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第2部:王都への道
第13話『街道の橋は通行料を取り、聖職者のパンは(物理的に)硬い』
しおりを挟む旅というのは、遠くから眺めれば「ロマン」だが、当事者にとってはただの「物流作業」である。
特に、自分の足で歩く場合、それは「肉体という名の荷物」を、A地点からB地点へひたすら運搬する苦行に他ならない。
北の山岳地帯を抜ける街道は、まさに自然の要塞だった。
切り立った崖が両側に迫り、空は細長く切り取られた青いリボンに過ぎない。谷底からは、氷河の雪解け水を集めた激流が、轟音を立てて岩を噛んでいる。その水飛沫が霧となって舞い上がり、あたり一面を湿った苔の匂いで満たしていた。
美しい光景だ。絵画にすれば、さぞ高値がつくだろう。
だが、その中を歩くルーシャン・アークライトにとって、この絶景は「足を滑らせたら即死」というデスゲームの舞台装置でしかなかった。
「……ねえ、まだ着かないの?」
ルーシャンは、六歳児の特権をフル活用して弱音を吐いた。
疲労困憊である。足の裏にはマメができ、背中のリュック(中身は主に枕)が鉛のように重い。
そして何より、腹が減っていた。
「もう少しだ、ルーシャン」
先頭を行くヴァレリウスが、爽やかに振り返る。彼の額には汗一つない。どういう代謝構造をしているのか。
「地図によれば、この『唸り谷』を越えるための唯一の吊り橋が、すぐ先にあるはずだ」
「吊り橋……」
ルーシャンは絶望した。
この強風が吹き荒れる谷で、吊り橋。
人生という名の「無理ゲー」の難易度設定が高すぎる。彼はため息をつき、手綱を引いた。
「行くぞ、ポテト」
ロバのポテトは、相変わらず達観した目で虚空を見つめ、無心で歩を進めている。
その背中には、例の「聖パン」が山のように積まれていた。
カチ、カチ、カチ。
ポテトが歩くたびに、パン同士がぶつかり合い、石材店のような乾いた音が渓谷に響く。
この音を聞くたびに、ルーシャンの胃袋が「それは食べ物ではない」と拒絶反応を示し、脳が「いや、食べるしかない」と反論する。この葛藤こそが、現代(前世)で言うところのストレスであり、仏教的な「苦(ドゥッカ)」の味だった。
* * *
やがて、一行の目の前に、その「橋」が現れた。
絶壁と絶壁の間、およそ五十メートルの空間に、太い蔦(つた)と古びた木板で編まれた吊り橋が架かっている。
風に煽られ、ギシギシと悲鳴のような音を立てて揺れている。
だが、問題は橋の「揺れ」ではなかった。
橋の真ん中に、「何か」がいたのだ。
それは、岩山がそのまま服を着て座っているような巨体だった。
身長は三メートルを超えているだろうか。緑がかった灰色の肌はゴツゴツと隆起し、全身から腐った沼のような強烈な悪臭を放っている。
手には、大木を引っこ抜いて鉄釘を打ち付けただけの、粗野で凶悪な棍棒が握られていた。
トロール(山鬼)。
知能は低いが、その腕力と再生能力は生物兵器並みと言われる、山の暴君だ。
「……通せんぼ、か」
セラフィーナが舌打ちをし、腰のナイフに手をかけた。
トロールは、一行の気配に気づくと、ゆっくりと立ち上がった。その動作だけで橋が大きく沈み込み、古い板がバキリと割れる音がした。
「グルルル……人間、ウマそう。通さねぇ。ここは俺の飯場だ」
言葉が通じるタイプだった。だが、交渉の余地はなさそうだ。
彼の言う「飯場(はんば)」のメニューに、自分たちが記載されていることは明白だった。
「下がっていてくれ、ルーシャン」
ヴァレリウスが一歩前に出た。腰の名剣を抜き放つ。
シャラッ、と澄んだ音が渓谷の轟音を切り裂いた。
「僕が道を切り開く。君たちに指一本触れさせない」
かっこいい。完全に主人公だ。
ルーシャンは「うん! お願い! 全力でお願い!」と叫び、速やかにポテトの腹の下(安全地帯)に潜り込んだ。
ポテトは「またか」という目でルーシャンを一瞥し、退屈そうに欠伸をした。
「行くぞ、怪物!」
ヴァレリウスが疾風のように駆けた。
速い。迷いの晴れた彼の剣筋は、アカデミー時代とは比べ物にならないほど鋭い。
トロールが棍棒を振り下ろすより速く、ヴァレリウスの剣が巨人の膝を切り裂く――はずだった。
ガキンッ!!
金属音が響き、ヴァレリウスの手首が跳ね上がった。
「なっ……!?」
剣はトロールの皮膚を浅く切り裂いただけで、まるで岩盤に阻まれたかのように弾かれたのだ。
「カッ、硬い!」
アルフォンスが叫ぶ。
「トロールの皮膚は、魔力で硬化している! 普通の剣撃じゃ通じない!」
「痒(かゆ)いなァ、虫ケラが!」
トロールが咆哮し、丸太のような棍棒を横薙ぎに振るった。
ブォンッ!
空気が爆ぜる音。
ヴァレリウスは間一髪で身を屈めて回避したが、頭上を通過した風圧だけで体勢を崩し、橋の欄干(らんかん)まで吹き飛ばされた。
「ぐっ……!」
ヴァレリウスが苦悶の声を漏らす。
橋という足場の悪さ、相手の圧倒的な質量。相性が悪すぎる。
セラフィーナが援護に入ろうとするが、狭い橋の上では多人数での戦闘は逆に危険だ。
「ヒヒヒ、潰れろ!」
トロールが棍棒を高く振り上げる。
狙いは、体勢を崩したヴァレリウスだ。
絶体絶命。
その光景を、ルーシャンはポテトの影から見ていた。
(……終わった)
ルーシャンの心は、恐怖で白く塗りつぶされていた。
ヴァレリウスがやられたら、次は僕たちだ。食べられる。あんな臭い怪物の胃袋に入るなんて、絶対に嫌だ。
嫌だ、嫌だ、嫌だ。
なんで僕がこんな目に遭うんだ。
お腹が空いた。家に帰りたい。ふかふかのベッドで寝たい。
この状況(苦)に対する不満が、マグマのように噴き上がってくる。
グゥ~~。
極限の緊張下で、ルーシャンの腹が盛大に鳴った。
空腹。それは生存本能に直結する、最も根源的な欲求(渇愛)だ。
彼は無意識に、手近にあった「食料」を掴んでいた。
クロエの聖パンである。
彼はそれを口元に運び、ガブリと齧りついた。
現実逃避したかったのだ。何かを食べれば、落ち着くかもしれないと。
ガリッ!!!
歯茎に走る激痛。
パンは微塵も欠けず、逆にルーシャンの前歯が悲鳴を上げた。
「――いっっったぁぁぁぁい!!!」
ルーシャンの我慢のダムが決壊した。
トロールへの恐怖、旅の疲れ、空腹、そして歯の痛み。
全ての理不尽が混ざり合い、純粋な「怒り(瞋)」へと変換された。
「こんなモン、食えるかぁぁぁーーーッ!!!」
彼は叫び、手に持っていた聖パンを全力で投げつけた。
狙いなどない。ただ、この憎き「硬すぎる物体」を視界から消し去りたかっただけだ。ヤケクソの投擲。
ヒュンッ。
ルーシャンのひ弱な腕から放たれたパンは、頼りない放物線を描いて飛んでいった。
トロールには届かない。ヴァレリウスを助ける軌道でもない。
それは、トロールの足元を通り過ぎ、あさっての方向へ。
カァン!!
乾いた音が響いた。
パンが直撃したのは、トロールの足元付近にあった、橋の欄干を支える「留め石(キーストーン)」だった。
そこは、長年の風雨と、先ほどのトロールの振動で、すでに限界ギリギリまで緩んでいた箇所だった。
言わば、ジェンガの最後の一本。
物理法則(縁起の理)が作動する。
クロエの聖パンは、パンとは思えない硬度と質量を持っていた。
その衝撃が、留め石を弾き飛ばした。
ゴッ。
支えを失った欄干の一部が外れ、重力に従って落下する。
その直線上には、運悪く、棍棒を振り上げて前傾姿勢になっていたトロールの「顔面」があった。
ドゴォォォォォンッ!!!
外れた欄干の丸太(鉄の補強材付き)が、トロールの眉間にクリーンヒットした。
それは、聖パン投げから始まる、ピタゴラスイッチのような必然の連鎖。
「ブベラッ!?」
トロールの目が白目を剥いた。
脳震盪(のうしんとう)。
巨大な身体がぐらりと揺れる。
彼は棍棒を取り落とし、そのまま糸が切れた人形のように、バランスを崩して橋の外側へ――。
ヒュゥゥゥ……。
トロールの巨体は、スローモーションのように渓谷の奈落へと吸い込まれていった。
数秒後。
遥か下流から、ドボンッ、という水柱の音が微かに聞こえた。
静寂。
風の音だけが、ヒュオオオと谷間を吹き抜けていく。
ヴァレリウスは、剣を構えたまま呆然としていた。
セラフィーナは口を開けていた。
クロエは「ああっ、貴重な食料が!」と悲鳴を上げていた。
ルーシャンは、投げた姿勢のまま固まっていた。
(……え? 落ちた?)
彼は震える手を見つめた。
ただ、パンを捨てただけだ。癇癪(かんしゃく)を起こして、ゴミを投げただけだ。
それが、なぜか怪物を撃退していた。
複雑系(カオス理論)のバタフライ・エフェクト。一匹の蝶の羽ばたきが、地球の裏側で竜巻を起こすように、一個のパンの投擲が、巨人の転落を引き起こしたのだ。
「……す、すごい」
沈黙を破ったのは、アルフォンスだった。
彼は眼鏡を光らせ、震える声で解説を始めた。
「見ましたか、今の投擲を……!」
「え?」とルーシャン。
「ルーシャンくんは、トロールの皮膚が硬すぎて剣が通じないと見抜いた。だから、直接攻撃ではなく、『環境』を利用したんだ!」
アルフォンスの早口が止まらない。
「彼は一瞬で橋の構造的弱点(ボトルネック)を見抜き、そこに『適切な質量』を持つ物体――つまり聖パンをぶつけることで、欄干を崩壊させた。しかも、その崩落の軌道がトロールの頭部を直撃するように、角度とタイミングを完璧に計算して……!」
「そ、そうか!」
ヴァレリウスが剣を収め、感動の面持ちでルーシャンに向き直る。
「トロールを殺さず、谷底へ落とすことで無力化する。これぞ『不殺(アヒンサー)』の精神……! 剣で斬ることしか考えていなかった僕が恥ずかしいよ。君は、命を奪わずに道を切り開いたんだね(=正業)」
(いや、落ちたから多分死んでるよ!? 激流だよ!?)
ルーシャンは心の中でツッコミを入れたが、口には出せなかった。
なぜなら、セラフィーナがニヤリと笑って近づいてきたからだ。
「やるじゃねぇか。あのパン、食うに食えねぇ鈍器だと思ってたが、まさか最初から『投擲武器』として持ってきてたとはな」
(違う。断じて違う)
「ああっ! すみませんルーシャン様!」
クロエが駆け寄ってくる。
「私の作ったパンが硬すぎて、武器になってしまうなんて……。でも、その硬さが皆さんを救ったのですね! 神の思し召しです!」
誤解の連鎖は、もはや芸術の域に達していた。
ルーシャンの「八つ当たり(瞋)」は、「慈悲深い戦術(智慧)」へ。
「聖パン」という失敗作(悪縁)は、「勝利の鍵(良縁)」へ。
因果の糸は、ルーシャンを「深謀遠慮の軍師」へと編み上げていく。
「……とりあえず、渡ろう」
ルーシャンは力なく言った。歯が痛い。心が痛い。
ポテトだけが、「やれやれ」といった様子で、橋の上に落ちていた聖パン(欄干に弾かれて戻ってきていた)を器用に蹄で蹴り、ルーシャンの足元に転がした。
『落とし物だぞ』と言わんばかりに。
* * *
橋を渡りきった先で、彼らはトロールが落としていったと思われる、大きな革袋を発見した。
橋の上に置き去りにされていた荷物だ。
中には、干し肉や汚れた金貨、そして盗品と思われるいくつかのアイテムが入っていた。
「……ん? なんだこれ」
セラフィーナが、その中から一枚の羊皮紙を拾い上げた。
それは、迷路のように入り組んだ図面だった。
「地図……ですね」
アルフォンスが覗き込む。「でも、地上の地図じゃない。水路? いや、これは王都の『地下下水道』の設計図ですよ」
「下水道?」
アウレリアが眉をひそめる。「なぜ、こんな辺境のトロールが、王都の地下の地図を?」
「それに……」
ヴァレリウスが、革袋の表面に付着していた黒い粘液を指差した。
「この汚れ、トロールの体液じゃない。あの『黒い狼煙』や、森で見た魔族の鎧と同じ『瘴気(しょうき)』の気配がする」
ルーシャンは、ぞくりとした。
トロールが落ちていった谷底を覗き込む。
一瞬だったが、トロールの腕に、見覚えのある「黒い痣」があったような気がした。あの第1話で見た狼や、第8話の上級生にあったものと同じ、不吉な刻印。
トロールは、ただの野生動物ではなかった。
何者か(おそらく魔族)によって操られ、あるいは雇われ、この橋を封鎖していたのだ。
そして、この地図。
敵は、王都の「下」から何かを仕掛けようとしている?
「……偶然じゃないわね」
アウレリアが、王都の方角を睨み据えた。その瞳に、王族としての覚悟の炎が灯る。
「敵は周到に準備している。私たちは、一刻も早く王都へ行かなきゃ」
全員が頷く。
ルーシャンだけが、青ざめた顔で頷くフリをした。
(下水道……? まさか、そこを通るなんて言わないよね? 臭いよ? 汚いよ? 絶対に嫌だよ?)
だが、運命の車輪(ダルマ)は、彼のささやかな願いを粉砕するように回転し続ける。
硬いパンが砕いたのは、トロールの頭だけでなく、ルーシャンの「平穏な旅」への最後の希望だったのかもしれない。
風が、谷底から吹き上げてきた。
それは、まるで地下からの呼び声のように、生温かく、不気味な湿り気を帯びていた。
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