無能と蔑まれた僕だけが知る世界の嘘。敵であるはずの怪物の少女に恋したので、人類を裏切り世界を滅ぼす。

Gaku

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第1部:養成所編

第18話:守護者との遭遇

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夜の帳を支配していた暴力的なまでの嵐は、まるで世界の淀みと穢れを根こそぎ洗い流すかのように、夜明け前の淡い光が東の空を染め始める頃には、嘘のようにその気配を消していた。全てが生まれ変わったかのような静寂が、島を支配していた。洞窟の入り口、その岩肌を濡らす夜露の滴が、新たに生まれ落ちた朝日を受けて、ダイヤモンドのように煌めきながらぽつり、ぽつりと地面の小さな水たまりに落ち、澄んだ音の波紋を広げている。差し込む光は、昨日までのどの光よりも純度が高く、目に痛いほどに白く、そしてどこまでも清らかに感じられた。

風が凪いだ森では、嵐に洗われた木々の葉が一枚一枚、生命の輝きを宿してきらめいていた。湿り気を帯びた土の匂いは、植物の青々しい香りと混じり合い、胸の奥深くまで吸い込むと、心まで浄化されていくようだ。まだ遠く、しかしはっきりと聞こえてくる名も知らぬ鳥のさえずりが、幾重にも重なり合い、まるで新しい世界の始まりを高らかに告げる祝祭のファンファーレのように、清澄な大気に響き渡っていた。

その新しい世界の気配に導かれるように、最初に意識を浮上させたのは譲だった。瞼の裏に、洞窟の外の白い光を感じる。ゆっくりと目を開けると、まず視界に入ったのは、燃え尽きて白くなった薪の残骸だった。昨夜の炎の温もりはもうない。ひんやりとした岩肌の冷気が、背中からじんわりと体温を奪っていく。肩に、ずしりとした確かな重みと、温もりがあった。視線を落とすと、自分に寄りかかるようにして眠る小林の姿があった。まだ幼さの残る顔は完全に弛緩し、「すぅ…すぅ…」という穏やかで小さな寝息が、譲の耳元をくすぐる。その無防備な姿に、譲は知らず口元を緩めた。

視線を前に移す。洞窟の向かい側の壁には、岩に背を預けた剛が、鋼のような両腕を組んだまま、深い眠りに落ちていた。彫りの深い顔は僅かに俯かれ、規則正しい呼吸に合わせて、その強靭な胸板が静かに上下している。嵐のような男が眠る姿は、まるで嵐の後の静けさそのもののようで、どこか不思議な光景だった。

そして、その隣。玲奈は、もう目を覚ましていた。彼女は膝を抱え、洞窟の外、光が満ちる世界を静かに見つめていた。その白磁のように白い横顔は、朝日を浴びて淡く輝き、長い睫毛が落とす影が、彼女の表情に深い陰影を与えている。昨夜、堰を切ったように溢れ出した彼女の告白と涙。それを経て、彼女を常に覆っていた氷のような緊張の糸が、ふつりと解けたかのように、その横顔は驚くほど穏やかに見えた。譲の視線に気づいたのか、玲奈がゆっくりとこちらを向く。その紫苑色の瞳は、雨上がりの空のように澄み渡っていた。二人の間に言葉はなかった。ただ、静かな微笑みが交わされただけ。それだけで、全てが十分だった。

やがて、洞窟の中に満ちる朝の気配に誘われるように、剛が低い呻き声を上げて身じろぎをし、小林ももぞもぞと動き出した。全員が目を覚ます。夜明けの儀式を終えた彼らの間に、余計な言葉は必要なかった。交わされるのは、短い挨拶と、互いの無事を確認するような視線だけ。しかし、そこに流れる空気の質は、昨日までとはまるで別次元のものへと変容していた。それは、疑念や警戒心といった不純物が綺麗に取り除かれ、透明な信頼だけが残されたような、心地よい沈黙だった。

それぞれが携行食料を無言で口に運び、出発の準備を始める。おぼつかない足取りで立ち上がった小林が、ふらりとよろめいた。その瞬間、すぐ隣にいた剛の腕が、ぶっきらぼうに彼の背中を支える。
「おいチビ、足手まといになるなよ」
口から飛び出すのは、相変わらずの悪態。だが、その声にはいつもの刺々しさがなく、むしろ弟を気遣う兄のような、不器用な優しさが滲んでいた。そして、洞窟を出て歩き始めた彼の歩く速度は、明らかに小林の小さな歩幅に合わせて、無意識のうちに緩やかなものになっている。その変化に、譲と玲奈は気づいていたが、誰も何も言わなかった。

玲奈と譲の間にも、新しい関係性が生まれていた。言葉にしなくとも、視線が一度交差するだけで、互いの考えや意図が手に取るようにわかる。次にどちらが前に出るべきか、どちらが周囲を警戒すべきか。それはまるで、長年連れ添った戦友同士のような、静かで、しかし何物にも揺るがされない強固な信頼の糸だった。

彼らは、島の頂上を目指した。ぬかるんだ土を踏みしめる「ざく、ざく」という四人分の足音だけが、森の静寂にリズムを刻む。昨夜、洞窟の中で揺らめく一つの炎を囲み、互いの弱さも、痛みも、過去の傷も全てを曝け出し、舐め合った四つの魂は、もはや単なる個の寄せ集めではなかった。まだ連携はぎこちなく、少しの衝撃で砕けてしまいそうなほど脆いかもしれない。だが、それは確かに一つの生命体として、同じ鼓動を刻み、同じ方向を真っ直ぐに見つめて歩き始めていた。

道は次第に険しくなり、緩やかな森の小道は、岩がちな急斜面へと姿を変えた。木々の背が低くなり、空が大きく開けてくる。吹き抜ける風が、麓にいた時よりも幾分か冷たく、そして強くなっているのを感じる。彼らは汗を拭い、息を切らしながら、互いを励ますように無言で頷き合い、一歩、また一歩と足を前に進めた。そして、最後の岩場を乗り越えた、その時だった。

目の前に広がった光景に、四人は息を呑んだ。

島の頂上は、彼らの矮小な想像を遥かに、そして残酷なまでに超えた場所だった。そこは、遥か太古の昔に栄えたであろう、失われた文明の神殿跡を思わせる、広大な円形の石造り広場だった。直径は数百メートルにも及ぶだろうか。長い年月の間に降り積もった土と、そこから芽吹いた生命力豊かな苔が、石畳の大部分を覆い隠している。天に向かって突き出すように林立する巨大な石柱は、その多くが途中で折れ、あるいは激しい戦闘の跡のように無残に崩れ落ちていた。風雨に晒され、角の取れた床石には、今となっては何を意味するのかも判別不可能な、複雑で幾何学的な文様がびっしりと刻まれている。吹き抜ける風が、崩れた柱の間を通り抜けるたびに、「ヒュー…」と物悲しい音を立て、まるで古代の魂が嘆き、囁いているかのようだった。その神秘的でありながらも、どこか終末的な光景に誰もが言葉を失い、ただ立ち尽くしていた、まさにその瞬間。

広場の中央。まるで祭壇に鎮座する神像のように、あるいは墓標のように静かに佇む「それ」が、彼らの目に飛び込んできた。

擬似怪物。最終試験の目標。

だが、その姿は、彼らがこれまで訓練用のシミュレーターや、性能を落とされた実機で見てきたどの個体とも、明らかに次元が違っていた。

全長は、二十メートルを優に超えるだろう。蜘蛛のようにも、あるいは無骨な多脚戦車のようにも見えるその巨体は、まるでこの遺跡が築かれた岩山そのものが、邪悪な意志を宿して動き出したかのようだった。全身を覆う分厚い装甲は、まるでカモフラージュのように、周囲の苔むした古代遺跡の石材と見分けがつかないほどの質感と色彩を帯びている。長年の風雪に耐え抜いてきたかのようなその表面には、無数の傷跡が刻まれ、歴戦の猛者であることを雄弁に物語っていた。胴体の各所に埋め込まれた、無数の複眼を思わせる赤いセンサー群が、獲物を見定めるように、ゆっくりと、しかし執拗に明滅を繰り返している。その全身から立ち昇る気配は、もはや機械のそれではない。それは、生命がその根源において本能的に感じる「死」の匂いそのものだった。濃密な霧のように、それは広場全体に満ち、呼吸をするたびに肺を蝕み、思考を麻痺させていく。

最終目標、コードネーム『ガーディアン』。

「……でけえな」

沈黙を破ったのは、剛だった。乾ききった喉から、ようやくそれだけの言葉を絞り出す。その声は、自分自身に言い聞かせるように、微かに震えていた。隣で、玲奈の表情からすっと感情が抜け落ちるのを譲は見た。穏やかだった横顔は、再び氷のような仮面で覆われ、絶対的な脅威を前にした冷徹な戦闘マシーンとしての貌が戻っていた。彼女の紫苑色の瞳が、敵の姿を寸分違わず捉え、その脅威度を冷静に分析している。その後ろでは、「ひっ…」と喉が引きつるような音が聞こえた。小林が、その圧倒的な威圧感と「死」の匂いに耐えきれず、へなへなと腰を抜かし、石畳の上にへたり込んでいた。彼の顔は青ざめ、瞳は恐怖に見開かれている。

譲の脳内では、恐怖が全身の細胞を支配しようとするのと同時に、彼の特性とも言うべき純粋な分析欲が、まるで防衛本能のように湧き上がっていた。あの装甲の材質は、既知のどの合金とも違う。複合素材か、あるいは未知の金属か。関節部の構造、あの滑らかな動きを実現する駆動系は? 胴体に格納されているであろう搭載兵装の数と種類を予測する。思考が加速し、網膜の裏側で膨大なデータが交錯し、高速で計算が行われていく。しかし、データが集まり、分析が深まれば深まるほど、導き出される答えは、無慈悲なまでにただ一つだった。

――勝てない。

「うだうだ考えてる暇はねえ! 俺が先陣を切る!」

絶望的なまでの静寂を、剛の咆哮が切り裂いた。恐怖を振り払うかのように、あるいは仲間を鼓舞するかのように。彼は雄叫びを上げ、その瞬間、彼の全身の筋肉が爆発的に膨張した。大地を蹴った。ゴッ、と地響きのような音が鳴り、彼が踏みしめた足元の石畳に蜘蛛の巣状の亀裂が走る。その巨体は、まるで人間砲弾。一直線にガーディアンへと肉薄していく。風を切り、空気を震わせながら、彼は蓄えられた全ての運動エネルギーと、身体強化能力の出力を右腕に装着された強化ガントレットの一点に集中させる。目標は、ガーディアンの最も手前にあった、巨大な脚部の装甲。

ゴッッッ!!!

遺跡全体が、まるで地震に襲われたかのように激しく揺れるほどの轟音が響き渡った。衝撃波が空気を震わせ、譲たちの髪を激しく揺らす。しかし、次の瞬間、彼らの目に焼き付いたのは、到底信じられない光景だった。

甲高い、耳障りな金属音と共に砕け散ったのは、ガーディアンの装甲ではなかった。剛が絶対の自信を持っていた、特殊合金で鍛え上げられた彼のガントレットだった。まるでガラス細工のように粉々になった金属の破片が、陽光を乱反射させながら、スローモーションのように宙を舞う。対するガーディアンの脚には、ただ、蜘蛛の巣のような、本当に僅かな亀裂が走っただけだった。

「嘘、だろ……」

剛が、自分の砕け散った拳を見下ろし、呆然と呟いた。自信の源泉であった最強の矛が、いとも容易く砕かれた。その事実が、彼の思考を完全に停止させる。その硬直という名の、戦場においてはあまりにも致命的な隙を、ガーディアンが見逃すはずもなかった。

ブォン、と空気を切り裂く重く、鈍い音。巨大な岩塊が高速で薙ぎ払われるような音と共に、ガーディアンの巨大な前脚が、まるで蝿を払うかのように剛の体を襲った。剛は咄嗟に両腕を交差させてガードの体勢を取る。だが、その衝撃は、まるで高速で突っ込んでくる貨物列車に真正面から撥ねられたかのようだった。彼の二百キロ近い巨体が、まるで紙切れのように軽々と吹き飛ばされる。空中で無様に回転し、広場の端に屹立していた古代の石柱に、背中から叩きつけられた。

ゴシャァァン! と、石柱が砕ける鈍い音が響き渡り、剛の体は崩れ落ちる瓦礫と共に地面に落下した。

「剛っ!」

玲奈の鋭く、張り詰めた声が広場に響いた。彼女の両手が、まるで何かを掴むかのように宙を掻く。その動きに呼応して、周囲に転がっていた崩れかけの遺跡の石柱が数本、ゴゴゴゴゴ…という地響きと共に地面から引き抜かれ、宙へと浮き上がった。玲奈の念動力が、数トンはあろうかという石の塊を、まるで意思を持った巨大な槍へと変貌させたのだ。石の槍は、ガーディアンへと向かって一斉に殺到する。

だが、ガーディアンの体表に、淡い翠色の光の膜――エネルギーシールド――が、ふわりと展開された。それはまるで、陽炎のように揺らめいている。質量兵器であるはずの石柱は、その翠色の膜に触れた瞬間、シャボン玉にぶつかったかのように、ほとんど何の抵抗も見せることなく、いとも容易く弾き返された。いや、弾き返されたのではない。衝突の瞬間に、その構成物質が分子レベルで崩壊させられたのだ。巨大な石柱は、轟音も衝撃もなく、たださらさらと細かい砂となって、風に流されていった。

そのあまりにも現実離れした光景は、彼らがこの数日間で積み上げてきた小さな自信と、昨夜生まれたばかりの脆い希望を、木っ端微塵に粉砕するには十分すぎた。これまで彼らが戦ってきた擬似怪物は、どこまでいっても訓練用にデータや性能が調整された「的」に過ぎなかった。しかし、こいつは違う。これは、本物の戦場で、幾多の兵士たちの命を屠り、その屍を踏み越えてきたであろう「怪物」が放つ、絶対的な強者のオーラそのものだった。

そして、ガーディアンが、本格的に起動する。カシャ、カシャリ、と全身の装甲が微かにスライドし、内部から無数の砲門が姿を現す。その巨体からは到底想像もつかないほどの俊敏さで、全ての砲門がターゲットをロックオンした。次の瞬間、全身の砲門が一斉に火を噴いた。

ヒュンヒュンヒュン! と空気を切り裂く音と共に、嵐のような赤いレーザーの掃射が、広場全体を薙ぎ払う。

「くっ……!」

玲奈は咄嗟に自分の前方に念動力のシールドを展開する。透明な空気の壁が、赤い光条を数発は受け止めた。しかし、一発一発の威力が、これまで経験してきたものとは桁が違った。バキン!とガラスが割れるような音を立ててシールドは砕け散り、その衝撃の余波だけで彼女の華奢な身体は木の葉のように吹き飛ばされ、背中から瓦礫の山へと強かに打ちつけられた。

「ぐっ…ぁ…!」
肺から空気が強制的に搾り出され、一瞬、呼吸ができなくなる。

「玲奈!」

柱への激突から、よろめきながらも立ち上がった剛が、彼女を庇うようにその巨体を盾にして前に出る。だが、レーザーの雨は一向に止む気配がない。彼の肩部に装着されていた装甲がレーザーの直撃を受け、瞬時に溶解し、ジュッ、と生身の肉を焼く音が響き、焦げ付く匂いが鼻をついた。

「小林君は!?」

譲が叫びながら視線を走らせる。視線の先では、最初の砲撃音が轟いたと同時に、小林が短い悲鳴を上げる間もなく、恐怖の許容量を超えて白目を剥き、完全に意識を失っていた。糸の切れた人形のように、その場に崩れ落ちている。

万事休す。

その四文字が、譲の脳裏に冷たく浮かび上がった。彼の視界の端で、高速処理モードに切り替わったインプラントが、あらゆる戦闘シミュレーションの結果を、無機質なテキストデータとして弾き出し続けていた。

【敵戦力分析完了】
【推奨戦術パターン照合……該当なし】
【勝率:0.00%】
【生存確率:0.12%】

絶望的な数値が、彼の網膜に焼き付く。

「くそったれがぁっ!」

剛が、焼ける肩の痛みに耐えながら、玲奈を庇い、残った左腕で牽制の衝撃波を放つ。玲奈も、口の端から流れる血を手の甲で拭い、残った最後の力を振り絞るようにして、瓦礫を念動力で操りガーディアンにぶつける。しかし、その抵抗はあまりにも虚しかった。ガーディアンの攻撃は、まるでチェスの名人が初心者を弄ぶかのように、あまりにも的確に、そして冷酷に、彼らの生まれたばかりの連携を分断し、個々の力を一つずつ確実に無力化していく。

圧倒的なまでの、「思い通りにならない現実」。全てのものは自分の思い通りにはならないという、世界の真理。それは、まさに目の前にそびえ立つ、このガーディアンという存在そのものだった。個々の力も、生まれたばかりの脆い絆も、この絶対的な絶望という名の現実の前では、赤子の手をひねるように、いとも容易く打ち砕かれていく。

ついに、消耗しきった玲奈を狙ったレーザーの一条を、剛が身を挺して庇った。その僅かな隙を、ガーディアンは見逃さなかった。再び巨大な前脚が、今度は剛の胴体を的確に捉え、薙ぎ払う。今度は受け身もガードも間に合わなかった。ゴッ、という肉を打つ鈍い音と共に、剛の巨体は再び吹き飛ばされ、遺跡の壁面に叩きつけられた。ガラガラと大きな音を立てて壁が崩落し、彼の姿は、あっという間に崩れた瓦礫の下敷きになって、動かなくなった。

「剛……!」

玲奈の悲鳴に近い声が、虚しく響いた。彼女もまた、度重なる負傷と能力の酷使で、もう立っているのがやっとだった。視界が霞み、耳鳴りが止まない。

その、全てが終わったかのような静寂の中で、譲の耳に装着されたインカムから、ノイズ混じりの、教官の冷たい、感情の欠片も感じられない機械的な音声が響き渡った。

『チームJ、戦闘継続は不可能と判断する。最終試験は失敗だ。直ちに撤退せよ』

撤退。

その言葉が、まるで遠い異国の、自分とは全く関係のない世界の響きのように、譲の耳を通り過ぎていく。

彼の視界には、ただ、瓦礫の下でぴくりとも動かなくなった仲間と、傷一つない姿で静かにこちらを見下ろす、絶望という名の鉄の巨人の姿だけが、色褪せた写真のように焼き付いていた。吹き抜ける風が、彼の頬を撫でていく。遠くで、まだ鳥が鳴いている。世界は、こんなにも美しいのに。

彼は、ただ、立ち尽くすことしかできなかった。
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