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シーズン4:混沌の調律者たち
第2話:師匠の都、マギステルへ
しおりを挟むケンブレイブの冒険者ギルドで受けた「哲学者ゴブリン」討伐依頼は、ユウキの奇策(という名の無茶苦茶な指揮)によって、一応の解決を見た。しかし、ギルドから支払われた報酬は、一行がマギステルまでの壮大な旅路で消費するであろう食費と宿代、そして馬車のレンタル費用を賄うには、あまりにも心許ないものだった。
結局、彼らはそこからマギステルに到着するまでの約一ヶ月間、「世界のバグ」によって発生した小規模な(しかし最高に厄介な)依頼を片っ端から請け負う羽目になった。
曰く、「突如として詩的な独り言を呟き始めたニワトリたちの説得(アンジェラが神学論争を挑んで悪化させた)」。
曰く、「川の水がすべてブドウジュースに変わり、酔っ払った魚たちが暴れている問題の鎮圧(ジンが誰よりも喜んで川に飛び込み、ブドウジュース漬けになった)」。
曰く、「特定の場所で重力が逆転し、空に『落ちて』しまった村長の家の家財道具一式の回収(リナの盗賊ワイヤーが大活躍し、セレスティアの暴発魔法が家を半壊させた)」。
それらの苦難(という名のドタバタ)を乗り越え、一行の所持金が再び底を突く寸前になった頃、彼らの視界に、ようやく魔法学園都市「マギステル」の白亜の尖塔群が姿を現した。
その光景は、息を呑むほどに荘厳で、同時に、息が詰まるほどに冷たかった。
ケンブレイブが持つような、生身の人間の熱気や、泥臭いまでの活気はそこにはない。都市全体が、まるで巨大な一つの幾何学模様であるかのように、完璧な左右対称で設計されていた。
空には、魔力によって制御された浮遊石が、設定された軌道を寸分の狂いもなく周回している。街路樹は、枝の一本一本に至るまで、全て同じ角度、同じ形に刈り込まれていた。道行く人々――そのほとんどが学生や研究者風のローブを身につけている――の歩く速度さえも、まるで目に見えないメトロノームに合わせているかのように均一に見えた。
風が運んでくる匂いも、ケンブレイブの汗や土の匂いとは違う。それは、古い羊皮紙の乾いた匂いと、魔術実験室から漏れ出すオゾンにも似た、無機質で乾いた匂いだった。
「うわあ……」
馬車の窓からその光景を眺めていたリナが、珍しく素直な感嘆の声を漏らした。
「すっごい。全部がキッチリしてる。盗みに入る隙間もなさそう」
「こら、リナ。最後の感想が物騒だ」
ユウキがすかさずツッコミを入れる。
「ふむ。見事なまでの秩序。これぞまさしく、神が意図した世界の本来あるべき姿。わたくしの信仰する秩序の教えと完全に一致します!」
アンジェラが、いつも通りズレた解釈で感動している。
「すごいですね……。石が浮いてます。空気が、なんだかピリピリします」
マリアが、少し緊張した面持ちで窓の外を見つめた。
「街全体が、巨大な魔法陣(まほうじん)みてえだな。一歩でも変な動きをしたら、即座に叩き出されそうだ」
ジンの感想が、おそらくこの街の本質を最も的確に捉えていた。ここは、「バグ」や「カオス」といった、予測不能なものを徹底的に排除しようとする意思によって構築された都市だ。
ユウキは、この街の空気を「窮屈だ」と感じた。それは、常に「こうあるべきだ」という他人の期待(=渇愛)に振り回されてきた彼自身の感覚と、どこか似ていたからかもしれない。
だが、この街の異様なまでの秩序に、誰よりも強く当てられている人物がいた。
「……」
セレスティア・フォン・マギウス。
「銀閃(ぎんせん)の魔導士」の異名を持ち、普段ならば「ほほほ! わたくしの故郷の素晴らしさに、師匠たちも圧倒されているようですわね!」と、これ以上ないほど高飛車に胸を張っているはずの彼女が、マギステルの巨大な城門が見えてからというもの、まるで借りてきた猫のように大人しくなり、一言も発しないでいた。
その顔色は、この街の石畳と同じように青白く、膝の上で握りしめられた両手は、小刻みに震えている。
「おい、セレスティア。どうしたんだよ。腹でも痛ぇのか?」
さすがにジンの目にも、彼女の異変は明らかだった。
「なっ、ななな、なんでもありませんことよ! 師匠! ほら、着きましたわ! あそこが、わたくしが青春を過ごした、栄光に満ちた学び舎ですの!」
セレスティアは、明らかに動揺しながら、馬車の外を指差した。
馬車は、巨大な広場に面した、荘厳な建物の前で停まっていた。そこが、今回の目的地である「マギステル大図書館」に併設された、来訪者用の宿舎だった。
荷物を解き、まずは大図書館で「奇妙な星座」に関する手がかりを探そうと、一行がロビーを横切っていた時のことだった。
「あら? もしかして、セレスティアさんじゃありませんこと?」
甲高く、そして明確な嘲(あざけ)りを含んだ声が、一行の背後から投げかけられた。
振り返ると、そこには、寸分の隙もなく着こなされた豪奢(ごうしゃ)なローブをまとった、二人の男女が立っていた。いかにもエリート然とした、他人を見下すような笑みを浮かべている。
セレスティアの身体が、ビクッと硬直した。
「……ラ、ラウラさん。ブルーノさん。ご、ごきげんよう」
絞り出すようなセレスティアの声は、震えていた。
「まあ、本当にセレスティアさん! お久しぶりですわ! まだ、生きてらっしゃいましたのね!」
ラウラと呼ばれた女が、扇で口元を隠しながら、クスクスと笑う。
「わたくし、てっきり、どこかの田舎町で魔力の暴発事故でも起こして、自爆なさったものとばかり思っておりましたわ」
「おいおい、ラウラ。あんまり本当のことを言ってやるなよ」
ブルーノと呼ばれた男が、ニヤニヤしながら続けた。
「『銀閃』どころか、『迷閃(めいせん)』。いや、『自滅』のセレスティア。懐かしいな、そのあだ名。学園始まって以来の落ちこぼれが、よくもまあ、このマギステルに顔を出せたもんだ」
「なっ……!」
セレスティアの顔から、サッと血の気が引いた。
ユウキたち一行は、一瞬、何が起きているのか理解できなかった。
いつもあれほどまでに自信満々で、ユウキを「師匠!」と呼び回し、パーティの(主にトラブルの)中心にいるあのセレスティアが、目の前の二人に侮辱され、ただ青ざめて震えている。
「……おい、てめえら」
最初に動いたのは、ジンだった。地を這うような低い声が、ロビーに響く。
「今、俺の仲間に、なんつった?」
剣の柄にかけられたジンの手は、怒りでギシギシと音を立てていた。
「ちょっと、あんたたち! セレスティアに謝りなさいよ!」
リナも、猫が威嚇(いかく)するように牙を剥(む)く。
「まあ、怖い。どちら様ですの? 見るからに、育ちの悪そうな……」
「や、やめ、やめてください、ジンさん! リナさん!」
セレスT
ィアが、悲鳴のような声を上げた。
「わ、わたくしは、大丈夫ですから! だ、大丈夫ですから……!」
彼女は、仲間たちに庇(かば)われることすら、屈辱で耐えられないといった様子で、俯(うつむ)いてしまった。
ユウキは、目の前の状況を冷静に分析しようと努めた。
(こいつらが、セレスティアの言っていた学友……。落ちこぼれ? 迷閃? 自滅? こいつら、セレスティアの何を……)
「おや?」
ブルーノの視線が、セレスティアからユウキたちへと移った。そして、値踏みするように、一行を上から下まで眺め回した。
「なんだ、セレスティア。お前、こんなガラの悪い連中とつるんで、冒険者ごっこでもしてるのか? 落ちぶれたもんだな」
「こんな連中……?」
ユウキの眉が、ピクリと動いた。
「まあ、見てごらんなさい、ブルーノ。あちらのシスターの方、十字の切り方が、教義で定められた角度と三度もズレておりますわ。無秩序、そのものですわね」
ラウラが、アンジェラを見て嘲笑する。
「なっ! これはわたくしが編み出した、最も効率的に女神の慈愛にアクセスできる聖なる角度です! 無礼な!」
「あちらの剣士の女性は……まあ、地図を逆さまにご覧になっている。論理的思考の欠如ですわね」
「えっ!?(ガサゴソと地図を慌ててひっくり返すサラ)」
「こっちのチビに至っては、さっきからわたくしたちの懐(ふところ)ばかりジロジロと……。ああ、下品ですわ」
「(ちっ、こいつら、金目のモン隠し持ってやがるな……)」
リナが鋭い目つきで呟く。
「そして、あなた」
ブルーノの視線が、ユウキに突き刺さった。
「リーダー格のようだが、あなたからは、魔力というものが一切感じられない。魔導士の聖地であるこのマギステルに、魔力ゼロの人間が何の用だ? まさか、セレスティアにたかって生きているのか?」
その言葉が、引き金だった。
「……おい」
ユウキの口から、ジンと同じ、地を這うような低い声が漏れた。
「師匠!?」
セレスティアが、驚いて顔を上げる。
ユウキは、一歩前に出た。そして、ブルーノとラウラの顔を、真正面から睨(にら)みつけた。
「あんたらが、セレスティアをどう思おうと勝手だ。だがな」
ユウキの声は、怒りに震えていた。
「俺の、大切な仲間を……。こんなガラの悪い連中だの、下品だの、たかってるだの……。二度と、その口で侮辱するんじゃねえぞ」
「な……」
ブルーノが、魔力ゼロの男から発せられたとは思えない気迫に、一瞬たじろいだ。
「ユウキ……」
ソフィアが、ユウキの背中を、誇らしげに、そして少し心配そうに見つめている。
「まあ、面白いことをおっしゃる。魔力もない一般人が、わたくしたちに指図するつもりですの?」
ラウラが、すぐに嘲りの笑みを取り戻す。
「いいでしょう。セレスティアさん。どうやら、随分と素敵な『お友達』を見つけられたようですわね。ですが、ここはマギステル。あなたの『暴発ごっこ』が通用するような、無法地帯ではありませんのよ」
「その通りだ」
ブルーノが、ユウキの肩を、わざと強く押した。
「ここは、論理(ロジック)と秩序(オーダー)の街だ。お前たちのような『バグ』の集まりが、足を踏み入れていい場所じゃない。……行こう、ラウラ。空気が汚れた」
二人は、最後までユウキたちを見下す視線を崩さぬまま、カツ、カツ、と均一な足音を響かせ、ロビーの奥へと消えていった。
「…………」
後に残されたのは、重苦しい沈黙と、俯いたまま拳を握りしめるセレスティア、そして、やり場のない怒りに燃える仲間たちだった。
「……ご、ごめんなさい、師匠。皆さん。わたくしのせいで、不快な思いを……」
セレスティアが、消え入りそうな声で謝罪した。
「謝るなよ、セレスティア。悪いのはどう見たってアイツらだ」
ジンが、吐き捨てるように言った。
「セレスティア、あいつら、なんなんだよ!?」
リナが、本気で怒っていた。
「……わたくしの、学園時代の同期ですわ。二人とも、学年でトップを争う、優秀な魔導士で……」
「優秀、ね」
ユウキは、ブルーノに押された肩を払いながら、冷たく言った。
「俺には、仲間を平気で侮辱する、最低のクズにしか見えなかったけどな」
「師匠……」
セレスティアの目に、じわりと涙が浮かんだ。
「……行きましょう、皆さん。まずは、部屋で休みませんと」
ソフィアが、重くなった空気を変えるように、優しく一行を促した。
その夜。
一行は、宿舎の一室に集まり、重い雰囲気の中で話し合っていた。セレスティアは、「少し風に当たってきますわ」と一人で部屋を出て行ってしまった。
「胸糞(むなくそ)悪ぃな、まったく」
ジンが、テーブルに足を放り出して、酒をあおっている。
「アイツら、なんであんなにセレスティアに突っかかってくるんだ? 『落ちこぼれ』だの『自滅』だの……」
ユウキの問いに、ソフィアが静かに答えた。
「おそらく、この街の価値観そのものが、原因なのでしょう」
「価値観?」
「はい」と、ソフィアは頷いた。「先ほどのラウラという女性の言葉を思い出してください。わたくしの十字の切り方を『角度がズレている』と断じ、サラさんの地図の持ち方を『論理的思考の欠如』と呼びました」
「ああ、ムカつく言い方だったぜ」
「この街は、おそらく……」と、ソフィアは続けた。「定められた『秩序』や『論理』から、少しでも外れることを、極端に嫌う場所なのです。全てが『思い通り』に制御されている状態を『善』とし、そこから外れるものを『悪』、あるいは『劣等』と見なす」
その言葉に、ユウキはハッとした。
「思い通りに……制御する……」
「そう。そして、セレスティアさんの魔法は、その対極にあります」
マリアが、おずおずと口を挟んだ。
「あの、セレスティアさんの魔法って、いつも、私たちが『こうなってほしい』と思うのとは、全然違う結果になりますよね? タライが降ってきたり、バナナの皮が出たり……」
「ああ。アイツの暴発は、ある意味、芸術の域だからな」
ジンが苦笑する。
「それだ!」
ユウキは、思わずテーブルを叩いた。
「セレスティアの魔法暴発の原因……。もしかしたら、それなんじゃないか?」
「え、どういうことですの、師匠?」
セレスティアの代わりに、アンジェラが首を傾げた。
「このマギステルっていう街は、魔法を『完璧に制御すること』を至上の価値としている。セレスティアも、当然、そう教えられてきたはずだ。『こうあるべきだ』『失敗してはいけない』『暴発なんて、落ちこぼれのやることだ』って」
ユウキは、まるでパズルのピースがはまっていくかのような感覚に襲われていた。
「でも、セレスティアの本当の才能は、そんな小さな枠に収まるようなもんじゃなかった。むしろ、その逆。今の、バグだらけの世界で俺たちが見てるみたいに、論理(ロジック)の枠をぶち壊して、予測不能な結果を生み出す(創発させる)ことこそが、アイツの本当の力だったんだ」
「なるほど……」ソフィアが、ユウキの言葉を引き取った。「ですが、彼女自身が、その力を『失敗』であり『恥』であると信じ込まされてしまった。自らの才能を、自ら否定してしまった……」
思い通りにならない現実(=暴発)と、思い通りに制御したいという強い願望(=渇愛)。その二つの間で、彼女の心は引き裂かれ続けた。
「本番になればなるほど、『失敗できない』『制御しなきゃ』って強く思う。でも、その『制御しなきゃ』っていう思いこそが、アイツの無意識の才能とケンカして、結果、一番『やっちゃダメだ』って思う方向に、魔法が暴発しちまう……」
ジンが、難しい顔で唸(うな)った。
「だとしたら、アイツを『落ちこぼれ』にしたのは、アイツ自身じゃねえ。アイツの才能を『バグ』だと決めつけた、この街の画一的な教育(システム)そのものじゃねえか」
「……」
その推測は、あまりにも重く、しかし、奇妙な説得力を持っていた。
セレスティアの苦悩の本質。それは、移り変わる現実(無常)を受け入れられず、固定的な「優秀な私」(我)に執着し続けた結果、生じた苦しみそのものだったのかもしれない。
その頃、セレスティアは一人、大図書館の最上階にある展望バルコニーにいた。
眼下には、完璧な秩序で制御された、宝石箱のようなマギステルの夜景が広がっている。だが、その光は、彼女の心には少しも届かなかった。
冷たい夜風が、彼女の銀色の髪を弄(もてあそ)ぶ。
(落ちこぼれ……。迷閃……。自滅……)
昼間の嘲笑が、何度も何度も頭の中で繰り返される。
この街は、彼女にとって栄光の故郷などではなかった。プライドをズタズタに引き裂かれ、才能を否定され、逃げ出すしかなかった、屈辱の場所だ。
(わたくしは、結局、何も変わっていない。師匠や、皆さんと出会って、少しは強くなれたと思っていたのに……)
あの二人に会った途端、自信は一瞬で消し飛び、あの頃の、無力で惨めな自分に引き戻されてしまった。
(わたくしは、このパーティのお荷物だ。わたくしの魔法は、いつだって皆さんの足を引っ張るだけ……。わたくしなんか、いない方が……)
そこまで考えた時、彼女の脳裏に、昼間のユウキの怒りに満ちた声が蘇(よみがえ)った。
『俺の、大切な仲間を……。二度と、その口で侮辱するんじゃねえぞ』
(師匠……)
そして、宿屋での、仲間たちの声も。
『謝るなよ、セレスティア。悪いのはどう見たってアイツらだ』
『セレスティア、あいつら、なんなんだよ!?』
自分を庇い、本気で怒ってくれた仲間たちの顔が、次々と浮かんでくる。
「……そうだった」
セレスティアは、溢(あふ)れそうになる涙を、手の甲で乱暴に拭った。
「わたくしは、もう……一人では、ない」
かつて、この街で彼女が感じていたのは、絶対的な孤独だった。誰も彼女の苦悩を理解せず、ただ「制御できない」という結果だけを見て、彼女を「落ちこぼれ」と断じた。
だが、今は違う。
ユウキたちがいる。自分のドジや失敗を、笑い飛ばし、時には本気で怒り、そして、今日のように、自分のこと以上に怒ってくれる仲間たちが。
「見てなさい、ラウラさん、ブルーノさん……」
セレスティアは、マギステルの完璧な夜景を、真っ直ぐに見据えた。その瞳には、もはや怯(おび)えの色はなく、銀閃の魔導士の名にふさわしい、強い光が宿り始めていた。
「わたくしが、わたくしのやり方で、師匠たちと共に、あの不吉な星座の謎を解き明かしてみせますわ」
彼女の「暴発」という名の才能が、この秩序(ロジック)の街で、どのような予測不能な未来を創発させるのか。
それはまだ、誰も知らない。
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