アルファポリスについて色々考えてみた

Gaku

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アルファポリスに関して

アルファポリスで「つい読んでしまう」記事の文字数って、結局どのくらい?

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「よし、書くぞ!」と意気込んでアルファポリスの投稿画面を開く。伝えたいこと、書きたい物語はたくさんある。でも、ふと指が止まる瞬間がないだろうか。
「これ、1話に何文字くらいがちょうどいいんだろう?」
長すぎれば読者が疲れて離脱してしまうかもしれない。かといって、短すぎれば物足りなく感じさせてしまうかも……。書き手なら誰もが一度は悩む、「最適文字数」問題。
私自身、他の作者様の面白い作品を読みながら、その絶妙な文字数に「なるほど!」と唸ることがよくあります。そこで今回は、データと経験則から、アルファポリスで多くの人に読んでもらうための「心地よい文字数」について、少しばかり考察してみたいと思います。
スマホが変えた「読みやすさ」の基準
本題に入る前に、現代の私たちがどのように文章を読んでいるかを考えてみましょう。そう、ほとんどの人がスマートフォンで読んでいます。
満員電車の中、寝る前のベッドの中、ちょっとした休憩時間。そんな「スキマ時間」に読まれることが多いのがWebコンテンツの世界です。
一般的なWebライティングの世界では、スマホでストレスなく読める文章にはいくつかの目安があると言われています。
 * 1文の長さは40~60文字
 * 1回のスクロールで読み切れるのは200~300文字
 * 人が集中して読むのに最適な時間は約3分(およそ1200~1800文字)
もちろん、これはあくまで一般的な目安です。しかし、アルファポリスの記事やエッセイ、小説にも通じる部分は大いにあります。特に、改行が少なく文字がぎっしり詰まった長文は、それだけで読者に圧迫感を与えてしまいかねません。
アルファポリスにおける「最適解」を探る
では、アルファポリスの世界ではどうでしょうか。様々な人気作品や他の作者様の意見を参考にすると、一つの「スイートスポット」が見えてきます。
それは、1話あたり2000~4000文字という範囲です。
特に、2000~3000文字でテンポよく更新されている作品は、読者にとっても追いかけやすいようです。この文字数には、いくつかのメリットが考えられます。
 * スマホで読み疲れない絶妙なボリューム
   5~10分程度でサクッと読めるボリュームは、「スキマ時間」の読書にぴったりです。読後感も「面白かった、次も読もう」というポジティブな気持ちに繋がりやすいと言えるでしょう。
 * 書き手も更新を続けやすい
   毎日更新を目指すにしても、数日に一度の更新だとしても、この文字数ならクオリティを保ちながら執筆を続けやすい、という現実的な理由もあります。
 * 「読み応え」も担保できる
   1000文字未満だと、物語が動き出す前に終わってしまい、読者が物足りなさを感じる可能性があります。2000文字以上あれば、ある程度の起承転結を盛り込み、読者の満足感を高めることができます。
「何のために書くか」で文字数は変わる
もちろん、全ての記事が2000~3000文字であるべきだ、というわけではありません。大切なのは、「自分の目的」に合わせて文字数を戦略的に使い分けることです。
 * とにかく多くの人に読んでもらいたい(ランキング上位を目指す)
   → 2000~3000文字で定期的に更新し、読者が習慣的に読みに来てくれるサイクルを作るのが王道かもしれません。
 * 書籍化を目指す(長編小説)
   → 1話の読みやすさを意識しつつ、総文字数で10万文字以上という大きな目標を見据える必要があります。読者を惹きつけ続ける構成力が問われます。
 * 一つのテーマを深く伝えたい(エッセイ・コラム)
   → HOTランキングで1位になったエッセイの中には、5000文字近いものもありました。一つの記事で読者を満足させたいなら、文字数を恐れず、内容を深掘りするのも有効な手段です。
 * 投稿インセンティブを意識する
   → インセンティブが発生する最低ラインは1000文字です。まずは1000文字以上を目標に、コンスタントに投稿を続けることが力になります。
結論:魔法の文字数より、「読者への思いやり」
ここまで様々な数字を挙げてきましたが、結論として「この文字数で書けば絶対に読まれる」という魔法の文字数は存在しません。
ミステリーなら少し長めでも一気に読ませる筆力があれば問題ないでしょうし、詩のような短いエッセイが心に響くこともあります。
最も大切なのは、**「自分の書きたいこと」と「読者が求めるもの」のバランスを見つけること。そして、「どうすれば読者が心地よく読んでくれるか」**を想像する、ちょっとした思いやりなのかもしれません。
まずは2000文字あたりを目安に書き始めてみて、読者さんの反応を見ながら、自分だけの「最適文字数」を見つけていく。そんな試行錯誤こそが、創作の醍醐味と言えるのではないでしょうか。
あなたにとっての「最適文字数」は、どのくらいですか?
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