8 / 115
結ばれた手と手
邂逅、そして(2/6)
しおりを挟む
また野営を挟み、旅に出て三日目の昼頃。目的地が近づいてきた。
村が近づいてきたために街道で人とすれ違う回数も増えてくる。近隣の森に狩りに向かう狩人、村々を回って交易をする護衛付きの商隊。そのすれ違う全ての者がまずユウの黒髪に興味を示し、ついでその後ろをぴょんぴょんとついてくる魔物に目を丸くする。
「そろそろどうにかしたほうがいいんじゃないか」
街道の先にとうとう村を囲う木の柵が見えてきたので辟易した様子のレイが言った。いくらなんでも村の中にスライムを連れて入るわけにはいかない。
「というかそいつ、もともとそんな色だったか?」
レイの記憶が確かなら、昨日出会った当初スライムは薄い青をしていたはずだ。
だが今ユウの足元に寄り添うそれはどう見ても青ではなく、恥じらう乙女の頬のような淡いピンク色に色づいていた。生息域によってスライムの色が違うことは知られているが、色が変化したという話は聞いたことがない。
「なんかな、ごはんあげる度にちょっとづつ色ついてきてん」
ユウが薄桃色のスライムを抱き上げて頬ずりする。もはやスライム以上に彼女がスライムを溺愛していた。
「やっぱり魔力供給が原因かしら。私がやってたらまた別の色になったのかしらね」
食べ物によって生き物の体色が変化するのはままあること。ここまで急激な変化は珍しいだろうが、魔力が関与している事案ならば大抵のことは起こりうる。魔力の探求者であるところの魔法師であるセラの口振りには少しばかりの好奇心が覗いていた。
「……連れてったらアカン?」
薄桃色の塊越しに上目遣いでねだる勇者。
「駄目だ」
騎士はきっぱりと断言した。そもそもレイが許す許さないに関わらず、村内に魔物が入ることを村民達が許しはしないだろう。
ユウもその点は理解しているかそれ以上ダダをこねることはなかった。だがあからさまにシュンとしょげた様子を見てレイは少しばかり心が痛んだ。だがこればかりはどうしようもない。
「アカンねんて……」
別れを惜しむようにもう一度スライムを顔をうずめたユウはその魔物をゆっくりと地面に降ろす。
ぷるぷる――
言葉の意味が分かっているのかいないのか、スライムは小刻みに身体を震わせている。
「元気でな……ばいばい……」
消え入りそうな声で別れを告げ、一歩二歩と後ろ歩きで距離をとる。その後をスライムが付いてこようとするが、ユウは苦し気に首を横に振る。
ぷる、ぷるる――
するとスライムはそれ以上付いてこなくなった。街道に一匹ポツンと残されたスライムとユウ達の距離が少しづつ離れていく。
「付いてこないわね……お別れだってちゃんと分かったってこと……?」
たった一日程度の関わりだったが、ずいぶんスライムに対する認識が変わったようにセラは思った。以前まではスライムなど魔物とも呼べないような自然発生的事象と思っていた。そこに意思や感情はなく、ただただ決められた反射行動を行うだけの生き物とも呼べないような現象なのだと。
だがあの薄桃色のスライムは感情があるかどうは別にしろ実に動物的な反応を多く見せた。今だってそう、ユウの言葉に従っているようなそぶり。
もしかしたらスライムにも意思というものが存在するのかもしれない。そんな考えが頭をよぎったセラは一人苦笑した。
「うう……」
歩を進めつつも未練がましく何度も黒髪が翻る。今にも駆け戻って抱きしめたいといった様子だが、その欲求をなんとか理性で押さえつけている。表情にいたってはもはや半べそをかいていた。
「何も泣くことはないだろう……」
きっぱり別れるように言ったのが自分であるがゆえ、少しばかりばつの悪いレイが困ったように頭を掻く。
「泣いてへんもん……」
確かに泣いてはいないが、今にも雨が降り出しそうな曇り空を表情に浮かべて、ユウ達はデマリ村の入り口である木製のアーチをくぐった。
デマリ村は王都からほど近い故に比較的裕福な農村である。北東にある湖を水源とした農作が盛んで、農作物の余剰分を取引することで他の村や王都との交易も盛んだ。
点々と立ち並ぶ木造の家屋、住民のほとんどは土地を持つ自由農民と彼らの元で働く農奴である。野盗などの襲撃から村を護るための自警団も組織されているが、彼らが忙しく働いていたことはない。
長閑で、平和で。一帯を治める領主が善政を敷いているのも大きい。支配する側とされる側に軋轢がないことが村の最大の自慢である。
「ええところやねぇ……」
田畑を耕す人々の仕事ぶりを見物していたユウが呟いた。
村に入ってすぐ、見慣れない来訪者の周りにはすぐさま人だかりができた。最初に前に立ちふさがったのは警備の自警団だが、彼らはレイの持つ盾に描かれた第一騎士団の紋章を見てすぐさま警戒を解いた。
紋章を偽装することは法律で厳しく禁止されている。破れば極めて重い罰を受けることになるのだ。そもそも国から資格を得た専門の紋章師が描くその紋章は他人が早々模倣できるものではない。故にその盾はレイ達の身分を証明する証拠にもなる。レイが鎧以外の一の騎士団の装備をそのまま旅に持ってきているのは、使い慣れた装備であるということ以上にこういった特権を得るためなのだ。
次いで取り囲んだのは家事に勤しんでいた女達。裕福な村とはいえ農村にはあまり娯楽といえるものは存在しない。そんな中に現れたいかにもワケがありそうな男女と子供、興味を抱くなというほうが間違いだろう。
そんな女達の質問攻めをやんわりとはぐらかしつつ、ユウ達は逃げるように人気の少ない農道の端へとやってきた。期せずして村の中を広く散策した形となる。
日が少しづつ傾いてきた。男達は今日の分の仕事をさっさと終わらせるべく、気合いを入れて農作業に勤しんでいる。ユウ達の姿は目に入っていないようだ。
「ここはかなり恵まれている方だ。北へ行くほど、魔族領が近づくほど警備や防衛設備が物々しくなって暮している村人達も殺伐としてくる」
記憶を探っているのか、ここではないどこかを見てレイは言った。
収穫には今しばらく時間がかかるであろう、作物の頭上を一陣の風が撫でる。実りの季節にはさぞ鮮やかな宝石達が輝くに違いない。
この景色を護るためにレイは戦ってきた。そしてそれを恒久的に続くものにするために勇者の力が必要なのだ。
「なんか、この村の人達は……ううん、この世界の人達はちゃんと生きてるって感じがするなぁ……」
ぽつりと漏れたユウの言葉の意味が分からずに、レイは黙ってその先を促す。セラも物憂げな視線は遠くを見ているが耳を傾けている。二人はユウの暮していた世界がどのようなものであるのかをまったく知らない。彼女がどんな世界で生き、どんなふうに暮らしていたのか、興味がないと言えば嘘になる。
「うちのいた世界の人達は皆仕方なく生きてるって感じやったから……豊かではあったやけど、どうにも心に余裕がなくてなぁ。些細なことですぐ喧嘩なるし、やから人と距離を置こうする。人と関わるのが怖くて閉じこもる人や自分から生きるのをやめてまう人も結構いてな。皆このままじゃアカンって思ってんねんけど、どうすればええかも分からんし」
もしユウの言うことが彼女の思い込みなのではなく本当のことなのだとしたら、彼女はきっと来るべくしてこの世界に来たのだろうレイは思った。
救い、と言ってもいいだろう。このような少女に、こうまで言われる世界なら、きっとそこはこの世界よりも……。
そこまで考えてレイはそれ以上考えるのをやめた。きっとその先はその世界の住人でないと結論づけてはいけない。何より答えを出せるようなものではない。それはそこに住まう者によっていかようにでも変容しうるのだから。
「――どうだ?少しは勇者としての自覚は出てきたか?何か内から力が沸きあがってきたりとか……」
ユウはふるふると首を振る。やはりそう都合よくはいかない。
「まぁ、ここに来るまでに成果はあったじゃない。少なくともユウは訓練しだいで魔法が使えるということが分かったわ。三日でそれなら上出来じゃない」
元の世界のことを思い出したのか、少しばかりしんみりした様子のユウの頭をセラが撫でる。
セラの言う通り、まだ旅は始まったばかり。何も焦る必要はない。
「そうだな。よし、まずは宿探しだ。その後夕食を食べながらこれからどうするか考えよう」
村が近づいてきたために街道で人とすれ違う回数も増えてくる。近隣の森に狩りに向かう狩人、村々を回って交易をする護衛付きの商隊。そのすれ違う全ての者がまずユウの黒髪に興味を示し、ついでその後ろをぴょんぴょんとついてくる魔物に目を丸くする。
「そろそろどうにかしたほうがいいんじゃないか」
街道の先にとうとう村を囲う木の柵が見えてきたので辟易した様子のレイが言った。いくらなんでも村の中にスライムを連れて入るわけにはいかない。
「というかそいつ、もともとそんな色だったか?」
レイの記憶が確かなら、昨日出会った当初スライムは薄い青をしていたはずだ。
だが今ユウの足元に寄り添うそれはどう見ても青ではなく、恥じらう乙女の頬のような淡いピンク色に色づいていた。生息域によってスライムの色が違うことは知られているが、色が変化したという話は聞いたことがない。
「なんかな、ごはんあげる度にちょっとづつ色ついてきてん」
ユウが薄桃色のスライムを抱き上げて頬ずりする。もはやスライム以上に彼女がスライムを溺愛していた。
「やっぱり魔力供給が原因かしら。私がやってたらまた別の色になったのかしらね」
食べ物によって生き物の体色が変化するのはままあること。ここまで急激な変化は珍しいだろうが、魔力が関与している事案ならば大抵のことは起こりうる。魔力の探求者であるところの魔法師であるセラの口振りには少しばかりの好奇心が覗いていた。
「……連れてったらアカン?」
薄桃色の塊越しに上目遣いでねだる勇者。
「駄目だ」
騎士はきっぱりと断言した。そもそもレイが許す許さないに関わらず、村内に魔物が入ることを村民達が許しはしないだろう。
ユウもその点は理解しているかそれ以上ダダをこねることはなかった。だがあからさまにシュンとしょげた様子を見てレイは少しばかり心が痛んだ。だがこればかりはどうしようもない。
「アカンねんて……」
別れを惜しむようにもう一度スライムを顔をうずめたユウはその魔物をゆっくりと地面に降ろす。
ぷるぷる――
言葉の意味が分かっているのかいないのか、スライムは小刻みに身体を震わせている。
「元気でな……ばいばい……」
消え入りそうな声で別れを告げ、一歩二歩と後ろ歩きで距離をとる。その後をスライムが付いてこようとするが、ユウは苦し気に首を横に振る。
ぷる、ぷるる――
するとスライムはそれ以上付いてこなくなった。街道に一匹ポツンと残されたスライムとユウ達の距離が少しづつ離れていく。
「付いてこないわね……お別れだってちゃんと分かったってこと……?」
たった一日程度の関わりだったが、ずいぶんスライムに対する認識が変わったようにセラは思った。以前まではスライムなど魔物とも呼べないような自然発生的事象と思っていた。そこに意思や感情はなく、ただただ決められた反射行動を行うだけの生き物とも呼べないような現象なのだと。
だがあの薄桃色のスライムは感情があるかどうは別にしろ実に動物的な反応を多く見せた。今だってそう、ユウの言葉に従っているようなそぶり。
もしかしたらスライムにも意思というものが存在するのかもしれない。そんな考えが頭をよぎったセラは一人苦笑した。
「うう……」
歩を進めつつも未練がましく何度も黒髪が翻る。今にも駆け戻って抱きしめたいといった様子だが、その欲求をなんとか理性で押さえつけている。表情にいたってはもはや半べそをかいていた。
「何も泣くことはないだろう……」
きっぱり別れるように言ったのが自分であるがゆえ、少しばかりばつの悪いレイが困ったように頭を掻く。
「泣いてへんもん……」
確かに泣いてはいないが、今にも雨が降り出しそうな曇り空を表情に浮かべて、ユウ達はデマリ村の入り口である木製のアーチをくぐった。
デマリ村は王都からほど近い故に比較的裕福な農村である。北東にある湖を水源とした農作が盛んで、農作物の余剰分を取引することで他の村や王都との交易も盛んだ。
点々と立ち並ぶ木造の家屋、住民のほとんどは土地を持つ自由農民と彼らの元で働く農奴である。野盗などの襲撃から村を護るための自警団も組織されているが、彼らが忙しく働いていたことはない。
長閑で、平和で。一帯を治める領主が善政を敷いているのも大きい。支配する側とされる側に軋轢がないことが村の最大の自慢である。
「ええところやねぇ……」
田畑を耕す人々の仕事ぶりを見物していたユウが呟いた。
村に入ってすぐ、見慣れない来訪者の周りにはすぐさま人だかりができた。最初に前に立ちふさがったのは警備の自警団だが、彼らはレイの持つ盾に描かれた第一騎士団の紋章を見てすぐさま警戒を解いた。
紋章を偽装することは法律で厳しく禁止されている。破れば極めて重い罰を受けることになるのだ。そもそも国から資格を得た専門の紋章師が描くその紋章は他人が早々模倣できるものではない。故にその盾はレイ達の身分を証明する証拠にもなる。レイが鎧以外の一の騎士団の装備をそのまま旅に持ってきているのは、使い慣れた装備であるということ以上にこういった特権を得るためなのだ。
次いで取り囲んだのは家事に勤しんでいた女達。裕福な村とはいえ農村にはあまり娯楽といえるものは存在しない。そんな中に現れたいかにもワケがありそうな男女と子供、興味を抱くなというほうが間違いだろう。
そんな女達の質問攻めをやんわりとはぐらかしつつ、ユウ達は逃げるように人気の少ない農道の端へとやってきた。期せずして村の中を広く散策した形となる。
日が少しづつ傾いてきた。男達は今日の分の仕事をさっさと終わらせるべく、気合いを入れて農作業に勤しんでいる。ユウ達の姿は目に入っていないようだ。
「ここはかなり恵まれている方だ。北へ行くほど、魔族領が近づくほど警備や防衛設備が物々しくなって暮している村人達も殺伐としてくる」
記憶を探っているのか、ここではないどこかを見てレイは言った。
収穫には今しばらく時間がかかるであろう、作物の頭上を一陣の風が撫でる。実りの季節にはさぞ鮮やかな宝石達が輝くに違いない。
この景色を護るためにレイは戦ってきた。そしてそれを恒久的に続くものにするために勇者の力が必要なのだ。
「なんか、この村の人達は……ううん、この世界の人達はちゃんと生きてるって感じがするなぁ……」
ぽつりと漏れたユウの言葉の意味が分からずに、レイは黙ってその先を促す。セラも物憂げな視線は遠くを見ているが耳を傾けている。二人はユウの暮していた世界がどのようなものであるのかをまったく知らない。彼女がどんな世界で生き、どんなふうに暮らしていたのか、興味がないと言えば嘘になる。
「うちのいた世界の人達は皆仕方なく生きてるって感じやったから……豊かではあったやけど、どうにも心に余裕がなくてなぁ。些細なことですぐ喧嘩なるし、やから人と距離を置こうする。人と関わるのが怖くて閉じこもる人や自分から生きるのをやめてまう人も結構いてな。皆このままじゃアカンって思ってんねんけど、どうすればええかも分からんし」
もしユウの言うことが彼女の思い込みなのではなく本当のことなのだとしたら、彼女はきっと来るべくしてこの世界に来たのだろうレイは思った。
救い、と言ってもいいだろう。このような少女に、こうまで言われる世界なら、きっとそこはこの世界よりも……。
そこまで考えてレイはそれ以上考えるのをやめた。きっとその先はその世界の住人でないと結論づけてはいけない。何より答えを出せるようなものではない。それはそこに住まう者によっていかようにでも変容しうるのだから。
「――どうだ?少しは勇者としての自覚は出てきたか?何か内から力が沸きあがってきたりとか……」
ユウはふるふると首を振る。やはりそう都合よくはいかない。
「まぁ、ここに来るまでに成果はあったじゃない。少なくともユウは訓練しだいで魔法が使えるということが分かったわ。三日でそれなら上出来じゃない」
元の世界のことを思い出したのか、少しばかりしんみりした様子のユウの頭をセラが撫でる。
セラの言う通り、まだ旅は始まったばかり。何も焦る必要はない。
「そうだな。よし、まずは宿探しだ。その後夕食を食べながらこれからどうするか考えよう」
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる