしい事実(じじつ)が、動(うご)かぬ現実(げんじつ)として、駿(しゅん)の前(まえ)に突(つ)きつけられた瞬間(しゅんかん)だった 。





その頃(ころ)。古都(こと)の喧騒(けんそう)から離(はな)れた、高台(たかだい)にある古(ふる)い寺院(じいん)の境内(けいだい)。静(しずか)と千夏(ちなつ)もまた、玄武寺(げんぶじ)の方角(ほうがく)から立(た)ち昇(のぼ)る、異様(いよう)な気配(けはい)を感(かん)じ取(と)っていた。静(しずか)の手(て)の中(なか)にある水晶玉(すいしょうだま)のような魔道具(まどうぐ)が、激(はげ)しいノイズを発(はっ)して明滅(めいめつ)を繰(く)り返(かえ)している。

「馬鹿(ばか)な…!」 静(しずか)が、常(つね)の冷静(れいせい)さを失(うしな)い、珍(めずら)しく声(こえ)を荒(あら)らげる 。「七(なな)つの災厄(さいやく)が、この段階(だんかい)で顕現(けんげん)するなど、ありえない! 創造主(そうぞうしゅ)の『物語(ものがたり)』の進行(しんこう)と、ズレが生(しょう)じている! 何故(なぜ)だ!?」 

「静(しずか)様(さま)! あれは、まさか…!?」 千夏(ちなつ)もまた、その気配(けはい)の正体(しょうたい)に気(き)づき、息(いき)を呑(の)む。

「ああ。間違(まちが)いない。第七(だいなな)の災厄(さいやく)、『コトダマ』だ」 。静(しずか)は、忌々(いまいま)しげに吐(は)き捨(す)てると、水晶玉(すいしょうだま)に映(うつ)る駿(しゅん)たちの姿(すがた)を睨(にら)みつけた。「なぜ、今(いま)、ここに? 神田(かんだ)駿(しゅん)…あの男(おとこ)の存在(そんざい)そのものが、この世界(せかい)の因果(いんが)を歪(ゆが)めているとでもいうのか…?」 

静(しずか)の氷(こおり)のような仮面(かめん)に、初(はじ)めて明確(めいかく)な動揺(どうよう)と、未知(みち)の存在(そんざい)に対(たい)する警戒(けいかい)の色(いろ)が浮(う)かんでいた。



玄武寺(げんぶじ)本堂(ほんどう)。祭壇(さいだん)の上(うえ)で蠢(うごめ)く、無数(むすう)の口(くち)を持(も)つ黒(くろ)い霧(きり)。第七(だいなな)の災厄(さいやく)、『コトダマ』。それは、これまでのどの敵(てき)とも次元(じげん)が違(ちが)う、絶対的(ぜったいてき)な存在(そんざい)としての威圧感(いあつかん)を放(はな)っていた。

物語(ものがたり)のルールを知(し)る唯一(ゆいいつ)の存在(そんざい)である駿(しゅん)は、この絶望的(ぜつぼうてき)な状況(じょうきょう)を、どう打(う)ち破(やぶ)るのか? いや、そもそも、彼(かれ)自身(じしん)が、この世界(せかい)の理(ことわり)から逸脱(いつだつ)した「異物(いぶつ)」として、物語(ものがたり)の強制力(きょうせいりょく)によって排除(はいじょ)されてしまうのではないか? 

コトダマを構成(こうせい)する無数(むすう)の口(くち)が、まるで嘲笑(ちょうしょう)するかのように、一斉(いっせい)に歪(ゆが)んだ笑(わら)い声(ごえ)を上(あ)げたかのように、駿(しゅん)には思(おも)えた。

古都(こと)に吹(ふ)き荒(すさ)ぶ、言(こと)の葉(は)の嵐(あらし)。物語(ものがたり)は、世界(せかい)の根幹(こんかん)を揺(ゆ)るがす最大(さいだい)の謎(なぞ)と、絶望的(ぜつぼうてき)な強敵(きょうてき)を提示(ていじ)し、次章(じしょう)、第八章(だいはっしょう)へと、否応(いやおう)なく雪崩(なだ)れ込(こ)んでいく。
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