無能と蔑まれた僕だけが知る世界の嘘。敵であるはずの怪物の少女に恋したので、人類を裏切り世界を滅ぼす。

Gaku

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第1部:養成所編

第32話:三つの毒

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卒業試験の第一フェーズを乗り越えた彼らを待っていたのは、英雄譚にうたわれるような栄光の凱旋ではなかった。作戦は滞りなく第二フェーズへと移行し、戦いの舞台は、廃墟と化した高層ビル群が墓標のように林立する、旧都市部のビジネスエリアへと移っていた。

空からは、世界の色彩を全て洗い流してしまうかのような、冷たい雨が執拗に降り続いていた。アスファルトの裂け目に溜まった水たまりが、鉛色の空を虚ろに映し返す。割れた超高層ビルの窓ガラスを吹き抜ける風は、まるで誰かの嗚咽のように、ヒューヒューと不気味な音を立てていた。その音は、兵士たちの尖った神経を、錆びたヤスリでじりじりと削るようだった。

索敵任務。それは言葉の響きとは裏腹に、極度の緊張と忍耐を強いる、精神の消耗戦だった。どこに潜んでいるか分からない敵の気配に怯えながら、ただひたすらに待ち続ける。膠着状態が数時間に及ぶ頃には、目に見えない疲労と、じっとりとした焦りが、湿ったコンクリートに繁殖する黒カビのように、部隊全体に蔓延し始めていた。

後方の司令車両で、宮沢譲(みやざわゆずる)はその「空気」の変質を、モニターに映るバイタルデータの微細な乱れから正確に読み取っていた。アドレナリンの分泌量が低下し、代わりにストレスホルモンであるコルチゾールの数値が、じわじわと、しかし確実に上昇している。人間というシステムが、その恒常性を失い始めている明確なサインだった。

そして、その淀んだ空気の中から、最初の「毒」が牙を剥いた。

『こちらB班! ポイントC-4の商業ビルに突入する! A班は援護を頼む!』

インカムから響いたのは、B班のリーダー、佐藤の声だった。彼は、アースの中でも特にプライドが高く、常に颯太を一方的にライバル視している男だった。この膠着状態に、誰よりも苛立ちを募らせていた一人だ。

譲の眉が、ぴくりと動いた。彼の目の前のモニターには、その商業ビルの構造解析データが映し出されている。築五十年の老朽化した建築物。先日の戦闘による微細な地盤沈下。そして、この数時間の降雨による、コンクリートが吸収した水分の総量。それらのパラメータを総合して導き出された結論は、血のように赤い警告となって点滅していた。

『待て、佐藤リーダー。そのビルは構造的に極めて脆弱だ。内部からの小規模な爆発でも、大規模な崩落を誘発する可能性がある。怪物の格好の待ち伏せポイントだ。絶対に待機せよ』

譲の声は、あくまで冷静な分析結果の報告だった。しかし、手柄を焦る男の耳には、それがただの邪魔立てにしか聞こえなかった。

『うるさい! 一般枠が、現場の判断に口を出すな! この絶好の機会を逃す気か!』

功績を独り占めにしたい。颯太のA班より先に、自分がこの戦況を打開する英雄になる。その焼け付くような渇望、最初の毒である『貪欲』が、彼の理性を完全に麻痺させていた。

佐藤は、譲からの再三の警告を完全に無視し、部隊に突入を命じた。モニターの中で、B班の機影が、まるで蟻地獄に吸い込まれる虫のように、暗いビルの入り口へと消えていく。

そして、そのわずか三十秒後。

司令車両のスピーカーが、鼓膜を突き破るような轟音と、人間のものとは思えない絶叫を吐き出した。ビル内部の映像を送っていた偵察ドローンのカメラが、一瞬の閃光を捉えたのを最後に、砂嵐のノイズに飲まれる。譲の予測通り、ビル内部で待ち構えていた怪物の罠が、B班を完璧に捉えたのだ。

『くそっ! 罠だ! 出入り口が、崩落した瓦礫で塞がれた!』
『囲まれた! 助けてくれ!』

救難信号の甲高いアラートが、司令部の冷たい空気を切り裂いた。

二つ目の毒は、正義の仮面を被って現れた。

『B班の馬鹿野郎が!』

インカムから、赤城剛(あかぎごう)の獣のような怒号が響き渡った。彼の怒りは、仲間が危険に晒されていることへの義憤であり、愚かな判断を下した者への当然の憤りだった。だが、その正しさは、瞬く間に毒性を帯びていく。

『A班、前進! B班のクソッタレどもを救出する!』

危険を冒して前に出る剛の部隊。しかし、そのインカムからB班へ向けて放たれる言葉は、救いの手ではなく、怒りに満ちた刃だった。

『てめぇのスタンドプレーのせいで、こっちがどれだけ迷惑してると思ってんだ、アァ!? 脳みそまで筋肉でできてんのか!』

孤立し、死の恐怖に震えていた佐藤も、その言葉に逆上した。恐怖は、時に人間を攻撃的にさせる。

『うるせぇ! てめぇらがもっと早く援護してりゃ、こうはならなかったんだよ! いつもいつも、A班だけが手柄を独り占めしやがって!』

醜い責任のなすりつけ合いが始まった。功績を焦る心から生まれた最初の過ちが、今度は互いを責め立てる二つ目の毒、『瞋恚(しんに)』、つまり『怒り』の連鎖を呼び起こしたのだ。インカムは、作戦指示を伝えるためのライフラインから、ただの罵詈雑言を垂れ流す汚水管へと成り下がっていた。

そして、その汚水は、瞬く間に部隊全体を汚染していった。

『もうダメだ…こんなの、絶対に無理だ…』
『A班とB班が仲間割れしてる間に、俺たちまで全滅するぞ!』
『そもそも、上層部の作てんが間違ってるんだ! 俺たちは、見殺しにされるんだ!』

戦況を正しく理解できないまま、恐怖という感情に支配された兵士たちが、泣き言を漏らし始める。それは、三つ目の毒、『愚痴(ぐち)』、つまり真実から目を背ける『無知』の蔓延だった。一つの弱音が、隣の兵士の勇気を奪い、その絶望がまた別の兵士へと伝播していく。まるで致死性のウイルスのように、その毒は部隊全体の士気という名の免疫力を、内側から静かに、そして確実に蝕んでいった。

司令車両で、その全てのやり取りを聞いていた譲は、キーボードを叩く手を止め、静かに目を閉じた。

モニターには、怪物の赤いアイコンが、仲間割れで機能不全に陥った青いアイコンを、じりじりと包囲していく絶望的な光景が映し出されている。インカムからは、人間の最も醜い感情が、飽和した蒸気のように噴き出し続けている。

彼の脳裏に、かつて書物で読んだ、古い古い言葉が浮かんでいた。

人を内側から破壊し、組織を腐らせ、世界を地獄に変える、三つの根源的な毒。

功を焦り、際限なく求める心。
他者を責め、憎しみを燃やす心。
そして、真実から目を背け、ただ嘆き悲しむ心。

今、目の前で起きている惨状は、まさにその縮図だった。この戦場における本当の敵は、あのビルに潜む怪物などではない。兵士たち一人一人の心の中に巣食い、その魂を喰い尽くそうとしている、この三つの毒こそが、真の敵なのだと、譲は痛感していた。

彼は、ゆっくりと目を開けた。その瞳には、もはや何の感情も浮かんでいなかった。ただ、絶対零度の氷のような、静かな決意だけが宿っていた。

譲は、インカムの全チャンネルに、最高権限で強制的に割り込んだ。

彼の声は、怒号と悲鳴と罵詈雑言が渦巻く地獄の戦場に、まるで深山から湧き出でた氷水のように、静かに、しかし有無を言わせぬ絶対的な力強さをもって、響き渡った。

『――全員、黙れ』

一瞬。ほんの一瞬。あれほど騒がしかったインカムが、水を打ったように静寂に包まれた。誰もが、その声の主が誰なのか、そしてその声が持つ異様なまでの支配力に、息を呑んだ。

譲は、言葉を続ける。その声は、感情の熱に浮かされた兵士たちの脳髄を、一本一本凍らせていくかのように、冷徹だった。

『B班リーダー、佐藤。君の功名心という「感情」が、部隊を危険に晒し、今この瞬間も仲間を死に追いやっている。これは、議論の余地のない「事実」だ』

『A班、赤城剛。君の正義感からくる「怒り」は、これから行うべき最も冷静な判断を鈍らせ、救出作戦そのものを失敗させる要因になる。これもまた、反論のしようがない「事実」だ』

『そして、撤退を叫んでいる臆病者。君たちが抱いている「恐怖」という感情が、今この瞬間も、救えるはずのB班の生存確率を、コンマ一パーセントずつ、確実に削り取っている。これも、紛れもない「事実」だ』

彼は、誰も責めなかった。非難も、同情もしなかった。ただ、彼らの行動の根源にある「感情」そのものを名指しにし、それが引き起こしている揺るぎない「事実」と「データ」だけを、冷徹なまでに突きつけた。その言葉には、感情論では決して反論できない、絶対的な重みがあった。

インカムは、静まり返ったままだった。誰もが、自分の心の最も醜い部分を、鏡でまざまざと見せつけられたかのように、言葉を失っていた。

その静寂を破り、譲は具体的な指示を、淀みなく、そして正確に、紡ぎ始めた。

『これより、B班の救出作戦を開始する。感情は捨てろ。思考を止めろ。ただ、僕の言う通りに動け。さすれば、全員、生きて帰れる』

その声は、もはや一般枠の学生のものではなかった。それは、混沌の戦場に秩序をもたらす、絶対的な理性の声だった。

いつの間にか、雨は上がっていた。分厚い雲の切れ間から、まるで洗い流されたかのように清浄な、青白い月が顔を出す。

静かになった戦場で、譲はモニターに映る兵士たちの機影を見つめていた。彼らが、自らの指示通りに、一つの生命体のように動き始めている。人間の心の脆さ。そして、それを乗り越えることができる、理性の力。

彼は、その両方を、この数時間で嫌というほど見せつけられていた。そして、その理性をたった一人で保ち続けることの、凍えるような孤独についても、静かに思いを馳せていた。
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