無敵だけど平穏希望!勘違いから始まる美女だらけドタバタ異世界無双

Gaku

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第二章:お忍び王女と城下の陰謀

第7話:王女様の強引な「お願い」

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 その夜、王都アルンハイムの空は、まるで磨き上げられた黒曜石のようにどこまでも深く、そして一点の曇りもなく晴れ渡っていた。空には大小二つの月が浮かび、姉妹のように寄り添いながら、慈愛に満ちた蒼銀の光を地上へと投げかけている。その光は、何世紀もの間、無数の人々の往来によって磨り減った石畳の道を、しっとりと濡れたように照らし出していた。

 俺、アルスは、安宿の一室の窓辺に肘をつき、眼下に広がる王都の夜景を、特に目的もなくぼんやりと眺めていた。ここは王都の中でも比較的庶民的な地区にある宿屋だが、それでも三階にあるこの部屋からは、街の全景がある程度見渡せる。
 視線を上げれば、丘の上に広がる貴族街の灯りが見える。一つ一つの光は大きくはないが、決して揺らぐことのない気品と落ち着きを放ち、まるで夜空に蒔かれた宝石のようだ。逆に視線を下に移せば、いつまでも眠らない商業区の喧騒が、光の洪水となって目に飛び込んでくる。酒場の陽気な音楽、商人たちの呼び声、人々の笑い声が混じり合ったざわめきが、ここまで微かに風に乗って届いてくるようだった。
 そして、その全てを見下ろすかのように、街で最も高い丘の上には、月光を浴びて白亜の城壁を幻想的に輝かせる王城が、巨大な影として静かに、しかし圧倒的な存在感を持って佇んでいた。あの城の中で、今この瞬間も、この国の未来を左右するような陰謀や駆け引きが繰り広げられているのかもしれない。まあ、俺のようなしがない旅人には、全く関係のない話だが。

「アルス様、本当に、本当にありがとうございました。この御恩は一生忘れません。この服、一生大切にします」

 部屋の奥から、弾むような、それでいて少し掠れた声が聞こえた。振り返ると、旅の道連れである神官見習いの少女、セレスが、今日市場で買ったばかりの真新しい神官服を、宝物のように、そして少し恥ずかしそうに胸にぎゅっと抱きしめていた。
 まだ糊の効いた真っ白な生地は、部屋のオイルランプの灯りを柔らかく反射し、彼女の清廉な雰囲気を一層引き立てている。これまで彼女が着ていたものは、長旅と度重なる洗濯で生地が薄くなり、裾は擦り切れていた。神に仕える者として、それはあまりにみすぼらしいと、本人が気にしていたのを俺は知っていた。だから、市場で見かけた時、少しばかり値は張ったが、衝動的に買ってしまったのだ。
 彼女の屈託のない笑顔を見ていると、ささくれ立っていた心が、ほんの少しだけ癒されるような気がした。俺は誰かを助けるために旅をしているわけではない。むしろ、人との関わりは極力避け、ただ静かに、目立たず、平穏に日々を過ごしたいと願っている。だが、この少女の純粋な感謝の言葉は、そんな俺の頑なな心を、ほんの少しだけ溶かしていく。まあ、たまには、こういう面倒事に自ら首を突っ込むのも悪くないか、なんて、普段の俺からは到底考えられないようなことを、一瞬だけ、本当に一瞬だけ思った。

 窓の外では、夜風が心地よく頬を撫でていく。遠くで夜警の打つ拍子木の音が聞こえる。それ以外は、ただ静寂が満ちている。実に平穏だ。実に素晴らしい。このまま、誰にも邪魔されず、静かに夜が更けていく。明日もきっと、今日と同じような、何も起こらない一日が始まるのだろう。それこそが、俺の望む全てだ。

 ……と、思った矢先だった。運命という名の脚本家は、どうやら俺に平穏な役柄を与える気は毛頭ないらしい。

 コン、コン。

 控えめだが、しかし確かな意志を感じさせるノックの音が、静寂を破って部屋の扉から響いた。その音は、まるで静かな水面に投じられた小石のように、俺の心の平穏に波紋を広げた。
 俺とセレスは、弾かれたように顔を見合わせる。セレスの表情には、純粋な疑問が浮かんでいる。俺の胸をよぎったのは、疑問よりも先に、面倒事の予感だった。
 こんな夜更けに誰だろうか。宿の人間だろうか?いや、宿の主人がこんな時間に訪ねてくる理由はない。何か用事があるなら、もっと早い時間か、あるいは明日の朝のはずだ。では、他の宿泊客か?それも考えにくい。俺たちは誰とも言葉を交わしていない。

「どなたですか?」

 俺は警戒を滲ませながら、少し低めの声で応えた。返事はない。ただ、扉の向こうに複数の人間の気配を感じる。それも、ただの人間ではない。鍛えられた者の、静かで張り詰めた気配だ。
 セレスが不安そうな顔で俺の袖を引く。俺は彼女に「大丈夫だ」と目線で合図し、ゆっくりと扉に近づいた。腰に下げた剣の柄に、無意識に指がかかる。

「はい」

 意を決して俺が返事をし、ゆっくりと扉を開けると、そこに立っていたのは、見知った顔だった。
 しかし、その人物が纏う雰囲気と装いは、昼間とはまるで別人と言ってよかった。いや、別人そのものだった。

 昼間、市場の雑踏の中で出会った、世間知らずな少女「アリ」。彼女が着ていたのは、旅慣れない者が着るような、安っぽく擦り切れたフード付きのローブだった。だが、今、目の前に立つ少女が身に纏っているのは、そんなものではない。
 月明かりと廊下のランプの光を受けて、上品な艶を放つ、最高級のシルクで仕立てられた豪奢なナイトドレス。繊細な刺繍が施された胸元には、夜空の星屑を散りばめたように小粒のダイヤモンドが輝いている。無造作に一つに結んでいたはずの亜麻色の髪は、今は専門の侍女の手によって完璧に結い上げられ、結い目に留められたルビーの髪飾りが、彼女の動きに合わせて妖艶な光を放っていた。
 昼間の、少し怯えたような、それでいて好奇心に満ちた子鹿のような瞳はそこにはなかった。代わりに、全てを見透かすような、王族だけが持ちうる圧倒的な気品と、揺るぎない威厳を宿した瞳が、俺をまっすぐに見据えていた。
 昼間に出会った少女「アリ」が、確かにそこにいた。だが、彼女が放つオーラは、もはや別人だ。俺は言葉を失い、ただ呆然と彼女を見つめることしかできなかった。

「やあ。夜分にすまないな」

 彼女は、俺の驚きなど取るに足らないとでも言うように、涼しい顔で言った。そして、その背後に石像のように控えていた、全身を銀色のプレートアーマーで固めた屈強な騎士たちに、ただ一言、「お前たちはここで待て」とだけ命じた。騎士たちは一糸乱れぬ動きで「はっ」と短く応えると、一切の感情を排した顔で、廊下の両脇に壁のように直立した。その鎧に刻まれた紋章は、この国の王家、グランフェル家直属の近衛騎士であることを示していた。

 彼女は、俺が呆気に取られている隙に、一人で、実に堂々とした、床を滑るような足取りで部屋の中に入ってきた。その一挙手一投足が、幼い頃から叩き込まれたであろう、完璧な作法に裏打ちされていた。

「さて、改めて名乗ろう」

 彼女は俺と、その後ろで何が何だか分からず固まっているセレスの前に立つと、優雅にドレスのスカートの裾を両手でつまみ、背筋を伸ばしたまま、完璧なカーテシー(淑女の礼)をした。その動きは、まるで舞踏会の一幕のようになめらかで、美しかった。

「昼間は世話になったな。私はこの国の第一王女、アリーシア・フォン・グランフェル。驚いたか?まあ、無理もないだろう」

 礼を解き、顔を上げた彼女の顔には、悪戯が成功した子供のような、少し得意げな、そしてこちらの反応を楽しんでいるかのような笑みが浮かんでいた。
 王女。アリーシア。その言葉が、頭の中でなかなか像を結ばない。昼間の、スリに有り金全部をすられそうになって、俺に助けられて半べそをかいていた少女。あの少女が、この国の第一王女?冗談だろう。だが、彼女の纏う気品、背後に控える近衛騎士、そして何より、彼女自身の瞳が、それが紛れもない事実だと物語っていた。

(いや、驚いたというより、面倒くささが天元突破して、大気圏を突き抜けて、宇宙の果てまで届きそうな感じなんだが)

 俺は声に出さず、内心だけで、全力のツッコミを入れた。平穏な旅。静かな生活。俺のささやかな願いは、どうやら今この瞬間、木っ端微塵に砕け散ったらしい。

「単刀直入に言おう、アルス。君を私の護衛として雇いたい」

 先ほどまでの悪戯っぽい笑みを消し、アリーシアは、一人の王女としての、為政者の顔でそう切り出した。その声には、有無を言わせぬ響きがあった。
 彼女が、オイルランプの揺れる薄暗い部屋で語り始めた内容は、俺の想像を遥かに超えて深刻なものだった。

「君も、この王都に来て感じているかもしれないが、今のグランフェル王国は、病んでいる」
 アリーシアは窓辺に歩み寄り、俺が先ほどまで見ていた王都の夜景に目を向けた。その横顔には、年齢にそぐわない深い憂いが浮かんでいた。
「その病巣は、国務大臣ダグラス。あの男が、この国を内側から蝕んでいるのだ」

 彼女の言葉は、熱を帯びていく。国務大臣ダグラスが、隣国との緊張を煽り、必要以上の防衛予算を議会に承認させていること。そして、その膨大な予算を不正に流用し、本来は国境の砦や兵士たちに渡るべき軍事物資を、闇市場を通じて敵国や盗賊団に横流しし、莫大な私腹を肥やしていること。
「国境を守る兵士たちは、粗末な武具とわずかな食料で、日夜命を懸けて戦っている。修復されるべき砦は崩れ、冬を越すための薪さえ足りていない。多くの忠実な兵士たちが、無駄に命を散らしているのだ。そして、その不正の穴埋めのために、民衆への税は年々重くなる一方……。私は、視察と称して何度も辺境の村々を訪れた。重税に喘ぎ、明日食べるものにも困る民の姿を、この目で見てきた」
 彼女はきつく拳を握りしめていた。その指先が白くなっている。

「父上である国王陛下や、善良な貴族たちで構成される議会に訴えても、あのキツネ目の大臣は、巧みに証拠を隠滅し、帳簿を改竄し、のらりくらりと言い逃れる。それどころか、ダグラスに逆らった者は、あることないこと讒言され、失脚させられてしまう。奴の権力は、もはや王家を脅かすほどに肥大化してしまった。奴を断罪するには、言い逃れのできない動かぬ証拠を、この手で掴むしかないのだ」

 その声は、もう昼間の世間知らずな少女のものではなかった。民の苦しみを己の痛みとし、国の未来を憂う、真の為政者の声だった。彼女が昼間、お忍びで街に出ていたのも、きっと民の暮らしをその目で確かめるためだったのだろう。その途中で、運悪くスリに狙われた、と。

 話の筋は理解できた。王女様が、巨悪に立ち向かおうとしている。よくある英雄譚の導入部だ。だが、そこで俺が首を突っ込む義理はない。

「…話は分かった。だが、なぜ俺なんだ?王女様の周りには、腕利きの騎士でも、高名な冒険者でも、いくらでもいるだろう。さっきの騎士たちだって、相当な手練れに見えたが」
 俺の至極真っ当な疑問に、アリーシアはくるりとこちらを振り返った。そして、獲物を見つけた猫のように、にやりと目を細めた。その瞳に、自信に満ちた光が宿る。

「ふふ、良い質問だ。もちろん、私の周りには忠誠心に厚い騎士たちがいる。だが、彼らはあまりに清廉潔白で、正々堂々としすぎている。ダグラスのような、裏で糸を引く汚い相手を探るには、彼らは不向きだ。それに、騎士団の中にも、ダグラスの息のかかった者がいないとは限らない」
 彼女は一呼吸置いて、続けた。
「昼間、君が私を助けてくれた時、私は見ていたぞ。市場の雑踏の中、君の背後から、財布を狙って三人目のスリがこっそりと近づいてきたのを。あれは、最初に捕まった二人組とは別の、もっと手慣れた男だった」
 俺の心臓が、どきりと跳ねた。
「だが、そいつは君に触れることすらできなかった。君の背後、三歩手前で、まるで全身の力が抜けたかのように、糸が切れた操り人形のようにその場に崩れ落ち、人混みの中に消えていった。君は、一度も、一瞬たりとも振り返ることすらなかったがな」

 しまった。無意識にやっちまったか……!

 俺の背中に、じっとりと嫌な汗が流れるのを感じた。俺の持つ特殊な力の一つ、『プレッシャー』。対象の闘争心や敵意を感知し、こちらの意思一つで、相手の神経系に直接干渉して身体の自由を奪うことができる。熟練すれば、物理的に触れることなく、気配だけで相手を昏倒させることも可能だ。長年の修練と実戦で、もはや呼吸をするのと同じくらい無意識に、自分に敵意を向ける存在を無力化できるようになってしまっていた。あの時も、背後の微かな殺気と敵意を感知し、考えるより先に、反射的に力を放出してしまったのだ。誰にも気づかれない、完璧な一撃だったはずだ。

「あの動き、あの気配の消し方。そして、何よりも結果。常人のものではない。君は、ただ者ではないな?」

 完全にバレていた。この王女、ただ世間知らずで箱入りなだけではなかった。幼い頃から、政敵の嘘や隠された敵意の中で生きてきたのだろう。その観察眼は、恐ろしいほどに鋭い。
 俺が押し黙っていると、アリーシアは畳み掛けるように交渉を持ちかけてきた。

「報酬は望むままに出そう。金か?金なら、国庫の予備費から出す。城が一つ建つくらいの額を用意できる。それとも地位か?ダグラスを失脚させた暁には、君を伯爵位に叙してもいい。望むなら、我が王家に代々伝わる国宝の魔剣『エクスカリバーNEO・改』でもいいぞ!先代の王が鍛えさせた、ミスリル銀とオリハルコンの合金でできており、刀身からほとばしるプラズマであらゆるものを焼き切る、とんでもない代物だ!」

 ……ネーミングセンスは致命的に壊滅しているみたいだが。
 金、地位、伝説の(?)魔剣。どれも、普通の冒険者や傭兵が聞けば、喉から手が出るほど欲しがるものばかりだろう。確かに、魅力的な提案ではあった。だが、俺が求めるものは、そのどれでもない。

「悪いが、断る」

 俺の答えは、決まっていた。きっぱりと、一切の未練もなく、そう告げた。

「俺は平穏な旅がしたいだけなんだ。国家転覆だの、大臣の不正だの、そういう権力争いは専門外なんでね。他を当たってくれ」

 俺が何の躊躇もなく、断固として拒否すると、さすがのアリーシアも面食らったようだった。あれほどの報酬を提示されて、眉一つ動かさない人間がいるとは思ってもみなかったのだろう。彼女はぐっと言葉に詰まり、悔しそうに唇を噛んだ。部屋に、気まずい沈黙が流れる。

 その時だった。
 これまで、俺とアリーシアのやり取りを、息を詰めるようにして、ただ黙って聞いていたセレスが、静かに、しかし凛とした声で口を開いた。

「アルス様」

 彼女は俺の隣にそっと歩み寄ると、アリーシアの方をまっすぐに見つめて言った。

「この方の瞳は、嘘をついておりません。民を思う、清く、正しいお心です。神官である私には、それが分かります」

 その一言は、どんな伝説の魔剣よりも、どんな山のような金銀財宝よりも、重く、深く、俺の心に響いた。
 俺は、人を信じない。力を信じない。正義を信じない。そうやって生きてきた。だが、この少女、セレスの曇りない瞳だけは、なぜか信じることができた。彼女が「正しい」と言うのなら、それはきっと、本当に正しいのだろう。

 セレスの予期せぬ助け舟に、アリーシアは勢いを取り戻す。まるで、最後の希望を見出したかのように。

「お願いだ、アルス!このままでは、私の愛する国が、民が、苦しむ一方なのだ!私一人の力では、あの巨大な悪には勝てない!君の、その底知れない力が必要なんだ!どうか、この国を助けてはくれないか!」

 彼女は、王女としてのプライドも、立場も、何もかもかなぐり捨てていた。俺の服の裾を、必死の形相で両手で掴み、訴えかけてきた。その瞳は潤み、今にも大粒の涙が零れ落ちそうだった。それは、命令でも、交渉でもなく、一人の少女の、心からの懇願だった。

 その真摯な瞳と、隣で「お願いします」とでも言うように、静かに、しかし強く頷くセレスの顔。
 二人の純粋な想いが、俺の周りに張り巡らせていた「平穏」という名の分厚い壁を、いとも容易く打ち砕いていく。
 ああ、面倒だ。最高に面倒くさい。これ以上ないくらい、厄介なことに巻き込まれようとしている。分かっている。分かっているのに。

 俺は、観念して、天を仰いだ。宿屋の、煤けた木の天井がやけにはっきりと見えた。そして、今日何度目か分からない、深くて、長いため息を、魂の底から絞り出すようについた。

「…………わかったよ。ただし、条件がある」
「ほ、本当か!ありがとう!条件とは何だ?何でも言ってくれ!」
「今回だけだ。大臣の不正を暴き、証拠を突きつけるまで。それが終わったら、俺はあんたとも、この国とも、きれいさっぱりおさらばさせてもらう。金も、地位も、変な名前の剣もいらん。ただ、この一件が片付くまで、俺とセレスの安全と、事後の完全な自由を保証してくれ」
「……ああ、分かった!約束しよう!グランフェル王家の名にかけて!」
 アリーシアは、破顔一笑、満面の笑みで頷いた。
 こうして、俺の望んだ平穏な日々は、双子の月が見下ろす王都の夜に、あっけなく終わりを告げたのだった。
 これから始まるであろう、嵐のような日々を思い、俺はもう一度、今度は誰にも聞こえないくらい小さなため息をついた。
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