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恋した少年①
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宇都木静、17歳。高校生。
彼女には気になる人がいた。
それは、塾の帰り。
「あ、こんにちは!」
「こ、こんにちは!」
静の気になる人、それはこの帰り道に会うランニングをしている少年。
とても爽やかな笑顔で挨拶してくれる彼に、静は心を奪われていた。
ーーーーー
『んで、またその男の子に見とれてたの?』
「そうそう!だってかっこいいんだもん!」
友達の優良とスマホで何気ない会話を交わしつつ、例の恋の相手の事で相談をしていた。
優良はギャル風の見た目をしていて恋愛関係が豊富らしく、良い相談相手であったから。
そんな彼女でも静にとっては親友でもあった。
『まあとにかく頑張ったら!』
「うん!頑張る!」
『それより静、今度のカラオケ忘れてないよね?』
「もっちろん!恋もだけど友情も大切にするから私!」
ーーーーー
ーー次の休日の夕方。
静は優良と、他の友達と共にカラオケに来ていた。
だが静は友達と歌って楽しんでいる時も、例の少年の事で頭がいっぱいだった。
「ああ、あの子、ここで会えたりしないかな?」
微かな切望を抱く静。
その時だった。
「え?あれって、」
静が視線を向けたのは、喫煙室だった。
すると驚いていた。
なんと、そこには例の彼がいた。
静は唖然としていた。
恋している相手がまさかの未成年喫煙をしていた事に・・・。
そう思っていると少年が部屋から出てきた。
「あ、ど、どうも…」
少年は焦ったような感じで静に挨拶をした。
その反面、静は悶絶としていた。
ーーーーー
カラオケが終わって静たちは近くのファミレスで夕食を食べていた。
静は少年の事が頭から離れなかった。
想い人である少年の意外な姿を見てしまったからであった。
それを友達に言えない苦悩は何ともむなしい…。
そんな時、静たちの座っているテーブルに間違ってアルコール飲料が置かれてしまった。
「もう!」
「あ、静それ・・・」
静は苦悩からアルコール飲料を間違って飲んでしまった。
すると、静はアルコールの影響でフラつき始めた。
「もう何なのよ!未成年喫煙ってよ!バレねえと思っていんのかよ!!」
明らかに静は酔っぱらっていた。
まるで酔っ払いオヤジのように…。
それを隣のテーブルにいた客が介抱しようとしていたが、静はその隣のテーブルの客を見て動転した。
「え、君あの時の!?」
「え、あ~!未成年喫煙者!」
隣に座っていたのはさっきの想い人だった。
「ごめん、それ俺が頼んだビールで…」
「はあ~!?あんた、未成年喫煙に限らず未成年飲酒までしてんの!?」
「え?未成年って!?」
らちが明かなくなって、一同は帰る事にした。
一行は店を出て外に出たものの、少年は静が心配で責任を感じて家まで送ろうとした。
だが…。
「あんたさあ!いいかげんにしなさいよ!」
「ええ…」
酔っぱらった静に呆れる少年…。
だが、これが始まりだった。
彼女には気になる人がいた。
それは、塾の帰り。
「あ、こんにちは!」
「こ、こんにちは!」
静の気になる人、それはこの帰り道に会うランニングをしている少年。
とても爽やかな笑顔で挨拶してくれる彼に、静は心を奪われていた。
ーーーーー
『んで、またその男の子に見とれてたの?』
「そうそう!だってかっこいいんだもん!」
友達の優良とスマホで何気ない会話を交わしつつ、例の恋の相手の事で相談をしていた。
優良はギャル風の見た目をしていて恋愛関係が豊富らしく、良い相談相手であったから。
そんな彼女でも静にとっては親友でもあった。
『まあとにかく頑張ったら!』
「うん!頑張る!」
『それより静、今度のカラオケ忘れてないよね?』
「もっちろん!恋もだけど友情も大切にするから私!」
ーーーーー
ーー次の休日の夕方。
静は優良と、他の友達と共にカラオケに来ていた。
だが静は友達と歌って楽しんでいる時も、例の少年の事で頭がいっぱいだった。
「ああ、あの子、ここで会えたりしないかな?」
微かな切望を抱く静。
その時だった。
「え?あれって、」
静が視線を向けたのは、喫煙室だった。
すると驚いていた。
なんと、そこには例の彼がいた。
静は唖然としていた。
恋している相手がまさかの未成年喫煙をしていた事に・・・。
そう思っていると少年が部屋から出てきた。
「あ、ど、どうも…」
少年は焦ったような感じで静に挨拶をした。
その反面、静は悶絶としていた。
ーーーーー
カラオケが終わって静たちは近くのファミレスで夕食を食べていた。
静は少年の事が頭から離れなかった。
想い人である少年の意外な姿を見てしまったからであった。
それを友達に言えない苦悩は何ともむなしい…。
そんな時、静たちの座っているテーブルに間違ってアルコール飲料が置かれてしまった。
「もう!」
「あ、静それ・・・」
静は苦悩からアルコール飲料を間違って飲んでしまった。
すると、静はアルコールの影響でフラつき始めた。
「もう何なのよ!未成年喫煙ってよ!バレねえと思っていんのかよ!!」
明らかに静は酔っぱらっていた。
まるで酔っ払いオヤジのように…。
それを隣のテーブルにいた客が介抱しようとしていたが、静はその隣のテーブルの客を見て動転した。
「え、君あの時の!?」
「え、あ~!未成年喫煙者!」
隣に座っていたのはさっきの想い人だった。
「ごめん、それ俺が頼んだビールで…」
「はあ~!?あんた、未成年喫煙に限らず未成年飲酒までしてんの!?」
「え?未成年って!?」
らちが明かなくなって、一同は帰る事にした。
一行は店を出て外に出たものの、少年は静が心配で責任を感じて家まで送ろうとした。
だが…。
「あんたさあ!いいかげんにしなさいよ!」
「ええ…」
酔っぱらった静に呆れる少年…。
だが、これが始まりだった。
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