22 / 56
親友は女の子だった。
しおりを挟む
キッカは俺と同い年の14歳で、俺の両親が経営する孤児院の出身。
ーー5年前。
モルフィが冒険者として孤児院を後にしてすぐの頃だった。
孤児院に新しく入った子供としてキッカがやってきた。
やんちゃな性格で、当時は完全に俺は彼女を男だと思っていた。
こんなやんちゃなやつではあるが、キッカの両親は農家を勤めていたが、突然強盗によって殺害された事でうちの孤児院にやってきたのだった。
しかし、そんな悲しい過去にもめげない感じが俺の興味をそそり俺達は"親友"になった。
だが、キッカが孤児院に来てから半年経った頃、別れの時が来た。
キッカの里親が見つかり、キッカが引き取られる為に孤児院を出なきゃいけなくなった。
俺は泣くのをこらえて別れを告げた。
それがまさか・・・。
あんな形での再会とはな・・・。
***
「え!あんた、キッカなの!?」
「ってかお前、女だったの!?」
「ああ、ユラにミミカも!久しぶりい!」
「キッカお兄ちゃん…いえ、お姉ちゃん?とにかくお久しぶりです」
「君達の知り合いか?」
俺は今まさにびっくりしていた。
ずっと男だと思っていたキッカが実は女の子だったという事に…。
そういや、よくよく考えたら、男のくせに自分の事"私"って言ってたり、一緒に風呂に入るのを必死で拒んでいたりしたのも、よく分かったよ・・・。
「いや~ん!まさかライアとまた会えるなんて!!」
ってかさっきから俺に抱き付いていて離れようとしねえんだけど!!
何故だかは分かっているが、そんな俺とキッカに対してユラが殺気に近い眼差しを送っている・・・。
何故だか知らないが俺は恐怖を感じていた。
「ちょっと、いい加減ライアから離れなさいよ!!」
「え~なんで!せっかくの再会なんだからこれはただの友情のハグよ!」
おいおい!
キッカがこんないグイグイくるなんて…。
俺も昔同じようなスキンシップで接していたがそれはこいつを男だと思っていたからであって…。
「所でライア、そのお姉さん誰?」
「え?」
お姉さんって、ああモルフィの事か!
そういえばモルフィがうちを出た後に入ったからキッカはモルフィの事を知らないんだっけ?
とりあえず軽くモルフィをキッカに紹介した。
それ以外にも俺はキッカに俺も冒険者になった事、そしてパーティーを追い出されてユラ達とパーティーを組んだ事を伝えた。
キッカも驚いていた。
そりゃ最強と謳われている火炎の不死鳥に入っていたんだからな…。
追い出されたってのは驚くよな…。
「マジ!驚くよそりゃ!」
「まあでも、今は俺眠れる女神で盗賊としてがんばっているから!」
「いいなぁ!だったらさ!私もライアのパーティーに入れてよ!」
「え?」
「は?」
「はい?」
「なんと?」
「おやおや」
な、なんだってええええええええええええええええええええええええええええ!
この前ククルをパーティーに加入させたのに今度はキッカをパーティーに入れるだってええええ!!
そういや、さっき単独だとか言ってたみたいだし、どっかのパーティーには属していない事になるな。
しかし…。
「冗談じゃないわよ!」
「え!?」
ユラがいきなり、怒り出したぞ…。
しかも顔こっわ!
「久しぶり会ったと思ったら馴れ馴れしくライアに抱きついた挙げ句に今度は"パーティーに入れて"だってえ!?冗談は口だけにしなさいよ!ライアの隣は渡さないんだから!!」
「なに?嫉妬してるの?だったら勝負する?」
「え?」
「ユラ、私と1対1で戦おうよ!」
なにこの流れ!?
何で戦うって事になるんだよ!!
「いいわよ!もし私が勝ったらそのままここから立ち去りなさい!そして二度とライアに近づかないで!」
「いいよ!じゃあ私が勝ったら、ユラが出ていきな!」
なんかおかしな事になっちまったなぁ~。
(ライアは渡さない…)
(ライア、あなたのためなら)
((私達は戦うわ!))
2人の後ろで燃えているのが分かる!
本当に燃えてないけど燃えてるよ!
闘志が!!
ああ、何でこんな事に!!??
ーー5年前。
モルフィが冒険者として孤児院を後にしてすぐの頃だった。
孤児院に新しく入った子供としてキッカがやってきた。
やんちゃな性格で、当時は完全に俺は彼女を男だと思っていた。
こんなやんちゃなやつではあるが、キッカの両親は農家を勤めていたが、突然強盗によって殺害された事でうちの孤児院にやってきたのだった。
しかし、そんな悲しい過去にもめげない感じが俺の興味をそそり俺達は"親友"になった。
だが、キッカが孤児院に来てから半年経った頃、別れの時が来た。
キッカの里親が見つかり、キッカが引き取られる為に孤児院を出なきゃいけなくなった。
俺は泣くのをこらえて別れを告げた。
それがまさか・・・。
あんな形での再会とはな・・・。
***
「え!あんた、キッカなの!?」
「ってかお前、女だったの!?」
「ああ、ユラにミミカも!久しぶりい!」
「キッカお兄ちゃん…いえ、お姉ちゃん?とにかくお久しぶりです」
「君達の知り合いか?」
俺は今まさにびっくりしていた。
ずっと男だと思っていたキッカが実は女の子だったという事に…。
そういや、よくよく考えたら、男のくせに自分の事"私"って言ってたり、一緒に風呂に入るのを必死で拒んでいたりしたのも、よく分かったよ・・・。
「いや~ん!まさかライアとまた会えるなんて!!」
ってかさっきから俺に抱き付いていて離れようとしねえんだけど!!
何故だかは分かっているが、そんな俺とキッカに対してユラが殺気に近い眼差しを送っている・・・。
何故だか知らないが俺は恐怖を感じていた。
「ちょっと、いい加減ライアから離れなさいよ!!」
「え~なんで!せっかくの再会なんだからこれはただの友情のハグよ!」
おいおい!
キッカがこんないグイグイくるなんて…。
俺も昔同じようなスキンシップで接していたがそれはこいつを男だと思っていたからであって…。
「所でライア、そのお姉さん誰?」
「え?」
お姉さんって、ああモルフィの事か!
そういえばモルフィがうちを出た後に入ったからキッカはモルフィの事を知らないんだっけ?
とりあえず軽くモルフィをキッカに紹介した。
それ以外にも俺はキッカに俺も冒険者になった事、そしてパーティーを追い出されてユラ達とパーティーを組んだ事を伝えた。
キッカも驚いていた。
そりゃ最強と謳われている火炎の不死鳥に入っていたんだからな…。
追い出されたってのは驚くよな…。
「マジ!驚くよそりゃ!」
「まあでも、今は俺眠れる女神で盗賊としてがんばっているから!」
「いいなぁ!だったらさ!私もライアのパーティーに入れてよ!」
「え?」
「は?」
「はい?」
「なんと?」
「おやおや」
な、なんだってええええええええええええええええええええええええええええ!
この前ククルをパーティーに加入させたのに今度はキッカをパーティーに入れるだってええええ!!
そういや、さっき単独だとか言ってたみたいだし、どっかのパーティーには属していない事になるな。
しかし…。
「冗談じゃないわよ!」
「え!?」
ユラがいきなり、怒り出したぞ…。
しかも顔こっわ!
「久しぶり会ったと思ったら馴れ馴れしくライアに抱きついた挙げ句に今度は"パーティーに入れて"だってえ!?冗談は口だけにしなさいよ!ライアの隣は渡さないんだから!!」
「なに?嫉妬してるの?だったら勝負する?」
「え?」
「ユラ、私と1対1で戦おうよ!」
なにこの流れ!?
何で戦うって事になるんだよ!!
「いいわよ!もし私が勝ったらそのままここから立ち去りなさい!そして二度とライアに近づかないで!」
「いいよ!じゃあ私が勝ったら、ユラが出ていきな!」
なんかおかしな事になっちまったなぁ~。
(ライアは渡さない…)
(ライア、あなたのためなら)
((私達は戦うわ!))
2人の後ろで燃えているのが分かる!
本当に燃えてないけど燃えてるよ!
闘志が!!
ああ、何でこんな事に!!??
17
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる