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第3章:雨の夜の邂逅
第15話:冷たい雨と罠、幻の温もり 〜「幻」とは、「絶望が見せた最後の慈悲」である〜
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天が裂けたかのような土砂降りの雨が、世界を灰色に塗り潰していた。 叩きつける雨粒は、森の地面を泥沼に変え、逃げ惑う少女の体温と体力を容赦なく削り取っていく。
メイは、泥に足を取られながら、無様に転がった。 冷たい泥水が口に入り、咳き込む。けれど、彼女は立ち止まらなかった。いや、立ち止まることができなかった。
(見られた。見られてしまった)
頭の中で、先ほどの光景がフラッシュバックする。 月明かりの下、布を取られた瞬間。 瞬の目が大きく見開かれた、あの表情。
瞬は、あの時、息を呑んだだけだったかもしれない。 だが、生まれてからずっと「その瞳」を理由に石を投げられ、罵倒され続けてきたメイにとって、「目を見開いて固まる」という反応は、「恐怖と嫌悪」のサイン以外の何物でもなかった。
(あんなに優しかった瞬さんも、やっぱり同じだった)
当然だ、とメイは自分に言い聞かせる。 彼だけが特別なんてことはない。彼は英雄で、光の住人だ。私のような「忌み子」を見て、平気でいられるはずがない。 きっと今頃、彼は後悔しているだろう。あんな化け物にスープを奢ったことを。あんな汚らわしい女の手を引いて歩いたことを。
「……ごめんなさい……」
誰に対する謝罪なのか、自分でもわからなかった。 ただ、彼の美しい思い出の中に、汚点を残してしまったことが申し訳なかった。 だから、消えなければならない。彼が「気持ち悪い」という言葉を口にする前に、彼の視界から永遠に消え失せなければならない。
バリバリと音を立てて雷が落ちた。 一瞬の閃光が、目の前の地面を照らし出す。 メイが恐怖で身をすくめ、後ずさった、その時だった。
ガギンッ!!
空気を震わせるほどの、重く硬質な金属音が森に響いた。
「あ――ッ!?」
声にならない悲鳴。 右足に、万力で締め上げられながら焼けた鉄杭を打ち込まれたような、耐え難い激痛が走る。
メイは泥の中に崩れ落ちた。 見ると、黒光りする巨大な鉄の顎(あぎと)が、彼女の細い足首を深々と食い破っていた。
それは、ただの獣用の罠ではなかった。 鋼鉄の皮膚を持つ「アーマード・ベア」などの大型魔獣を捕獲するために仕掛けられた、魔力で強化された特殊なトラバサミだった。
本来のメイであれば、その規格外の筋肉密度と強度で、刃を弾き返せていたかもしれない。 だが、長期間の飢餓と逃避行、そして何より、心を折られたことによる生存本能の著しい低下が、彼女の肉体から「強度」を奪っていた。
「い、た……ぁ……」
震える手で鉄の枠を掴む。外そうとするが、魔獣を逃がさないための強力なバネは、今の彼女の力ではびくともしない。 動けば動くほど、波状の刃が肉を抉(えグ)り、傷口から鮮血が溢れ出す。 温かい血が、冷たい雨水に混じって流れ出し、黒い泥を赤く染めていく。
(ああ……これで、終わりか)
激痛の中で、ふと冷静な思考が戻ってきた。 これは罰だ。 一瞬でも「幸せになれるかも」なんて期待した、愚かな私への罰だ。 身の程を知らない化け物は、こうして誰にも知られず、泥の中で野垂れ死ぬのがお似合いなのだ。
メイは抵抗をやめた。 雨が、冷たく彼女を打ち据える。 意識が、ゆっくりと暗い水底へと沈んでいく。
「メイッ!! どこだ!! 返事をしてくれ!!」
瞬は、森の木々をなぎ倒しながら疾走していた。 彼の心臓は、早鐘を打つというレベルを超え、破裂しそうなほど脈打っていた。
走りながら、彼は自分の犯したミスの致命さを噛み締めていた。
(俺は、なんて馬鹿なんだ……!)
あの時、布を取った瞬間、俺は確かに「きれいだ」と思った。 けれど、驚きのあまり声が出なかった。ただ、呆然と見つめてしまった。 その「無言の数秒間」が、彼女にとってどれほどの恐怖だったか。
彼女は知らないのだ。俺が彼女の瞳を美しいと思ったことを。 彼女は、俺が**「他の奴らと同じように驚き、軽蔑した」と勘違いして逃げた**のだ。
「違うんだ! 誤解なんだよ!」
瞬は叫ぶ。 だが、その声は暴風雨にかき消される。 早く伝えなければ。 「君の目は宝石みたいだ」と。「俺は君のことが好きだ」と。 言葉にしなければ伝わらない。ただ思っているだけでは、善意など存在しないのと同じだ。
その時、強烈な血の匂いが、雨の匂いに混じって漂ってきた。 瞬の顔色が変わる。 思考するより先に、身体が弾かれたように方向転換した。 茨(いばら)を突き破り、泥を蹴散らし、彼はその場所へと飛び込んだ。
「メイ……ッ!?」
そこで彼が見たのは、絶望そのものだった。 泥濘(ぬかるみ)の中に倒れた、小さな少女。 その足には、魔獣すら砕く凶悪な罠。 白い肌は土気色になり、雨に打たれるがままになっている。
「う、そだろ……」
瞬は滑り込むようにして彼女に駆け寄った。 泥だらけになるのも構わず、彼女の体を抱き起こす。 冷たい。まるで氷のようだ。
「メイ! しっかりしろ! 俺だ、瞬だ!」
遠くから、誰かの声が聞こえた。 体を揺すられる感覚。 メイは、重い瞼(まぶた)をうっすらと開けた。
視界がぼやけている。雨のせいか、涙のせいか。 目の前に、必死な形相をした瞬がいるような気がした。 彼は何かを叫んでいる。 泣きそうな顔で、私の名前を呼んでいる。
(……幻だ)
メイの心が、静かにそう結論づけた。 だって、ありえない。 あの時、私の瞳を見て凍りついた彼が、こんなところまで追いかけてくるはずがない。 彼は今頃、街の宿で温かいベッドに入り、「あんな化け物に関わらなきゃよかった」と胸を撫で下ろしているはずだ。
これは、私が死ぬ間際に見ている、都合の良い夢だ。 私が一番会いたかった人が、私を心配してくれているという、悲しい夢。
「……きないで……」
メイの口から、かすれた声が漏れた。 瞬の表情が歪む。彼は何かを言おうとしている。 『違う』とか、『誤解だ』とか、そんな言葉のように聞こえる。 でも、メイの耳には届かない。彼女の心には、「拒絶された事実」という分厚い壁ができてしまっている。
「……見ないで……お願い……」
メイは、残った力を振り絞って、自分の顔を手で隠そうとした。 夢の中の彼にさえ、この醜い瞳を見られたくなかった。 幻の彼には、あの優しかった頃のままでいてほしかった。 「化け物」を見る目ではなく、温かいスープをくれた時の、あの優しい目でいてほしかった。
「メイ、聞いてくれ! 俺は君の目が……!」 「……ごめ、なさ……い……」
メイは彼の言葉を遮るように、うわ言のように謝罪を繰り返した。 生まれてきてごめんなさい。 あなたの前に現れてごめんなさい。 嫌な思いをさせてごめんなさい。
彼女の手が、力なく泥の中へ落ちた。 瞳の光が、ゆっくりと消えていく。 最期に彼女が浮かべたのは、諦めと、わずかな安らぎが混じった、悲痛な微笑みだった。 ――ああ、幻でもいい。最後に、温かい腕の中で眠れるなら。
カクン、と彼女の首が落ちた。 意識の糸が、完全に切れる。
「メイ? おい、嘘だろ……目を開けろよ!」
瞬の腕の中で、メイの体がぐったりと重くなった。 今の今まで話していたのに。 何かを伝えようとしていたのに。 彼女は、瞬の言葉を一つも聞かないまま、自分だけの孤独な世界の中で、心を閉ざしてしまった。
「違うんだ……俺は、嫌がってなんかない!」
瞬は叫んだ。 彼女の冷たい頬に手を当てる。 伝わらなかった。 一番伝えたかった「きれいだ」という言葉だけが、空回りして雨に消えた。 彼女は最期まで、「自分は嫌われている」と信じ込んだまま、意識を手放してしまったのだ。
「くそっ……! ふざけんなよ……!」
瞬は、彼女の足に食い込むトラバサミを掴んだ。 行き場のない怒りと悲しみが、指先に集まる。
バキィッ!!
魔力で強化された鋼鉄の罠が、紙細工のように粉々に砕け散った。 圧倒的な力。けれど、その力は今、彼女の誤解を解く役には何一つ立たなかった。
ただの鉄屑になった罠を投げ捨て、瞬は動かなくなったメイを強く抱きしめた。 泥だらけの彼女の体が、自分の体温で少しでも温まることを祈るように。
「頼む……死ぬな……っ!」 「俺の話を、聞いてくれよ……!」
雨は激しさを増し、滝のように二人を打ち据える。 世界には、打ち付ける雨音と、少年の慟哭だけが響いていた。
そこには、輝かしい英雄の姿はなかった。 ただ、大切な人に想いを伝えられず、取り返しのつかない過ちを悔やむ、一人の無力な人間がいるだけだった。
深い闇と冷たい雨が、二人を完全に飲み込んでいった。
メイは、泥に足を取られながら、無様に転がった。 冷たい泥水が口に入り、咳き込む。けれど、彼女は立ち止まらなかった。いや、立ち止まることができなかった。
(見られた。見られてしまった)
頭の中で、先ほどの光景がフラッシュバックする。 月明かりの下、布を取られた瞬間。 瞬の目が大きく見開かれた、あの表情。
瞬は、あの時、息を呑んだだけだったかもしれない。 だが、生まれてからずっと「その瞳」を理由に石を投げられ、罵倒され続けてきたメイにとって、「目を見開いて固まる」という反応は、「恐怖と嫌悪」のサイン以外の何物でもなかった。
(あんなに優しかった瞬さんも、やっぱり同じだった)
当然だ、とメイは自分に言い聞かせる。 彼だけが特別なんてことはない。彼は英雄で、光の住人だ。私のような「忌み子」を見て、平気でいられるはずがない。 きっと今頃、彼は後悔しているだろう。あんな化け物にスープを奢ったことを。あんな汚らわしい女の手を引いて歩いたことを。
「……ごめんなさい……」
誰に対する謝罪なのか、自分でもわからなかった。 ただ、彼の美しい思い出の中に、汚点を残してしまったことが申し訳なかった。 だから、消えなければならない。彼が「気持ち悪い」という言葉を口にする前に、彼の視界から永遠に消え失せなければならない。
バリバリと音を立てて雷が落ちた。 一瞬の閃光が、目の前の地面を照らし出す。 メイが恐怖で身をすくめ、後ずさった、その時だった。
ガギンッ!!
空気を震わせるほどの、重く硬質な金属音が森に響いた。
「あ――ッ!?」
声にならない悲鳴。 右足に、万力で締め上げられながら焼けた鉄杭を打ち込まれたような、耐え難い激痛が走る。
メイは泥の中に崩れ落ちた。 見ると、黒光りする巨大な鉄の顎(あぎと)が、彼女の細い足首を深々と食い破っていた。
それは、ただの獣用の罠ではなかった。 鋼鉄の皮膚を持つ「アーマード・ベア」などの大型魔獣を捕獲するために仕掛けられた、魔力で強化された特殊なトラバサミだった。
本来のメイであれば、その規格外の筋肉密度と強度で、刃を弾き返せていたかもしれない。 だが、長期間の飢餓と逃避行、そして何より、心を折られたことによる生存本能の著しい低下が、彼女の肉体から「強度」を奪っていた。
「い、た……ぁ……」
震える手で鉄の枠を掴む。外そうとするが、魔獣を逃がさないための強力なバネは、今の彼女の力ではびくともしない。 動けば動くほど、波状の刃が肉を抉(えグ)り、傷口から鮮血が溢れ出す。 温かい血が、冷たい雨水に混じって流れ出し、黒い泥を赤く染めていく。
(ああ……これで、終わりか)
激痛の中で、ふと冷静な思考が戻ってきた。 これは罰だ。 一瞬でも「幸せになれるかも」なんて期待した、愚かな私への罰だ。 身の程を知らない化け物は、こうして誰にも知られず、泥の中で野垂れ死ぬのがお似合いなのだ。
メイは抵抗をやめた。 雨が、冷たく彼女を打ち据える。 意識が、ゆっくりと暗い水底へと沈んでいく。
「メイッ!! どこだ!! 返事をしてくれ!!」
瞬は、森の木々をなぎ倒しながら疾走していた。 彼の心臓は、早鐘を打つというレベルを超え、破裂しそうなほど脈打っていた。
走りながら、彼は自分の犯したミスの致命さを噛み締めていた。
(俺は、なんて馬鹿なんだ……!)
あの時、布を取った瞬間、俺は確かに「きれいだ」と思った。 けれど、驚きのあまり声が出なかった。ただ、呆然と見つめてしまった。 その「無言の数秒間」が、彼女にとってどれほどの恐怖だったか。
彼女は知らないのだ。俺が彼女の瞳を美しいと思ったことを。 彼女は、俺が**「他の奴らと同じように驚き、軽蔑した」と勘違いして逃げた**のだ。
「違うんだ! 誤解なんだよ!」
瞬は叫ぶ。 だが、その声は暴風雨にかき消される。 早く伝えなければ。 「君の目は宝石みたいだ」と。「俺は君のことが好きだ」と。 言葉にしなければ伝わらない。ただ思っているだけでは、善意など存在しないのと同じだ。
その時、強烈な血の匂いが、雨の匂いに混じって漂ってきた。 瞬の顔色が変わる。 思考するより先に、身体が弾かれたように方向転換した。 茨(いばら)を突き破り、泥を蹴散らし、彼はその場所へと飛び込んだ。
「メイ……ッ!?」
そこで彼が見たのは、絶望そのものだった。 泥濘(ぬかるみ)の中に倒れた、小さな少女。 その足には、魔獣すら砕く凶悪な罠。 白い肌は土気色になり、雨に打たれるがままになっている。
「う、そだろ……」
瞬は滑り込むようにして彼女に駆け寄った。 泥だらけになるのも構わず、彼女の体を抱き起こす。 冷たい。まるで氷のようだ。
「メイ! しっかりしろ! 俺だ、瞬だ!」
遠くから、誰かの声が聞こえた。 体を揺すられる感覚。 メイは、重い瞼(まぶた)をうっすらと開けた。
視界がぼやけている。雨のせいか、涙のせいか。 目の前に、必死な形相をした瞬がいるような気がした。 彼は何かを叫んでいる。 泣きそうな顔で、私の名前を呼んでいる。
(……幻だ)
メイの心が、静かにそう結論づけた。 だって、ありえない。 あの時、私の瞳を見て凍りついた彼が、こんなところまで追いかけてくるはずがない。 彼は今頃、街の宿で温かいベッドに入り、「あんな化け物に関わらなきゃよかった」と胸を撫で下ろしているはずだ。
これは、私が死ぬ間際に見ている、都合の良い夢だ。 私が一番会いたかった人が、私を心配してくれているという、悲しい夢。
「……きないで……」
メイの口から、かすれた声が漏れた。 瞬の表情が歪む。彼は何かを言おうとしている。 『違う』とか、『誤解だ』とか、そんな言葉のように聞こえる。 でも、メイの耳には届かない。彼女の心には、「拒絶された事実」という分厚い壁ができてしまっている。
「……見ないで……お願い……」
メイは、残った力を振り絞って、自分の顔を手で隠そうとした。 夢の中の彼にさえ、この醜い瞳を見られたくなかった。 幻の彼には、あの優しかった頃のままでいてほしかった。 「化け物」を見る目ではなく、温かいスープをくれた時の、あの優しい目でいてほしかった。
「メイ、聞いてくれ! 俺は君の目が……!」 「……ごめ、なさ……い……」
メイは彼の言葉を遮るように、うわ言のように謝罪を繰り返した。 生まれてきてごめんなさい。 あなたの前に現れてごめんなさい。 嫌な思いをさせてごめんなさい。
彼女の手が、力なく泥の中へ落ちた。 瞳の光が、ゆっくりと消えていく。 最期に彼女が浮かべたのは、諦めと、わずかな安らぎが混じった、悲痛な微笑みだった。 ――ああ、幻でもいい。最後に、温かい腕の中で眠れるなら。
カクン、と彼女の首が落ちた。 意識の糸が、完全に切れる。
「メイ? おい、嘘だろ……目を開けろよ!」
瞬の腕の中で、メイの体がぐったりと重くなった。 今の今まで話していたのに。 何かを伝えようとしていたのに。 彼女は、瞬の言葉を一つも聞かないまま、自分だけの孤独な世界の中で、心を閉ざしてしまった。
「違うんだ……俺は、嫌がってなんかない!」
瞬は叫んだ。 彼女の冷たい頬に手を当てる。 伝わらなかった。 一番伝えたかった「きれいだ」という言葉だけが、空回りして雨に消えた。 彼女は最期まで、「自分は嫌われている」と信じ込んだまま、意識を手放してしまったのだ。
「くそっ……! ふざけんなよ……!」
瞬は、彼女の足に食い込むトラバサミを掴んだ。 行き場のない怒りと悲しみが、指先に集まる。
バキィッ!!
魔力で強化された鋼鉄の罠が、紙細工のように粉々に砕け散った。 圧倒的な力。けれど、その力は今、彼女の誤解を解く役には何一つ立たなかった。
ただの鉄屑になった罠を投げ捨て、瞬は動かなくなったメイを強く抱きしめた。 泥だらけの彼女の体が、自分の体温で少しでも温まることを祈るように。
「頼む……死ぬな……っ!」 「俺の話を、聞いてくれよ……!」
雨は激しさを増し、滝のように二人を打ち据える。 世界には、打ち付ける雨音と、少年の慟哭だけが響いていた。
そこには、輝かしい英雄の姿はなかった。 ただ、大切な人に想いを伝えられず、取り返しのつかない過ちを悔やむ、一人の無力な人間がいるだけだった。
深い闇と冷たい雨が、二人を完全に飲み込んでいった。
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