無敵だけど平穏希望!勘違いから始まる美女だらけドタバタ異世界無双

Gaku

文字の大きさ
11 / 53
第二章:お忍び王女と城下の陰謀

第8話:完璧な計画と致命的なドジ

しおりを挟む
 王都アストリアの夜は、殊の外、静かだった。石畳を濡らす霧雨がガス灯の光を滲ませ、家々の窓から漏れる温かな灯りは、まるで夜空からこぼれ落ちた星屑のように、街のあちこちで儚く瞬いている。そんな湿った夜気の中、安宿の一室だけが、まるで嵐の前の静けさとは無縁であるかのように、異様な熱気を帯びていた。

「いいか、刮目して聞け!これが、我らが打倒すべき国賊、国務大臣ダグラスの屋敷の見取り図だ!」

 安物の木製テーブルに、バサリと音を立てて広げられた羊皮紙。その上に揺れるランプの灯りが、一人の少女の真剣な横顔を照らし出していた。アリーシア・フォン・クライフォルト。没落したとはいえ、高名な軍師の家系に連なる血を引く彼女は、その輝く銀髪をきつく結い上げ、瞳には怜悧な光を宿している。その姿は、まるで戦場に立つ指揮官そのものだった。

 広げられた図面は、素人が描いた粗末なものではない。紙の質感、インクの濃淡、そして何よりその精密さ。おそらくは王宮の書庫から、何らかの手段を用いて持ち出された正規の建築図面に違いなかった。そして、その余白という余白には、彼女自身のものと思われる、几帳面で美しい、しかしどこか神経質さを感じさせる文字が、蟻のようにびっしりと書き込まれていた。

「潜入決行は二日後の夜。天候は薄曇り、月の満ち欠けから計算して、雲が最も厚くなるのは深夜2時ジャスト。この時刻を狙う」
 アリーシアは、白く細い指で図面の一点をトントンと叩く。
「我々が狙う侵入経路は、屋敷の東側。ここには高さ5メイルの塀があるが、ちょうどこの部分、庭師が手入れを怠っているため、蔦が壁面を覆っている。これを足がかりにすれば、容易に越えられるはずだ」

 彼女の説明は、淀みなく続いていく。その内容は、聞いているこちらが眩暈を覚えるほどに詳細を極めていた。

「重要なのは、警備の隙を突くことだ。屋敷の警備は二交代制。問題の深夜2時は、東棟三階を担当する衛兵ジョンと、西棟二階を担当する衛兵マイケルが交代する時間帯にあたる。私の調査によれば、このジョンという男、大の賭け事好きで、夜勤中も同僚とサイコロ博打に興じているという確かな情報を掴んでいる。一方のマイケルは、先月娘が生まれたばかり。いわゆる『幸せボケ』の状態で、夜泣きに付き合わされて慢性的な寝不足だ。この二人の集中力が最も散漫になるのが、交代直前の気の緩んだ時間帯だ。衛兵詰所から次の持ち場へ移動するまでの空白の時間、実に3分15秒。これが我々が自由に動ける唯一にして絶対の好機だ!」

 そこまで一息に熱弁すると、アリーシアは「ふぅ…」と満足げに息をつき、自信に満ちた表情で俺たちを見渡した。衛兵の私生活、それもギャンブル癖から家庭の事情まで完璧に把握しているとは。彼女の情報収集能力が、単なる付け焼き刃ではないことだけは嫌でも理解できた。彼女の瞳は、未来の勝利を確信した軍師のように、爛々と輝いている。

「完璧だ。私の計算に寸分の狂いもない。私が合図をしたら、アルス、君が壁を越える。私が再び合図をしたら、セレス、君が扉にかけられた簡易な魔力探知を解除する。そして書斎へ。ダグラスが不正に蓄えた金塊の隠し場所…すなわち隠し金庫は、奴の曾祖父の肖像画の裏にある。これも掴んでいる。どうだ、完璧だろう!」

「ふーん」

 俺、アルスは、テーブルの向かい側で椅子に深くもたれかかりながら、出されたぬるいお茶を一口すすった。アリーシアの熱量とは対照的に、気のない、気の抜けた返事。俺の態度が気に食わなかったのか、彼女の眉がぴくりと動く。

「へー…」

 俺の隣に座るセレスが、小さな声で相槌を打つ。彼女は、アリーシアの完璧すぎる計画に素直な感嘆の声を漏らしているようだった。「すごい…アリーシア様、本当におすごいです…」と、その大きな瞳をキラキラさせている。その純粋な反応に、アリーシアも少し気を良くしたのか、ふふん、と得意げに鼻を鳴らした。

「なるほど」

 俺はもう一度、短い言葉を返す。完璧な計画。実に結構だ。俺が何もしなくても、アリーシアの立てた筋書き通りに事が進み、何の問題もなく成功するだろう。衛兵のジョンがたまたまその日に限って博打に負けて機嫌が悪く、警戒を強めている可能性も、マイケルの娘が奇跡的に夜通し眠ってくれて彼が快眠を得ている可能性も、この完璧な計画の前では些細なことに違いない。

 最高じゃないか。何もしなくていいなんて。

 俺は内心でそう呟き、残りのお茶を飲み干した。アリーシアがなぜ、これほどまでに国務大臣ダグラスを目の敵にしているのか。聞けば、ダグラスの政策によって不当に領地を奪われたのが、彼女の家が没落した直接の原因らしい。正義感と私怨が入り混じった、ある意味で最も厄介な動機だ。そんな面倒事に、なぜ俺が付き合わされているのか。それは、この純真無垢なシスター、セレスがアリーシアに心酔し、「アルスさんも一緒に!」と俺の袖を掴んで離さなかったからに他ならない。断るという選択肢は、あの潤んだ瞳の前では存在しなかった。

 それにしても、と俺は思う。机上の計画が完璧であればあるほど、現実はその対極を行きたがるものだ。アリーシア・フォン・クライフォルトという少女は、その天才的な頭脳と引き換えに、何か致命的なものをどこかに置き忘れてきているような気がしてならなかった。

 その予感が、二日後に現実のものとなることを、この時の俺は、まだ半信半疑でしか捉えていなかったのである。

 ◇

 そして、運命の潜入当日。
 アリーシアの予報通り、夜空には薄い雲がかかり、満月に近い月光を乳白色のベールのように和らげていた。時折吹く夜風が、ダグラスの広大な屋敷の庭に植えられた木々の葉を揺らし、ざわ…ざわ…と、まるでこれから始まる秘密の儀式を祝福するかのような音を立てている。夜露に濡れた芝生の青い匂いと、庭園のどこかでひっそりと咲いているのだろう、白い花の甘い香りが混じり合い、張り詰めた空気の中に不思議な詩情を添えていた。まさに、潜入日和と呼ぶにふさわしい夜だった。

 俺とセレス、そして作戦の総指揮官であるアリーシアは、闇に溶け込むには最適な、飾り気のない黒い夜着に着替え、目標である屋敷を囲む高い石塀の外、鬱蒼と茂る森の物陰に身を潜めていた。闇に目を凝らせば、塀の上には等間隔に配置された鉄製の槍が、月光を鈍く反射しているのが見える。

「いよいよだな…!くっ…武者震いがするぞ!」

 静寂を破ったのは、アリーシアのひそひそ声とは到底呼べない、妙に張りのある囁き声だった。俺の隣で、彼女だけが、まるで待ちに待った遠足の日の朝を迎えた子供のように、そわそわと落ち着きなく身体を揺らしている。その瞳は興奮でキラキラと輝き、これから国家の不正を暴きに行くという緊張感よりも、未知の冒険に挑むような純粋な高揚感に満ち溢れていた。

 ……嫌な予感しかしない。
 俺は心の中で深く、深いため息をついた。計画を立てている時の彼女は、確かに軍師の顔をしていた。だが、いざ現場に立つと、この有り様だ。理論と実践の間には、天と地ほども深い溝があることを、彼女はまだ知らないらしい。

「アルス、セレス、準備はいいか?私の計算によれば、全てが完璧に進むはずだ。だが、万が一ということもある。心してかかれよ」
「…ああ」
「は、はい…!」

 俺の気のない返事と、緊張で顔をこわばらせているセレスの震える声。三者三様の反応が、この作戦の行く末を暗示しているかのようだった。

 アリーシアは、懐から銀製の懐中時計を取り出した。カチリ、と蓋を開ける音が、やけに大きく響く。彼女は月明かりを頼りに文字盤を睨みつけ、神経質に秒針の動きを追っている。その横顔だけは、やはり真剣そのものだ。

「よし、東棟の窓の灯りが動いた。衛兵ジョンが詰所に向かって移動を開始した。西棟のマイケルも持ち場を離れる。巡回ルートに入り、我々の視界から完全に消えるまで、あと10秒…」

 彼女の声が、緊張の糸をピンと張り詰める。
 風が止み、木々のざわめきが嘘のように静かになった。世界の音が、アリーシアのカウントダウンだけになったような錯覚に陥る。

「…5、4、3、2、1……」

 彼女の瞳が、カッと見開かれた。

「――今だ!行け!」

 完璧なタイミングでの号令。
 寸分の狂いもない、まさに神がかったタイミング。
 理論上は、ここから俺が電光石火の早業で蔦を伝い、音もなく塀を乗り越え、セレスがそれに続くはずだった。アリーシア自身も、先陣を切る勢いで、気合十分に一歩を踏み出した。

 その、まさに最初の一歩目で。

 べシャッ!

 夜の静寂を切り裂く、間抜けで、しかし致命的な音。それは、泥水を強く踏みつけたような、湿って粘着質な響きを持っていた。

「ふぎゃっ!?」

 音の発生源は、我らが軍師殿だった。アリーシアは、気合が入りすぎたのか、自身が履いていた夜着の、少し長すぎたズボンの裾を、見事というほかないほど正確に自分で踏んづけていた。完璧なタイミングで踏み出した足が、完璧なタイミングで自分のズボンを捉えるという奇跡のコンビネーション。体幹を失った彼女の身体は、まるで操り人形の糸が切れたかのようにぐらりと傾ぎ、漫画さながらに手足をばたつかせながら、情けない悲鳴と共に地面へと顔面からダイブしかけたのである。

 ガサッ!ドサッ!という派手な物音。
 遠く、塀の上を巡回していた衛兵の一人が、ぴたりと足を止める気配がした。
「ん?…今の音はなんだ…?森の方か…?」
 訝しむ声が、夜気を通して微かにこちらまで届く。まずい。注意が完全にこちらに向いている。松明の灯りが、こちらへ向かって揺れ動くのが見えた。

(この、ドジっ子ぉぉぉぉぅ!)

 俺は舌打ちと同時に、思考を完了させていた。コンマ1秒の逡巡もなく、地面を蹴る。音もなくアリーシアの背後に回り込むと、彼女が第二の悲鳴を上げるよりも早く、その小さな口を寸分の狂いもなく分厚い手で塞いだ。
「んぐっ!むぐぐぐ…!」
 抵抗しようともがく彼女の身体を小脇に抱え、そのまま息を殺して一番近くにあった樫の木の巨木の影へと引きずり込む。一連の動作に、音は一切ない。風が葉を揺らす音に紛れ、俺たちは完全に闇へと同化した。

 塀の向こうから、衛兵が訝しげに森を覗き込む気配がする。松明の光が、俺たちが今しがたまで潜んでいた場所を無遠慮に照らし出した。だが、そこには濡れた草と夜の闇があるだけだ。
「……気のせいか。イタチか何かだろう」
 独り言を呟くと、衛兵は興味を失ったように踵を返し、再び持ち場へと戻っていく。松明の光が遠ざかり、再び静寂が訪れた。危機は、去った。俺の完璧な隠密行動のおかげで。

「ぷはっ!な、何をするのだアルス!いきなり口を塞ぐとは無礼であろう!」
 腕の中でようやく解放されたアリーシアが、顔を真っ赤にして抗議の声を上げる。もちろん、囁き声で。
「静かにしろ。お前が一番うるさい。作戦を台無しにする気か」
 俺は冷たく言い放ち、彼女を地面にそっと降ろした。彼女はまだ何か言いたげに唇を震わせていたが、俺の氷のような視線に射抜かれ、ぐっと言葉を飲み込んだようだった。その顔には、先程までの自信満々な輝きは微塵も残っていなかった。

「あ、アルスさん、アリーシア様、だ、大丈夫ですか…?」
 木の影から、セレスが心配そうに小動物のような瞳でこちらを覗き込んでいる。彼女の手は、祈るように胸の前で固く組まれていた。
「問題ない。続けるぞ」
 俺は短く告げ、改めて塀を見上げた。幸い、まだ3分15秒の猶予は残っている。俺は今度こそ、誰の号令も待たずに、音もなく蔦に手をかけ、しなやかな獣のように滑らかに壁を登り始めた。

 なんとか屋敷の敷地内に潜入し、月明かりが磨き上げられた大理石の廊下に差し込む回廊を進む。ひんやりとした空気が肌を撫で、どこからか入り込んだ埃が、まるでスポットライトを浴びる役者のように、光の筋となってキラキラと舞っていた。人の気配はない。静寂に包まれた美しい光景だ。実に詩的で、心が洗われるようだ。

 そんな荘厳で美しい光景の中で、俺のすぐ真後ろから、普通にデカい囁き声が鼓膜を直接揺さぶった。

「(大声で)ここを静かに進むのだぞ、アルス…!いいか、絶対に足音を立てるなよ…!慎重に、慎重に進むのだ…!」

 振り返ると、アリーシアが必死の形相で、しかし声量は全く抑えられていない囁き声で、俺に注意を促していた。その声は、静かな廊下によく響いた。どこかの部屋で寝ている人間が、寝返りを打ったような気配がする。

(こいつ…!学習能力というものがないのか!?)

 俺は、今度こそ本気でアリーシアの口を塞ぎ、ついでに頭を壁に数回打ち付けてやりたい衝動に駆られたが、それをぐっと堪えた。代わりに、人差し指を自分の唇に強く当て、「しーっ!」というジェスチャーを、怒りを込めて行う。アリーシアは俺の剣幕にびくりと肩をすくめ、「わ、分かっている!」と、また少しだけ大きい声で力強く頷いた。

 もうダメだ、こいつ。完全にポンコツだ。

 アリーシアが立てた完璧な計画(あくまで机上の空論)とは裏腹に、現場では、もはやコントとしか言いようのないトラブルが連続していた。廊下の角に飾られていた、やけに威圧的なフルプレートの鎧飾りに、アリーシアが月明かりの影に驚いて派手にぶつかりそうになる。「ひぃっ!」という短い悲鳴。俺が咄嗟に彼女の襟首を掴んで引き戻さなければ、甲冑は盛大な音を立てて崩れ落ち、その瞬間にゲームオーバーだっただろう。

 またある時は、緊張と、おそらくは急激な温度変化のせいで、彼女の鼻がむず痒くなったらしい。「へ、へっくしゅん!」という可愛らしい、しかしこの状況では全くもって可愛くないくしゃみが、三連発で飛び出しそうになる。俺は、もはや条件反射と化した超人的な身体能力で、彼女の鼻と口を寸時に覆い、くしゃみを「くふぅ…」「んぐぐ…」という奇妙な嗚咽に変換させることに成功した。俺の掌の中で、彼女は涙目になってぷるぷると震えている。

 そのたびに俺がフォローし、セレスが「あわわ…あわわ…」とオロオロしながらも、小声で治癒の祈りを捧げてアリーシアの体調を安定させようと試みる。そんな綱渡りのような状況を繰り返すうちに、アリーシアの顔からは、とっくに自信の色も、軍師としての威厳も、綺麗さっぱり消え失せていた。

「お、おかしい…。私の計算では…計算では、こうはならないはずなのに…」
 彼女は青ざめた顔で、壁に背中をもたせかけ、ガタガタと小刻みに震え始めている。その姿は、もはや誇り高き軍師の末裔ではなく、暗闇に怯える迷子の子供そのものだった。
「こんなはずでは…私の計画は完璧だったのに…なぜ…」

 その哀れなポンコツ軍師様の姿を、少し離れた物陰から、セレスが眉を下げて、本当に、心の底から心配そうに見守っている。彼女の周りだけ、聖母のような慈愛の空気が漂っているように見えた。

 俺は、この潜入作戦という名の、アリーシアお嬢様のドジに付き合う苦行が、いきなりクライマックスを迎え、そしてその成功確率が、限りなくゼロに、いや、もはやマイナスに突入していることを、静かに、そしてはっきりと悟っていた。書斎にたどり着く前に、俺たちの誰かの精神が限界を迎えるのが先か、それとも衛兵に見つかるのが先か。そんな究極の二択を前に、俺はただ、静かに天を仰ぎたい気分だった。月明かりが、やけに目に染みた。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!

石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。 クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に! だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。 だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。 ※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。

俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!

くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作) 異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。

Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。 現世で惨めなサラリーマンをしていた…… そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。 その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。 それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。 目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて…… 現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に…… 特殊な能力が当然のように存在するその世界で…… 自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。 俺は俺の出来ること…… 彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。 だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。 ※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※ ※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活

仙道
ファンタジー
 ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。  彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

異世界で至った男は帰還したがファンタジーに巻き込まれていく

竹桜
ファンタジー
 神社のお参り帰りに異世界召喚に巻き込まれた主人公。  巻き込まれただけなのに、狂った姿を見たい為に何も無い真っ白な空間で閉じ込められる。  千年間も。  それなのに主人公は鍛錬をする。  1つのことだけを。  やがて、真っ白な空間から異世界に戻るが、その時に至っていたのだ。  これは異世界で至った男が帰還した現実世界でファンタジーに巻き込まれていく物語だ。  そして、主人公は至った力を存分に振るう。

処理中です...