54 / 62
シーズン4:混沌の調律者たち
第7話:錆びついた月と、優しい嘘
しおりを挟む「忘れられた剣の谷」の底には、重く冷たい空気が澱(よど)んでいた。
頭上を覆う岩肌の隙間から、欠けた月が青白い光を落としている。その光は、谷底に立ち込める黒い霧に吸い込まれ、あたかも世界の色そのものが奪われたかのような、モノクロームの静寂を作り出していた。
ただ、その静寂を切り裂くように、男の絶叫が響く。
「寄るな……! 寄るなぁぁぁッ!!」
ジンが、見えない敵に向かって剣を振り回している。
彼の眼球は血走り、呼吸は荒く、その視線はここにはいない「何か」を捉えて離さない。
彼が握る古びた短剣――「鍵」と呼ばれたそれから、ドロリとした漆黒の液体のような影が溢れ出し、ジンの腕へと這い上がろうとしていた。
「ジン! 正気に戻れ!」
シオンが叫び、間合いを詰める。神速の踏み込み。
しかし、ジンは獣のような反応速度でシオンの剣を弾いた。
ギャインッ!!
火花が散る。
シオンの顔が驚愕に歪む。剣を合わせた感触が、かつての手合わせとはまるで違っていたからだ。
重い。
鉛のように重く、そして氷のように冷たい。
それは、ただの筋力ではない。ジンの背負っている「何か」が、剣を通じてシオンの魂を直接圧迫してくるような、異質な重圧だった。
「どけ……シオン……! お前も……斬りたくねぇんだ……!」
ジンの口から涎(よだれ)が垂れる。
その姿は、いつもの陽気な酔っ払いの面影など微塵もない。
恐怖と、殺意と、深い悲しみが入り混じった、迷子の子供のような表情。
「どういうことだ、ジン! お前は『親父を殺した』と言ったな! 父上は病死だったはずだ! 説明しろ!」
シオンの問いかけに、ジンは答えなかった。
代わりに、彼を取り巻く黒い霧が蠢(うごめ)き、空中に巨大なスクリーンを作り出すかのように、揺らめく幻影を映し出した。
それは、十年前の記憶。
この場所で起きた、誰にも語られなかった「真実」の再生だった。
◇
幻影の中には、まだあどけなさの残るジンとシオン、そして二人の師でありシオンの父である、厳格な先代当主の姿があった。
場所は、この谷の最深部に突き刺さる巨大な剣の前。
『よいか。これより、守護者の継承の儀を行う』
先代当主の声が響く。
幻影の中のシオンは緊張した面持ちで、ジンはどこか退屈そうに欠伸(あくび)を噛み殺していた。
『この魔剣は、使い手の魂を喰らう。だが、強靭な精神を持つ者だけが、その呪いをねじ伏せ、守護の力へと変えることができる。……選ばれしは、我が息子シオンか、あるいは一番弟子のジンか』
儀式が始まる。
最初にシオンが剣に触れる。
何も起きない。剣は沈黙したままだ。
次に、ジンが剣に手を伸ばす。
その瞬間だった。
巨大な剣が、まるで心臓の鼓動のようにドクンと脈打ち、どす黒い光がジンを包み込んだのだ。
『なっ……!?』
先代当主が息を呑む。
選ばれたのは、シオンではなかった。
血統でも、努力でもない。
魔剣が求めたのは、ジンの魂だったのだ。
『うわあああああっ! 熱い! 熱いよぉッ!』
幻影の中のジンが悲鳴を上げる。
黒い光はジンの腕を侵食し、彼の精神を食い破ろうとする。
それは「選定」などという生易しいものではなかった。魔剣は、新たな器を見つけ、その自我を乗っ取ろうとしていたのだ。
『ジン!』
先代当主が飛び出した。
彼は弟子を守るため、自らの身体を割り込ませ、ジンと魔剣のパス(接続)を断ち切ろうとする。
『師匠……!?』
『離れろ、ジン! くっ……なんと禍々(まがまが)しい……!』
先代当主は、自らの生命力を魔力に変え、暴走する魔剣を封じ込めようとした。
しかし、魔剣の渇きは老剣士の命だけでは満たされなかった。
黒い光は、容赦なく先代当主の胸を貫いた。物理的な刃ではなく、呪いの刃として。
『がはっ……!』
『親父ッ!!』
『師匠ッ!!』
崩れ落ちる先代当主。
その身体から急速に生気が失われていく。
彼は、薄れゆく意識の中で、震える手をジンへと伸ばした。
『……ジン、よ……。すまぬ……。この剣は……お前を……』
そして、彼は最期の力を振り絞り、ジンに耳打ちをした。
『……シオンには……言うな……。あやつは……優しすぎる……。自分が選ばれなかったことよりも……お前が……犠牲になったことを……悔やむだろう……』
ガクリ、と。
先代当主の手が力なく落ちた。
幻影が揺らぐ。
そこに映し出されたのは、動かなくなった師匠の亡骸(なきがら)の前で、呆然と立ち尽くすジンの姿。
そして、遅れて駆けつけ、父の死に直面して泣き崩れるシオンの姿だった。
シオンは気づいていなかった。
父の背中には、魔剣による呪いの刻印が焼き付けられていたことを。
そして、ジンがその右手に、呪いの残滓(ざんし)である「鍵」となる短剣を握りしめていたことを。
場面が変わる。
後継者決定戦の日。
ジンは、わざと隙を見せ、シオンの一撃を食らった。
派手に転がり、おどけたように笑い、「参った参った! 俺の負けだ!」と宣言するジンの顔。
その笑顔の裏で、彼の奥歯が砕けそうなほど強く噛み締められていることを、誰も知らなかった。
そして、雨の降る夜。
ジンは里を出た。
背中には、師匠の命を奪い、自らを蝕(むシバ)む「魔剣の呪い」だけを背負って。
親友が、魔剣の犠牲にならないように。
里が、呪いに飲み込まれないように。
すべての因果を、たった一人で抱え込んで。
◇
幻影が霧散する。
現実の谷底には、重苦しい沈黙だけが残されていた。
「……嘘だ」
シオンが、膝から崩れ落ちた。
彼の手から剣が滑り落ち、乾いた音を立てる。
「俺は……俺はずっと、お前が逃げたのだと……。責任から逃げて、楽な道を選んだのだと……軽蔑していた……」
シオンの声が震える。
地面に突いた拳に、涙が滴(したた)り落ちる。
「違ったのか……。お前は、守っていたのか。俺を。この里を。……俺が父上を救えなかったという絶望を知らないように、汚名を被(かぶ)って……!」
「……うるせぇ」
ジンが、掠(かす)れた声で呟く。
彼はまだ、黒い影に侵食されながら、必死に自我を保っていた。
「格好つけさせろよ……バカ野郎……。お前は……真っ直ぐで……綺麗で……。泥をかぶるのは……俺だけでよかったんだ……」
ジンの本音。
それは、仏教でいう「愛別離苦(あいべつりく)」の変形だった。
愛する者を守りたいという願い。しかし、そのためには愛する者から離れ、嫌われなければならないという矛盾。
執着を捨てるために、最も重い執着(自己犠牲)を背負うという、悲しいほどのパラドックス。
「ジンさん……」
ユウキは、胸が締め付けられる思いだった。
セレブリアで出会った頃の、あの能天気な酔っ払いの笑顔。
それがすべて、この過酷な真実を隠すための仮面だったとしたら。
毎晩のように浴びていた酒は、快楽のためではなく、身体を内側から食い荒らす呪いの激痛を麻痺させるための鎮痛剤だったとしたら。
「……ユウキ、離れてください」
ソフィアが静かに前に出た。
彼女の瞳は、かつての女神としての威厳を湛(たた)えていたが、その奥には一人の女性としての深い慈悲が揺らめいていた。
「あの黒い霧は、ジンの心が生み出した『渇愛(かつあい)』の具現化です。自分さえ我慢すればいい、自分さえ傷つけばいいという、歪んだ自己愛と献身の影……。それが今、物理的な質量を持って彼を飲み込もうとしています」
「どうすればいい? ソフィアの祝福で消せないか?」
「無理です。あれは外からの攻撃ではなく、彼自身の内側から湧き出ているもの。彼自身が『許し』を得ない限り、霧は晴れません」
ジンが苦悶(くもん)の声を上げる。
黒い影はすでに彼の半身を覆い、巨大な魔人のようなシルエットを形成しつつあった。
それは、彼が十年間溜め込んできた孤独と恐怖の塊だ。
「ウゥ……アァァ……ッ! 殺してくれ……! もう……耐えられねぇ……ッ!」
ジンの心が折れかけている。
その時だった。
「あーもう! じれったいですねぇ!」
空気を読まない怒声が響いた。
アンジェラだ。
彼女はスタスタと歩み出ると、あろうことか、暴走するジン(と黒い魔人)の目の前に仁王立ちした。
「危ないアンジェラ!」
「黙って見てなさい! ……おい、そこの剣士崩れ!」
アンジェラは、聖書(角が補強されていて鈍器としても使える)で、ジンの頭をパコーン! とひっぱたいた。
「……あ?」
あまりの予想外の行動に、ジンも、そして黒い魔人も動きを止める。
「いいですか、教義第108条! 『汝(なんじ)、一人で格好つけることなかれ。それはただのナルシシズムなり』! 貴方は自分が悲劇のヒーロー気取りで気持ちいいかもしれませんがね、残された方はたまったもんじゃないんですよ!」
「な……何言ってんだ、このアマ……」
「大体ねぇ、貴方のその『呪い』だか何だか知りませんが、そんなに辛いなら、なんで私たちに半分よこさないんですか! 私たちは仲間でしょう!?」
「……は?」
「私の筋肉痛を分けてあげたいくらいですが、呪いくらいなら、このマリアさんがいくらでも引き受けますよ!」
マリアが「えっ、私ですか!?」と驚くのも構わず、アンジェラは続ける。
「貴方の不幸自慢は聞き飽きました! さっさとその薄汚い影を脱ぎ捨てて、いつものスケベな笑顔を見せなさい! そうしないと……この私が、神に代わって貴方を物理的に浄化します!」
アンジェラがモーニングスターを構える。
滅茶苦茶だ。
論理もへったくれもない。
しかし、その破天荒な「バグ」のような介入が、重苦しい空気に風穴を開けた。
「……ぷっ」
リナが吹き出した。
「あはは! アンジェラ姉ちゃん、最高! そうだよジン、あんた一人で背負うなんて百年早いんだよ! アタシなんて、盗んだパンの代金をユウキに払わせてるんだから!」
「何の自慢にもなりませんわよ、リナ。……でも、そうですわね。私の魔法が暴発して街を半壊させた罪悪感に比べれば、あなたの悩みなんてちっぽけなものですわ」
セレスティアが胸を張る(それは自慢していいことではないのだが)。
「……僕も同罪です。方向音痴で皆さんを何度も遭難させかけました。でも、皆さんは見捨てなかった。……ジンさん、あなたも見捨てられるわけがないでしょう」
サラが、明後日の方向を見ながら真剣に言った。
仲間たちの言葉。
それは、同情でも慰めでもなかった。
「お前もダメな奴だが、俺たちも大概ダメな奴だ」という、欠陥(バグ)だらけの人間同士の、泥臭い連帯の証。
「……お前ら……」
ジンの目から、黒い色が少しだけ薄れる。
「ふっ……。違いない」
シオンが立ち上がった。
彼は涙を拭い、落ちていた剣を拾い上げる。
そして、真っ直ぐにジンへと切っ先を向けた。
「ジン。俺はまだ、お前を許したわけではない」
シオンの声には、かつての厳格な響きが戻っていた。
「十年間、俺を欺(あざむ)き、勝手に不幸になりやがった罪は重い。……だから、生きて償え。死んで逃げることなど、この俺が許さん」
「シオン……」
「その呪い、俺も半分背負う。父上の弟子として、そして……お前のライバルとしてな」
シオンが踏み込む。
斬撃。
しかし、それはジンを傷つけるものではなく、彼に纏わりつく黒い霧を切り裂く一撃だった。
「……へっ。相変わらず、甘ちゃんだな、お前は」
ジンが口元を歪める。
その表情は、苦痛に歪んだものではなく、懐かしい悪友に向ける、皮肉っぽくも温かい笑みだった。
「ユウキ! 今だ!」
シオンが叫ぶ。
霧が晴れた一瞬の隙。
「ああ! 全員、合わせろ! 理屈じゃない、感情でぶつかれ!」
ユウキが指揮を執る。
複雑系において、微細な変化は全体に波及し、巨大なうねりを生む。
バラバラな個性の衝突が、予定調和を破壊する「創発」を引き起こす。
「いきなさい、アンジェラ!」
「神よ、この迷える子羊に鉄槌(てっつい)を!」(物理)
「マリア、回復魔法を全力で誤爆させろ!」
「はい! ええっと、敵を癒やしてどうするんですかーっ!」(パニックによる聖なる光の暴走)
「セレスティア、狙うな! 転べ!」
「きゃあっ!」(盛大な転倒により、杖から放たれた極大魔法があらぬ方向へ)
ドォォォォン!!
アンジェラのモーニングスター、マリアの暴走した回復光、セレスティアの誤射魔法。
それらがカオスに入り乱れ、ジンの周囲で化学反応を起こす。
論理的な「呪いの解除」ではない。
あまりに滅茶苦茶なエネルギーの奔流が、ジンの身体にこびりついた「因果」そのものを強引に洗い流していく。
「ぐ、ぐおおおおおっ!!」
ジンが絶叫する。
彼の身体から、どす黒い影が剥がれ落ちていく。
それは断末魔の悲鳴を上げ、霧となって空へと昇っていく。
そして。
光が収まった後には、ボロボロになった服で、しかし憑き物が落ちたような顔で大の字に倒れるジンの姿があった。
「……ってぇな……。殺す気か……」
「あら、手加減しましたわよ? 普段の120%くらいに」
セレスティアが土埃を払いながら澄ました顔で言う。
ジンはゆっくりと上半身を起こし、自分の手を見つめた。
震えは止まっている。
十年間の重荷が、消えたわけではない。
だが、それを支える手は、もう一人分だけではなかった。
シオンが手を差し伸べる。
ジンは一瞬ためらった後、その手を強く握り返した。
「……ただいま、シオン」
「……ああ。遅すぎだ、バカ者」
秋の風が、谷底を吹き抜ける。
岩肌の隙間から見えた欠けた月は、いつの間にか雲に隠れ、代わりに満天の星空が広がっていた。
その中には、あの「不吉な星座」も混じっていたが、今の彼らにとっては、それすらも夜空を彩る装飾の一部に過ぎなかった。
しかし。
物語はここでハッピーエンドとはいかない。
ジンの身体から剥がれ落ちた黒い霧。
それは消滅したのではなく、谷の最深部にある巨大な剣――「魔剣」の本体へと吸い込まれていったのだ。
ゴゴゴゴゴ……。
地響きが鳴り始める。
大気がビリビリと震え、谷全体が悲鳴を上げているかのようだ。
「な、なんですの!? 地震!?」
「いや……違う!」
ユウキが叫ぶ。
彼の視線の先で、巨大な魔剣が、まるで眠りから覚めた巨人のように、どす黒い脈動を開始していた。
『オオオォォォ……足りぬ……。魂が……足りぬ……』
低い、地獄の底から響くような声。
ジンの呪いが解けた反動で、封印されていた魔剣そのものが、飢餓(きが)に狂って覚醒しようとしていた。
「おいおい、嘘だろ……」
ジンが青ざめる。
感動の和解シーンの余韻(よいん)に浸る間もなく、彼らの前には、さらなる絶望的な「カオス」が口を開けて待っていた。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
「働きたくない…」と本気で祈ったら怠惰の神が降臨。【フルオート】で身の回りを快適にしていたら、インフラを整備した救国の英雄になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
過労死した俺が転生して誓ったのは、ただ一つ。「今世こそは絶対に働かない!」
その強すぎる祈りは怠惰の神に通じ、万能スキル【全自動化(フルオート)】を授かった。これで完璧な引きこもり生活ができる!…はずだった。
水汲みが面倒で井戸を掘れば水不足が解決し、買い物が面倒で街道を整備すれば国の物流が激変。俺はただ楽をしたいだけなのに、なぜか周囲は俺を「深謀遠慮の聖人」と勘違いしていく。真面目な王女騎士や天才エルフ魔術師にまで崇められて、もう逃げ場がない!
本人の意思とは裏腹に、怠惰を極めるほど国が豊かになり、ついには救国の英雄に祭り上げられていく男の、勘違いスローライフ(?)ファンタジー、ここに開幕!
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
疎遠だった叔父の遺産が500億円分のビットコインだった件。使い道がないので、隣の部屋の塩対応な美少女に赤スパ投げまくってる件
月下花音
恋愛
貧乏大学生の成瀬翔は、疎遠だった叔父から500億円相当のビットコインが入ったUSBメモリを相続する。使い道に困った彼が目をつけたのは、ボロアパートの薄い壁の向こうから聞こえる「声」だった。隣人は、大学で「氷の令嬢」と呼ばれる塩対応な美少女・如月玲奈。しかしその正体は、同接15人の極貧底辺VTuber「ルナ・ナイトメア」だったのだ!
『今月ももやし生活だよぉ……ひもじい……』
壁越しに聞こえる悲痛な叫び。翔は決意する。この500億で、彼女を最強の配信者に育て上げようと。謎の大富豪アカウント『Apollo(アポロ)』として、5万円の赤スパを投げ、高級機材を即配し、彼女の生活を神の視点で「最適化」していく。しかし彼はまだ知らなかった。「金で買えるのは生活水準だけで、孤独は埋められない」ということに。500億を持った「見えない神様」が、神の座を捨てて、地上の女の子の手を握るまでの救済ラブコメディ。
【収納】スキルでダンジョン無双 ~地味スキルと馬鹿にされた窓際サラリーマン、実はアイテム無限収納&即時出し入れ可能で最強探索者になる~
夏見ナイ
ファンタジー
佐藤健太、32歳。会社ではリストラ寸前の窓際サラリーマン。彼は人生逆転を賭け『探索者』になるも、与えられたのは戦闘に役立たない地味スキル【無限収納】だった。
「倉庫番がお似合いだ」と馬鹿にされ、初ダンジョンでは荷物持ちとして追放される始末。
だが彼は気づいてしまう。このスキルが、思考一つでアイテムや武器を無限に取り出し、敵の魔法すら『収納』できる規格外のチート能力であることに!
サラリーマン時代の知恵と誰も思いつかない応用力で、地味スキルは最強スキルへと変貌する。訳ありの美少女剣士や仲間と共に、不遇だった男の痛快な成り上がり無双が今、始まる!
【状態異常無効】の俺、呪われた秘境に捨てられたけど、毒沼はただの温泉だし、呪いの果実は極上の美味でした
夏見ナイ
ファンタジー
支援術師ルインは【状態異常無効】という地味なスキルしか持たないことから、パーティを追放され、生きては帰れない『魔瘴の森』に捨てられてしまう。
しかし、彼にとってそこは楽園だった!致死性の毒沼は極上の温泉に、呪いの果実は栄養満点の美味に。唯一無二のスキルで死の土地を快適な拠点に変え、自由気ままなスローライフを満喫する。
やがて呪いで石化したエルフの少女を救い、もふもふの神獣を仲間に加え、彼の楽園はさらに賑やかになっていく。
一方、ルインを捨てた元パーティは崩壊寸前で……。
これは、追放された青年が、意図せず世界を救う拠点を作り上げてしまう、勘違い無自覚スローライフ・ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる