無詠唱? キャンピングカーで大冒険。虐げられた少女を拾った俺は、規格外の力と文明の利器で彼女を全力で救う件

Gaku

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第5章:未完成の地図

第21話:春の木漏れ日と、未完成の地図〜「青春」とは、「さよならの準備をする猶予期間」である〜

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春の陽気とは、どうしてこうも人を無防備にさせるのだろうか。

王都の北外れに位置する、王立騎士養成学校。
その広大な敷地には、いま、暴力的なまでの春が満ちていた。

午後の授業を告げる鐘の音は、暖かく湿った風にさらわれて、誰の耳にも届かないほど頼りなく溶けていく。
校庭の芝生は、冬の枯れ色から鮮烈な若草色へと塗り替えられ、踏みしめるたびに甘く青臭い、命の匂いを立ち昇らせた。
頭上を覆う古木からは、白い花びらが絶え間なく降り注いでいる。それはまるで、季節外れの温かい雪のようだ。風が吹くたびに、視界の全てが白とピンクの薄片で埋め尽くされ、世界から輪郭を奪っていく。

そんな、まどろみと色彩の暴力の中で、一人の少年が教科書を広げていた。

ゼイク・バンフォード。当時十五歳。
後の世に「歩く直定規」「鉄仮面」「面白みのない男」と数々の不名誉な二つ名で呼ばれることになる彼だが、この頃はまだ、その眉間に深い皺は刻まれていなかった。

彼は校舎裏の、日陰と日向のちょうど境界線あたりにある特等席のベンチに座り、分厚い戦術指南書を読んでいた。
整った顔立ちには、育ちの良さと、それなりの自信、そして年相応の「俺、ちょっと難しい本読んでるのかっこいいだろ」という自意識が、ほんのりと滲んでいる。

「……なるほど。敵が密集陣形をとった場合、側面からの奇襲が有効である、か。定石だな」

ゼイクは独りごちて、羽根ペンを走らせる。
彼の手元にあるノートは、芸術的なほどに整理されていた。見出しの位置、文字の大きさ、下線の引き方。全てが定規で測ったように均一だ。
彼は信じていた。世界は、このノートのように整理可能だと。
原因があり、結果がある。Aという行動をとれば、必ずBという結果が出る。
努力は報われるし、正義は勝つし、明日の天気予報は当たる。
この世に「想定外」などという不確定要素が存在することなど、彼の辞書には(まだ)載っていなかった。

「おーい、ゼイク! まーたそんな、枕にもなりゃしない固い本読んでんの?」

頭上から降ってきた声に、ゼイクの完璧な世界(ノート)が揺らいだ。
彼が顔を上げるより早く、バサバサという葉擦れの音と共に、何かが落ちてきた。
白い花びらを大量に纏った、一人の少女だ。

「……リリア。木の上から登場するのはやめろと言ったはずだ。リスじゃないんだから」
「リスじゃないよ、リリアだよ。ほら、これあげる」

リリアと呼ばれた少女は、ニッと白い歯を見せて笑うと、ポケットから何かを取り出した。
どんぐりだった。
しかも、帽子付きの、かなり艶のいい一品である。

「……いらない」
「えー、いい形なのに。揚げて食べると美味しいかもよ?」
「食べない。リスかお前は」
「だからリリアだってば」

リリアは、ゼイクの隣にどすんと腰を下ろした。
彼女は、ゼイクとは対極の存在だった。
制服のシャツは裾が半分出ていて、ネクタイは緩んでいる。赤茶色の髪は、本人の主張によれば「風と仲良くした結果」として、あちこちに跳ねていた。
だが、その瞳だけは、春の空よりも澄んだ琥珀色をしていて、一度覗き込まれると嘘がつけなくなるような、不思議な光を宿していた。

二人は、同期の中でも群を抜いて優秀なペアだった。
筆記試験満点、実技の型も完璧な「秀才」ゼイク。
授業中は寝ているのに、模擬戦になると野性の勘ですべてをひっくり返す「天才」リリア。

「で、何読んでんの? 『正しい隊列の組み方・決定版』?」
「『騎士団戦術論・応用編』だ。来週の試験範囲だぞ。お前も少しは読んだらどうだ」
「んー、パス。文字がいっぱいで目が回る」
「目が回るって……お前、この前の模擬戦で、五回転しながら敵の背後取ってただろ」
「あれは体が勝手に動いただけだもん。風が『こっちだよー』って言ったから、そっちに行っただけ」

リリアは足をぶらぶらさせながら、空を見上げた。
彼女の論理はいつもこうだ。風が吹いたから。虫が騒いだから。なんとなく嫌な予感がしたから。
ゼイクにとって、それは理解不能な「カオス(混沌)」だった。
だが、悔しいことに、彼女のその「なんとなく」は、ゼイクの綿密な計算よりも正しいことが多かった。

「ゼイクはさ、難しく考えすぎなんだよ」
リリアは、ゼイクの几帳面なノートを覗き込んだ。
「敵がこっちに来たら、こうする。あっちに行ったら、こうする。……そんなの、やってみなくちゃわかんないじゃん」
「わかってから動くのが戦術だ。わからないまま突っ込むのは、ただの無謀だ」
「でもさ、敵だって生きてるんだよ? 今日はお腹痛いかもしれないし、彼女に振られてヤケになってるかもしれないじゃん。教科書には『失恋したオークの動き』なんて書いてないでしょ?」

ゼイクは言葉に詰まった。
確かに、書いていない。
「それは……あくまでレアケースだ」
「レアかなぁ。みんな、毎日何かしらあるでしょ。ゼイクだって、朝ごはんにキノコが出て不機嫌だったりするし」
「……なぜそれを知っている」
「顔に書いてあるもん。『俺はキノコが嫌いだ、なぜなら食感がゴムみたいだからだ』って」

リリアはケラケラと笑った。その笑い声は、風に揺れる木漏れ日のように明るく、ゼイクの固い表情を無理やりほぐしていく。
ゼイクはため息をついて、本を閉じた。
この少女と話していると、自分の積み上げてきたロジックが、積み木崩しのようにガラガラと音を立てて崩れていく気がする。
だが、不思議と不快ではなかった。
むしろ、四角四面な自分の世界に、彼女が適当に開けた風穴から、心地よい風が吹き込んでくるような感覚だった。

「ねえ、ゼイク。授業サボって屋上行こうよ」
「はあ? 次は教官の講義だぞ。遅刻したらグラウンド十周だ」
「いいじゃん、走れば。春の風を感じてさ」
「お前一人で感じてろ」
「えー、一人じゃつまんない。ゼイクが隣で『ハァハァ、教官の理不尽な命令には論理的根拠がない!』ってブツブツ言いながら走ってないと、調子出ないんだよ」
「俺をなんだと思ってるんだ」

文句を言いながらも、ゼイクは立ち上がった。
結局、彼はいつもリリアに巻き込まれる。
そして心のどこかで、巻き込まれることを期待している自分を知っていた。
なぜなら、彼女の指し示す方向には、いつも彼の知らない「面白い世界」が広がっているからだ。

***

校舎の屋上は、空に一番近い場所だった。
遮るもののない青空。そこを流れる雲の影が、巨大な生き物のように街を横切っていく。
遠くには王都の街並みが広がり、その向こうには霞んだ山々が連なっている。

夕暮れが近づき、光の色が変わっていた。
先ほどまでの鮮明な若草色は鳴りを潜め、世界全体が蜂蜜を溶かしたような、金色と茜色の混じり合った色に染め上げられている。
境界線が曖昧になる時間。
昼と夜、子供と大人、夢と現実。それらが溶け合って、どっちつかずの美しいグラデーションを描く。

二人は、屋上の手すりに寄りかかり、一枚の大きな羊皮紙を広げていた。
それは、彼らがこの一ヶ月かけて作成している「僕たちが考えた最強の騎士団支部」の設計図(という名の落書き)だった。

「だから、ここに物見櫓(やぐら)を立ててだな……視界を確保するんだ」
ゼイクが羽ペンで直線を引く。定規を使っていないのに、恐ろしく真っ直ぐだ。
「えー、やだやだ。ここはハンモック広場にするの!」
リリアがその横に、ふにゃふにゃした線でハンモックらしき物体を描き加える。
「……リリア。騎士団は遊び場じゃない。有事の際に迅速に出動するためには、動線の確保が最優先だ」
「でもさ、疲れてたら戦えないじゃん。お昼寝大事だよ? ここには美味しいジュースが飲める屋台も置こう。あと、猫も飼う。十匹くらい」
「多すぎる。衛生管理はどうするんだ」
「猫の手も借りたい時に便利だよ?」
「物理的に借りてどうする」

あーだこーだと言い合いながら、地図は線と絵で埋め尽くされていく。
ゼイクの引く黒い実線と、リリアの描く愉快なイラスト。
それはまるで、二人の関係そのものだった。
ゼイクが骨組みを作り、リリアがそこに色と命を吹き込む。
どちらが欠けても、この地図は完成しない。

「……ねえ、ゼイク」
ふいに、リリアの手が止まった。
風が吹き抜け、彼女の赤茶色の髪を乱暴に舞い上がらせる。
夕陽が彼女の横顔を照らし、琥珀色の瞳がガラス玉のように透き通って見えた。

「ん? なんだ」
「私たち、ずっと一緒だよね」

それは、あまりにも唐突で、そしてあまりにも当たり前の問いかけだった。
ゼイクは手元の地図から目を離し、彼女を見た。
リリアは笑っていなかった。どこか遠く、地平線の彼方を見つめるような目をしていた。

「……当たり前だろ。俺とお前はペアだ。卒業して、正規の騎士になっても、それは変わらない」
ゼイクは何の迷いもなく答えた。
彼の中の「計算」において、リリアがいなくなる確率はゼロだった。
太陽が東から昇るように、リンゴが木から落ちるように、ゼイクの隣にはリリアがいる。それは物理法則と同じレベルの「真理」だった。

「そっか。そうだよね」
リリアは、ふっと表情を緩め、いつもの悪戯っぽい笑顔に戻った。
「じゃあ、私がサボって怒られた時は、将来もずーっとゼイクがかばってくれるってことだね!」
「……前言撤回していいか?」
「だーめ! 言質とったもーん!」

リリアは笑いながら、書きかけの地図に大きく丸を描いた。
「ここ! ここが私たちの未来の拠点! 名前はどうしようか。『ゼイクとリリアの無敵城』とか?」
「センスが壊滅的だな……『暁の砦』とか、もっとこう、威厳のある名前にしろ」
「えー、じゃあ『どんぐりコロコロ城』」
「却下だ」

二人の笑い声が、夕暮れの空に吸い込まれていく。
この時のゼイクは、本気で思っていた。
この地図はいつか完成する。
この騒がしくて愛おしい日常は、永遠に続く。
未来は、白い紙の上に線を引くように、自分の意志で自由に描けるものだと。

世界が常に変化し続けていること(諸行無常)など、知らなかった。
今日咲いている花が、明日の雨で散ってしまうことを、知識としては知っていても、心では理解していなかった。
自分たちが立っている場所が、崩れやすい砂の上だとは気づかずに、二人は未完成の地図を広げて夢を語り合っていた。

風が強くなった。
校庭の桜の木から、大量の花びらが舞い上がり、屋上まで届いた。
ピンク色の吹雪が二人を包み込む。
リリアが「わあ、きれい!」と歓声を上げ、花びらを掴もうと手を伸ばす。
その手は、空を掴んで、何も掴めなかった。

ゼイクはその横顔を見つめながら、ふと、胸の奥に小さな棘が刺さるような不安を覚えた。
あまりにも綺麗すぎる。
この夕陽も、舞い散る花も、笑うリリアも。
まるで、物語の終わりのページのような美しさだったからだ。

「……帰るか、リリア。もう日が暮れる」
「うん。あ、今日の夕飯、キノコシチューだって噂だよ」
「……最悪だ」
「私のハンバーグと交換してあげよっか? その代わり、明日の数学の課題見せて」
「……交渉成立だ」

二人は並んで歩き出した。
未完成の地図を丸めて、カバンに突っ込んで。
その地図が、永遠に完成しないまま終わる運命にあることを、今の彼らはまだ知らない。

春の夕暮れ。
影法師が長く伸びて、二つの影が一つに重なる。
それが、彼らに許された、最後の穏やかな季節だった。

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