死にたい俺、不老不死を呪った神を殺す旅に出たら、訳アリ美女たちと日本を救う羽目になった件

Gaku

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中国・四国編

第22話『神在月の出雲にて』

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近畿の喧騒を背に、我らが珍道中御一行を乗せた二台の車は、中国自動車道を西へ、ひたすら西へとひた走っていた。一台は、昭和の残り香をこれでもかと振りまく藤原悠人の愛車、ポンコツバン。もう一台は、その真逆、ハイテクとロマンと莉奈の趣味を詰め込んだ、未来から来たような特注ワゴン。その車列は、まるで時代の継ぎ目を走るタイムマシンのようだった。

「それにしても、見事な秋晴れね」

ワゴンの助手席で、一条アキラが窓の外に広がる日本の原風景に目を細める。幾重にも連なる山々の稜線は、ある場所は燃えるような赤に、ある場所は目に染みるほどの黄色に染まり、その間を縫うように常緑樹の深い緑が息づいている。収穫を終えた田んぼが広がる盆地では、農家の庭先で柿がたわわに実り、柔らかな西日を浴びて宝石のように輝いていた。十月も下旬、季節はゆっくりと、しかし確実に冬への支度を始めていた。

「この国の面白いところは、どこまで行っても『人の気配』がすることね。どんな山奥にも、誰かが手入れした杉林があって、誰かが積んだ石垣がある。全部が全部、繋がってるって感じがするわ」

アキラの言葉に、後部座席でノートパソコンと格闘していた西園寺慧が、眼鏡のブリッジを指で押し上げながら応じる。
「それは日本の国土利用の歴史的変遷と、森林法及び土地所有権の複雑な関係性が…」
「はいはい、弁護士センセの講釈はいいから。そういう無粋なこと言ってるとモテへんで」
「心外ですね。私は客観的な事実を述べたまでです」
「そういうとこやぞ」

いつもの光景に、運転席の鈴木莉奈は小さく笑みをこぼした。近畿での一件以来、一行の空気は格段に柔らかくなった。個性の強いパズルのピースが、ようやくお互いの凹凸を認め合い、一つの絵になりつつある。そんな実感があった。

そして、彼らが目指すのは、島根県、出雲。旧暦十月、この国に八百万いるとされる神々が、年に一度のサミットを開くために集うという伝説の土地。全国的には「神無月」と呼ばれるこの月を、出雲だけが「神在月」と呼ぶ。

「しかし、神様が会議ねぇ…。議題は何なんでしょう。『最近の若者の信仰心離れについて』とか?」
莉奈の軽口に、慧がまたしても真顔で食いつく。
「議題があるとすれば、気象変動や天変地異に関する情報共有、あるいは国土の霊的エネルギーバランスの調整といった、より実務的な内容である可能性が高い。その集会が日本の国体や統治に与える影響は…」
「あーもう! だから、そういうのええって!」

彼らの目的地は、もちろん神様の会議に乱入することではない。目的はただ一つ。悠人の身体にかけられた「不老不死」という呪いの主、「常世の神」に関する情報を得ること。神々が集うこの地ならば、その途方もない存在の手がかりが、何か一つでも見つかるかもしれない。そんな、藁にもすがるような希望を抱いての旅だった。

だが、一行が米子道を抜け、島根県の看板を視界に捉えた瞬間。
その、楽観とも言える空気は、まるで薄いガラスのように、音もなく砕け散った。

「うっ…!」

ポンコツバンの助手席に座っていた橘栞が、突然、こめかみを押さえて呻いた。それとほぼ同時に、莉奈のワゴンのコンソールから、けたたましい警告音が鳴り響く。

『警告! 警告! 正体不明の広帯域電磁波ノイズを検知! 全センサーが飽和状態! システムに深刻なエラーが発生する可能性があります!』

「な、何よこれ!?」
莉奈が悲鳴に近い声を上げる。モニターというモニターが砂嵐のようなノイズに覆われ、いくつものウィンドウが意味不明の文字列を吐き出しながら開いては消えていく。まるで、最強のコンピュータウイルスに感染したかのようだ。

一方、ポンコツバンの中も混乱の極みにあった。
「栞さん! どうしたんだ!?」
運転していた悠人が、隣でぐったりとシートに沈む栞の顔を覗き込む。彼女の顔は真っ青で、額には脂汗が滲んでいた。
「…声が、声が多すぎて…。頭が、割れそう…」
後部座席では、田中猛が窓を全開にして、その空気を胸いっぱいに吸い込んでいた。
「なんだこれ! 空気がうめえ! うますぎる! 力がみなぎる感じだぜ!」
「猛、お前はいいから窓を閉めろ! 栞さんの様子がおかしいんだ!」
後部で工具の手入れをしていた佐藤健吾が、猛の能天気な頭をひっぱたき、慌てて窓を閉める。

その異常な感覚は、悠人にも分かった。
空気が違う。物理的な密度が、まるで水の中にでも入ったかのように重いのだ。見えないはずの空気が、まるで意志を持った情報の奔流となって、肌をピリピリと刺してくる。それは、巨大なスタジアムに何十万もの観客が詰めかけ、それぞれが好き勝手に叫んでいるような、圧倒的な音圧と熱量に似ていた。

これが、神在月の出雲。
神々の集う土地。

この時から、彼らは理解し始めた。自分たちが足を踏み入れようとしている場所が、これまでのどんな心霊スポットとも、妖怪の住処とも、次元の違う領域であるということを。それは、人間が作ったルールも、科学の法則も、常識という名の薄っぺらい盾も、一切通用しない場所。無数の原因と結果が複雑に絡み合い、予測不能な現象だけが渦巻く、まさしく「神々の庭」だったのだ。



調査は、開始する前から絶望的な難航を極めた。
一行の生命線とも言える二つの索敵能力が、完全に沈黙したからだ。

まず、栞の霊視能力。彼女はこの土地の「情報量」に完全に打ちのめされていた。
「ダメです…。いつもなら、土地に残った記憶とか、人の想いとか、そういう声が一つか二つ、聞こえてくるんです。でも、ここは違う。何万、何十万という声が、一斉に、違う言葉で、違うボリュームで、頭の中に直接叫び込んでくるみたいで…」
旅館の一室で、栞は真っ青な顔で布団にくるまっていた。
「例えるなら、渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で、耳元で囁かれた一つの言葉を聞き取ろうとするようなものです。無理です。脳が焼き切れてしまいます」

次に、莉奈の科学調査。彼女の誇るハイテクワゴンは、今やただの鉄の箱と化していた。
「もう、意味が分からない! この辺り一帯、観測される電磁波がメチャクチャなのよ! 太陽フレアの直撃を受けた通信衛星みたいに、全データがノイズに埋もれて使い物にならない。GPSは狂う、ネットは繋がらない、ドローンを飛ばせば制御不能で墜落する。ここだけ物理法則が違うの!?」
莉奈は、真っ赤なエラー表示で埋め尽くされたラップトップを前に、苛立ちを隠さずに頭をかきむしっていた。
「霊的エネルギーが物理干渉を起こしてる、としか考えられない。非科学的すぎて、反吐が出るわ…」

かくして、霊的アンテナと科学的レーダーの両方を失った一行は、最も原始的な手段に頼るしかなくなった。
「つまりアレだろ? 観光客のフリして、聞き込みしろってことだろ?」
猛の、ある意味で的を射た言葉に、全員がぐったりと頷いた。

翌日、一行は、日本で最も有名な神社の一つ、出雲大社へと向かった。
平日だというのに、境内は全国から訪れたであろう観光客でごった返している。澄み渡った秋空の下、巨大な神社の荘厳な伽藍が、静かに、しかし圧倒的な存在感を放っていた。空気は昨日感じた異常な密度を保ったまま、しかし、どこか清浄な気配も混じっている。

「うおおお! 見ろよ、あの大しめ縄! 俺もあれくらいぶっとくならねえとな!」
拝殿に掲げられた、常軌を逸したサイズのしめ縄を見上げた猛が、感嘆の声を上げると、おもむろにその場で腕立て伏せを始めた。周囲の観光客が「何あいつ…」とドン引きしている。

「待て、猛。あの編み方と吊り下げ方、力学的に非常に理にかなっている。あれだけの重量を、長年にわたって支えるための張力の分散が見事だ。何百年も風雪に耐える日本の建築技術は、やはりすごいな」
健吾が、職人の目でしめ縄の構造を分析している。

「縁結びの神様ねぇ。祀られている大国主命って、色恋沙汰が原因で兄弟に妬まれて、何度も殺されかけた神様でしょ。あたしとちょっと話が合うかもしれないわね」
アキラが、パンフレットを読みながら不敵な笑みを浮かべている。

「そもそも、この出雲大社という宗教法人は、その法人格をいつ取得し、現在の土地所有権はどのような経緯で…」
「慧、そういうのはいいから」
莉奈が、ブツブツと法律論を呟き始めた慧の脇腹を肘で小突いた。

そんな仲間たちを少し離れた場所から眺めながら、悠人は一人、拝殿の奥にある、さらに静かで深い気配が漂う本殿の方を見つめていた。何百年も生きていると、信仰心などとうに消え失せている。神がいることは知っている。だが、それは決して、人の願いを都合よく叶えてくれるような、優しい存在ではないことも、骨身に沁みて知っている。

(あんたたちの誰かが、知ってるのかね。俺をこんな身体にした、あの『常世の神』ってやつを)

悠人が心の中で問いかけた、その時だった。
「…見つけました」
いつの間にか隣に来ていた栞が、蒼白な顔のまま、しかし強い意志を宿した瞳で、境内の一角を指差した。彼女が指し示したのは、観光客のルートから少し外れた場所にある、ひっそりと佇む古びた社務所だった。
「あそこだけ、ノイズの『質』が違うんです。たくさんの声が聞こえるのは同じですが、他とは違う、一つの古い、古い流れのようなものを感じます」

その言葉を信じ、一行は社務所へと向かった。そこでは、人の良さそうな老齢の宮司が、穏やかに茶をすすっていた。
ここで、思わぬ才能が火を噴く。夜の蝶、一条アキラの人心掌握術である。

「まぁ、宮司様。なんて見事なお庭なんでしょう。わたくし、京都の出身なんですけど、これほどまでに手入れの行き届いたお庭は、なかなかお目にかかれませんわ」
アキラは、いつもの派手な服装から一転、清楚なワンピースに身を包み、完璧な京言葉で宮司に話しかけた。その流れるような所作と、相手を心地よくさせる会話のペースは、まさにプロの仕事だった。
「おお、これはこれは、お目が高い。いや、恥ずかしい限りですわい」
まんざらでもない様子の宮司に、アキラはごく自然な流れで本題を切り出した。
「実はわたくしたち、大学で民俗学を研究しておりまして。この出雲の地に古くから伝わる神様について調べているんですの。特に、『常世の神』という、少し変わった名前の神様をご存知ないかと…」

その名前を聞いた瞬間、宮司の穏やかだった表情が、わずかに曇った。
「とこよのかみ…。ふぅむ。聞いたことが、ありませんな」
「まぁ、そうですの?」
「ええ。この出雲の地は、ご存知の通り、多くの神々が集われる場所。古事記や日本書紀はもちろん、この土地独自の歴史を記した出雲国風土記にも、数多の神々の名が記されております。じゃが、その『常世の神』という名は、どの文献にも、そして我々神職に伝わる口伝にも、一切、出てきませんな」

宮司のその言葉は、決定的な事実を一行に突きつけていた。
「常世の神は、八百万の神々の系譜に属さない」。

社務所を辞し、一行は近くの甘味処でぜんざいを囲んでいた。あんこの優しい甘さが、歩き疲れた体に染み渡る。
「つまり、どういうことだってばよ…」
猛が、混乱した頭で餅を頬張っている。
その問いに答えたのは、腕を組んで黙考していた慧だった。彼は、おしるこの椀の横に置いたメモ帳に、何やら図を書きながら説明を始めた。

「可能性は二つ考えられます」
慧は、スプーンで二つの丸を描いた。
「一つは、この国の神々の体系、いわば『八百万システム』が構築される以前から存在する、古代の、忘れ去られた神である可能性。しかし、これだけ大規模な情報網を持つ出雲の神職が全く知らないというのは不自然です。とすれば、もう一つの可能性が濃厚になる」

彼は、丸の一つを黒く塗りつぶした。
「『常世の神』は、そもそもこの八百万システムに属していない。つまり、**外部から侵入してきた存在**であるという仮説です」
「外部からの侵入…?」
悠人が聞き返す。
「ええ。我々の知る神々が、この国のOSにプリインストールされた正規のアプリケーションだとすれば、『常世の神』は、そのOSのルールに従わない、外部から持ち込まれたマルウェア、あるいはバグのような存在。だからこそ、どのデータベースにも記録が残っていない。いや、あるいは…」

慧の目が、怜悧な光を宿す。
「あるいは、神というより、もっと根源的な、『概念』や『法則』そのものに近い存在なのかもしれない。『死なない』という法則、『永遠』という概念。それは、神という人格を持つ存在ではなく、世界のルールを書き換えるプログラムコードのようなもの。実体がないから、誰にも観測できない。我々は、霧を掴むような行為をしていたのかもしれません」

慧の言葉に、莉奈が目を見開いた。
「…システムのバグ、あるいは物理法則そのもの。なるほど。それなら、私の機器が観測した、あらゆる物理法則を無視したノイズの説明がつく。あれは、バグが引き起こしたシステムのフリーズだったんだわ…」

実体がない。法則そのもの。
その、途方もない仮説に、誰もが言葉を失った。そんなものを、どうやって見つけろというのか。絶望的な気分が、ぜんざいの甘さをかき消していく。

その重苦しい沈黙を破ったのは、ずっと目を閉じていた栞だった。彼女は、先ほどの宮司との会話の後から、ずっと何かを探るように精神を集中させていた。
「…一つだけ、あります」
栞が、か細く、しかし確信に満ちた声で言った。
「この土地に残る、膨大な神々の記憶のノイズの中で、たった一つだけ、異質な記憶が…。それは、この国の始まりの記憶。生と死を分かち、この世とあの世を創った、偉大な母なる神様の…」
「イザナミ…」
悠人が、その名を呟いた。

「はい」
栞はこくんと頷く。
「その方の記憶の中に、断片的なビジョンが見えます。暗い、暗い坂道。たくさんの、嘆き苦しむ声…。そして、その記憶の片隅に、『常世』という言葉の響きが、ほんのわずかにですが、引っかかっているんです。それは、他の神様たちとは明らかに違う、畏れと、拒絶の感情と共に…」

イザナミ。死者の国、黄泉の国の主宰神。
彼女の記憶に、常世の神の手がかりが?

「『黄泉』の領域…。神々の世界ですら『異界』とされる、死者の国か」
慧が呟く。
「イザナギが、亡くなったイザナミを追って黄泉の国へ行き、その変わり果てた姿を見て逃げ帰ったという、あの神話の…」

「黄泉比良坂(よもつひらさか)」

悠人が、その神話上の地名を口にした。古事記に記された、この世とあの世を繋ぐ、唯一の境界。
その言葉が出た瞬間、一行の間に緊張が走った。目の前に、進むべき道が、暗く、しかしはっきりと示されたのだ。

「決まり、だな」
悠人が、食べ終えたぜんざいの椀を置き、静かに立ち上がった。
「行先変更だ。観光は終わり。次は、日本で一番古い、一番暗い場所に挨拶しに行こうぜ」

彼の顔には、いつもの皮肉な笑みはなかった。
一行は、夕暮れの陽光が照らし出す賑やかな参道を背に、出雲という土地が隠し持つ、最も古く、最も暗い領域へと、その足を踏み入れることを決意した。神々の世界の、さらに奥深く。生と死の境界線が曖昧に溶け出す、その場所へ。
常世の神という、実体を持たない「理(ことわり)」の正体に迫るために。
その先に、想像を絶する絶望が待ち受けていることなど、まだ誰も知る由もなかった。
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