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中国・四国編
第23話『黄泉比良坂の使者』
しおりを挟む島根県の、主要な国道から外れた、地図にも載らないような細い農道。カーナビの画面はとっくの昔に「現在地不明」の表示を放棄し、ただ青い背景を映すだけになっていた。ポンコツバンとハイテクワゴンは、まるで時代から取り残されたかのように、ゆっくりとその道を進んでいく。道の両脇には、秋の収穫を終えた穏やかな田園風景が広がっている。畦道には彼岸花が最後の赤を燃やし、どこかの畑では、立ち上る野焼きの煙が、高く澄み渡った空に白い筋を描いていた。
のどかだ。あまりにも、のどかすぎる。
その、平和な風景とのあまりの乖離が、逆に一行の緊張を煽っていた。
「…そろそろ、のはずだ」
ワゴンの運転席で、莉奈が額に汗を滲ませながら呟いた。彼女の頼りは、出雲で栞が感じ取った霊的な方角と、古い文献に記された曖昧な記述だけだ。
「栞、まだ感じるか?」
無線で、悠人が尋ねる。
『はい。すぐ、そこです。空気が、淀んで…』
栞の声は、かすかに震えていた。
やがて一行は、小さな丘の前で車を止めた。見た目は、日本のどこにでもあるような、雑木林に覆われた小高い丘だ。しかし、車から一歩足を踏み出した瞬間、誰もが息を呑んだ。
空気が、違う。
丘の向こうとこちらで、まるで分厚いガラスの壁でもあるかのように、世界の質が完全に異なっていた。ついさっきまで感じていた、乾いた草の匂いも、土の匂いも、ひんやりとした風も、ここにはない。あるのは、鉄が錆びたような血の匂いと、洞窟の奥から吹き出すような、湿って冷たい、澱んだ空気だけ。
「なんだ、ここは…」
猛が、思わず後ずさる。彼の自慢の筋肉が、本能的な恐怖にこわばっているのが分かった。
「空気が重い。まるで、鉛のようだ」
健吾が、地面に落ちていた石を拾い上げ、眉をひそめる。石は異様に冷たく、まるで何百年も日の光を浴びていないかのようだった。
莉奈のガジェットは、ここではさらに異常な挙動を示した。
「ダメだわ…。全てのセンサーが完全に沈黙した。電波も光も、音すらも、この領域に入った瞬間に吸収されてるみたい。まるで、小さなブラックホールの中ね。観測不能。ここからは、科学はただの無力な哲学よ」
一行は、ゴクリと唾を飲み込み、丘へと続く細い獣道へと足を踏み入れた。
道を進むにつれ、周囲の木々は奇怪な形にねじくれ、幹にはびっしりと深い緑色の苔がまとわりついている。まるで、この場所だけが、周囲の世界から数百年分の時間を余計に過ごしてきたかのようだ。風の音一つせず、鳥の声も、虫の音も聞こえない。完全な無音。その静寂は、安らぎとは程遠い、死の気配に満ちた圧迫感となって、一行の鼓膜を内側から圧した。
やがて視界が開け、彼らはその場所にたどり着いた。
そこは、広場というにはあまりに歪な空間だった。大小様々な巨石が、まるで巨大な獣の牙のように突き出し、その中心には、ひときわ巨大な岩が鎮座していた。その岩には、太いしめ縄が巻かれているが、もはや朽ち果て、辛うじてその形を保っているに過ぎない。
黄泉比良坂(よもつひらさか)。
古事記に記された、この世とあの世を繋ぐ境界。
死んだ妻イザナミに会うため、夫イザナギが訪れたとされる、神話の舞台。
「ここ、か…」
悠人が呟く。彼の頬を、冷たい汗が一筋、伝った。何百年も生きてきた彼にとっても、この場所の「死」の濃度は異常だった。それは、単なる霊の溜まり場ではない。もっと根源的な、世界のルールそのものが異なる、異界の入り口。
栞が、顔を真っ青にしながら、巨石の向こうを指差した。
「あそこから…感じます。イザナミ様の記憶に混じっていた、あの冷たい気配…。来ます…!」
その言葉が終わるか終わらないかのうちに、それは、音もなく現れた。
巨石の、最も濃い影が、まるで生き物のように揺らめいたかと思うと、そこから、すぅっと人型の「何か」が滲み出してきた。
それは、特定の姿を持っていなかった。ある瞬間には、腰の曲がった老人のように見え、次の瞬間には、無邪気な子供のように見えた。かと思えば、燃え盛る炎のような形になったり、ただの黒い霧になったりする。まるで、見る者の心の中にある「後悔」や「恐怖」のイメージを、鏡のように映し出しているかのようだ。
ただ一つ、共通しているのは、その存在が発する音だった。
チ、チ、チ、チ、…。
古びた時計の針が、錆びた歯車を軋ませながら時を刻むような、無機質で、冷たい音。
「よくぞ、参られた。人の子らよ」
声がした。男の声でも、女の声でもない。その声は、音波として鼓膜を震わせるのではなく、直接、脳の奥に響き渡るようだった。
「主(あるじ)は、お前たちという新しい玩具が、この『始まりの場所』に辿り着くのを、それはそれは心待ちにしておられた」
その言葉に、一行は戦慄した。
玩具? 心待ちに?
「どういうことだ…?」
慧が、冷静さを装い、震える声で問いかける。
「お前は、一体何者だ。我々は、『常世の神』の手がかりを探しに来た」
影は、くつくつと、喉の奥で笑ったような気配を見せた。時計の針の音が、少しだけ速まる。
「手がかり? あはは、面白いことを言う。お前たちの旅は、初めから終わりまで、全て主の御手の中にあるというのに。青森の森で、あの男に永遠という遊びを与えた瞬間から、この茶番劇の幕は上がっていたのだよ」
「なっ…!?」
全員が、愕然として悠人を見た。
「東北での出会いも、東京での騒動も、近畿でのいざこざも。全て、主がご覧になっておられた。お前たちが、どんな仲間を集め、どんな絆を育み、どんな顔をしてこの場所にたどり着くのか。それは、主にとって、ここ数百年で最も楽しい『娯楽』であった」
絶望が、じわりと足元から這い上がってくる。
自分たちの旅が、出会いが、育んできた絆すらも、全て、神の掌の上で弄ばれていたという事実。自分たちが、ただの観察対象、娯楽の道具に過ぎなかったという、耐え難い屈辱。
これこそが、苦しみの始まり。抗いようのない現実を突きつけられた時に生まれる、最初の絶望(苦諦)。そして、その原因が、自分たちの無知と慢心にあったと知らされる、二番目の絶望(集諦)。
「さあ、始めようか。最後の舞台だ。お前たちの絶望が、どれほど甘美なものか。主と共に、じっくりと味わわせていただこう」
影は、そう宣告した。
その存在が自らを「刻(とき)を喰らう者」と名乗ったのは、それから、ほんの一瞬後のことだった。
*
それは、戦闘と呼べる代物ではなかった。
一方的な、蹂躙。あるいは、子供が悪戯に虫の羽をむしるような、無邪気で、残酷な遊び。
「うおおおおおっ!」
最初に動いたのは、猛だった。怒りと屈辱に顔を歪ませ、地面を蹴る。彼の怪力は、並の妖怪ならば一撃で吹き飛ばすほどの破壊力を秘めている。その渾身の拳が、刻を喰らう者の顔面と思しき空間に叩き込まれる――はずだった。
だが、届かない。
拳が、影に触れる数センチ手前で、まるで粘度の高い水飴の中にでも突っ込んだかのように、急激に速度を失っていく。
「な…に…!?」
猛の顔に、驚愕が浮かぶ。体が、動かない。まるで、全身に何百キロもの重りを付けられたかのようだ。
「無駄だ、人の子よ」
影が、嘲るように言った。
「お前の『時間』は、今、私が喰らった。お前の肉体は、今この一瞬で、百年分の時を経験したのだ。その老いた身体で、何ができる?」
見ると、猛の拳を振り上げた腕が、まるで老人のように皺だらけになり、細く萎びていた。力が入らず、だらりと垂れ下がる。彼の若さと、力が、一瞬にして奪われたのだ。
「猛!」
健吾が叫び、仲間たちの前に躍り出る。その手には、莉奈の技術の粋を集めた、特殊合金製の盾が構えられていた。
「てめえ! 仲間を、おもちゃみてえに!」
健吾が盾を構え、突進する。しかし、刻を喰らう者は動かない。ただ、その指先と思しき部分を、健吾の盾に向けただけだった。
次の瞬間、盾は、音もなく崩れ落ちた。
いや、違う。錆びたのだ。一瞬にして、何百年も風雨に晒されたかのように、表面は赤黒い錆に覆われ、ボロボロの鉄屑となって、健吾の足元に砕け散った。
「馬鹿な…! この合金の理論上の耐用年数は、数千年のはず…!」
後方で莉奈が悲鳴を上げる。
「そう、理論上はな。だが、私がその『数千年』という時間を、今、この場で終わらせてやっただけのことだ。あらゆる物質は、時と共に朽ちる。それが、この世の理(ことわり)であろう?」
これが、諸行無常の強制執行。
ありとあらゆるものは、例外なく移り変わり、滅していく。その、世界の普遍的な法則を、敵は自在に操っているのだ。
「ならば、これならどうだ!」
莉奈が、コンソールを猛烈な勢いでタイピングする。ワゴンのルーフが開き、小型のドローンが数機、高速で射出された。
「超指向性の電磁パルス! 物理的な干渉じゃない、情報そのものでお前の存在を破壊してやる!」
ドローンが影を取り囲み、目に見えない情報の槍を放つ。
しかし、何も起こらない。
「遅いな」
影が、あくびをするように言った。
「お前たちの光速の情報伝達も、私の前では赤子が這うのと同じ。お前たちの『今』が私に届く頃には、それはとうに『過去』のものとなっている。過去の出来事が、未来に干渉できぬことくらい、分かるだろう?」
「心がないのなら、こっちのものよ!」
アキラが、いつの間にか影の背後に回り込んでいた。彼女の瞳が、妖しく光る。相手の心、本性、弱点を見抜く彼女の能力。
「あんたの正体、丸裸にしてやるわ!」
だが、アキラの顔が、次の瞬間、恐怖に凍りついた。
「な…、何も、ない…。感情も、記憶も、本性も…。空っぽ? いや、違う…。ただ、流れてるだけ? 無限の、時間が…?」
心が読めないのではない。そもそも、読むべき「心」が存在しないのだ。そこにあるのは、川の流れや、風の動きと同じ、ただ無機質で、冷徹な自然現象だけ。
「法と論理を司る者よ。お前は、私に何を問う?」
影は、今度は慧の方を向いた。
慧は、恐怖に震えながらも、最後の武器である「言葉」で抵抗を試みる。
「お前の行為は、不法な暴力行為であり、世界の因果律に対する…!」
「因果? それは、時間の流れの上に乗っている者たちのルールだ。私は、その流れそのもの。ルールを作る側が、ルールに縛られると思うか?」
慧の論理は、次元の違う存在の前で、赤子の戯言のように霧散した。
物理攻撃も、科学兵器も、心理戦も、論理武装も、すべてが通用しない。
圧倒的な、ルールそのものの違い。
彼らは、自分たちが生きてきた世界とは、全く異なる物理法則を持つ異世界に迷い込み、その世界の「神」に、一方的に断罪されているのだ。
その時だった。
「…っ!」
一行の後方で、栞が両手を組み、静かに祈りを捧げていた。彼女の全身から、澄み切った、清浄な光が放たれる。それは、これまでのどんな祝詞よりも、純粋で、強い光だった。
その光が、初めて、影の動きを止めた。
「…ほう。これは…。時間の流れに淀まぬ、清浄な祈りか。なるほど。穢れを知らぬ魂の輝きは、時そのものを浄化する力がある、と。主が、お前という『イレギュラー』に興味を持たれるわけだ」
影は、初めて焦りのような色を見せ、その矛先を栞へと向けた。
「ならば、その穢れなき時を、巻き戻してやろう。赤子に戻り、言葉も祈りも忘れるがいい!」
影の手が、ゆっくりと栞に向かって伸びる。その手が触れた瞬間、彼女の存在そのものが、過去へと巻き戻されてしまうだろう。
「させ、るかあああああああっ!」
その間に入ったのは、これまで動けずにいた、悠人だった。
彼は、不老不死のこの身体が、時間の流れから超越していることを、本能的に理解していた。自分だけが、この理不尽なルールの外側にいることを。
悠人は、栞をかばうように、その身一つで影の前に立ちはだかった。
影の手が、悠人の胸に、深く、深く沈み込む。
しかし、何も起こらなかった。
悠人の身体は老いることも、朽ちることも、過去に戻ることもなかった。
「…ほう」
影は、初めて、心からの興味を示した声を出した。
「喰えぬ。お前の『時間』が、喰えぬ。始まりも、終わりも、流れすらもない。ああ、なるほど。貴様か。貴様が、主がこの世に落とされた、最高の玩具か」
影は、悠人の胸から手を引き、満足そうに頷いた。
「良い、良い。実に良い。壊れぬ玩具は、遊びがいがあるというものだ」
言うが早いか、影は、悠人以外の仲間たちに向かって、見えない衝撃波のようなものを放った。
「ぐはっ!」
「きゃあ!」
猛が、健吾が、莉奈が、アキラが、慧が、まるで木の葉のように吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる。防御も、回避も、一切許されなかった。
「まだだ」
影は、倒れ伏し、呻く仲間たちを見下ろしながら、冷酷に告げた。
「まだ、お前たちの絶お望ぼうは、熟しきってはいない。主がお望みなのは、こんな生ぬるい絶望ではないのだ」
影は、悠人に向き直る。その、姿を持たない顔が、にたりと笑ったように見えた。
「もっと足掻け。もっと苦しめ。そして、もっと後悔するがいい。大切な仲間を、己の呪いに巻き込んだことを。その、熟しきって、腐り落ちる寸前の魂こそが、我が主への、至高の捧げものとなるのだ」
その言葉を最後に、刻を喰らう者は、再び空間の歪みの中へと、すぅっと消えていった。
後に残されたのは、虫の息の仲間たちと、立ち尽くす悠人。
そして、これから始まる、本当の地獄の、始まりの匂いだけだった。
彼らの旅は、ここで、一度、完全に終わった。そして、その灰の中から、何かが生まれ変わるのを、世界はただ、静かに待っていた。
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