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自宅に戻りひと息つきたかったのだけど今日はこれから午後の講義に出ないといけなかった。
弱り果てた芋虫である私は体がだるくて仕方なかったが、
身体に鞭を打ち必要な教材を鞄に寄せ集め、さっきまで抱えていたバッグから林檎の入った袋を取り出し再び外へ出た。
なんだかどっとした疲れは眠気を呼び覚ましこれは生理も近いという予兆でもあった。
車を大学へ向かわせ、こないだ林檎を捨てた川あたりをつらつらと眺め何かおかしなことになってはいなか確かめた。
だがべつだんこれといって変化はなく毎度汚いドブ河に杭が何本か刺さっていてごみがプカリプカリと絡まり浮かんでいた。
白いスチロールのケース、
得体の知れない何かや板切れ……。
そして何やら赤いボール……。
通り過ぎてしまう瞬間、それがなんであるか判ってしまった……。
「真っ赤な林檎!?」
私が投げ捨てた物だ。そいつはまだそこに居て私に拾われたいと願っているのだろうか?
「悲しいよかーちゃーん」
とか訴えかけているのだろうか?
悪夢だった。またパニックを起こしそうになり、ボール、あれはボール玉……。
あれはただの赤い小さな鞠?!
私は見なかったことにしながらアクセルを踏み込んでいた。
なにか身体がおかしかった……。
妙に鼓動が激しいし下半身にもぞもぞとするものを感じる……。
どうやらえっちをしたいような気分だ……。
生理前に欲情する子がいるのは知っていたけど。
自分もそういう経験をするとは思わなかった。
彼とのSEXが楽しくて仕方ない後遺症なのだろうか?
はたまた林檎のせいなのかは判らなかったが、
講義を聴いていても落ち着かずソワソワしドーパミンの放出量が少ないと
こういう不可思議な感覚に陥るのではと思った。
だがそれはすぐに放出されていくのだ……。
窓の外に目をやり再び彼の愛撫を思い出した。
髪をなでてくれる彼のすることの続きだ……。
彼はキスをする。
髪の毛、
首筋、
服、
肩、
鎖骨、
脇、
胸の始まり、
乳房の膨らみ、
乳首、
脇、
腰、
ショーツライン、
お尻、
ふともも、
ふくらはぎ、
足首、
足指、
手指、
指の股、
手首、
腕、
腹、
陰毛、
このとき私のショーツは脱がされかけていて
恥ずかしがる私の手を両脇に押しのけ、
その部分へ顔を埋めてくる……。
性器のあたりに彼の体温や息を感じ匂いを嗅がれる……恥ずかしい……。
身体をくねらせ逃げようとするが、じっとしていて、
いい子だからと言われ身動きが取れなくなり股を開かされてしまう……。
開かされた股の間からは濡れたそこがあらわになり全てを見られてしまう……。
匂いも嗅がれ、指を入れられ、舐めあげられてしまう……。恥ずかしい、
恥ずかしいのだが、心臓の鼓動はこれから起こる彼の舌使いに期待を高まらせてもいるのだ。
陰毛を優しく口先で撫でられ下半身にクンクンと彼の鼻を鳴らす音が聞こえ始める……。
私という人の感覚はこの辺りから徐々に無くなって来ているようで、
ゆっくりと頭の思考回路が閉ざしはじめ意識は全て彼のすることにだけ反応し始めるの……。
恥ずかしいけど気持ちいい、気持ちが良すぎ ておかしくなりそうだ……。
なんとか意識を元に戻そうとするが、そのたびに彼の愛撫は快感を引き連れ身体と心を犯して行く……。
性器へのキス、舌先で舐め上げられ、突付かれ転がされ、吸われるクリトリス。
時には指の腹で優しく擦られ回される……。
尿道もまさぐられ舌先で突かれ、
おしっこがしたいような感覚にさいなまれてしまうこともあったが、
彼にその事を言うといつでもしなさいねと笑って答えられてしまうだけで
本当に出来る訳ないでしょーと口先を尖らせた。
膣の中に指が入ってくる……。
私はどちらかというとクリの方が感じるのだが彼はクリよりも膣の中を責めてくるので、
以前に比べると格段に気持ちよさが変わって来ている。
しかも、最近彼によって発見されてしまった快感のスイッチがあって、
そこを責められるとツボにはまりすぎるみたいに
感じてしまい怖くなり拒否するんだけど、彼は構わずまさぐってくる……。
それは膣内の中ほどにあるらしく、
私が身体を逃がそうとしても力で押さえ込み指の数を増やしながら責め立てた……。
そして、彼は囁いてくる……。
「今2本だよ、1本と比べるとどう?」
私は答えられず、身体をくねらせ彼の指から逃れようとするけど、
桃色吐息の意味を彼に言い当てられなすがままなのだ。
感じてしまうところは全部彼に把握され、性感帯をどんどん押し広げられているみたいだった。
ビチョビチョとした音と私の吐息が静かな部屋の中で響き、
目を閉じてしまっている私は暗闇の中で恥ずかしい音と彼の体温を感じている……。
実際には小さな音なのだろうが、かなり大きな音に聞こえ恥ずかしい姿を晒している自分も想像している。
彼のまさぐる部分だけが意識の全てであって、暗闇の中で私はそこだけで生きているようだった。
感覚の全てが快楽へと流れ込み身を委ねている……。
恥ずかしいとか気持ち良いとかと言う感覚すら飛びかけているみたいで、
トランス状態一歩手前のようなとき私は果ててしまうのだ。
以前はどうなるのか気が引けて避けていた領域だったが、
今はそうすることが彼への思いを伝える手段だと思えるようになっていた。
だけど、彼は私がどんな状態で果てようと2回目の愛撫をすぐに始めるという責め方を好んでいた。
彼の前戯は私が2回果てるまで続く始まりの儀式なのだ。
いつだったかあまりにも感じ過ぎた私は彼の2回目の愛撫を拒否したことがあった。
いつにも増した快感は私の身体を過敏にし、気持ち悪いくらい敏感になっていたことがあった。
彼の2回目の始まりは唇へのキスから始まるのは知っていた。
そのまま、再び下半身へと彼の身体は動いて行くのだ……だが、
私は彼の顔がそこに到達する前に彼の頭を掴み、
お願い……もう駄目、
今日はいや、
いや、駄目……駄目なの…
…2回目はやめて……ね? と、
いやいやを繰り返したが、彼は聞き入れてくれず再び激しく性器を責め立てて行った……。
このときばかりは本気で逃げたかった……。
性器への愛撫だけでこれだけ感じすぎるのなら
彼のを迎え入れた時どうなるか怖くて仕方なかったのだ……。
だから必死で懇願した。彼ならきっと判ってくれると思ったからだったが、
その時見せた彼の顔とセリフを今きちんと思い出した。
「じっとしてろ鞠絵、もっと、もっと感じろ鞠絵……俺の中で良い子になれ!」
彼の眼差しは真剣で瞳の奥に見え隠れするものがなんだか判らず戸惑った。
私は目を閉じる事さえ不安で、胃の中がもやもやしうめき出していたらしい。
おかしくなる、おかしくなるって、これは後から彼に聞かされ知った事だったが……。
そして、私はなんと性器への愛撫だけで失神したのだ。
目が覚めると彼は隣にいて「ごめんよ」と言った。
私は泣きながら怖かったよーっと彼に抱きつき泣きながらキスを求めた。
彼もそれに応え何度も何度も抱きしめながら身体をさすってくれた事も思い出した。
このことはもう半年くらい前になるのかな?……。
私はどれくらいの間窓の外を見ていたのか判らなかったが、
気持ちはなんとなく落ち着きを取り戻し始めていて玲子が肩に手をかけたことにやっと気付いた。
「もしもーし。もしもしもしーーーー
おーい まりちゃ~ん おーい……
授業終わったよ----
おーーーい……コラ ガオー--!!!」
「ハイ?」
「んもーーー どうしたのさー?
何度呼んでも返事しないから心配しちゃったよ?
変なもん食べてない?
大丈夫?
どこか具合悪い???」
「うんうん、平気平気……ねね、
今日ちょっと体調すぐれなくてさ、ノート貸して?」
「構わないけど、本当にだいじぶ?? 保健室行こうか?」
「うぅん、平気、平気 うんうん」
玲子は私のことを心配そうに見ていたが、
研究実習室へ動こうと席を立とうとしたその時
ショーツに中に冷たい物を感じドキリとしてしまった……。
一瞬生理かと焦ったがそれは私の中から溢れ出した蜜だと直感し酷く溢れさせていたことを知った。
足をくねらせてみるとぬるぬるして肌に触ったがそれがなんと言えず心地良かった。
股とショーツの間にぴったりと貼りついている部分は冷たくなっていたが、
再びえっちな妄想の虜にさせていった。
玲子と歩きながら妙に小股で歩く私を誰もとがめなかった。
誰にも見られてはいなかったが、玲子ですら気がつかないのだから堂々としていれば良いのだろうけど、
かなり恥ずかしくはあった。誰にも言えない猥褻な思いを抱え歩いている私なのだから……。
履いているショーツを冷たくなるまで気付かず濡れに任せていた。
紫色っぽい紅色、深い色合いだけどパステル調でビビッドな印象を漂わせる大人の女性を思わせるショーツ。
ブラとおそろいの可愛いレースが縫い込まれていた。
そのお気に入りの下着は今蜜が染み付きあそこのあたりだけ色を濃くしているはずだ……。
うふふ、歩くたびなんだかうっとりしてきて歩き方をついに玲子に指摘されてしまった。
「鞠ちゃ~ん……オカマ? かゆいの?
ねぇ? おしっこならトイレはあっちよ知ってるかな??
あははは
今日の鞠ちゃん、かなり変よ?」
私はばれてしまっては仕方ないと照れ笑いしながらそそくさとトイレへ逃げ込んだ。
一番奥の洋式トイレに駆け込みドアを閉じた。
スカートをまくりショーツを恐る恐る降ろすと内股や肛門までも汚してしまっていて、
あそこから下着にはねっとりとした糸が引きドギマギしてしまった……。
私ってこんなに濡れやすかったかなと、
トイレットペーパーを回し取りそこの汚れを拭おうとした。
しかし、猥褻な思いは脳髄を直撃してしまっていた……。
個室……。
一人きり……。
誰も居ない女子トイレ……。
オナニー
いけない言葉が浮かんでいた……。
オナニーは排他的な行為だと滅多にしなかったのだが、
最近は彼とのことが引き金になっているのだろう、
逢えない寂しさを紛らわせようと時おりしてしまうことはあった。
だが、まさか、学校のトイレ……自宅以外で……。
そう思うと身体は火照って熱くなり、またあそこから蜜を溢れさせ思わず彼のセリフに返事をしていた。
「良い子になる……」
鞠絵の指はいとも簡単に膣の中に入り彼の探し当てたスイッチを探りまさぐり始めた。
蜜はとめどなく溢れ指を汚し肛門から便器の中にポタポタと落ちて行くようだった。
学校関係者が利用するトイレ……。
今、誰が入ってきてもおかしくない場所……。
公共施設内でのスリルは鞠絵にかなり激しい興奮を呼び、じっと声を押し殺し性器を弄らせた……。
もうたまらなかった……耳をそばだて細心の注意を払いオナニーしている私。
指はくねくねと動き彼のする手つきを真似て弄り、
服の中に手を入れ、ブラジャーをずらし、乳房を掴み揉みしだいた。
妄想の中で彼は私と同じトイレの中に居て、
私の口におちんちんをネジ入れている……。
私は自慰させられながら彼の物に吸い付いているのだ……。
こんな私を彼はどう思うだろうか?
良い子にはなりたかった。彼だけの良い子に……。だがこれでは変態だ……。
私はいけない子? いけない子? いけない子?
どんなに頭の中で彼に助けを求めても指の動きは止まらなかった。
そして、激しい刺激に飲み込まれそのまま果ててしまった。
生理前の欲情がそうさせてしまったのだろうと、
嫌悪感を覚えたが次の授業に遅れてはいけないと、
今度はきちんと性器辺りを綺麗に肛門まで溢れた蜜をぬぐい、
ショーツのヌルヌルもなんとかふき取って紙をトイレの中に放り込んだ。
立ち上がり身だしなみに注意しながらトイレの水を流した……ジャジャジャ~
水と一緒にしてしまった行為のことも流れてしまえばいいのにと思ったとき……。
ごうごうと音のする水流にぐるんぐるんと回るそれを見た。
私はまた、林檎を産んでいた……。
何やら産む時間が早まっていた……今日は2個目だ。
大きさも色も以前の物と大差ないがそれはしっかりそこにあって、
かーちゃーんただいまーとか言ってそうな3個目の林檎だった。
不思議なことにかなり冷静な私は林檎を素手で掴みあげ
新生児を取り上げた後のように洗面所で手と一緒にごしごしと洗った。
こんな所を誰かに見られようものならお前はアライグマかと?
あだ名を付けられそうだったが、汚いから洗っているだけで、
ただそれだけのように振舞えばいいのだと心に思い描いた。
オナニーした報い?
いけない子は一生林檎を産んでしまうの?
もう考えるのを止めよう……。
日に2個である、もう諦めよう……。
この先この症状と長く付き合わないと駄目なのかも知れないし、
今のところ健康上の不具合はないのだ。
強いて言えば林檎を産んでしまうということをきちんと受け止めないと気がおかしくなって、
柔らかい壁に囲まれた部屋で拘束服を着させられているかも知れないのだ。
自由を奪われてしまう事は何としてでも避けたかった。
私はこれが女のしたたかな強さかなと実感しにやけてしまったが、
腕時計を覗くと授業はとっくに始まっていて急いでトイレを飛び出すと実習研究室に向った。
左手に持つ林檎を捨てる事は出来ない、
取っておくしかないのなら観察するしかないはずだ。
毎日観察すれば何故林檎を産んでしまうのか
ヒントが得られるかもしれないと考えた。少し心が晴れて来た。
数日来始めての快晴だった。
もやもやとしたえっちな思いもオナニーという方法で少しは開放することができたし、
私はいけない子だと言うことをすっかり忘れ、
廊下をスカートの裾をひる返し軽やかに走って行った。
自宅に着いて早々、はやる思いで林檎をカバンから取り出す。
見れば見るほどつやつやとした綺麗な林檎たちだ。
試しに一個食べてしまっても問題は無いだろうと感じたが、
多分という考えなので毒味をするまではなんとも言えないのだ。
だけど、これには毒など入ってはいないだろうと女の感は囁いていた。
きっとそうだろうと思った。
これは毒の盛られた悪い女王の食料兵器ではないのだ。
私の体の特出した体質から外へただ吐き出される林檎なのだ。
もしかすると、今後の世界の食糧難を見越し神が指名した人物かも知れない♪
そうすると私は世界で2番目の救世主。
13人の使途を引き連れ肉の変わりにお股から直接林檎を与える
「えっちな救世主!?!? なのかも……」
また、お馬鹿な妄想が広がり吹き出したが それはブルーになることなく
一人でゲラゲラ笑ってしまった。
しまいには林檎を皆でかじりつつ最後の晩餐でもいいかな?
アハハハハ、余裕しゃくしゃくで、もうなんでも来いの気分だ。
一生分の災難が今、降り注がれ結果は見えくても、
心のあり方ひとつでなんとでもなるなーということに気付かされた。
この状況はもしやこれからの人生に幸運だけを運んでくる複線とか予兆なのではないか?
なんだかとっても気分が良くなってきたので、
彼のためだけにあるエビスビールを冷蔵庫から取り出しグラスに注ぎ、グビグビとやってしまった。
プハーッ。
苦いけど冷たいビールは喉に心地良く爽快感が広がり、
そのままグラスにあるビールを3口くらいで飲み干しとても美味しかった。
普段はお酒を滅多に飲まないのだけど2本目のビールのプルタブを引き上げた。
プシューッ。
机のグラスに再び並々と注ぐと泡がこぼれそうになり居酒屋で見かけるおやじさながら
口を付けもったいないといったふうにそのままグビグビ飲んだ。
注いだビールを半分だけ残し、私はソファの上にごろんと横になった。
手を額に当て天井の細かな模様を見つめ前の住人が、
残して行ったであろう染みを発見しなんであんな所に染みができるのかなと、
酔いが回るにつれ彼のことを思い出した。
彼の言う”ごめんね”を付き合い始めてから何度か聞いたことがあった。
それは特に、SEXした後に聞くことが多いようで、
激しく責められてしまったあとだったよな気がした。
彼が何故あやまったのか、
それはやはりあの目の奥に隠された真剣な気持ちが原因なんだろうと思う。
彼は私を愛することが、SEXすることが好きでたまらない人物だということは判っていた。
でもそれは、力任せの猿の様にではない優しさと気遣いで私を目覚めさせて行っている?……。
彼はたびたび私の問いかける素朴な疑問に答えをはぐらかしたが、
それは私を長い時間をかけよい子にするための調整を計っている?……。
本当はもっともっと開発し、調教し、躾けたいのではないだろうか?
自分で思っていても露骨な表現だが、
そう考える事が一番ぴったりと当てはまり納得のいく考えだった。
そんなことを考えているとまた溢れて来た。
かなり濡れやすい体質になってきているのだ。
股の奥が疼きだし、トイレでした事を思い出す。
なんともやるせない気持ちになったがスリルに満ちた、
いけない行為は心の奥のざわめきを隠さずにはいられなかった。
酔いは私の瞼を重くし子供のころを思い出させた。
瞼の裏側にキラキラとした模様が見え隠れし始めた……。
恐ろしく綺麗な色とりどりな模様たち……。
暗闇の美しい光りは目の焦点を移動させると筋肉の動きに合わせうごめいた……。
瞼の中の風景は遠い宇宙の中心のようにも見えた。
だけど、その模様たちはわずか1ミリにも満たない距離で瞬き、流れ、
溶け合いながら幼い頃の自分へと引き戻して行った……。
夢と現実の狭間で見る幼い頃の私……。
その頃の情景が浮かんでは消え浮かんではアングルが変わり
別のシーンやもう一人の私で小さな鞠絵を捕らえている。
安っぽいテレビドラマのようだがやたらと視野が狭く、
普段の目で捕らえている情景ではなかった。
主人公も私だが、カメラマンも私という夢の世界。
どこの誰とも知らない登場人物が多く、数人の子供が映りこんでいった……。
私は広い広い廃屋工場の一角で大きな鉄の柱にくくりつけられ、
何やら盗賊団に囚われた人質……?
お姫様なのだろうか?
縛られたロープは汚れ放題で埃っぽく油にまみれで、着てる服を汚してしまっていた。
そのことを母に叱られると心配し大声で泣き喚いている……。
盗賊団のボスは泣いて騒ぐ私に静にしろと言っている。
泣き止まないと、泣き止まないと???
どうやらこの先どう、ごっこ話しを続けていいのか判らなさそうに
周りの子分役に目くばせしている。
その子分の中の一人だけ顔をしっかり覚えている奴が居て、
名前をかずまと言っただろうか?
そいつが何を思ったのか太って大きなボス役の子を押しのけ私の前にしゃしゃり出て来た。
そしてそのままズボンとパンツを一緒に降ろし、
私は??? 何がはじまるんだ?
とそこを凝視した瞬間かずま君の小さなそこから、黄色い液体降り注いだのだ……。
そのかずま君は私の顔をじーっと見ながら気持ち良さそうな顔をしている……。
私はビックリして泣き止んだが、
頭からほとばしる黄色い液体は他の盗賊団から僕も、
僕もと次々と発射され幾本もの黄色い噴水を作った。
黄色い液体は頭や顔、身体に降り注ぎ私は、私は、
あっけにとられその生暖かいのを受けていたが、
実は、それが、なんとも言えず。
うっとりしてしまっていたのだ……。
思い出してみればえっちな記憶は幼少の頃にもあったらしい。
盗賊団ごっこはそれで大団円? を迎えたが、
黄色い液体をかけた悪ガキ共はしてしまった行為に悪びれ一目散に逃げてしまった。
小さな鞠絵は取り残されてしまい、放置されたままの自分に恐怖を覚えた。
もがいても動けないことを再認識するとまた泣き出しお家に帰してーっと喚いた。
このまま誰にも気付かれなかったらどうしよう?
化け物屋敷のように見える工場はガランとして生気のない廃屋……。
壁のあちこちは壊れ漏れこむ光は空気が埃っぽいことを強調している……。
その時だった。数分後だと思うが、ガラガラと大きな扉が開く音がして
逃げ出した1つ年下で黄色い液体を浴びせた張本人が一人戻って来たのだ。
彼は私の元へかけよると、ごめんね、ごめんねと何度も言いながら
子供の手に余る大きくて重い縄をやっとの思いで解いてくれたのだった。
私を立ち上がらせるとまたごめんねと呟いた。
なにせ子供だ、ドロドロに汚れてしまった髪や顔や服を気にしてはいなかった。
帰ってから怒られてしまうことも忘れかずま君の言う言葉にうなづいていた。
「またしようねお姫様ごっこ」どうやらお姫様ごっこだったらしい……。
私はうんと頷き繋がれた手の感触まで思い出した。
自宅に戻りひと息つきたかったのだけど今日はこれから午後の講義に出ないといけなかった。
弱り果てた芋虫である私は体がだるくて仕方なかったが、
身体に鞭を打ち必要な教材を鞄に寄せ集め、さっきまで抱えていたバッグから林檎の入った袋を取り出し再び外へ出た。
なんだかどっとした疲れは眠気を呼び覚ましこれは生理も近いという予兆でもあった。
車を大学へ向かわせ、こないだ林檎を捨てた川あたりをつらつらと眺め何かおかしなことになってはいなか確かめた。
だがべつだんこれといって変化はなく毎度汚いドブ河に杭が何本か刺さっていてごみがプカリプカリと絡まり浮かんでいた。
白いスチロールのケース、
得体の知れない何かや板切れ……。
そして何やら赤いボール……。
通り過ぎてしまう瞬間、それがなんであるか判ってしまった……。
「真っ赤な林檎!?」
私が投げ捨てた物だ。そいつはまだそこに居て私に拾われたいと願っているのだろうか?
「悲しいよかーちゃーん」
とか訴えかけているのだろうか?
悪夢だった。またパニックを起こしそうになり、ボール、あれはボール玉……。
あれはただの赤い小さな鞠?!
私は見なかったことにしながらアクセルを踏み込んでいた。
なにか身体がおかしかった……。
妙に鼓動が激しいし下半身にもぞもぞとするものを感じる……。
どうやらえっちをしたいような気分だ……。
生理前に欲情する子がいるのは知っていたけど。
自分もそういう経験をするとは思わなかった。
彼とのSEXが楽しくて仕方ない後遺症なのだろうか?
はたまた林檎のせいなのかは判らなかったが、
講義を聴いていても落ち着かずソワソワしドーパミンの放出量が少ないと
こういう不可思議な感覚に陥るのではと思った。
だがそれはすぐに放出されていくのだ……。
窓の外に目をやり再び彼の愛撫を思い出した。
髪をなでてくれる彼のすることの続きだ……。
彼はキスをする。
髪の毛、
首筋、
服、
肩、
鎖骨、
脇、
胸の始まり、
乳房の膨らみ、
乳首、
脇、
腰、
ショーツライン、
お尻、
ふともも、
ふくらはぎ、
足首、
足指、
手指、
指の股、
手首、
腕、
腹、
陰毛、
このとき私のショーツは脱がされかけていて
恥ずかしがる私の手を両脇に押しのけ、
その部分へ顔を埋めてくる……。
性器のあたりに彼の体温や息を感じ匂いを嗅がれる……恥ずかしい……。
身体をくねらせ逃げようとするが、じっとしていて、
いい子だからと言われ身動きが取れなくなり股を開かされてしまう……。
開かされた股の間からは濡れたそこがあらわになり全てを見られてしまう……。
匂いも嗅がれ、指を入れられ、舐めあげられてしまう……。恥ずかしい、
恥ずかしいのだが、心臓の鼓動はこれから起こる彼の舌使いに期待を高まらせてもいるのだ。
陰毛を優しく口先で撫でられ下半身にクンクンと彼の鼻を鳴らす音が聞こえ始める……。
私という人の感覚はこの辺りから徐々に無くなって来ているようで、
ゆっくりと頭の思考回路が閉ざしはじめ意識は全て彼のすることにだけ反応し始めるの……。
恥ずかしいけど気持ちいい、気持ちが良すぎ ておかしくなりそうだ……。
なんとか意識を元に戻そうとするが、そのたびに彼の愛撫は快感を引き連れ身体と心を犯して行く……。
性器へのキス、舌先で舐め上げられ、突付かれ転がされ、吸われるクリトリス。
時には指の腹で優しく擦られ回される……。
尿道もまさぐられ舌先で突かれ、
おしっこがしたいような感覚にさいなまれてしまうこともあったが、
彼にその事を言うといつでもしなさいねと笑って答えられてしまうだけで
本当に出来る訳ないでしょーと口先を尖らせた。
膣の中に指が入ってくる……。
私はどちらかというとクリの方が感じるのだが彼はクリよりも膣の中を責めてくるので、
以前に比べると格段に気持ちよさが変わって来ている。
しかも、最近彼によって発見されてしまった快感のスイッチがあって、
そこを責められるとツボにはまりすぎるみたいに
感じてしまい怖くなり拒否するんだけど、彼は構わずまさぐってくる……。
それは膣内の中ほどにあるらしく、
私が身体を逃がそうとしても力で押さえ込み指の数を増やしながら責め立てた……。
そして、彼は囁いてくる……。
「今2本だよ、1本と比べるとどう?」
私は答えられず、身体をくねらせ彼の指から逃れようとするけど、
桃色吐息の意味を彼に言い当てられなすがままなのだ。
感じてしまうところは全部彼に把握され、性感帯をどんどん押し広げられているみたいだった。
ビチョビチョとした音と私の吐息が静かな部屋の中で響き、
目を閉じてしまっている私は暗闇の中で恥ずかしい音と彼の体温を感じている……。
実際には小さな音なのだろうが、かなり大きな音に聞こえ恥ずかしい姿を晒している自分も想像している。
彼のまさぐる部分だけが意識の全てであって、暗闇の中で私はそこだけで生きているようだった。
感覚の全てが快楽へと流れ込み身を委ねている……。
恥ずかしいとか気持ち良いとかと言う感覚すら飛びかけているみたいで、
トランス状態一歩手前のようなとき私は果ててしまうのだ。
以前はどうなるのか気が引けて避けていた領域だったが、
今はそうすることが彼への思いを伝える手段だと思えるようになっていた。
だけど、彼は私がどんな状態で果てようと2回目の愛撫をすぐに始めるという責め方を好んでいた。
彼の前戯は私が2回果てるまで続く始まりの儀式なのだ。
いつだったかあまりにも感じ過ぎた私は彼の2回目の愛撫を拒否したことがあった。
いつにも増した快感は私の身体を過敏にし、気持ち悪いくらい敏感になっていたことがあった。
彼の2回目の始まりは唇へのキスから始まるのは知っていた。
そのまま、再び下半身へと彼の身体は動いて行くのだ……だが、
私は彼の顔がそこに到達する前に彼の頭を掴み、
お願い……もう駄目、
今日はいや、
いや、駄目……駄目なの…
…2回目はやめて……ね? と、
いやいやを繰り返したが、彼は聞き入れてくれず再び激しく性器を責め立てて行った……。
このときばかりは本気で逃げたかった……。
性器への愛撫だけでこれだけ感じすぎるのなら
彼のを迎え入れた時どうなるか怖くて仕方なかったのだ……。
だから必死で懇願した。彼ならきっと判ってくれると思ったからだったが、
その時見せた彼の顔とセリフを今きちんと思い出した。
「じっとしてろ鞠絵、もっと、もっと感じろ鞠絵……俺の中で良い子になれ!」
彼の眼差しは真剣で瞳の奥に見え隠れするものがなんだか判らず戸惑った。
私は目を閉じる事さえ不安で、胃の中がもやもやしうめき出していたらしい。
おかしくなる、おかしくなるって、これは後から彼に聞かされ知った事だったが……。
そして、私はなんと性器への愛撫だけで失神したのだ。
目が覚めると彼は隣にいて「ごめんよ」と言った。
私は泣きながら怖かったよーっと彼に抱きつき泣きながらキスを求めた。
彼もそれに応え何度も何度も抱きしめながら身体をさすってくれた事も思い出した。
このことはもう半年くらい前になるのかな?……。
私はどれくらいの間窓の外を見ていたのか判らなかったが、
気持ちはなんとなく落ち着きを取り戻し始めていて玲子が肩に手をかけたことにやっと気付いた。
「もしもーし。もしもしもしーーーー
おーい まりちゃ~ん おーい……
授業終わったよ----
おーーーい……コラ ガオー--!!!」
「ハイ?」
「んもーーー どうしたのさー?
何度呼んでも返事しないから心配しちゃったよ?
変なもん食べてない?
大丈夫?
どこか具合悪い???」
「うんうん、平気平気……ねね、
今日ちょっと体調すぐれなくてさ、ノート貸して?」
「構わないけど、本当にだいじぶ?? 保健室行こうか?」
「うぅん、平気、平気 うんうん」
玲子は私のことを心配そうに見ていたが、
研究実習室へ動こうと席を立とうとしたその時
ショーツに中に冷たい物を感じドキリとしてしまった……。
一瞬生理かと焦ったがそれは私の中から溢れ出した蜜だと直感し酷く溢れさせていたことを知った。
足をくねらせてみるとぬるぬるして肌に触ったがそれがなんと言えず心地良かった。
股とショーツの間にぴったりと貼りついている部分は冷たくなっていたが、
再びえっちな妄想の虜にさせていった。
玲子と歩きながら妙に小股で歩く私を誰もとがめなかった。
誰にも見られてはいなかったが、玲子ですら気がつかないのだから堂々としていれば良いのだろうけど、
かなり恥ずかしくはあった。誰にも言えない猥褻な思いを抱え歩いている私なのだから……。
履いているショーツを冷たくなるまで気付かず濡れに任せていた。
紫色っぽい紅色、深い色合いだけどパステル調でビビッドな印象を漂わせる大人の女性を思わせるショーツ。
ブラとおそろいの可愛いレースが縫い込まれていた。
そのお気に入りの下着は今蜜が染み付きあそこのあたりだけ色を濃くしているはずだ……。
うふふ、歩くたびなんだかうっとりしてきて歩き方をついに玲子に指摘されてしまった。
「鞠ちゃ~ん……オカマ? かゆいの?
ねぇ? おしっこならトイレはあっちよ知ってるかな??
あははは
今日の鞠ちゃん、かなり変よ?」
私はばれてしまっては仕方ないと照れ笑いしながらそそくさとトイレへ逃げ込んだ。
一番奥の洋式トイレに駆け込みドアを閉じた。
スカートをまくりショーツを恐る恐る降ろすと内股や肛門までも汚してしまっていて、
あそこから下着にはねっとりとした糸が引きドギマギしてしまった……。
私ってこんなに濡れやすかったかなと、
トイレットペーパーを回し取りそこの汚れを拭おうとした。
しかし、猥褻な思いは脳髄を直撃してしまっていた……。
個室……。
一人きり……。
誰も居ない女子トイレ……。
オナニー
いけない言葉が浮かんでいた……。
オナニーは排他的な行為だと滅多にしなかったのだが、
最近は彼とのことが引き金になっているのだろう、
逢えない寂しさを紛らわせようと時おりしてしまうことはあった。
だが、まさか、学校のトイレ……自宅以外で……。
そう思うと身体は火照って熱くなり、またあそこから蜜を溢れさせ思わず彼のセリフに返事をしていた。
「良い子になる……」
鞠絵の指はいとも簡単に膣の中に入り彼の探し当てたスイッチを探りまさぐり始めた。
蜜はとめどなく溢れ指を汚し肛門から便器の中にポタポタと落ちて行くようだった。
学校関係者が利用するトイレ……。
今、誰が入ってきてもおかしくない場所……。
公共施設内でのスリルは鞠絵にかなり激しい興奮を呼び、じっと声を押し殺し性器を弄らせた……。
もうたまらなかった……耳をそばだて細心の注意を払いオナニーしている私。
指はくねくねと動き彼のする手つきを真似て弄り、
服の中に手を入れ、ブラジャーをずらし、乳房を掴み揉みしだいた。
妄想の中で彼は私と同じトイレの中に居て、
私の口におちんちんをネジ入れている……。
私は自慰させられながら彼の物に吸い付いているのだ……。
こんな私を彼はどう思うだろうか?
良い子にはなりたかった。彼だけの良い子に……。だがこれでは変態だ……。
私はいけない子? いけない子? いけない子?
どんなに頭の中で彼に助けを求めても指の動きは止まらなかった。
そして、激しい刺激に飲み込まれそのまま果ててしまった。
生理前の欲情がそうさせてしまったのだろうと、
嫌悪感を覚えたが次の授業に遅れてはいけないと、
今度はきちんと性器辺りを綺麗に肛門まで溢れた蜜をぬぐい、
ショーツのヌルヌルもなんとかふき取って紙をトイレの中に放り込んだ。
立ち上がり身だしなみに注意しながらトイレの水を流した……ジャジャジャ~
水と一緒にしてしまった行為のことも流れてしまえばいいのにと思ったとき……。
ごうごうと音のする水流にぐるんぐるんと回るそれを見た。
私はまた、林檎を産んでいた……。
何やら産む時間が早まっていた……今日は2個目だ。
大きさも色も以前の物と大差ないがそれはしっかりそこにあって、
かーちゃーんただいまーとか言ってそうな3個目の林檎だった。
不思議なことにかなり冷静な私は林檎を素手で掴みあげ
新生児を取り上げた後のように洗面所で手と一緒にごしごしと洗った。
こんな所を誰かに見られようものならお前はアライグマかと?
あだ名を付けられそうだったが、汚いから洗っているだけで、
ただそれだけのように振舞えばいいのだと心に思い描いた。
オナニーした報い?
いけない子は一生林檎を産んでしまうの?
もう考えるのを止めよう……。
日に2個である、もう諦めよう……。
この先この症状と長く付き合わないと駄目なのかも知れないし、
今のところ健康上の不具合はないのだ。
強いて言えば林檎を産んでしまうということをきちんと受け止めないと気がおかしくなって、
柔らかい壁に囲まれた部屋で拘束服を着させられているかも知れないのだ。
自由を奪われてしまう事は何としてでも避けたかった。
私はこれが女のしたたかな強さかなと実感しにやけてしまったが、
腕時計を覗くと授業はとっくに始まっていて急いでトイレを飛び出すと実習研究室に向った。
左手に持つ林檎を捨てる事は出来ない、
取っておくしかないのなら観察するしかないはずだ。
毎日観察すれば何故林檎を産んでしまうのか
ヒントが得られるかもしれないと考えた。少し心が晴れて来た。
数日来始めての快晴だった。
もやもやとしたえっちな思いもオナニーという方法で少しは開放することができたし、
私はいけない子だと言うことをすっかり忘れ、
廊下をスカートの裾をひる返し軽やかに走って行った。
自宅に着いて早々、はやる思いで林檎をカバンから取り出す。
見れば見るほどつやつやとした綺麗な林檎たちだ。
試しに一個食べてしまっても問題は無いだろうと感じたが、
多分という考えなので毒味をするまではなんとも言えないのだ。
だけど、これには毒など入ってはいないだろうと女の感は囁いていた。
きっとそうだろうと思った。
これは毒の盛られた悪い女王の食料兵器ではないのだ。
私の体の特出した体質から外へただ吐き出される林檎なのだ。
もしかすると、今後の世界の食糧難を見越し神が指名した人物かも知れない♪
そうすると私は世界で2番目の救世主。
13人の使途を引き連れ肉の変わりにお股から直接林檎を与える
「えっちな救世主!?!? なのかも……」
また、お馬鹿な妄想が広がり吹き出したが それはブルーになることなく
一人でゲラゲラ笑ってしまった。
しまいには林檎を皆でかじりつつ最後の晩餐でもいいかな?
アハハハハ、余裕しゃくしゃくで、もうなんでも来いの気分だ。
一生分の災難が今、降り注がれ結果は見えくても、
心のあり方ひとつでなんとでもなるなーということに気付かされた。
この状況はもしやこれからの人生に幸運だけを運んでくる複線とか予兆なのではないか?
なんだかとっても気分が良くなってきたので、
彼のためだけにあるエビスビールを冷蔵庫から取り出しグラスに注ぎ、グビグビとやってしまった。
プハーッ。
苦いけど冷たいビールは喉に心地良く爽快感が広がり、
そのままグラスにあるビールを3口くらいで飲み干しとても美味しかった。
普段はお酒を滅多に飲まないのだけど2本目のビールのプルタブを引き上げた。
プシューッ。
机のグラスに再び並々と注ぐと泡がこぼれそうになり居酒屋で見かけるおやじさながら
口を付けもったいないといったふうにそのままグビグビ飲んだ。
注いだビールを半分だけ残し、私はソファの上にごろんと横になった。
手を額に当て天井の細かな模様を見つめ前の住人が、
残して行ったであろう染みを発見しなんであんな所に染みができるのかなと、
酔いが回るにつれ彼のことを思い出した。
彼の言う”ごめんね”を付き合い始めてから何度か聞いたことがあった。
それは特に、SEXした後に聞くことが多いようで、
激しく責められてしまったあとだったよな気がした。
彼が何故あやまったのか、
それはやはりあの目の奥に隠された真剣な気持ちが原因なんだろうと思う。
彼は私を愛することが、SEXすることが好きでたまらない人物だということは判っていた。
でもそれは、力任せの猿の様にではない優しさと気遣いで私を目覚めさせて行っている?……。
彼はたびたび私の問いかける素朴な疑問に答えをはぐらかしたが、
それは私を長い時間をかけよい子にするための調整を計っている?……。
本当はもっともっと開発し、調教し、躾けたいのではないだろうか?
自分で思っていても露骨な表現だが、
そう考える事が一番ぴったりと当てはまり納得のいく考えだった。
そんなことを考えているとまた溢れて来た。
かなり濡れやすい体質になってきているのだ。
股の奥が疼きだし、トイレでした事を思い出す。
なんともやるせない気持ちになったがスリルに満ちた、
いけない行為は心の奥のざわめきを隠さずにはいられなかった。
酔いは私の瞼を重くし子供のころを思い出させた。
瞼の裏側にキラキラとした模様が見え隠れし始めた……。
恐ろしく綺麗な色とりどりな模様たち……。
暗闇の美しい光りは目の焦点を移動させると筋肉の動きに合わせうごめいた……。
瞼の中の風景は遠い宇宙の中心のようにも見えた。
だけど、その模様たちはわずか1ミリにも満たない距離で瞬き、流れ、
溶け合いながら幼い頃の自分へと引き戻して行った……。
夢と現実の狭間で見る幼い頃の私……。
その頃の情景が浮かんでは消え浮かんではアングルが変わり
別のシーンやもう一人の私で小さな鞠絵を捕らえている。
安っぽいテレビドラマのようだがやたらと視野が狭く、
普段の目で捕らえている情景ではなかった。
主人公も私だが、カメラマンも私という夢の世界。
どこの誰とも知らない登場人物が多く、数人の子供が映りこんでいった……。
私は広い広い廃屋工場の一角で大きな鉄の柱にくくりつけられ、
何やら盗賊団に囚われた人質……?
お姫様なのだろうか?
縛られたロープは汚れ放題で埃っぽく油にまみれで、着てる服を汚してしまっていた。
そのことを母に叱られると心配し大声で泣き喚いている……。
盗賊団のボスは泣いて騒ぐ私に静にしろと言っている。
泣き止まないと、泣き止まないと???
どうやらこの先どう、ごっこ話しを続けていいのか判らなさそうに
周りの子分役に目くばせしている。
その子分の中の一人だけ顔をしっかり覚えている奴が居て、
名前をかずまと言っただろうか?
そいつが何を思ったのか太って大きなボス役の子を押しのけ私の前にしゃしゃり出て来た。
そしてそのままズボンとパンツを一緒に降ろし、
私は??? 何がはじまるんだ?
とそこを凝視した瞬間かずま君の小さなそこから、黄色い液体降り注いだのだ……。
そのかずま君は私の顔をじーっと見ながら気持ち良さそうな顔をしている……。
私はビックリして泣き止んだが、
頭からほとばしる黄色い液体は他の盗賊団から僕も、
僕もと次々と発射され幾本もの黄色い噴水を作った。
黄色い液体は頭や顔、身体に降り注ぎ私は、私は、
あっけにとられその生暖かいのを受けていたが、
実は、それが、なんとも言えず。
うっとりしてしまっていたのだ……。
思い出してみればえっちな記憶は幼少の頃にもあったらしい。
盗賊団ごっこはそれで大団円? を迎えたが、
黄色い液体をかけた悪ガキ共はしてしまった行為に悪びれ一目散に逃げてしまった。
小さな鞠絵は取り残されてしまい、放置されたままの自分に恐怖を覚えた。
もがいても動けないことを再認識するとまた泣き出しお家に帰してーっと喚いた。
このまま誰にも気付かれなかったらどうしよう?
化け物屋敷のように見える工場はガランとして生気のない廃屋……。
壁のあちこちは壊れ漏れこむ光は空気が埃っぽいことを強調している……。
その時だった。数分後だと思うが、ガラガラと大きな扉が開く音がして
逃げ出した1つ年下で黄色い液体を浴びせた張本人が一人戻って来たのだ。
彼は私の元へかけよると、ごめんね、ごめんねと何度も言いながら
子供の手に余る大きくて重い縄をやっとの思いで解いてくれたのだった。
私を立ち上がらせるとまたごめんねと呟いた。
なにせ子供だ、ドロドロに汚れてしまった髪や顔や服を気にしてはいなかった。
帰ってから怒られてしまうことも忘れかずま君の言う言葉にうなづいていた。
「またしようねお姫様ごっこ」どうやらお姫様ごっこだったらしい……。
私はうんと頷き繋がれた手の感触まで思い出した。
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