空っぽの魔王様に「好き」を教える方法(物理)~無敵の俺と仲間たちの、世界で一番不毛な布教活動~

Gaku

文字の大きさ
2 / 50
第一章:『泥まみれの騎士と、空っぽの祈り』

第二話:非効率な暴力と、最適な受け流し方

しおりを挟む

宿場町「ダストヒル」は、その名の通り、埃にまみれていた。

かつては交易の中継地として、それなりの活気があったのだろう。道幅は広く、建物の造りもしっかりしている。しかし、今はその全てが、薄汚れた茶色のフィルターを通して見ているかのように、色褪せていた。道の両脇には、どこから飛んできたのか分からない紙くずや、乾いた家畜の糞が転がり、時折吹く乾いた風が、それらを無気力に巻き上げては、また地面に落とす。

軒先を連ねる家々の壁は、塗装が剥げ落ちて、下の木材が痛々しく剥き出しになっている。窓ガラスはひび割れ、あるいは完全に抜け落ちて、空虚な闇が口を開けているようだった。すれ違う人々は、皆、うつむき加減に、地面の石ころでも数えるかのように歩いている。その目には、昨日と同じ今日を繰り返し、明日もまた同じ日が来ることを知っている者特有の、鈍い諦めの光が宿っていた。希望も、絶望も、とうに通り過ぎてしまった後の、空っぽの静けさ。街全体が、巨大なため息をついているかのようだった。

俺たちの目的地である酒場「嘆きの樽亭」は、そんな街の雰囲気を煮詰めて凝縮したような場所だった。

扉を開けた瞬間、むわりと襲いかかってきたのは、様々な匂いが混じり合った、複雑で、そしてひたすらに救いのない匂いだった。こぼれた安酒が長年染み込んで発酵した、甘ったるくも酸っぱい匂い。汗と、垢と、洗うことを諦めた服の匂い。そして、それら全てを包み込む、拭き掃除という概念が存在しない床と壁が放つ、埃っぽい匂い。換気が悪いせいで、空気そのものが、まるで澱んだ水のように重く、肌にまとわりついてくる。

店内は、昼間だというのに薄暗かった。いくつかの窓から西日が差し込んではいるが、その光は、煤けたガラスと空気中に舞う無数の塵に勢いを殺がれ、まるで力尽きる寸前のように、床にぼんやりとした光のシミを作っているだけだった。その光の筋の中を、数え切れないほどの埃が、ゆっくりと、そして永遠に舞い続けている。それは、この澱んだ空間の中で唯一、きらきらと輝く、美しい光景だった。

カウンターにいる痩せこけた店主は、客がいるのかいないのか、興味もなさそうに、汚れた布で、すでに汚れているグラスを拭いている。数人の客が、テーブルに突っ伏したり、壁にもたれて虚空を見つめたりしているが、誰一人として言葉を発しようとはしない。聞こえるのは、どこかのテーブルから聞こえる、いびきのような寝息だけ。ここは、人生の航路から脱落した者たちが、次の嵐が来るまで、あるいは、船体が朽ち果てるまで、ただ無為に停泊する、吹き溜まりの港だった。

そんな静寂を、乱暴に引き裂く声があった。

「おい、店主! 酒だ! もっとマシな酒を持ってこい! こんな泥水が飲めるか!」

酒場の最も奥まった隅のテーブル。そこに、一人の男がいた。年の頃は三十代半ばだろうか。着ている服は擦り切れ、あちこちが酒のシミで汚れている。伸び放題の無精髭が、その端正だったであろう顔立ちを覆い隠していた。しかし、その体格は、分厚い胸板、節くれだった指、そして何より、だらしなく椅子に座っていながらも、その体幹に一本の芯が通っているかのような佇まいが、彼がただの酔っ払いではないことを雄弁に物語っていた。

店主は、面倒くさそうに顔を上げると、絞り出すような声で言った。
「カインさんよぉ……あんたに飲ませるような上等な酒は、もううちにはねぇよ。それに、ツケも溜まってる」

「ツケだと? この俺に、金の心配をさせるとは、いい度胸だな」

カインと呼ばれた男は、嘲るように笑った。その声には、奇妙な気高さと、それを裏打ちするはずの全てを失った男の、空虚な響きがあった。彼はゆっくりと立ち上がると、ぎしりと音を立てる床を踏みしめながら、カウンターへと歩み寄った。その歩みは、酔っているはずなのに、驚くほど安定していた。

店主の前に立ったカインは、カウンターに置かれていた汚れたナイフをひったくると、目にも留まらぬ速さでそれを店主の耳のすぐ横の柱に突き立てた。びん、と空気が震える。店主は、ひっと悲鳴を上げて腰を抜かした。

「いいか、俺はな、かつては王宮で、一杯金貨百枚はする極上のワインを、水のように飲んでいた男だ。その俺が、こんな掃き溜めで、貴様のような下衆の淹れた泥水を飲んでやっているんだ。感謝こそされ、指図される覚えはない!」

その剣幕に、他の客たちは、関わり合いになるのを恐れて、さらに深く身を縮こまらせる。

俺は、その一連のやり取りを、入り口の近くで呑気に眺めていた。隣では、エリスがテーブルの隅の埃を指でなぞり、「空気中の浮遊粉塵濃度、極めて高い。呼吸器系への長期的な影響が懸念されます」と、どうでもいい分析を始めている。

俺は、我慢できずに、その男に声をかけた。底抜けに明るい、太陽のような声で。

「おっちゃーん! そんなに飲んだら体に悪いぜ? 水でも飲んだらどうだ?」

その瞬間、酒場全体の空気が、凍りついた。

カインは、まるで錆びついたブリキ人形のように、ぎぎぎ、と音を立ててこちらを振り返った。その目は、アルコールと、それよりもずっと濃い、どす黒い怒りの感情で、赤く濁っていた。

「……今、なんと言った?」

「ん? だから、飲みすぎは毒だって! 俺のじーちゃんが言ってた!」

俺の無邪気な言葉が、彼の心の、最も触れられたくない傷に、塩を塗り込む行為だとは、その時の俺には知る由もなかった。「おっちゃん」という、若者からの何気ない呼びかけが、失われた若さと力を突きつけ、「体に悪い」という親切心が、彼の惨めな現状を肯定する侮辱に聞こえたのだろう。

彼の濁った目に、危険な光が宿る。

「貴様のような……貴様のような若造に、俺の何がわかるというのだッ!!」

獣のような咆哮と共に、カインは腰に差していた剣を抜き放った。それは、鞘も柄もボロボロだったが、抜かれた刀身は、この薄汚い酒場には不釣り合いなほど、青白い、冷たい輝きを放っていた。紛れもない、一級品の名剣。

次の瞬間、彼の姿が消えた。

いや、消えたように見えた。酔って足元がおぼつかないはずの男が、まるで疾風そのものと化したかのように、床を蹴り、一瞬で俺の懐に飛び込んできた。その動きには、一切の無駄がない。長年の、血の滲むような訓練の末にしか到達できない、洗練の極致。

「王国騎士団秘剣・一の型――『シルフィード』!」

彼の口から放たれたのは、かつての栄光を偲ばせる技の名。そして、放たれた斬撃は、まさに風の精霊(シルフィード)の名にふさわしく、音もなく、しかし全てを切り裂く鋭さをもって、俺の首筋に迫っていた。常人であれば、自分が斬られたことにさえ気づかずに、命を落とすだろう。

俺は、その神速の剣を見ながら、素っ頓狂な声を上げた。

「うおっ、今の速えな! 風がびゅんって言ったぞ!」

キィン! という甲高い金属音。

カインの剣は、俺の首に、まるで鉄の塊にでも当たったかのように、弾かれていた。俺の首の皮は、もちろん傷一つない。服に、うっすらと線が入っただけだった。

カインは、信じられない、という顔で、自分の剣と俺の首を交互に見ている。その目は、「なぜだ?」と、声なき声で問いかけていた。

「ありえん……」

彼のプライドと、彼が信じてきた物理法則が、目の前の現実を拒絶する。彼は混乱を振り払うかのように、再び剣を構え、今度は嵐のような連続攻撃を仕掛けてきた。

「二の型、『テンペスト』!」

突き、薙ぎ、斬り上げ、回転斬り。一つ一つが必殺の威力を秘めた剣の嵐が、俺の全身に叩きつけられる。酒場の狭い空間で、彼の剣は残像を描き、周囲のテーブルや椅子を紙くずのように切り裂いていく。

俺は、その嵐の中心で、目をきらきらと輝かせていた。それはまるで、すごい大道芸を特等席で見せてもらっている子供のようだった。

「おー! 次は回転するのか! かっけー!」

「あ、今の突き、ちょっと脇腹がくすぐったかったぜ!」

「もう一回! もう一回やってくれよ、おっちゃん!」

俺が無邪気にはしゃげばはしゃぐほど、カインの顔からは血の気が引いていき、その剣筋は、怒りから焦りへ、そして絶望へと、その色をありありと変えていった。

その間、テーブルの隅に避難していたエリスは、パンと干し肉を齧りながら、この常軌を逸した光景を、冷静に分析していた。彼女は、口の中のものを飲み込むと、まるで観戦レポートでも読み上げるかのように、淡々とした声で呟いた。

「観察記録。対象、コードネーム『カイン』の剣技は、極めて高度な訓練の蓄積を感じさせます。理想的な条件下では、人体を構成する骨格及び筋組織を、容易に切断可能と推定。しかし、感情の昂ぶりに起因するアドレナリンの過剰分泌が、末端神経系の精密な制御を阻害。結果、剣の軌道に平均0.3ミリメートルのブレが発生しています。エネルギー効率は、彼の全盛期であろう状態を100とした場合、68%まで低下。対して、対象『レン』の身体組織の防御係数は、依然として測定不能。この戦闘は、定義上、永遠に終結しません」

エリスの無慈悲なまでの分析は、カインの耳には届いていなかった。彼の心は、もう別の場所にあった。

「なぜだ……なぜ、効かん……?」

ついに、彼の剣が止まった。嵐はやみ、残されたのは、ぜえぜえと荒い息をつく、一人の絶望した男だけだった。

「俺の剣は……王国一のはずだった……あの、ジェラルドでさえ、俺の速さにはついてこれなかった……なのに、なぜ……」

彼の瞳から、怒りの光が消え失せていた。そこにあったのは、自分の存在証明そのものを否定された人間の、深い、深い混乱。そして、その奥に揺らめく、子供のような怯えだった。

カインの手から、カラン、と乾いた音を立てて、愛剣が床に落ちた。彼は、まるで糸の切れた操り人形のように、その場にへたり込んだ。

彼は、子供のように声を上げて泣きじゃくるわけではなかった。ただ、「うぅ……」と、傷ついた獣のような、低く、押し殺した呻き声を漏らしながら、ぶつぶつと悪態をつき始めた。

「どうせ……どうせ俺なんて……裏切り者の、クズだ……もう、どうでもいい……」

その言葉を最後に、彼は、これまで溜め込んでいた疲労と、限界まで摂取したアルコールの両方に、意識を刈り取られた。がくん、と前に倒れ込み、汚れた床に突っ伏して、動かなくなった。

酒場には、気まずい静寂が戻ってきた。他の客たちは、何事もなかったかのように、再び自分の殻に閉じこもっていく。ただ、その視線だけが、値踏みするように、あるいは、厄介事を避けるように、俺たちに向けられていた。

やがて、腰を抜かしていた店主がおずおずと立ち上がり、困り果てた顔で俺に言った。

「お、お客さん……すまねぇが、そいつをどうにかしてくれねぇか。あんたが買った喧嘩だ。ここに置かれちゃ、商売上がったりだ」

俺は「しょーがねーなー」と、呑気に頭をかきながら、酔い潰れたカインに近づいた。そして、その大柄な体を、まるで米俵でも持ち上げるかのように、ひょいと軽々と肩に担ぎ上げた。

「とりあえず、どっか寝かせるとこ探すか。なあ、エリス」

俺が振り返ると、エリスは食べ終えた皿を、まるでレストランのウェイトレスのように、綺麗に重ねていた。彼女は、俺と、俺の肩でぐったりしているカインを見ると、その美しい顔をわずかに傾けた。

「レン。あの個体、コードネーム『カイン』を保護するのですか?」

「ん? まあ、そうなるな」

「彼は我々にとって、現時点ではリスク要因でしかありません。彼の行動原理は感情に大きく左右され、予測が困難。また、彼の存在は、他の個体からの敵意を誘発する可能性が高い。彼を保護するというあなたの判断は、我々の旅の安全性を著しく低下させます。合理的な判断ではありません」

エリスの言葉は、いつものように、一点の曇りもない正論だった。

俺は、そんな彼女に向かって、ニカッと笑って答えた。

「だってよ」

「あの剣、めちゃくちゃすげぇのに、なんか、すげぇ苦しそうな顔してたからさ。放っとけねぇだろ」

それは、理屈も、計算も、損得も一切ない、ただの、俺の心の真ん中から出てきた言葉だった。

エリスは、その非合理的な答えを、黙って聞いていた。彼女は、何かを考えるように数秒間沈黙すると、また一つ、理解不能なデータを自身の記録に追加する素振りを見せた。

「『放置できない』。生存戦略上の優位性は不明。しかし、レンという個体の行動を決定づける、極めて優先度の高いパラメータであると推測。継続的な観測を要します」

彼女はそう呟くと、静かに立ち上がり、俺の後ろをついてきた。

俺たちは、埃と諦めの匂いがする酒場を後にした。肩に担いだ、見ず知らずの、強くて、脆くて、そしてひどく重い男の寝息を聞きながら。彼の苦しみが、なぜだか少しだけ、俺自身のもののように感じられていた。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は世界に1人のトリプルジョブに至る~

ぐうのすけ
ファンタジー
赤目達也(アカメタツヤ)は少女を育てる為に冒険者を辞めた。 そして時が流れ少女が高校の寮に住む事になり冒険者に復帰した。 30代になった達也は更なる力を手に入れておりバズり散らかす。 カクヨムで先行投稿中 タイトル名が少し違います。 魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~ https://kakuyomu.jp/works/16818093076031328255

戦国鍛冶屋のスローライフ!?

山田村
ファンタジー
延徳元年――織田信長が生まれる45年前。 神様の手違いで、俺は鹿島の佐田村、鍛冶屋の矢五郎の次男として転生した。 生まれた時から、鍛冶の神・天目一箇神の手を授かっていたらしい。 直道、6歳。 近くの道場で、剣友となる朝孝(後の塚原卜伝)と出会う。 その後、小田原へ。 北条家をはじめ、いろんな人と知り合い、 たくさんのものを作った。 仕事? したくない。 でも、趣味と食欲のためなら、 人生、悪くない。

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)

わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。 対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。 剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。 よろしくお願いします! (7/15追記  一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!  (9/9追記  三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン (11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。 追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

現世にダンジョンができたので冒険者になった。

盾乃あに
ファンタジー
忠野健人は帰り道に狼を倒してしまう。『レベルアップ』なにそれ?そして周りはモンスターだらけでなんとか倒して行く。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

スキル【迷宮管理者】に目覚めた俺氏、スレ民たちとめちゃくちゃに発展させるw

もかの
ファンタジー
『【俺氏】なんかダンジョン作れるようになったからめちゃくちゃにしようぜwww【最強になる】』 ある日急に、【迷宮管理者】なるダンジョンを作って運営できるスキルを……あろうことかそのへんの一般スレ主が手に入れてしまった! スレ主:おいww一緒にヤバいダンジョン作ろうぜwww 長年の付き合いであるスレ民たちと笑いながら『ぼくのかんがえたさいきょうのダンジョン』を作っていく。 それが世界を揺るがすことになるのは、まだ先のお話である。

趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた

歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。 剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。 それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。 そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー 「ご命令と解釈しました、シン様」 「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」 次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。

処理中です...