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2部
第十七話 英雄、仲間(という名の監視役と研究者)を得る
しおりを挟む英雄として祭り上げられた、悪夢のような一夜が明けた。
ユウキが目を覚ましたのは、村長が「英雄様にふさわしい寝床でございます」と、涙ながらに提供してきた家の、ふかふかすぎるベッドの上だった。窓から差し込む朝の光は、昨日までの淀んだ村の空気とは打って変わって、どこか澄み切っているように感じられる。チュンチュンと小鳥のさえずりが聞こえ、遠くからはパンの焼ける香ばしい匂いが漂ってくる。それは紛れもなく、平穏な朝の風景だった。
しかし、ユウキの心は全く平穏ではなかった。
「……プライバシーという概念は、この世界に実装されていないのだろうか」
ベッドの周りには、村の子供たちが五、六人、キラキラした尊敬の眼差しでユウキの寝顔をガン見していた。ユウキが目を開けた瞬間、わっ、と歓声が上がる。
「英雄様が起きたぞー!」
「おはようございます、英雄様!」
「昨日はすごかったです!」
子供たちだけではない。部屋の入り口からは、村長をはじめとする村の大人たちが、感極まった表情でこちらを覗き込んでいる。まるで、世紀のアイドルの寝起きドッキリ現場だ。
「あ、ああ……おはよう……」
寝ぼけ眼で返事をすると、それだけで「おお、英雄様がお言葉を!」「なんと慈悲深いお声だ!」と、いちいちオーバーなリアクションが返ってくる。もうやめてくれ。俺のライフはゼロよ。
朝食は、村で採れる限りの食材を使った、豪華な(村基準の)フルコースだった。黒パン、干し肉のスープ、木の実のサラダ、そして貴重品であろう牛乳。差し出されるもの全てに「英雄様、どうぞ」「英雄様、お口に合いますでしょうか」と解説と感想が求められる。前世で経験した、社長同席の接待ゴルフよりも息が詰まる。
(ダメだ、この村……。俺がいる限り、この過剰な接待は終わらない。早々に立ち去らねば、俺の精神が持たない)
食後の散歩、という名目で外に出れば、道行く村人たちが皆、仕事の手を止めて深々とお辞儀をしてくる。昨日まで、あれほど暗く、絶望に満ちた顔をしていた人々が、今は希望に満ちた笑顔を浮かべていた。畑を耕す男たちには力がみなぎり、井戸端で談笑する女たちの声は明るい。子供たちは元気に村の中を駆け回っている。
それは、ユウキがたった一晩で、この村にもたらした変化だった。
その事実は、わかっている。わかってはいるが、その変化の中心に自分がいるという現実が、どうにも居心地が悪くて仕方がない。
(俺は、ただ面倒ごとを片付けただけなんだがなぁ……)
結局、自分がやったことが巡り巡って、こういう結果になっただけだ。魔物を倒すという「原因」が、村の平和という「結果」を生んだ。そして、村人からの過剰なまでの感謝と期待という、新たな「結果」も生んでしまった。実にシンプルな話だ。だが、シンプルだからこそ、タチが悪い。
「早く、どこか別の場所で、本当のスローライフを……」
ユウキがそんな決意を固め、村からの脱出計画を練り始めた、その時だった。
村の入り口が、にわかに騒がしくなった。見れば、見慣れない二人の人影が、村の門番と何やら話している。一人は、陽光を反射して白銀に輝く、見事な全身鎧に身を包んだ大柄な男。もう一人は、深い青色のローブをまとった、知的な雰囲気の女性だった。
旅人か。
ユウキは特に気にも留めず、日当たりの良い壁に寄りかかって、今日の昼寝の場所でも探そうかと考えた。面倒ごとはもうこりごりだ。
しかし、運命というやつは、平穏を望む者のもとへ、ことさらに厄介事を運んでくるらしい。
門番と話を終えた二人が、まっすぐに、一直線に、ユウキの方へと向かってきたのだ。その歩みには、一切の迷いがない。
(……え、俺? なんで?)
全身鎧の男の、兜の隙間から覗く瞳は、燃えるような情熱に満ちていた。青いローブの女性は、眼鏡の奥の瞳を、獲物を見つけた肉食獣のようにキラキラと輝かせている。
まずい。これは、非常にまずいタイプの人間だ。
前世の経験が、ユウキの脳内でけたたましく警報を鳴らす。理想と情熱だけで突っ走る体育会系の営業マンと、自分の知的好奇心のためなら手段を選ばない研究開発部のマッドサイエンティスト。会社で最も関わってはいけない人種の、ハイブリッドコンボだ。
ユウキは、そっとその場から消えようと、猫のように静かに後ずさった。しかし、時すでに遅し。
「おお! あなたがこの村を救ったという英雄殿か! 我こそは、理想の世界を追い求める戦士、ガンツ! その雄姿、しかと見届けに参上した!」
カシャン、と音を立てて敬礼する、鎧の男。声がでかい。熱量がすごい。暑苦しい。
「そして私は、世界の真理を探究する魔導士、リリアと申します。あなた様が放つという、魔力とは異なる未知のエネルギー……。ああ、なんという魅惑的な響きでしょう。ぜひ、その一端を研究させていただけませんか?」
うっとりとした表情で、しかし目は全く笑っていないローブの女。知的好奇心が服を着て歩いている。
ユウKきは、完全に逃げ遅れたことを悟り、最大限に面倒くさそうな顔で、短く答えた。
「……人違いです」
「いや、この村の子供たち全員が、あなたの似顔絵(もはや神格化されて原型を留めていない)を持って走り回っている! 人違いのはずがない!」
ガンツが、ぐいっと距離を詰めてくる。圧が強い。
「それに、あなた様から漏れ出ている、この微弱ながらも高密度なエネルギーの残滓……。間違いありませんわ。これは学会で発表すれば世界がひっくり返るレベルの新発見です」
リリアが、怪しい光を放つ水晶を取り出して、ユウキの周りをうろつき始める。完全に不審者だ。
ユウキは、深く、長いため息をついた。
もう隠すのも面倒だ。彼は、いつもの諦観に満ちた表情で、ボソリと呟いた。
「……で、何の用です? 俺はこれから昼寝をするんで、忙しいんですが」
「なんと! これほどの偉業を成し遂げた後でも、少しも驕ることなく、民と同じように休息を取ろうとなさるのか! なんという謙虚さ、なんという徳の高さ! ますます惚れ込んだぞ、ユウキ殿!」
なぜか、ガンツの好感度が上がった。解せない。
「無駄な活動を避け、エネルギー効率を最大化する……。その合理的な生命活動こそが、あの規格外のパワーの源なのかもしれませんわね……。興味深い、実に興味深い……」
なぜか、リリアの研究意欲が上がった。もっと解せない。
話が、全く噛み合わない。
ユウキは、この不毛な会話を終わらせるため、単刀直入に尋ねた。
「用件を、簡潔にお願いします。できれば30文字以内で」
「む! そうだな! では単刀直入に言おう!」
ガンツは、ドン、と自分の胸を叩き、熱っぽく語り始めた。
「ユウキ殿! その類まれなる力、一介の村を救うためだけに使っていては宝の持ち腐れだ! 我と共に、この乱れた世界を救う旅に出ようではないか!」
「……は?」
[cite_start]「圧政に苦しむ人々! 蔓延る魔物! 種族間の対立! この世界は、悲しみと苦しみに満ちている! [cite: 1] 我々は、その闇を打ち払う一筋の光とならねばならんのだ!」
ガンツの言葉は、正義感と理想に満ちていた。それはとても立派で、崇高な志だろう。だが、ユウキにとっては、前世の上司が語る「顧客満足度ナンバーワンを目指し、業界のリーディングカンパニーとなる!」という、中身のない経営理念と何ら変わりはなかった。
「却下」
ユウキは、食い気味に即答した。
「な、なぜだ!? 世界中の人々が、君の力を待っているのだぞ!」
[cite_start]「俺の目標は、スローライフだから」 [cite: 19]
「すろーらいふ……? それは、いにしえの魔法か何かの呪文か?」
「週休二日、定時退社、有給休暇完全消化。穏やかで、平穏で、何もしないことを満喫する。それが俺の人生の目標だ。世界平和なんて、業務範囲外も甚だしい」
「世界平和!」
「定時退社!」
「人々の笑顔!」
[cite_start]「有給消化!」 [cite: 19]
まるで噛み合わないスローガンが、村の青空に虚しく響き渡る。
リリアは、そんな二人のやり取りには全く興味がない様子で、いつの間にかユウキの背後に回り込み、彼の髪の毛を一本、こっそり抜こうとしていた。
「リリア!貴様、何をしている!」
ガンツの鋭いツッコミが飛ぶ。
[cite_start]「あら、バレましたか。いえね、これほどのエネルギーを内包する生体の遺伝子情報には、大変興味がありまして。毛髪一本でも、貴重なサンプルになりますので」 [cite: 19]
しれっと言うリリアに、ユウキは思わずぞっとした。こいつ、ヤバい。物理的に距離を取らなければならない相手だ。
ユウキは、この二人から逃れるため、なんとか話を終わらせようと試みた。
「とにかく、俺はあんたたちと組む気はない。英雄なんてのも勘違いだ。俺はただ、静かに暮らしたいだけなんだよ。じゃあな」
そう言って背を向け、今度こそ立ち去ろうとした、まさにその時だった。
キィィィィン!!
村の物見櫓から、甲高い警鐘の音が鳴り響いた。
それは、魔物の襲来を告げる合図。
村人たちの顔から、せっかく戻りかけていた血の気が、さあっと引いていくのがわかった。歓声と笑い声に満ちていた村は、再び水を打ったような静寂と、恐怖に支配される。
「ま、魔物だ!」
「森の魔物の、残党が来たんだ!」
ガンツとリリアが、さっと戦闘態勢に入る。村の男たちも、鍬や棍棒を手に、震えながらも家族を守ろうと身構えた。
その光景を、ユウキは冷めた目で見つめていた。
「……ほら見たことか」
ぽつりと漏れた呟きは、誰に言うでもなく、しかしこの場の誰の耳にもはっきりと届いた。
[cite_start]「中途半端に助けるから、こうなるんだ。森の王だけ倒したって、その下にいた連中が黙ってるわけないだろうが。後始末ってのはな、きっちり最後までやらないと、結局もっと面倒なことになるんだよ。会社でも、なんでもな」 [cite: 19]
自分の行いが、新たな面倒事を引き寄せた。
助けた、という行為が、魔物の勢力図を中途半端に変えてしまい、結果として残党の襲撃という事態を招いた。因果応報。実にわかりやすい。そして、最高に面倒くさい。
「……ユウキ殿?」
ガンツが、ユウキの言葉の真意を測りかねて、戸惑いの声を上げる。
ユウキは、天を仰いで、本日何度目かわからない、深くて長いため息をついた。
「あーもう! わかったよ! やればいいんだろやれば!」
結局、こうなるのだ。
目の前の理不尽。目の前の危機。それを見て見ぬフリができない自分の性分。そして、それを片付けられる力が、自分にはあるという事実。これらが揃ってしまった以上、自分が動く以外の選択肢は、初めから存在しなかったのだ。
「ガンツ、だっけか。あんた、腕は立つのか?」
「む? ああ! この剣にかけて、民を傷つける者は一体たりとも通さん!」
「リリア。あんたの魔法は、派手なだけで中身なしか? それとも、ちゃんと当たるのか?」
「心外ですわね。私の魔法は、芸術性と実用性を兼ね備えた、至高の逸品ですのよ。ちょうど、新しい魔法の試し撃ちをしたいと思っていましたの」
「……そうかよ」
ユウキは、二人の顔を順に見ると、ニヤリと、どこか不敵な笑みを浮かべた。
「いいだろう。お前らの実力、見せてもらおうじゃねえか。ただし、言っておくが、俺は基本、省エネだ。できるだけ楽して終わらせるぞ」
村の入り口には、すでに数十体の魔物の群れが迫っていた。昨日倒したゴブリンや、狼型の魔物の生き残りだ。数は昨日より少ないが、その目には復讐の炎が燃え盛っている。
「行くぞ!」
ガンツが雄叫びを上げて、一番に飛び出した。その巨体からは想像もつかないほどの俊敏さで、敵陣の真っ只中に切り込んでいく。白銀の剣が閃くたびに、魔物が一体、また一体と地に伏していく。その動きは荒々しくも的確で、まさに手練れの戦士のそれだった。
「では、私も続きますわ! いでよ、雷の槍! 『サンダー・ジャベリン』!」
リリアが杖を振りかざすと、空に魔法陣が浮かび上がり、そこから幾筋もの雷の槍が放たれた。雷は正確に魔物たちの頭上へと降り注ぎ、轟音と共にその体を黒焦げにしていく。その威力とコントロールは、彼女の自信を裏付けるに十分なものだった。
二人の戦いぶりは、見事なものだった。
だが、敵の数は多い。次から次へと、後続が現れる。
「くっ、キリがない!」
ガンツの息が、少しずつ上がり始める。
「あらあら、サンプルが多すぎますわね。少し、間引いてさしあげましょう」
リリアも、連続した大魔法の行使に、額に汗を浮かべていた。
その様子を、ユウキは腕を組んで、少し離れた場所から眺めていた。
(なるほどな。戦士としては一流、魔導士としても優秀。だが、二人とも、一対多の状況を覆す決定打には欠ける、か)
戦況が、じりじりと押し込まれ始めた、その時。
「――そこまでだ」
静かな、しかし、戦場の全ての音を塗りつぶすかのような声が響いた。
ユウキが、ゆっくりと前に進み出る。彼は、右手の人差し指を、スッと天に向けた。
「請求書ってのはな、まとめて発行するに限るんだよ」
意味不明な呟きと共に、ユウキの指先に、小さな光の点が灯る。
その光は、次の瞬間、凄まじい勢いで膨張し、巨大なエネルギーの球体となって空に浮かび上がった。それはまるで、第二の太陽が生まれたかのようだった。
「なっ……!?」
「なんですの、あのエネルギー量……! 魔力計が、振り切れて……!?」
ガンツもリリアも、そして魔物たちさえも、空に浮かぶ圧倒的な光の塊に、動きを止めた。
「終業時間だ。残業は認めん」
ユウキが、指先を、くいっと下に向けた。
それに呼応して、エネルギーの太陽は、無数の光の矢となって、魔物の群れへと降り注いだ。
それは、慈悲も、容赦も、一切ない、絶対的な殲滅だった。
悲鳴を上げる間もなく、魔物たちは光に飲み込まれ、一瞬にして塵も残さず消滅した。
後に残ったのは、ぽかんと口を開けたまま立ち尽くすガンツとリリア、そして、再び訪れた静寂に、安堵の涙を流す村人たちだけだった。
ユウキは、ふーっと息を吐くと、何事もなかったかのように二人に振り返った。
「……で、どうする? まだ、俺と組みたいなんて、寝ぼけたこと言うつもりか?」
その言葉に、最初に我に返ったのはガンツだった。
彼は、カシャン、と音を立ててその場に膝をつくと、ユウキに向かって、深く、深く頭を下げた。
「……俺は、間違っていた。あんたの力は、世界を救うためのものなどではない。あんた自身が、世界の理そのものだ。ユウキ殿、どうか、この俺をあんたの旅の供に加えさせてくれ! いや、あんたのような規格外の存在を、一人で野に放ってはおけん! 俺が! このガンツが、あんたの行動に責任を持つ!」
もはや、仲間にしてくれ、ではない。監視させてくれ、という宣言だった。
「はぁ?」
「賛成ですわ!」
すかさず、リリアが同意する。彼女は、興奮で頬を紅潮させ、眼鏡をキラリと光らせていた。
「これほど貴重で、危険で、そして魅力的な研究対象……いえ、方を、野放しにしておくなど、世界の損失です! 私も同行させていただきますわ! 四六時中、その生態を観察し、記録し、いずれは解剖……いえ、解析させていただくために!」
こちらは、研究対象を確保するという宣言だった。
ユウキは、こめかみに青筋を浮かべた。
「お前ら、人の話を聞いてたか? 俺は、一人で、静かに、平穏に暮らしたいんだよ!」
「だからこそ、俺のような常識人が必要なのだ!」
「だからこそ、私のような理知的な分析者が必要なのですわ!」
「「あんたを一人にはしておけない(できません)!」」
二人の声が、綺麗にハモった。
その勢いに、ユウキは思わず後ずさる。村人たちは、そんな三人のやり取りを「おお、英雄様が、頼もしい仲間を得られたぞ!」と、どこまでもポジティブに解釈して、やんやの喝采を送っている。
外堀が、完全に埋められた。
いや、セメントで固められた上に、鉄筋まで入れられた気分だ。
「俺の……俺のスローライフが…………」
青い空の下、ユウキの悲痛な叫びが、こだました。
こうして、本人の意思を完全に無視する形で、熱血漢の監視役と、マッドサイエンティストな研究者という、最高に面倒くさい仲間が誕生した。
[cite_start]ユウキが求める静かで穏やかな境地(涅槃寂静) [cite: 18]は、自らが行った「人助け」という善行の因果によって、さらに遠く、果てしなく彼方へと遠のいてしまったのだった。彼の受難の日々は、まだ始まったばかりである。
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